2010.11.27

2010.キャリアコンサルティングの諸状況を振り返る

キャリアコンサルタント(有資格者)に寄せられる期待とは何なのか
少子高齢化・2007年問題・不確実性時代・未曾有の就職難・全入生時代・パラダイムシフト・自己責任社会・派遣村問題・事業仕分けによる、ジョブカード制度の廃止(昨日、仕分け判定を覆し撤回・閣議決定)・厚労省管轄のキャリア形成支援関連諸事業の廃止 etc.

キャリアコンサルタント5万人計画の元にキャリアコンサルタント資格が民間・国家資格として誕生し、現在に至るなかにおいては、誰もが想像し得なかった程に社会状況は厳しい変化を迎え、その中でも雇用対策は、最重要課題の国策であると日々、叫ばれ続けています。


国策と連動したビジョン形成と実行組織化
ここに於いて、キャリアコンサルタントは、どれほどまでに社会からの期待に応え、その責務を果たすことが出来たのでしょうか。
クライエントへのキャリア形成支援の実績(結果・効果)に基づく、社会認知及びキャリアコンサルタント職の地位保全・確保の状況は、果たしてより良い方向へと向かっているのでしょうか。明日を見つめてみた時に、将来は明るく開けている状況だといえるのでしょうか。


実践重視の資格フレームの抜本的見直し~確実な社会貢献化
誠に残念な事ながら、資格制度の内容そのものは、対人支援者としてのスキルの担保には微塵も繋がってはいないものだと云えるのではないでしょうか(多少・誇張気味な表現ですが)
キャリアコンサルティングの基本メソッドを輸入し、国内導入を果たしたものの、その内容は、国内状況に応じた適正なアレンジがされているものとは言い難く、キャリア形成支援の総括的な概要でしかないことが、原因の一端ではないかと思います(文化・社会的背景の違いや現状ニーズへの対応・技能検定も含む)
無論、資格の付与自体が、対人支援者としてのスキル担保としたモノではないとの考え方もあろうかと思いますが、お手前の見解・判断ではなく、社会的な視点においてどうように捕らえられるのかが、肝心なことではないかと思います。

アカデミズムへの偏向・指向が強く、実践に重きを置かぬ机上論、且つ、名称/事業独占でも無いがゆえに目的を持たぬ額面上の有資格者だけを乱造した結果、有資格者に期待を寄せている・いたであろうマーケットからは、失笑に近い程の評価とともに国からもキャリアコンサルタントの存在価値・意義を見捨てられているようなパラドックスに陥っているのが、マクロ的な現実ではないでしょうか。


社会に求められるキャリアコンサルティング業界組織形成
キャリアコンサルティング業界の関連ステークホルダーの活動を振り返るならば、資格活用の実践に対して、ここを基本とする諸活動の動きもなく、希望者養成・資格発行をすることのみが組織機能と考え・踏まえられていることについては、十分過ぎるほどに理解をさせて頂いたと思っています。
ひと言で云うなら「資格ビジネス以外の経営上位概念は皆無」で、資格活用~クライエント支援の実践は置き去りとなっているのが業界状況といえるのでしょうか。


本来の職能組織・機能こそが必須
臨床心理士・産業カウンセラー・各種心理士 etc. 社会に機能・役割を果たす心理職・対人支援の先行事例は、既に世の中にありました。

雇用問題・就職活動に深く係わる現実的な問題解決の希求のニーズ・職責を担うであろうキャリアコンサルティング業界(?)であるため、業界構成・進捗計画等々については、業界形成の参考モデルとして先行事例から学ばぬことは、よもやないだろうと愚見を抱いておりました。
が、社会の動きに即応・反応する事無く、ただ資格者養成のみの活動に始終するとは微塵も思わず、学びもそこに無いとは・・・自分の先見の無さに赤面の思いとなっています。

美辞麗句のお題目を並べても、社会ニーズに対応する動きを業界全体として実施しないなら、社会から認められることも、キャリアコンサルタント当事者の地位保全・確保を果たすことも全ては、机上の空論であることは間違いなのだと思います。


今後の業界展望として
キャリア・コンサルティング協議会の会長職もCDA・GCDFと続き、次は産業カウンセラー協会から選出される流れが順当なのでしょうか。
現会長の花田氏の大きな功績である技能検定の実施を踏まえ、次のステージがクライエントに向き合う「社会的な効果・意義を見出す実践」へと向かう方針に強力な舵取りをされることを望んで止みません。当然に政治・経団連・労組等への関係化の促進を図る必要性も高いといえるでしょう。
これらは、依存心からではなく、個人レベルでは対応不可能なことであるともいえ、ステークホルダーとしてのマクロの活動が期待されるところであろうと思います。

先述の全ては、現ホルダー各行を否定しているものではありません。
社会をはじめ、直接クライエントに向き合う資格保有者としての多くの願いに近いモノだと思っています。
資格者養成のみの対応が、経営目的としての実態で、国内に対するキャリア形成の啓蒙・推進活動は、有資格者個々人の問題であるとの事であるならば、致し方ないお話しだと思います。
ゆえに望ましくはと思うことであり、そこに誤解がないような告知広報の徹底をして頂けるなら、何処かを咎めるようなお話しでは当然にありません。


