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言葉の森新聞2018年12月3週号■受験作文の直前アドバイス受付■作文は、子どもたちの学力を全面的に育てる

カテゴリー: 2018年12月15日
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇創造性を育てる作文・読解・国語◇◆◇◆◇
                              
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■■受験作文の直前アドバイスのお知らせ 
 作文は、上手か下手かということが自分ではわかりません。 
 だから、みんな不安になるのです。 
 そこで、言葉の森の本部講師が、受験生の書いた複数の作文を見て、作文力が合格圏内に入っているかどうかを評価します。
 そして、合格力をアップさせるために今から何をしたらいいかを具体的にアドバイスします。 

 これまでに書いた作文のうち3編を選んでお送りください。 
 その作文のよいところ、これから伸ばすところを約10分間、密度濃く指導します。 
 例年、このアドバイスを聞いて作文のレベルが上がり、自信を持って試験に臨めたという人が数多くいます。
 料金は異なりますが、言葉の森の生徒以外の方も受け付けています。 

★直前アドバイスをお申し込みいただいた方に、「受験作文の最後の仕上げ」という約10分の動画をお送りします。 

■対象は、今年度受験する小6生、中3生、高3以上生徒。 

■アドバイスを受ける作文はこれまでに書いたもののうち3編。 
(3編を個々にアドバイスするのではなく、まとめてその生徒の作文の書き方全体についてアドバイスをします。) 

■期間は12月17日(月)から28日(土)まで。 

■送り方は、ファクス、郵送、メール添付、画像の泉のいずれかでお願いします。 
▽臨時のファクス番号(12月中のみ) 
 045-355-0013
▽郵送の宛先 
 234-0054横浜市港南区港南台4-21-15 言葉の森 
▽メールの宛先 
 mori@mori7.com 
▽画像の泉のページ(言葉の森の生徒コードが必要です) 
 https://www.mori7.net/izumi/ 

■アドバイス料 
・受験作文コースの生徒・元生徒……2,000円 
・言葉の森の生徒・元生徒……5,000円 
・生徒以外の方……15,000円 

■お支払い方法 
 現生徒は、受講料と合算して自動振替をします。 
 現生徒以外の方は、下記の口座にお振込みください。 
○三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 (株)言葉の森  

■アドバイスの受け方
1.アドバイスを受けるのにご都合のよい日時を下記のページのフォームでご選択ください。 
▽受験作文直前アドバイス201812 
 https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=hmd201812 
2.ご選択いただいたアドバイス日の前日までにこれまでに書いた作文を3編お送りください。(既に先生の添削がされているもので結構です)
3.ご選択いただいた日時の10分前からZoomの会場に入れます。 
(スマホ、又は、タブレット、パソコンなどでお入りください。) 
(できるだけ保護者の方も一緒にアドバイスをお聞きください。) 
(ウィンドウズPCの場合は、アドバイスを動画として録画できます。)
(アドバイス時間の範囲でご質問やご相談も受け付けます。) 

■直前アドバイスのZoom会場 
 https://zoom.us/j/104606743(寺オン作文コース、発表学習コースの授業の会場と同じです。) 

■定員 
 会場の日時の枠が埋まり次第定員になります。  

■■作文は、子どもたちの学力を全面的に育てる 
 作文は、子供たちの学力を全面的に育てる勉強です。 

 第一に、作文は、子供たちの理解力や読解力を育てます。 
 本当の学力の中心となるものは、物事を理解する力です。 
 読解力は、問題集を解くような形で行うものではなく、感想文を書くために文章を深く読み取ろうとすることによってついてくるものです。 
 深く読み取るために必要な準備が、長文を繰り返し読むことと、それをもとに両親に取材し対話をすることです。 

 第二に、作文は、家庭での親子の関わりを豊かにします。 
 小学校低学年では、実行課題集などを参考に、親と子が協同で実験や遊びや工作や料理や旅行などに取り組むことによって親子の関わりが生まれます。 
 この家庭における親子の関わりが、机上で知識や技能を学ぶこと以上に、子供の将来に役立つものとなるのです。 
 また、小学校中学年以降は、与えられた題名や長文で作文・感想文を書く練習をします。このときに、課題となっているテーマや長文を親子で話し合うことによって、子供たちの語彙力、思考力、理解力、表現力が育ちます。 
 これらが、大人になったときに、社会で役立つ本当の実力の基礎になるのです。 

 第三に、作文は、点数に表れない子供たちの文化力を育てます。 
 何かのテーマを書く際に、自分なりに深く考えようとすると、自然に人間の本来の生き方や、社会の本来のあり方のようなものを考えるようになります。 
 このときに、勇気や思いやりや他人に対する共感を自分の問題として考える機会が生まれます。 
 作文を書かなければ気づかなかった感受性を、作文を書くことによって自分の内面に自覚することがでるのです。 

 第四に、作文は、子供たちの創造力を育てます。 
 与えられた構成で書こうとすれば、その構成に合わせて実例や理由や方法や原因を考えなければなりません。 
 たとえや名言の表現を工夫しようとすれば、その表現や思考がそのまま創造になります。 
 そして、作文を発表するときに最も重要になるものが、その子の独創的な内容です。 
 答えのある勉強では、いくら成績がよくても行き着く先は誰も同じです。

 しかし、これから大事になるのは、人それぞれに違う個性です。 
 その個性を学力で豊かにしていくことが、作文の創造力なのです。  
 世間にある作文指導法の多くは、作文試験に間に合わせるという目標のために行われています。 
 もちろん、そういう勉強もそれなりに必要です。
 だから、言葉の森も、受験作文に対応した指導をもう何十年も行っています。 
 しかし、本当は、その受験よりももっと先にある本当の学力をつけるために作文の勉強をしていると考える必要があるのです。 

