2012.4.30

「あばたもえくぼ」から「凛」へと歩む

京都では何とも痛ましい事故が度重なり起きてしまっていますが(関係者の顛末も含め)、みなさまに於かれましてはGWの真っ只中、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

折角の休日~身体も頭も心も柔らかな時間を過ごされますようお祈り申しあげます。

働くために休む・休むために働く・・・どちらも一理あり・・・一対の按配:バランスなんでしょうね。

※ワークライフバランスと言いたくないのは歪んだ性格でしょうか・・・心のバランスを真ん中において語られるなら直ぐに改めるのですが・・・


「今年に入り啓蟄のようにキャリア・コンサルタントを取り巻く種々の情勢変化の兆しが起きつつあるような動きを感じ始めています」 と、前回・前々回に綴りましたが、反響という訳ではないでしょうが、これまでに一番多くのご連絡を頂戴することにもなりました。

「○を×」に「0を100」になどとの変革などは簡単な話しで、これまでの経過を元にして、如何にしてより良い明日に繋げていくかが肝心なことなのだろと思います。

やっと机上論の形だけのキッチュな世界・構造から、クライエント視点(社会利益の結果追求)に目が向けられはじめたといえるのでしょうか。

「あばたもえくぼ」が一概に悪いとは申しませんが、現状考察を多視点から捕らえ、個人・特定組織等の利害に囚われずに客観的に眺めてみれば、国・業界構造等々の改善・課題点はいとも簡単にキャッチアップ出来ることかと思います(本当のクライエントの利益追求は、この後にスタートとなるかとも・・・)。

自らに縛り付けてしまっているような意味のない足枷の呪縛を早く解き、凛とした志ある姿勢と使命感を以って、マクロ形成に向かって欲しいと願って止みません。


余談になりますが、キャリア・コンサルティング協議会発行のメールマガジンは、現在、第48号まで出されていますが、関係当事者の発言内容の変遷を眺めて見るだけでもトレンドの変化を感じ取れるのではないかと思います。


今回のブログでは、この1ヶ月の間に発表された気になる情報の提供を行いたいと思います。

GWのお時間のある時にでも、関係先の情報チェックをしてみてください。

より良い明日に向かう具体的な次の一歩に繋がることがあれば、ぜひその一歩を踏み出していって下さい!



その1.

平成24年3月29日 職業能力開発局 育成支援課キャリア形成支援室
平成23年度「キャリア・コンサルティング研究会」報告書の取りまとめ
~キャリア・コンサルタント自身のキャリア形成、大学キャリア教育で求められる能力を提示~


【報告書のポイント】
1.キャリア・コンサルタント自身のキャリア形成のあり方(別添1:PDF:1105KB)
2.大学などのキャリア教育においてキャリア・コンサルタントが求められる能力(別添2:PDF:1100KB)
「あり方部会」報告書(PDF:2218KB)
「キャリア教育部会」報告書(PDF:1585KB)


内容の是非云々は別として、同報告書は、キャリアコンサルタント全員が見るべき内容ではないかと思います。

国内のキャリア形成支援のこの10年間を振り返り、スピード・内容・現状(実態)・将来展望等々を鑑みてみた時、この報告書の内容をご覧になり、どのような感想を抱かれるか・・・そこに色々な今後へのヒント(課題)があるのではないかと感じます。



その2.

厚生労働省
フリーターへの就職支援拠点を全国約200カ所に設置します
~「わかもの支援コーナー」「わかもの支援窓口」、個別支援強化で4月9日から~


厚生労働省はアルバイトやパートで生計を立てるフリーターが正社員になれるように就職支援に本腰を入れ、全国に専門窓口を200カ所設置し、求職者一人ひとりに担当職員をつけ、インテーク面談から就職まで一貫して支える態勢を構築する。
フリーターの高年齢化に対応し、試験採用する企業に奨励金を出す対象年齢を40代前半までに引き上げる。


雇用対策と呼ばれる施策の概要を眺めていて、本当に目的達成の結果が出せるのかと疑問を抱くことが多くあります(税金のあり方としても?を感じ・・・)。
個人的に本施策は、実施構造の機軸には賛同しているのですが、キャリアコンサルタント(資格試験・内容)を踏まえるならば、こうした対応に全く直結するものではないと感じてもいます(こういった諸事対応への調整のための一考は必要ないのでしょうか?)。

・ハローワークに勤務する多くの有期雇用契約者の現状をどのように捕らえますか?
・キャリアコンサルタントを取り巻く社会環境・労働諸条件は未来に明るいと捕らえますか?

