本からいただく言葉…魂の止まり木として

読書普及協会メルマガこんぶさんの巻【本には終わりがない、本には始まりしかない】


カテゴリー: 2017年09月27日
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      【本からいただく言葉・・・魂の止まり木として】
        本には終わりがない、本には始まりしかない
        第211号 2017年9月20日 発行

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今回の目次===========================================================
1 ■【今週の読書道】本には終わりがない、本には始まりしかない
2 ■【第3回勝手に都道府県対抗ビブリオバトル 】のお知らせ
3 ■【本の力×絵本の力 with ふくしま本の森 】のお知らせ
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みなさま、おげんきですか~?
さて、今週はこんぶさんの登場で~す。
お楽しみくださいませ~!
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1 ■【今週の読書道☆本には終わりがない、本には始まりしかない】

「店長、この本読みました?」



朝の配達が終わり、ひと段落した頃合いにスタッフNさんが放ったひとこと。



Nさんは活字中毒者でとくに小説が大好だ。



本屋で作業をしながら不意に投げかけてくる「この本読みました?」

この質問はすっかり日常になっている。



ただ、僕とは読むジャンルが違うため「読みましたよ」と返すことはほとんどない。



「いえ、まだです。それおもしろいのですか?」と僕が返しで、

Nさんの二言目は「わたし的には好きです」となるのが常であった。





しかし今回ばかりは様子が違った。延々とその本のことを語り出したのだ。



「おもしろ過ぎて一気読みしてしまいました。

そんな本は今までもありましたけど、一番速かった。止まらなかった。

本屋のこと書いてるので店長にも読んでほしです・・」





そこまで言われたら読まないわけにはいかない、

いや、そこまで言うのだからこれは本当におもしろいのだ、

初めてそう思い、さっそく自分用に1冊注文をした。





本を取り寄せるとき、注文してから入荷まで3日~3週間くらいかかる。

読みたいのになかなか入荷しない、これほどもどかしいことはないが、

本を待つあいだNさんが毎日その本のことを話してくれた。





「こんなに本屋の裏事情や書店員の気持ちを書いてくれてる本はないです」

「わたしこの本を広めるためにツイッターを始めたんです」

「この本読んだら絶対本屋に行きたくなりますよ、本屋好きのひとが増えますよ」





そしてある日、事件は起きた。





「店長、じつは今すごいことになってるんです。



わたしのツイッターの投稿を著者の方が見てくれたんです。リツイートしてコメント
までもらったんですよ。

で会話してたらフレンズのことも調べてくださって、すてきな本屋さんですねって
言ってくれたんです。



出版社の営業の方にも話してくださったみたいで、訪問したいって言ってくれてるそ
うですよ。



この本は全国で頑張る書店員に向けて書いたっておっしゃってました。

わたし益々この本を広めたくなってきました・・・」





Nさんの興奮が僕に伝染したのがわかった。 

まだ読んでもないのに、「じゃ30冊注文しましょか。Nさんが中心となってこの本
広めていきましょ」

と口から勝手に出てきたのだ。





それは著者と繋がったからではく、Nさんの興奮具合いでもなく、ただなんとなく僕
の直感で。







翌日、また進展があった。



Nさんがネットで著者とやりとりをしているなかで10月に発売される新刊のプルー
フを先に読んでほしいと頼まれたそうだ。



プルーフとは原稿ができあがってから印刷するまでにイメージを掴むための見本のこ
とで、

大型書店ならそんなこと日常的なことかもしれないが、街の小さな書店に先にそれが
もらえるのはめったにないことだ。





「ほんの数カ月前までただの主婦でまさか本屋で働けることすら思ってなかったの
に、自分が読んだ本の著者と繋がって

その本を広められるなんて信じられない」 Nさんの興奮がとまらない。





展開の速さに僕も驚いた。





Nさんはパートになる面接のときから「わたし本がものすごく好きなんです」と話し
いた。



