2011.12.31

キャリア形成支援とは何なのかを問われた1年

2011年が終わり、新たな1年を迎えようとしています。

キャリア・コンサルタント、キャリア・カウンセラー・・・キャリア形成支援者として活躍される方々も政府目標であった5万人(計画)を遥かに超え、現在は、7万人近い方々がいるのだとのことを耳にしました(公的資格有無を問わず)。

今日に至る間のキャリア形成の社会的な関連問題を垣間見ても

日比谷公園の年越し派遣村/ネットカフェ難民問題 高齢ニート・フリーター問題 就職浪人/ポスドク問題 団塊世代のリタイア開始 全入制の時代の到来 ハローワーク改革問題 事業仕分けによる支援事業/ツール等々の廃止~諸対応 定年制引き上げ問題 ポジティブ・アクション(女性社員の活躍推進)課題対応 ジョブ・カード制度の推進対応 キャリア教育の推進対応 etc.

本当に多くの問題・課題が溢れ続けていきました。

改善・解決に至ったとは思えぬことばかりですが、そのなかでも3.11の東日本大震災に係わるキャリア形成関連諸事は、想像すれば、訪れる現状の事態を容易く想定出来たであろうことに対し、やれることを考え・実行するのではなく、出来ない理由を無理矢理に見つけ出し、目を閉じ続けるような業界姿勢に只々言葉を失うばかりでした。


キャリア形成支援とは、一体なんなのでしょうか。


震災の復興支援に自責の念に駆られるように日本全体が大きく揺れていたあの頃、キャリア形成支援者は何を思い過ごしていたのでしょうか。 そして9ヵ月半の時が過ぎ、

日々流されるニュース報道を眺め続けるなかで、慣れ(刺激汎化)てしまいつつあるのではないのか。

ある種、身近に存在していた罪悪感のような感情があった時期を過ぎ、自己防衛による逃避の正当化が芽生えてしまったのではないのか。

言葉に大きな御幣はあるも、時間経過とともに徐々に遠い時間・遠い地域・遠い記憶のこととして他人事になってしまいつつあるのではないのか。 etc.


想像したくはなくも、もしもまた国内で何らかの被災が起こってしまった際に、キャリア形成支援者としてあるべき行動・可能な支援の実行・してはならぬ行為等々のノウハウやルール、行動指針などの教訓が何も残らないことが、残る術もないことが残念でならぬというよりも、社会責任としての怒りとともに押し寄せ、バーンアウトに近い感情となっていきました。


ニュース報道でも多く流されていますが、各自治体が仮設住宅の代わりにアパートの借り上げなどの対応で、みなし仮設住宅に避難されている方々に対して、「個人情報保護」の問題により、自治体から民間団体に住所・連絡先等々が提供されないため、地域情報・復興計画の情報をはじめ民間の各種の支援・物資等々が届かないケースが頻発しています。

岩手・宮城・福島では、被災者の方々の半数以上が、みなし仮設住宅で暮らしています。


叫ばれ続けた「絆」とは、向き合い続けることでしょう。

ひとと人・ひとと地域社会・ひとと国から「絆」を奪われてしまっているような被災者の方々の状況のなか、人・環境・社会から、忘れ去られる「孤独」を生んでしまっている諸状況のなかで、果たして、キャリア形成支援・支援者は何を思うのでしょうか。


先述の社会問題こそは、専門性に紐付くことであり、マクロ組織が動くことではないとの見解も一概に間違いだとは言えないかも知れません(私見としては、微塵も斯様なことには思い至りませんが)。
では、東日本大震災に関係するキャリア形成支援においてはどうなのでしょうか。


キャリア形成支援の役割とは、一体なんなのでしょうか。


記事を書く都度、同じようなテンションになってしまいます・・・心から反省です。

完全な私見ながら、社会におけるキャリア形成の概念の必要性は確実にあると信じるも、資格取得希望者の養成以外の団体組織には、社会的な存在価値を見出すことは出来ないと思い至っています(当然ながら個々の価値観は尊重いたします)。

組織活動の上位概念・理念・現実として、対人支援者のみに向き合えば良いといった詭弁、社会に・クライエントに向き合う事なき先に対しては、バーンアウトの感情は否めめずも、かなり冷静に「必要なし」と、そう思います。

資格制度に対しても現状を見る限りは、残念ながら仲間?内だけのシステムであり、マスターベーションの域を超えてはいないのかとも思います。


キャリア・コンサルタント、キャリア・カウンセラーのスキル向上がクライエントの問題解決・社会的な問題・課題の解決の一助となることは、自明の理のことです。
が、社会に向き合いながらこれを実施しないのであれば、キッチュ以外の何物も生み出すことはないでしょう。

全ての解は、クライエント視点から現状を眺めて見ることで、現在の問題点も将来への課題も、あるべきフレーム・その他諸々もハッキリと見えてくるのだと思います。



偉そうな物言い・・・自らは、若輩ゆえ力及ばず、頭を垂れるばかりではありますが、以後、本物の志を以って明日を切り開いていこうと思いを抱く方々には、キャリア形成・キャリア形成支援による、社会的な絆を築き上げていって欲しいと切に願います。

クライエント視点によるマクロ形成を構築していって欲しいと願ってやみません。


I'll never forget 3.11.



個人的に来年は、キャリアチェンジの年になる予定ですが、最後までお付き合いを頂ければ嬉しく存じます。


2012年がて素晴らしい1年となりますように、心よりお祈り申し上げます。



笑顔の行方を見つめて




【ディスカッション・ペーパー】キャリア・コンサルティング業界形成に向けて
* 笑顔の溢れる社会に向けた*キャリア形成支援の業界形成のための提言 *

 A. キャリア形成支援の全体像から見た課題形成(192 KB)
 B. キャリア形成支援の業界形成に向けた具体的な検討諸案(132 KB)
    キャリア・コンサルタント技能士会に関わる課題形成



career wing
仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、
キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

この1年間は本当に色々なことがありました。

記事では、悪態の数々の言葉に見えてしまうかも知れませんね・・・が、
国内にキャリア形成の概念が確実に根付き・活かされ、キャリア形成支援者の適正な活躍の環境整備も含め、より良い国内環境の整備が整うことを願って止みません。

2012年がそんな方向の兆しへと向かうことを心から願い続けています。

みなさまに取って、素敵な1年となりますように・・・


一日一膳?の思いで書き綴っているブログ* キャリアの翼 *「笑顔の行方を見つめる」キャリア*ノート*あんなことも・こんなことも・・・


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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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