本からいただく言葉…魂の止まり木として

読書普及協会メルマガ【やっちゃんの巻:被差別部落?なんだよそれ】


カテゴリー: 2017年05月03日
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      本からいただく言葉・・・魂の止まり木として
        〜 被差別部落?なんだよそれ〜
      第191号 2017年5月03日 発行

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今回の目次===========================================================
1 ■【今週の読書道☆被差別部落?なんだよそれ】
2 ■【2017 5/13 熊本復興 寺田屋会議】のお知らせ
3 ■【清水克衛講演会「真の大人になる読書」】のお知らせ
4 ■【次回予告】
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みなさま、おげんきですか~?
さて、今週は私、やっちゃんの本の紹介で~す!
お楽しみくださいませ~!
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1 ■【今週の読書道:被差別部落?なんだよそれ】

正しいか間違っているかというのは、時代や立場で微妙に変わる。
いや、ときには大きく変わる。

戦場という特殊な環境に置いてでさえ、どこかでそれは認識されているようだ。

~~戦場のコックたち~~
深緑 野分 氏の手によるこの傑作長編は、読み始めたら立ち止まることを忘れる。
この分厚さ、しかも二段組みの細かい字だというのに、一気にもって行かれる。
読み終わるまで、頭の中は、戦場から戻ってこない。

  「誰が悪いのか」と問われたら、「ヒトラーが悪い」と僕は答えるだろう。
  「ナチスが悪い、SSが悪い、ドイツ国防軍が悪い」と。
  でもずっと、吐き出せない、言葉で名前をつけられない感情が、
  澱(おり)になって腹の底にどんどん溜まっていくのを感じていた。
  そいつには無数の目があり、暗闇で冷たく光って、
  何かを見据えている。
  (「戦場のコックたち」201ページ~202ページ)

この「無数の目」というのが、まさに時代や立場によって変わる良心という奴。
その淀んだ澱(おり)自体が自分自身なのだからタチが悪い。

「正」か「誤」じゃないんだ、「違い」なんだと机上の論理をぶちかましたところで、
世界から戦争が消えるわけじゃない。
でも思う。いわゆる既得権の保持者たちが
「違い」を認めることができたなら、もう少し、問題も小さくなって
罪もないのに消える命も減らないだろうか、と。

おーなり由子さんの本の中に
「怒りは寂しさなんだって」という言葉があるけど、
やさしいから怒らないのではなく、
「何でこんなことで腹が立つのだ、この人は?」と観察してしまえ、と思う。
そしてよく話を聞いてみれば、なるほどなあ、と思うものなんだよ。

目指しているものもちがうのだろう。
周囲の人を見ていると「認められたい」人が多いようだ。
そう感じると「認めてあげたい」と思う。
「すごいですねえ」なんて、歯の浮くような褒め言葉は言えないが、
「いやあ、あたしゃ出来ねえ奴で御座んして。うらやましいね頭の回転が速くて。
どうも、この前頭葉は欠陥があるんじゃないかとにらんでるんですがね」
と、自分のおでこを人さし指でつつくくらいのことは、すぐできる。
こちとら、目指しているのはまわりの人の笑顔なんだから。

漫画の話で恐縮だが、ジョージ秋山氏の傑作「浮浪雲」の主人公、
「雲さん」は、「遊んで暮らしたいなあ」というのが口癖である。
まわりの人たちはみな「遊んで暮らしているでしょうが」と笑うのだが、
これだ、と思う。
本気で『遊んで暮らしたいなあ』と思い、口にもするから遊んで暮らせる。
本気で念じ続けているわけだ。

だから私も言おう。
「そこにいるだけで、みんなが笑顔になってしまうような人になりたいなあ」
「明るく元気であんまり論理的じゃないけど条件反射で人を喜ばせたいなあ」

まあ、そんなことで世界平和に貢献できるとは思っちゃいないけど、
ティムのレシピ並みに仲間の命を救うことはできるんじゃないか、ってね。
レシピを唱えるのだって、命懸けなんだからさ、
私も命懸けで、つぶやいちゃうよ。

歴史やレシピに限らずこの本で学んだことは多いけど、
米軍の黒人差別については思いのほか深刻だってこと。
この当時のアメリカ本土の縮図でもあったのだろう。

だけどさ、知らないって罪だよね。
他の国の人種差別云々の前に自分の国の身分差別のことを
あたしゃ、全く知ろうともしないで生きてきた。

いわゆる「部落」問題を遠い昔のことだと思って暮らしてきたわけさ。
それなのに、まるで私と同い年の有名人が
「部落民」だというのを長いこと隠していたのだと知って、
マジかよ、と、この本読み終わるまでに何度つぶやいたことか。

~~ボロを着た王子様~~

あの猿回しの村崎太郎さんが赤裸々に自叙伝を書いている。
そういや新春開運堂を府中でやった時、デパートの前に猿回し来てたなあ、
とただそんな軽いノリで読み始めたら、これまた一気読みだ。
夜中の1時まで本から目が離せない。