いや、Nさんだけでなくうちに面接に来るひとたち皆必ずそれを言う。

でも実際に雇うことになり、毎日本屋で会っていても「この人ほんとに本が好きなん
だなぁ」と思ったことがない。

そう思えたのは、Nさんが初めてかもしれない。





僕は本屋を始めて15年になるけど、ようやく最近になって「本が好きなんです、だ
からここで働きたいと思いました」というお決まりの言葉は

面接に受かるための口合わせだということに気づきはじめた。







2週間近く待って自分用に注文していた本がようやく届いた。

今どきの可愛らしい絵の表紙、僕好みではないというのが正直な第一印象だ。



しかしその期待は裏切られ、止めることできず一気に読んでしまった。

380ページと最近の小説にしてはボリュームがあるのに。





数ページ読んだだけでNさんの言ってた意味が分かった。

書店員がどういう想いで本を薦めていて、どういう試行錯誤があって陳列されている
のか、

本屋の舞台裏が詳しく書かれていた。





50ページ過ぎたところでおもしろさを確信した。

100ページ過ぎて全国の書店員に読んでほしいとおもった。

200ページ、300ページ、読み進めていくうちに本屋への情熱が体から湧いてく
るのがわかった。





まんまと僕にもスイッチが入ってしまった。

そこでスタッフNさんとOさんとで、どうやって広めるか作戦会議をはじめた。





本屋歴4年に突入しているOさんも面接でもれなく「わたし本が好きで」と言ったひ
とりだ。

しかし蓋を開けてみると専門分野は漫画であることがわかった。



一時はガッカリしたが、Oさんにはイラストを上手に描くという特技があり、すっか
り欠かせない存在になっていた。



今回もNさんの強い想いに感化され腕を振るうと言ってくれている。







Nさんはキャッチを考えた。

この本は、長年、勤めていた大型書店をある事件をきっかけに退職した主人公が、田
舎で明治からつづく老舗書店

の閉店の危機を救うという物語だ。



ストーリーとしてはシンプルだけど、複線が多くそこが面白いところ。



ただ、キャッチコピーを作るにはどこを切り取り、どう表現するか、これを決めるの
は難しい。





とくに気に入った本や、想いが強い本ほど、あれもこれも言いたくなって結局まとま
らないということはよくある。





Nさんは何日も考えた、何度も作り直した。



そして出来たのがこの言葉、、

「一冊の本が生まれて、今あなたの元に届く奇跡。

  読めば必ず本が好きになる。もっと本屋に行きたくなる。

書店が舞台のものがたり。スタッフN」





僕はNさんの話を毎日聞いていたので十分に伝わる。

知らない人にどれくらい伝わるか、読みたいと思ってもらえるか、それはわからな
い。





でもそれもこれもNさんにとって貴重な経験。

僕は口出しせず即オッケーを出した。

これでいいかどうか、本人が一番わかっていて納得いかないときは自ら作り直すもの
だ。







イラスト担当のOさんも本を読んでくれた。

感想は、「わたしはそこまで引っかからなった。Nさんとも店長ともこの本に対して
の熱量に差があるかな。」と。

Oさんらしい言葉だと思った。人によって好みが違うのでこれは仕方ない。





むしろOさんのような冷静なひとがいてくれるおかげで、いろんな角度から物事をみ
ることができる。

僕とNさん、ふたりでやるよりバランスが整うのだ。





たとえばこんな会話にもなった、



Oさん、「わたしたちは本屋にいる人間なので、本屋の裏事情というか普通の人が知
らない描写があることで

     共感できますけど一般の人がそこを知りたいのでしょうか。」





僕「そうか、もしこの本の舞台が服屋とかケーキ屋だったら、ここまでテンション上
がってないかも。

  こんなに広めたいって思ってないかもしれませんね。」



Nさん「たしかに。 服屋さんの舞台裏だったらわたし興味ないかも。」







Oさん「そうですよね、私なら引きますもん。

この本は、本好きの人と本屋さんを繋ぐ物語じゃないですか。」





僕とNさんは「それだっ!」と声をあげた。









読んでほしい相手が明確になった。

この本は本好きと本屋好きのひとに読んでほしい。もっと好きになってほしい。



Nさんが考えてくれたキャッチも的を得ていたということだ。







それからもレイアウト考えたり、帯を作ったり、作戦会議はつづいた。



きっとこのメルマガが配信されるころも。







一冊の本を広めるために、スタッフが一丸となって連絡を取り合い、準備をし、知恵
を出し合い、喜び合う、

