2013.01.31

キャリア形成支援・支援者の変化の胎動

年が明けて早々に、はじめて新潟の地に降り立ち、明日、また新潟へと向かいます。
これで全国の政令指定都市は全て訪れたことになります。

各地のローカリズムについて、いつかまとめられる時が来ればと思いますが、今更ながらマクロとミクロの違いを感じたりしています。

全国的な情報と各地状況の違い、一般地域と被災地の違い etc.

ある地方都市でご活躍されるキャリアコンサルタントの方とお話しをしていて心の底から驚かされたのは、小さな地域ゆえ、キャリア形成支援に於いて、クライエントの血縁者の方々とも、自分自身の家族の関係者ともキャリア形成支援を行わざるを得ないというお話しでした。

首都圏であればクライエントの知り合いと、内容は別としても支援実施を通じて向き合うことなど奇跡に近いものかとも思いますし、対人支援者のルールとしても、自分の身内の関係者に支援を実施することは、種々のことを考え合わせれば出来ないだろうし、しないことを前提にしている自分がいました。

しかしながら現実は、机上論の通りには進まない・・・そんなことを全国各地を歩かせて頂きながら改めて感じさせて頂いています。

新潟の地では、昔からある東京への出稼ぎ等との慣習と、若年層の減少と大きな街の過疎化、変化しつつある種々の価値観 etc. 地域に根付く生身の課題に向き合わされました。



2013年 キャリアコンサルタントのマクロ状況に確実な変化が起きるのではないかと予感(私見)を感じています。

キャリア形成関連の数々のニュースにそんな胎動を感じていますが、みなさんはいかがお感じになられますでしょうか?



※各記事のタイトル部分にリンク済み(リンク切れの際は、キーワード検索をお願いします)。


教育再生会議:今月中旬にも復活へ 安倍首相方針
毎日新聞 01月06日

安倍1晋三首相は6日、教育再生に関する首相直属の会議を今月中旬にも新設する方針を固めた。
第1次安倍内閣で設けた「教育再生会議」を事実上復活させ、官邸主導で教育改革を図る。会議では「6・3・3・4」の現行の学制や教育委員会制度の見直しなどについて検討する。


「心のノート」復活 政権ごとに変わる教育 現場当惑
東京新聞 1月12日

子どもの心に教育がどこまで踏み込むべきか。
導入時に議論を呼び、民主党政権では中止された道徳副教材「心のノート」の小中学校への全児童・生徒への配布が、自民党の政権復帰で復活しようとしている。
政権交代ごとにコロコロと施策が変わることに「教育現場の声にもっと耳を傾けてほしい」と切実な声が上がる。


政治によって国内状況が変化して行くことは当然のことながら、国民の基幹事項である「教育」については、長期的な視野に立った基本大綱を元に政権により大幅な方針転換などが悪戯に実行されないようにならないモノなのでしょうか・・・

政策方針に誤りがあった等といっても、個人にその責任など問える筈もなく、それにより人格形成が育まれていく現実が、どうも軽んじられていないのかと思うことがしばしばあります。

そんなことを政治家にお伝えすれば、「過ちを正し、見誤りのない未来に導くのが政治の努め」と、堂々巡りの机上論合戦になってしまいそうですが・・・
企業組織と同じく、長期計画のグランドデザインの重要性が、近年の政治では、近視眼的な思惑により上手く機能していないように感じています。





「夢をあきらめた」時期は平均で24歳、約半数が才能の限界を感じたから
DIME 1月12日

キリンビール株式会社(社長 磯崎功典、以下:キリンビール)は、2005年4月の発売以来、新ジャンル市場で圧倒的な販売量を誇る「キリン のどごし生」にて、1月より夢をテーマにした「のどごし 夢のドリーム」キャンペーンを実施。その一環として、「日本人の夢調査」を行なった。
同調査は、2012年12月12日~12月14日の間、20代~50代の男女各100人、2013年新成人の男女各100人の合計1,000人に対して調査を行い、有効回答を得た。調査の結果、2013年新成人の約85%が夢を持っており、どの世代よりも夢の保持率が高いことがわかった。


若年層のクライエントに向き合っていて、深層に「?」の見えぬ正体を感じていました。
10代・20代においては、人生の価値観において経済第一的な価値観ではなく、その基軸は、別のモノに置き換わるようになっていて、確実なパラダイムシフトが訪れて来ているのだと皮膚感覚に感じるようになってきました。

まだ的確な表現が出来ずにいますが、それは、「自分らしさ」を求めると云うよりも、「自分なりの価値基準の獲得・拘り」なのかと感じています。
同意語的な表現にも思えますが、能動的なあり方と自然発生的なあり方の違いを感じたりもし、微妙な違いがあるように思えています。

ゆえにこの近年の経済状況等々をベースに不幸と思うかと思いきや、マクロは厳しい状況と感じてはいても、個人としてのミクロ(表現が適切でないかも知れませんが)レベルにおいては、幸せなのだという上記のアンケート結果については、大きく頷けてしまうのでした。

キャリア教育やキャリアコンサルタント・キャリアカウンセラー等の対人支援関連の進捗を踏まえれば、この現状は、斯様な進捗の効果結果ではなく、本能的な環境適応の反応と捉えられ、時代の趨勢によるものといえるのでしょうか。
人の持つ潜在能力の凄さに驚きを隠せませんが、価値観の大きな変化は、国民性の変化に繋がるものであり、これがどのような帰着点を迎えるのか・・・





