日刊!関西インターネットプレス

KIP080319「一億台を突破した契約数 ケータイ新事情 1」

カテゴリー: 2008年03月20日
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 2008年03月19日(水)   第2533号
 日刊! 関西インターネットプレス
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■本日のコラム「一億台を突破した契約数  ケータイ新事情 1」
 水曜日担当:テクニカルライター 佐橋 慶信

あちこちの学校ではそろそろ終業式が始まりますね。我が家でもようやく
入試や進学が落ち着き、のんびりした日々が迎えられそうです。

さて、春休みのタイミングにあわせて、子供とケータイ事情という話を書
いてみようかと準備していました。KIPの読者層を考えるとお子様がい
らっしゃる方はそれほど多いわけでは無いかもしれないと思い直して、
「ケータイ新事情」というお題でいくことにします。もちろん、携帯電話
と子供たちの話も含めさせてもらいますけれど…。

先日、DoCoMoがソフトバンクの端末に対して、製造販売差し止めの仮処分
を申し立てました。新しく登場したソフトバンクの東芝端末のデザインが
あまりにDoCoMoの富士通端末に似ている、というのがその理由です。

・3/17日のニュースから
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/17/news083.html  など

携帯電話は基本的にテンキーと上下左右の矢印キー、それにいくつかのコ
マンドキーという構成ですので、大抵の端末はどれも似たようなボタン配
列をしています。ですから、キーの配列が似ているのは当然のコトで、改
めて販売差し止めまで申し立てるのはかなり異例のことです。

これには理由があります。DoCoMoのシルバー世代向けのヒット商品「FOMA
らくらくホンIII」という富士通端末があるのです。これは高齢者層に
ターゲットを絞った人気商品です。筆者宅にも、母親用ケータイとして鎮
座しています。字は大きくて見やすいし、ワンタッチボタンがかなり秀逸
です。

高齢者がケータイを選ぶ場合、キャリアや料金体系でのチョイスもあり得
ますけれど、「らくらくホン」の場合には指名買いというのがとても多い
のです。母親に聞いたところ、デイサービスでもちょっとした流行になっ
ているとか。

このデザインや操作性とほとんど同じものがソフトバンクから821Tとして
出てきたわけですから、DoCoMoも黙ってはいられません。そういうわけ
で、販売の差し止めという大技に出たのでしょう。

一方、auはというと、これもやはりシニア向け携帯電話ということで、
「かんたん携帯」シリーズをリリースしています。もちろん操作性を重視
したシンプルな端末で、高齢者層をターゲットにしています。

「販売差し止め」のニュースは、シルバー層向けのケータイビジネスの重
要性を示す格好の一例です。携帯電話市場は子供や年寄りなど、に販路を
求めて拡大されつつあるのです。

ワンセグ、動画、デジカメ、着メロ・フルなどの多機能ケータイが本来の
我が国の携帯電話の「王道」であったはずですが、キッズケータイだの、
らくらくホンだの、幅広く販路を求めてラインナップが充実しているのに
は、携帯電話の仕様が世界に通用しない独自仕様であるという暗黒の歴史
に理由があります。

自動車にしろAV機器やPCにしろ、ワールドワイドの規格の中で商売をして
いれば、日本はそれなりに検討していたのではないかと思います。規格が
同じであれば、多少割高でも、小型な日本製、高性能な日本製、信頼でき
る日本製…を選ぶ人々は世界的にも多かったのではないでしょうか。

ところが、携帯電話となると話は別で、日本では世界に通用しない日本独
自の仕様が最初に決められましたので、日本のメーカー各社はまず内需の
シェアの奪い合いに参加するため、日本仕様での戦いに軸足を置いてきま
した。その結果、洗練されたとても美しく、軽く小さい、多機能な「ケー
タイ」へと進化してきました。

社団法人 電気通信事業者協会(TCA)の統計によると、携帯電話総数は、
2008年2月末の時点で1億台を少し越えています。日本の携帯電話契約数
が飽和状態になるにつれ、売れ行きは当然鈍ってきます。海外の新しい市
場で勝負したいのですけれど、仕様の違いは大きな足かせになっています。
そこで、子供向けやシルバー世代向けといった、需要の掘り起こしが重視
されているのです。
<http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0802matu.html>

「一人一台」のケータイ時代では、子供や高齢者など、携帯電話になじみ
のなかった層にも強烈なセールスや勧誘が開始され、その結果、さまざま
な軋轢なり摩擦なり、社会問題などに発展する事例や事件が存在している
のです。

来週からこのあたりについて少しずつ解説できればと思います。

【プロフィール】
佐橋慶信/さはし よしのぶ テクニカルライター フリーランス
スポーツはウェイト・トレーニングと剣道。
どちらも数十年のキャリアを持つ。
自宅では、使えないパソコンが増殖中。
感想メールなどはこちら <kip@y384.com> まで。


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