ショックだったんだよ。
自分と同い年の人がさ、「部落」で生まれ育ったということを隠さなきゃ
生きて来れなかったという、事実がね。

「戦場のコックたち」のティムも、町のはずれにある川の向こう側に
被差別民の黒人たちが住んでいたことを親友のエドに告白するが、
「ボロを着た王子様」の太郎もまた、川の向こうの被差別部落に住んでいた。

被差別部落?なんだよそれ。
もう、自分がいったい何歳なんだろうと、思考が混乱した。
だって、私と同じ1961年生まれなんだから、この太郎さん。

この本を出したことで迷惑を被るかもしれない子どもたちに詫びている個所がある。
そこ読んでいて思い出したのはハンセン病資料館でお話をお聞きした、
語り部の平沢さんの悲痛な訴えだ。
「ハンセン病が完治しても、この年になっても実家に帰ることは許されん。
身内からハンセン病患者が出たと知られると、最低7人の人生が奪われる。
幼い身内はいじめを受け、嫁に行ったものは離縁され、親だって村八分だ」

「ハンセン病は業病と言われました。前世で悪いことをしたものが罹るんだと。
なんの悪いこともしていないのに。
なんの罪があるというんですか」

差別は確かにあるのだと、知ることから始めなければならないと思う。
被差別民がたしかにいるのだと、知らなければ、
私たちが差別していることと何ら変わりはない。

読みやすいことと、よい本かどうかは関係ないと思うが、
読み始めたら全てを投げ打っても読み続けたいと思う本は、
良書なのだと、この二冊が教えてくれた。

本ってすげえな、第二次世界大戦も部落に生まれ育った人生も体験できちゃう。

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みなさま、最後までお読みいただき、ありがとうございました~♪


さてさて、今回紹介された本も、そうでない本も、
こちらまで↓ご注文ください ね~♪

 お気に入りの本は読書のすすめでどうぞ♪
 http://www.dokusume.net/
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 こんぶ店長のブックランドフレンズでもどうぞ♪どうぞ♪
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さてさて、一大イベント寺田屋会議が近づいてきましたよ~
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2 ■【2017 5/13 熊本復興 寺田屋会議】のお知らせ

寺田屋会議、一応、参加者締め切りました。
男性14名、女性9名、子供6名、となっております。
旅行会社のほうにも名簿をお渡ししました。
旅行会社のほうにも名簿をお渡ししました。
..しかし、追加、キャンセルなどありましたら、
遠慮なくお申し出ください。
なお、キャンセル料は5月6日からかかります。
ですが、現在5人部屋で予約してるので、
キャンセル料がかかる前でも4人部屋となり、
その分の差額をいただくこともございます。
ご了承ください。
すでに参加申し込みをされてる方で、振込が
まだの方はお振り込みをお願いします。
(※こくちーず申し込み完了返信メールに振込先は書いてあります。)
振込先がわからない方はご連絡ください。

その他、ご不明な点はお問い合わせください。


http://kokucheese.com/event/index/459005/

お問い合わせ先
ゲジマユ@川口邦則
電話 090-8408-4429
メール k.k.matoi2011@gmail.com

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3 ■【清水克衛講演会「真の大人になる読書」】のお知らせ

清水克衛講演会「真の大人になる読書」

 今月は逆のものさし講の4周年を記念して、
 「読書のすすめ」清水店長の講演会としました。

 講演タイトルは「真の大人になる読書」

 最近は大人が幼稚化していると言われている(言っている?)なか、
 今読んだほうがいい本、本を通して学ぶこと、在り方や生き方など、
 幅広く、5%の人、真の大人になるための読書について語っていただきます。

 皆様の参加をお待ちしております。

■日 時/5月17日(水)19時〜21時(開場18時)
■場 所/エルプラザ 大研修室A
     〈札幌市中央区北8条西3丁目〉
■定 員/50名
■参加費/3,000円(逆のものさし講成員は1,000円)
■申込み/エイチエス斉藤和則 ksaito@hs-prj.jpまで。

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4 ■【次回予告】
さてさて、来週のメルマガは、easy師匠の登場で~す。
お楽しみに!!

みなさま、メルマガに載せたいイベントがあればぜひ、
ドクシィでメッセージください♪
http://doxi.biz/home/

http://doxi.biz/home/member/26
(『笶(や)っ』という名前で出ています~♪)
ただし、こちら↑のドクシィは5月いっぱいで閉鎖となります。

新しいドクシー2で盛り上がりましょう~!
http://www.c-sqr.net/

こちらでは「やっこ@なんでやねん」という名前で出ていますよ~♪
http://www.c-sqr.net/cs78042/

ドクシィに入れないという方、
新しいドクシー2の招待メールがまだ行っていないという方も、
このメルマガに返信すると、メルマガ発行者にメールが届くようになっています。

ご感想もどしどし、返信でお送りくださ~い♪
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      発行: NPO法人 読書普及協会
      編集人: 高橋康子

  TEL.03-5666-0969  FAX.03-5666-0968 

   〒133-0061 東京都江戸川区篠崎町1-403-4 
         サクシード・シゲゼン一階「読書のすすめ」
   URL:  http://www.yomou.com/

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