 言葉の森で、小学生のときに作文の勉強を始めた子は、中学生になっても、高校生になっても勉強を続けていくことができます。
 そして、もちろん、大学生になっても、社会人になっても勉強を続けていくことができます。
 特に、高3からの数年間は、人間の思考力が最も伸びる時期です。 
 今後、この高3以降の年齢の生徒を対象にした学問クラブを作っていきたいと思っています。

 子どもたちは、点数として表される勉強にどうしても目を奪われがちです。それは、大人ももちろん同じです。 
 しかし、後々まで残るのは、今点数として表れている勉強ではなく、まだ表れていない子供たちの内面に育っているものです。 
 そういう長期的な視野で、子供たちの勉強を考えていく必要があります。

 今の子どもたちは、いろいろ忙しいようですが、本当に大事なものは何かというのをときどきふりかえってみる必要があります。 
 明日必要なものよりも、十年、二十年先に必要になるものを第一に考えるのが子育ての基本です。  

■■学力の二つの道とそれぞれの個性 
 学力には、二つの道があります。 
 ひとつは、与えられたものを咀嚼し自分のものにする従順な学力。 
 もうひとつは、無いものを作り出し、作ったこと自体を喜びとする奔放な学力です。 

 人間が小さいころは、二つの道はつながっていて同じ一本の道を進んでいるように見えます。 
 しかし、年齢が上がるにつれて、二本の道はだんだん分かれていきます。 
 それは、それぞれの個性です。 

 作文力にも同じような二本の道があります。 
 ひとつは、まともな作文を書く力。 
 もうひとつは、面白い作文を書く力です。 

 まともな作文(構成、表現、字数などの項目が一応全部できていて習った漢字もきちんと使ってある作文)を書いている子を見ると、親は、「何かものたりなところがある」と思いがちです。 
 しかし、そういう子は心配は要りません。 
 学力はしっかりしているので、そのまともな作文をそのまま伸ばしていけばいいのです。 

 面白い作文を書いている子をみると、親は、「何か心配だ」と思いがちです。 
 確かに、成績にはムラのあることも多く、放っておくと自分の好きなことしかしない子になりそうな気がします。 
 しかし、そういう子は社会に出ればどこでも活躍できるのですから、家庭では基本さえしっかり押さえておけばよいのです。 

 面白い作文を書ける子が、意外と勉強が嫌いだったりします。 
 しかし、そういう子も必要になれば、熱心に勉強に取り組むようになります。 
 反対に、勉強のしっかりできる子が、意外と面白い作文が書けなかったりします。 
 しかし、そういう子は読書や勉強の中でいろいろなものを吸収するので、自然に内容の充実した作文を書けるようになります。  
 だから、今あるよいところを伸ばしていけばよいのです。

 面白さとまともさは、相反する面があります。
 多少の軌道修正は必要ですが、基本はその子の持っている個性を伸ばしていくことです。 
 今あるよい面を褒めて伸ばしていくのが主で、ない面を付け加えようとすると、注意することが多くなります。 
 注意が多くなると、子供は自信をなくし、いつでも親に聞くようになります。 
 他人依存で間違いなく進むより、多少間違えても自分の判断で行動する子の方が得るものは多くなるのです。  

■■災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 
 笑い話かと思うくらい、引っ越し後の電話の切り替えが、あれこれ意味不明の技術的な理由で全くできない状態になっています。
 よくそれだけできない条件が重なったと思うほどです。 
 たまたま、携帯に転送していた回線だけが1本生きていたので、それでかろうじて電話の受け付けができています。ファクスもまだ使用できません。

 ここでふと思ったのは、人間はこういうトラブルをいろいろ経験するために生きているのだろうということでした。 
 かつて勝海舟は、辞書を買うお金がないので、持っている人から借りて、夜中に全部書き写しました。 
 しかも、その書き写した1冊を売って家計の足しにしたので、結局2冊書き写すことになりました。 

 今ならコピー機があるし、ネットでいくらでも辞書の代わりができますが、その当時は、書き写すしかないというところに、その時代を生きる人の経験があったのだと思います。 

 現代を生きる私たちは、ついトラブルがないことやスムーズにうまくいくことがよいと思いがちですが、本当は、何でもうまく行く状況では、人間の生きる意味は希薄になります。 

 では、トラブルには、どのように対応していけばよいのでしょうか。 
 ひとつは、そのトラブルを創造的に克服することです。 
 しかし、トラブルのほとんどは、簡単には克服できないのが普通です。 

 だから、もうひとつは、そのトラブルを楽しむことです。 
 楽しむとは、しみじみとそのトラブルを味わうことです。 
 そして、それを苦にしないことです。 
 更に、そういうトラブルを経験できたことに感謝さえすることです。 

 トラブルの原因はいろいろありますが、悪いのは相手でも自分でも運勢でもありません。 
 それは、起こるべくして起こり、それが自分や相手や宇宙の経験を豊かにしたということなのです。

 山中鹿之介は、「我に艱難辛苦を与え賜え」と月に祈りました。 
「葉隠」の山本常朝は、犬死が最も価値ある死に方だと言いました。
 近代は、意味ある生き方だけが前面に出た時代でした。 
 しかし、人間の本質には、意味を超えた実存的な面もまたあるのです。 
 それが良寛の「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候」の意味です。 

 災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。 
 死ぬる時節には死ぬがよく候。 
 これはこれ災難をのがるる妙法にて候。

  良寛

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