雇用対策を見た時、対処&根治療法の両面の施策実施バランスの悪さが結果に繋がっているような気がするのですが、新しいものは数限りなく打ち出されるも、う~ん・・・公的にはハローワーク改革を中心(強固に)として、公的支援の内容・構造等のフレームワークの見直し・再設定をしなければ、悪戯なスクラップ&ビルドになるだけでわと思うのですが・・・



その3.

労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書No.149
『成人キャリアガイダンスの多様なニーズとそのあり方に関する調査研究』



厚生労働省
企業による労働者のキャリア形成支援を普及啓発するため
表彰制度の創設と優れた取り組み事例の提供を提言
~平成23年度「企業のキャリア形成支援推進研究会」報告書~



厚生労働省
キャリアマップ、職業能力評価シートの導入・活用マニュアル公開
~3月30日からスーパーマーケット業、電気通信工事業、ホテル業、在宅介護業の4業種で~



国・企業・労働者・公的支援機関&諸策・・・国民の義務・自己責任とセーフティネットとの関係・3者間にある企業の存在等々に妙な違和感を感じるのは気のせいなのでしょうか・・・「踏み込み過ぎではないのか」・・・一線の引き方・引くレベルにどうも素直になれぬ自分がいますが・・・

チョッと乱暴なことを言うなら、国営企業等を新設して雇用対策を考えた方がスッキリするような気もしたりします。




過日、さまざまな活動領域でご活躍していらっしゃるキャリアコンサルタントの方々とお会いしてお話しをお聞きする都度、大きな発見があり、なるほどと腑に落ちることが多々ありました。

専門領域に携わるゆえの現状分析~課題点に繋がる現場発信の問題意識なのですが、公的支援の現状を見ていて感じるのは、机上論が中心で現場の意見等が未反映な状況が多くあるのかと感じ至ります。

直接クライエントに向き合わず机上論のみで形付けられてしまっていると思える現状が改善されぬ限りは、悪戯な枠だけが無尽蔵に作られるだけなのでしょうか。

この現状は、そこここの組織にあるものだとの見方もありますが・・・それでいいのか?
あばたもえくぼから、客観的に冷静に現状と将来を見つめて、キャリア形成支援(業界)の体制構造化を図る必要があるのではないかと各報告書を眺めながら期待感と一緒に思うのでした。



<後記>

1週間ほど前から茅ヶ崎でもホトトギスの美しい鳴き声が聞こえるようになりました。

社会状況は以前、混沌としていますが、「忘れられることが何よりも一番怖い」と届いた、被災地からのメッセージに心が痛み続けています。

季節の移ろいを愛でることが出来る日常生活の日々が1日も早く訪れることを願って止みません。


素敵なGWをお過ごしください!



笑顔の行方を見つめて




【ディスカッション・ペーパー】キャリア・コンサルティング業界形成に向けて
* 笑顔の溢れる社会に向けた*キャリア形成支援の業界形成のための提言 *
 A. キャリア形成支援の全体像から見た課題形成(192 KB)
 B. キャリア形成支援の業界形成に向けた具体的な検討諸案(132 KB)
キャリア・コンサルタント技能士会に関わる課題形成




career wing

仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、
キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

過去に囚われることなく感じる、キャリアコンサルタントの職掌やコンピタンシー・アウトプレースメントではなく、実体験としての中高年の転職状況等の 記事を一度まとめたいなぁと思っています。

最近は、ストレスとも違いますが少しお疲れ気味・・・でしょうか・・・まぁ何があっても笑顔を忘れずに GO FOR IT! ですね!


一日一膳?の思いで書き綴っているブログ* キャリアの翼 *「笑顔の行方を見つめる」キャリア*ノート*あんなことも・こんなことも・・・


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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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