2012.11.30

キャリア形成支援関連のニュースを振り返り

常々思うのですが・・・キャリア形成支援者の現場の生身の声が政策決定に反映されることはないのでしょうか。

政策反映とのことが大き過ぎる望みだとするならば、各現場の見解を総論的に取りまとめ、社会全体に情報発信する必要性・価値はないものなのでしょうか?

日常的なナレッジ&シェア~社会への情報発信」・・・物凄くシンプルにそんな業界全体の姿勢・体制・戦略/戦術が無さ過ぎるように感じています。


そんな矢先、「厚生労働省委託 平成24年度キャリア・コンサルティング資質確保体制整備事業の1つとして、平成25年1月8日(火)10:00よりキャリア・コンサルタントとキャリア・コンサルティングに関する活用情報の提供を目的としたWebサイト「キャリア・コンサルネット」がリリースされ、キャリア・コンサルティング協議会が運営される」と、アナウンスが入りましたが、上記のような視点を含んだモノであることを多少なりとも期待をしたいと思います。


諸事展開が遅過ぎるのではないのか 技能士会の同様(?)のWebでは期待効果・価値は低い SEO/SEMを念頭に設計・運営されているか 運用管理責任者の機能・活動範囲は これに関する活用促進の広報宣伝活動は etc.

現状では、詳細のの確認も出来ず、様々なクエッションが浮かびます(斯様なサイトの成否は、すべからず運用管理者の技量に係わるといって間違いないかと思います)。
斯様な機能が無いよりは、あった方が良いと本音で素直に評価をしますが、それでも厚労省委託事業としてでないと、このくらいのモノも進捗しないのかと・・・マスコミからキャリアコンサルタントの文字が消えて久しい現状のなかで、只々徒労感が伴ってあるのですが・・・それでも前へ進む一歩と踏まえるべきなのでしょうね(個人的に性格改善が必要なのか・・・うぅ)


改め・・・キャリア形成に関する専用ポータルサイトの展開活動に期待を寄せて今後を見つめてみたいと思います。




約一ヶ月間のキャリア形成支援関連のニュースの中からピックアップして、愚見を合わせて綴らせて頂きます。

各記事には、URLのリンク済みですが、保存期限の問題等で情報が消される可能性もありますので、その際は、関連キーワード等の検索によりご確認ください。




若者の3年以内離職、塾や飲食業で半数 医療も4割に
朝日新聞デジタル 10月31日(水)

厚生労働省は31日、若者が入社してから3年以内に辞める離職率を、業種別や規模別に初めて公表した。 2009年3月に大学を卒業して就職した43万人のうち、28.8%にあたる12万人が3年以内に辞めていた。

厚生労働省HP「若者雇用関連データ」
平成24年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)
平成24年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」


※あくまで主観ながらも、皮膚感覚的に感じていたモノが客観的なデータとして示されたといった感じのモノではありました。が、統計分析が重要なのではなく、そのデータに基づく方策が目的であることを踏まえた時、厚労省の対策・未就労者への呼び掛け・雇用元への呼び掛けが記載されていますので、概括的なチェックの価値はあろうかと思いました。



「社内ニート」20代に急増中
web R25 11月4日(日)

内閣府の調査によると、今年9月時点で全雇用者の8.5%にあたる最大465万人が「雇用保蔵」状態。つまり「社内ニート」と呼ばれる状態にあるそう。 「雇用保蔵」とは、実際の常用雇用者数と最適な雇用者数の差のこと。要は、必要以上の人員を企業が抱えている状態ということだ。


※短期離職者問題・雇用者責任問題・投資対効果・企業内の人事関連スキル(マネジメントスキルを含む)・経営イズム・労使間協定・障がい者/女性活用 etc. 様々な問題が包括されている案件かと思いますが、実際に企業人事担当者と本音で話すと、社内ニートは実態的に多く存在していることのお話しを耳にします。

これらに対して、配置転換・再教育の実施等は当然にしながらも改善はなかなか難しく、とはいえ戦力外評価であっても、退職勧奨等は簡単には出来ず、自然退職を待つのみとの声もあり、常に悩ましさが残る問題だと仰られることもあります。

キャリア形成支援者として、未就労者が就労者に転じたとのプラスポイントの数値に目が奪われがちではありますし、経営管理上は致し方のないことでもあります。 が、本当のキャリア形成支援とは、入社以降の種々の満足度をどのレベルで維持出来ているかなのかと考え合わすと、通常の人材ビジネスとの違いや、支援の目的や内容・価値が明確になるのかとも思います。

ex.「短期離職者の改善のため5年先の自己キャリア形成を目指すための支援」とした場合、「自分らしさ」のマジックワードから支援者が解放(前提論には変わりなくも)され、より、本人以外の要因(環境状況等)とのマッチングバランス視点の重要性がクローズアップされ、支援効果に対する社会認識の変化・支援内容/方法の変化等々もより良い方向に期待出来るようになるのではないかと愚考します。




「褒めれば上達」科学が証明=教育、リハビリに応用も―生理研
時事通信 11月8日(木)

人間は何かを学ぶ時、褒められた方がより記憶に定着し効果的に学習できることを、生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘教授らの研究チームが科学的に証明した。 定藤教授は「教育やリハビリの現場でも、褒めることが効果的な習得につながるのではないか」と話している。研究成果は7日付の米科学誌プロスワンに掲載された。