その光景はこの本でも繊細に描かれている。 そこもこの本の魅力なのだが。





僕たちはいま、それをリアルに体験している。





自らやりたいと思ったことを想いのままやっている姿が気持ちよくてたまらない。

本屋として、いや、これは仕事としての理想だと思う。





もちろん本屋の仕事には、レジもある、ふろく詰めもある、伝票チェックもある、掃
除、配達、集金もある。



でもせっかく本屋で働いているなら、一冊と出会う喜びや、いいキャッチが浮かんだ
ときの喜び、それを見て手してくれたときの喜び、

「この本おもしろかったよ」と言ってもらったときの喜び、本当の醍醐味を味わって
ほしい。





それがNさんの「店長、この本読みました?」という一言で少しだけど叶えることが
できた。

Nさんに感謝だ。もちろん一緒に夢中になってくれてるOさんにも。









今、店に入ってすぐの棚に村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」が華やかなポップに
囲まれながら陳列されている。



綺麗に言うなら、3人の想いの結晶だ。





きっとここから何かが起こる、その予感は現実化することを僕は知っている。



ちょうどいいタイミングでメルマガがまわってきたのも嬉しい。





欲張ってもうひとつ言うと、

10月上旬に発売される新刊、「桜風堂ものがたり」の続編にあたる「百貨の魔法」
のプルーフがすでに手元に届いている。

新たな物語がまた始まろうとしているのだ。





本には終わりがない、本には始まりしかない。





そんなことを気づかせていただいた桜風堂ものがたりならぬ「ブックランドフレンズ
ものがたり」でした。



おつき合いいただきありがとうございました。
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みなさま、最後までお読みいただき、ありがとうございました~♪
こんぶさん、私、211個の原稿の中で今回が一番好きです!
ありがとうございました~。

 お気に入りの本は読書のすすめでどうぞ♪
 http://www.dokusume.net/

 http://dokusume.com/modules/store/


 こんぶ店長のブックランドフレンズでもどうぞ♪どうぞ♪
 http://www.honyakamo.com/

さて、次はイベントの紹介で~す!
リアルで会うのが一番ですよね~!
御用とお急ぎでない方は、寄ってらっしゃい、聞いてらっしゃい♪
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2 ■【第3回勝手に都道府県対抗ビブリオバトル 】のお知らせ
日時:10/21(土)13:00~16:00
会場:山陽小野田市立中央図書館 2階視聴覚ホール

山口で1年掛けて行ったビブリオバトルのチャンプ本大会をします。

 
1部  「読書普及協会 読士 VS 山口の読書好きな人」
      (勝手に都道府県対抗ビブリオバトル)

2部  「厚狭、宇部、小野田チャンプ本大会」

 
1部でチャンプ本になった方は、厚狭、宇部、小野田チャンプ本大会に出場してもらいます。

そして、2部のチャンプ本大会の チャンプ本になった方は

賞金 1万円の図書券を進呈します♪    \(o^∇^o)/ 


 山口県人を、ビックリさせ、ビブリオで 泣かし、笑わせましょう♪

山口の人たちに、読書普及協会のことを知ってもらい♪

ビブリオバトルを通じて読書の和をひろげて♪ 

 色んな人たちと出逢いの場をつくりたい♪

そのために、読士のみなさんのお力を借りたいと考えています。

 情熱のバラを心に咲かせているみな様、 ぜひ山口にバトラーとして来てください。

もちろん観戦のみでもいいですよ~♪  \(o^∇^o)/ 

 手話通訳の方もきてくれます。

参加希望の方は私の携帯 090-5266-9769 か 

携帯アドレス sanyouonoda322@docomo.ne.jp 
によろしくお願いします。   ( ^^)Y☆Y(^^ ) 
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3 ■【本の力×絵本の力 with ふくしま本の森 】のお知らせ

それは、強烈な言葉の数々だった。 

「読まれてこそ本は生きる」 

「幼い頃から絵本を手にしていれば、将来、自分のお金を払って本を買う大人になれる。」 

「若いお母さんが、絵本を何冊も買うのは経済的にも大変です。
だからこそ、ここでは同じ絵本を何冊も置いてあります。
そんなお母さんや子どもたちがいつでも借りられるように。」 