内定辞退者に「おまえのせいで計画が狂った」 圧力、罵詈雑言…違法すれすれ
産経新聞 1月14日

「おまえのせいで、育成計画が狂ったんだぞ。どうしてくれるんだ!?」 内定辞退を告げた学生は、内定者リストおよび育成計画を見せられて、人事にこう言われました。
内定辞退者に対する企業のこのような風当たりは、強くなる一方です。内定辞退は、職業を選ぶ権利を持つ学生にとって合法です。強制的に引き止められない企業は、違法すれすれの「引き止め」や「腹いせ」に走るようになりました。
このような時代になった背景には、どのようなものがあるのでしょうか。


企業内におけるグローバリズムの変化はそこかしこに表れ始めていて、現在は、その変化の真っただ中にある状況だと感じています。
店頭公開企業の業種を見ても、ゲーム・アプリ開発等のIT系企業の多さも目立ちます。
20代・30代の経営者に社員も同様の年代がコアゾーンになって世の中を動かしている事実。

視点を変えれば、体罰問題が各方面でクローズアップもされ始め、旧態依然の価値観では社会活動が成り立たないことに向き合わされもします。

学生の就職活動支援を長期レンジで実施すると、かなり多く聞かれる「?」な会社・人事の対応事例・・・ビジネスモデル以外の経営イズム・組織運営・マネジメント等々のパラダイムシフトの取り組みが一番出遅れているのは、ひょっとすると企業といえるのかも知れません。

個人の尊厳を冒す人・組織の淘汰は、社会的に加速される気もしますが、人事はまだまだ悩みの渦のなかなのでしょうか・・・





キャリア教育、高校普通科の必修に…文科省検討
読売新聞 1月15日

高校生の進路への意識を高めるために、文部科学省は高校の普通科で「キャリア教育」を必修化する検討を始めた。
日本の高校生は自主的な勉強時間が国際的に見ても少なく、高校教育の立て直しが急務となっており、文科省は、将来への目的意識を持たせることで、学習意欲の向上につなげたいとしている。中央教育審議会での審議などを経て、次の学習指導要領に盛り込む方針だ。


キャリア教育 文部科学省

今、子どもたちには、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。
この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。
学校の特色や地域の実情を踏まえつつ、子どもたちの発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させましょう。


新規学校卒業予定者の厳しい就職環境を踏まえた就職支援の強化
職業安定局 派遣・有期労働対策部 企画課 若年者雇用対策室 平成25年1月18日

~文部科学省・経済産業省との連携による「未内定就活生への集中支援2013」を実施します~


文科省・厚労省・経産省の連携による就職集中支援、3月末まで
リセマム 1月18日

厚生労働省および文部科学省は、平成24年度新規学校卒業予定者の就職内定状況を発表。調査結果によると、新規学校卒業予定者の就職環境は依然として厳しいことが明らかになったため、未内定者を対象とした集中支援を実施することを決定した。


学生のための民間就職情報サイトへの厚生労働省の新卒者・既卒者の就職支援情報の掲載について
職業安定局 派遣・有期労働対策部 企画課 若年者雇用対策室 平成25年1月18日

今春の新規大学卒業予定者等の就職環境が非常に厳しいことを踏まえ、1人でも多くの方に、新卒者・既卒者専門に就職支援を行う「新卒応援ハローワーク」を知っていただき、就職活動でお困りの場合には、一人で悩まず、「ジョブサポーター」にご相談いただくよう努めているところです。


政府広報オンライン ジョブサポーターとは

ジョブサポーターがマンツーマンで就職をサポート 新卒者・既卒者の就活に全力で取り組む



キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラーの言葉がマスコミから消えて久しくもありますが、最近は、これに変わり「ジョブサポーター」の名をよく目にするようになりました。

キャリアコンサルタントは、ジョブサポーターの職掌や機能を包括し、さらに幅広い対象域への対応を可能とした資格・職掌?であると定義出来るのでしょうか。また、ジョブサポーターは、心理系的な内容を含まない?ともいえるのでしょうか?

クライエント・社会に取って有益な機能として必要なのはどちらなのでしょうか。

キャリアコンサルタントが、政治若しくは時代、若しくは、何かに悪戯に翻弄されている気がしてしまうのは、ボクだけでしょうか・・・

過ちを正し、見誤りのない未来に導けていければ、それで十分なのですが・・・う~む



笑顔の行方を見つめて




【ディスカッション・ペーパー】キャリア・コンサルティング業界形成に向けて
* 笑顔の溢れる社会に向けた*キャリア形成支援の業界形成のための提言 *
 A. キャリア形成支援の全体像から見た課題形成(192 KB)
 B. キャリア形成支援の業界形成に向けた具体的な検討諸案(132 KB)
キャリア・コンサルタント技能士会に関わる課題形成




career wing

仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、
キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

はじめて新潟に行くまでは、新潟=「雪国」と思っていました。
そのイメージは主に県境の湯沢~長岡位までで、新潟市内においては違うことを体験し、既成概念の力を思ったりしてました。
まぁそれでもメッチャ寒いことに違いはないのですが・・・
明日は少しだけ時間が取れそうなので、夕方の白鳥の姿を眺められればなどと思っています。
どんな刺激的な時間を過ごせるか・・・楽しみに行ってきます。


一日一膳?の思いで書き綴っているブログ* キャリアの翼 *「笑顔の行方を見つめる」キャリア*ノート*あんなことも・こんなことも・・・


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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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