※マネジメントに活かせそうな記事ではありましたが、キャリア形成支援のなかでは、エンカレッジの場面に数多く出くわしもします。
(安直に)褒めることの危険も含めて、元気付け・勇気付け・背中押し等々のスキルの体系化・効果的な活用がもっと々進むことが、必要なんだよなぁなどと思ったりしていました。




障害者雇用率、過去最高の1.69% 民間企業6月時点
日経 2012/11/14

民間企業で働く障害者の割合(障害者雇用率)が6月1日時点で全労働者の1.69%となり、過去最高を更新したことが14日、厚生労働省のまとめで分かった。前年同月より0.04ポイント上昇した。

厚生労働省:平成24年 障害者雇用状況の集計結果


※障害者雇用促進法の引き上げに伴い、人材ビジネスのなかでは、障害者雇用を主軸にしたビジネスが活況を見せ始めているように感じています。

一律で云々はありませんが、不届きな組織に於いては、社会福祉のホスピタリティの観点を微塵も持たずに完全な商品として扱っている感が否めない、酷い実態も少しづつ耳に入るようになってきました。残念なことながら社会的な問題にならぬことを祈るばかりなのですが(この点も、障がい者自身の声をもっと反映出来ればと思います)・・・う~ん・・・




失業などの悩みが無料で相談できます…新潟
2012年11月18日 読売新聞

多重債務や失業、精神的な悩みなどについて、無料で相談できる「上越パーソナル・サポート・センター」(新潟県上越市)が14日、開所式を行った。 内閣府が行っているモデル事業で、県から受託した県労働者社会福祉協議会が運営にあたる。 6月に開設した新潟、長岡では、5か月間で相談件数が延べ2901件に達している。


※比較をすべき問題ではないのかも知れませんが、キャリアコンサルタント関連団体よりも、産業カウンセラー関連団体(一行しかありませんし、CCも含まれますが)の方が、有資格者の社会的な活動機会の開発~社会的な機能開発への取り組みが積極的であるように感じます・・・気のせいですよね・・・



根強い大企業志向…学生20万人、中小にソッポ
読売新聞 2012年11月7日

今春卒業した大学生約56万人について、同じ約56万人分の正社員の求人があったものの、約20万人が正社員として就職していなかったことが6日、内閣府の推計で分かった。 約20万人分の求人の多くは中小企業といい、根強い学生の大企業志向が、中小企業への就職に結びつかないミスマッチを引き起こしている実態が浮かび上がった。


※これに応じて、中小企業の求人を紹介するハローワークの非常勤職員を、全国50大学に常駐させる方針を確認したらしいのですが・・・キャリアコンサルタント資格・キャリア形成支援者とは、社会的価値の観点で見つめた時にどうなんでしょう。 非常勤職員・非正規雇用・低賃金条件下での就労・・・これが適正?いいのかこれで・う~ん・・・その2.



自治体職員、3人に1人「非正規」 低賃金労働広がる
朝日新聞デジタル 2012年10月31日


自治体で働く職員の3分の1を非正規が占めることが労働組合「自治労」の調査でわかった。1割の自治体では半数を超えた。総人数は4年前より2割増え、70万人に達する見込み。組合側は「財政規模の小さな自治体を中心に、低賃金労働が広がっている」と指摘している。

〈自治体の非正規公務員〉 地方公務員法22条による「臨時職員」が最も多く、緊急の場合や臨時の仕事があった場合、最長1年の約束で働くことができる。地公法は元々、非正規公務員が長期間働くことは想定していないが、更新が繰り返される例が多い。予算の都合で年度末の3月でいったん雇い止めになることもある。


※コメントは、同情・・・否・・・同上



「キャリア支援企業表彰2012 ~人を育て・人が育つ企業表彰~」厚生労働大臣表彰に10社決定

厚生労働省はこのほど、従業員の主体的なキャリア形成を積極的に支援している10社を、「キャリア支援企業表彰2012 ~人を育て・人が育つ企業表彰~」の厚生労働大臣表彰に決定しましたので、お知らせします。
職業生涯の長期化、産業構造の変化などを背景に、働く人が自らの能力を高め、希望するキャリア(職業経歴・働き方)を形成していくことがますます重要となっています。


※キャリコン大賞もキャリア支援企業表彰も基本的には大賛成なのですが、先述の新しいWeb展開のなかにしっかりと継続蓄積(再活用可能な)させるナレッジ&シェアのライブラリーとして、情報を扱っていって欲しいなぁと思っています。



笑顔の行方を見つめて




【ディスカッション・ペーパー】キャリア・コンサルティング業界形成に向けて
* 笑顔の溢れる社会に向けた*キャリア形成支援の業界形成のための提言 *
 A. キャリア形成支援の全体像から見た課題形成(192 KB)
 B. キャリア形成支援の業界形成に向けた具体的な検討諸案(132 KB)
キャリア・コンサルタント技能士会に関わる課題形成




career wing

仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、
キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

1年が過ぎるのが早いです・・・
政治状況により、来年以降のキャリア形成支援の業界の変遷はどのような展開になるのでしょうか。
社会に・クライエントに・支援者にとってより良い変化であるようにと願って止みません。


一日一膳?の思いで書き綴っているブログ* キャリアの翼 *「笑顔の行方を見つめる」キャリア*ノート*あんなことも・こんなことも・・・


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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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