ふくしま本の森の代表や館長さんの言葉の数々に僕の胸は熱くなった。 

読まれてこその本。 

NPO法人読書普及協会の原点を改めて教わった気がした。 

「NPO法人読書普及協会として是非、協力したい。」 

そんな気持ちが、理事長、副理事長、そして自分に自然と湧いてくるのも無理はなかった。 

その時、家族や仲間に対してこんな思いも湧いてきた。 

「ここでまた会いたい。会わせたい人たちがここにいるから。」 

そんな気持ちでこのイベントを企画しました。 

日時 平成29年11月4日(土)14時半~16時半 

開催場所 ふくしま本の森 

〒969-6584 福島県河沼郡会津坂下町塔寺字松原2922-1 

最寄り駅 
只見線「塔寺駅」(無人駅)から車で3分。徒歩15分。 

ホームページ 
http://hon-mori.d.dooo.jp/ 

プログラム 

14時~14時半 受付 

14時半~15時20分 
「楽しい絵本と愉快な子育ての話」by埼玉の主婦 やっちゃん こと 
NPO法人読書普及協会理事 髙橋康子 

15時半~16時半 
「本の力」by NPO法人読書普及協会理事長 佐伯英雄 

17 時~懇親会 

埼玉の主婦、やっちゃんのプロフィール 

フルタイムのパートをしながら、 
3人の娘さんを育て上げ、今現在二人のお孫さんと愉快な関係を続けて、
しかも、その合間をぬって毎日最低一冊以上本を読み、
日々元気で明るく過ごすスーパーばあばです。
2015年9月、奈良の生駒で開催された第一回ビブリオバトル全国大会にて
『生きるぼくら』でグランドチャンプ本を獲得。 
本の紹介には定評がある。 

佐伯英雄のプロフィール 
Web古書店「本の越後屋」店主 
1957年東京生まれ。 
10代後半に大好きな仕事を見つけて燃えるような人生を送ると決める。
大好きな彼女と結婚するために大学を中退。2年半後フラれる。
29歳のときに新刊書店を目指して脱サラ。
しかし金銭的な問題で夢叶わず、離婚経験もする。
どん底で悩み抜きたどり着いた答えが古本屋だった。
開業に向けて準備中に江戸川区の書店「読書のすすめ」と出会う。
その半年後に「本の越後屋」開店。NPO法人読書普及協会設立時に加入。
読書ソムリエとなる。その役割を全うすべきイベント「本の力」を10年以上続ける。
〈めざせ!会社の星〉(NHK Eテレ)〈ラジオ深夜便〉(NHKラジオ)などに出演。 
2013年読書普及協会理事長に就任、現在に至る。 

なお、17時より懇親会も開催予定です。こちらのほうも、是非、是非、ご参加くださいまし~~~。 

お申し込みはコクチーズにて宜しくお願い致します。
http://kokucheese.com/event/index/487854/

下記に私設図書館「ふくしま本の森」の情報を載せます。 
ぜひご覧ください。 

図書館開設のきっかけ。 
震災復興支援で全国から寄せられた30万冊の本のうち4万冊を活用し、 
民間の仲間たちが力を合わせ開設した図書館です。 
廃園になった幼稚園をお借りしています。 
背後には森を従え、 
かつての園児たちの声も聞こえてきそうな、 
のどかでやさしい空間です。 
気軽に のんびり 本に触れてください。 
おやつをたべながら、寝っころがっても大丈夫。 
返却期限もありません。 
(以上、ふくしまほんの森のHPより引用) 

ふくしま本の森 住所 
〒969-6584 福島県河沼郡会津坂下町塔寺字松原2922-1 

最寄り駅 
只見線「塔寺駅」(無人駅)から車で3分、徒歩15分。 

ホームページ 
http://hon-mori.d.dooo.jp/

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みなさま、メルマガに載せたいイベントがあればぜひ、メッセージください♪


新しいドクシー2で盛り上がりましょう~!
http://www.c-sqr.net/

こちらでは「やっこ@なんでやねん」という名前で出ていますよ~♪
http://www.c-sqr.net/cs78042/

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このメルマガに返信すると、メルマガ発行者にメールが届くようになっています。

ご感想もどしどし、返信でお送りくださ~い♪
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      発行: NPO法人 読書普及協会
      編集人: 高橋康子

  TEL.03-5666-0969  FAX.03-5666-0968 

   〒133-0061 東京都江戸川区篠崎町1-403-4 
         サクシード・シゲゼン一階「読書のすすめ」
   URL:  http://www.yomou.com/

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