各現場実践の状況のナレッジ&シェア~メソッド化
「キャリアコンサルティングとはかくあるべき」と、幾度、机上論を聞いたでしょうか。
アカデミズムに偏り、クライエント視点での対応を描かぬために・ニーズに学ぶことをぜず社会から認められないのでは、一体何の意味がそこにあるのでしょうか。

いま社会に必要なのは、キャリアコンサルタントに向き合う先生方でも・理論家でも・机上論者でもなく、ひとりのクライエントに向き合う、本物のキャリアコンサルタント個々人だといえるでしょう。

そして、現場で奮闘されている実践者としてのキャリアコンサルタントにフォーカスし、支援対象別に専門性に基づく、スタンダードメソッドとしてのフレームワークの完成を行うことが、国内の雇用問題に対する解に繋がるのではないでしょうか。

国内におけるキャリア形成支援の専門別の基礎を形作り、基礎を元に支援効果に基づく弛まぬ改変を繰り返し・積み重ね、さらにそれを公表して活用していく、ナレッジ&シェアが必要なのだと思い至ります。
自らの業界のコンサルティングも出来ずして、他者のコンサルティングが出来るとは思い難くもありますが・・・


2011.においての切なる期待
個々人レベルに於いて、キャリアコンサルティング・キャリア形成の実践のための推進活動やキャリア教育の実施が進み始めていることは、本当に素晴らしい動きだと思います。

ミクロの動きとマクロの動きを効果的に掛け合わせることで相乗効果が生まれることは事実でしょう。
2011.に於いては、実践の視点を重視し、少なくとも2010.より社会的にキャリアコンサルタントの機能・役割が求められ、環境機会の適正確保と地位保全・確保がより強固なものへと向かうように祈りたいと思います。

  対人支援を必要としない社会作り(キャリア教育の推進)
  教育実施を前提としたキャリア形成支援の実際
  実践主体の国内の専門別・対人支援メソッドの完成
  関係各機関への働きかけを実践する職能組織化
  歪な資格制度・内容の抜本的見直し~CCの地位保全・確保
  支援実施効果の積極的な開示・広報    etc.



笑顔の行方を見つめて



ブログ 「キャリアの翼」より

心身的に疲れていたのでしょうか・・・この一ヶ月は直接的なキャリア関連の記事が中心とは云えないかも知れません。 が、すべてキャリアコンサルタント視点で書いていますので、伝わる何かがあれば嬉しく存じます。

なんでやねん! 過ぎ行く2010.に心を叫ぶ!
男と女 * Un Homme et une Femme
箱根駅伝*学生ランナーへのエールを
Cool head & Warm heart は、悲しい秋の「か・ほ・り」
I change a feeling, and how about even music?

Sweet temptation & Emotion
就職活動・経営活動・・・あと一歩*その先にある景色
シンプルに包まれる・・・森林浴とZZ TOP
ぴょ~んと徒然の戯言*行雲流水の如く
禁断の背徳に寄り添う*甘美なTabooの誘惑

小悪魔中年のイケナイ笑み
Ballerina からの大切なプレゼント
実りの秋に・・・こんなん出来ました!
「Now and here」に優しい笑顔を添えて
江戸下町キャリアコンサルタントより*就職活動中の学生さんへ

「鉛筆を折らせた男」の恋愛考
「たき火と焼き芋」 * 秋の香りに包まれて
いとおかしきかな「都道府県名@当て字英語」
経営管理の「性善説・性悪説」
こんな社員が会社をダメにする* 「こんな社員はダメ!」

「続*職人世界」に現代キャリア形成の解を見る
「職人魂」と「職人人生」に現代キャリア形成の解を見る
小さなほほえみのための「傾聴」
果てることない旅の続き
ハイタッチ「隊」@茅ヶ崎にエールを

こんな経営者は嫌だ!
愛の欠片を「願い」というなら、愛を!と叫ぶ
キャリア形成*推薦本 「Can you Dream? ~夢を生きる~」
「親の敵と思って打つべし」*小っちゃなおじさんstory
キャリア形成の事業仕分け*この日を「Reset & Restart」に



【ディスカッション・ペーパー】キャリア・コンサルティング業界形成に向けて
* 笑顔の溢れる社会に向けた*キャリア形成支援の業界形成のための提言 *

 A. キャリア形成支援の全体像から見た課題形成(192 KB)
 B. キャリア形成支援の業界形成に向けた具体的な検討諸案(132 KB)
    キャリア・コンサルタント技能士会に関わる課題形成



career wing
仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、
キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

ご報告:SNSキャリアコンサルタント・ラボラトリー(CCL)は、年内一杯を持ってお役御免と活動を休止させて頂きます。
運営全体としてどうだったかは、反省を含め色々とありますが、個人的にはここから学ぶことが多くありました。
今後に於いてSNS活用をお考えの方々には、事例・状況のナレッジの実施をさせて頂きますので、お気軽にお声掛け下さい。
拙い運営でしたが、これまで、ありがとうございました。


早いもので、あと一ヶ月で2010.も終わりとなります。
皆様に於いての今年1年は如何だったでしょうか?
終わり良ければ全て良し。
素敵な年の瀬をお迎え下さい!



一日一膳?の思いで書き綴っているブログ* キャリアの翼 *「笑顔の行方を見つめる」キャリア*ノート*あんなことも・こんなことも・・・


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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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