2008.10.22

夢のなかで・ひとり言

・・・深い眠りのなかで〜

1年前、キャリア形成支援関連の業界に、怒りにも似た感情を覚えていた自分がいました。 時が流れいま、当時、自分の心のなかに渦巻いていた感情は、乾いた諦めにも似た気持ちに切り替わっていることを自覚しています。
心情的には「正直、疲れた」というのが素直な言葉なのかも知れません。



2008年も残りあと2ヶ月で終わりを迎えます。
本年は、国内において、「キャリア・コンサルティング元年」ともいえる程、重要な1年だったのではないかと思っています。

   国家資格(技能検定)化
   ジョブ・カード制度の実施

完全な私見ですが、上記の2点は、現在の民間資格ホルダーにとって、大きな意味を持つ事だと思うのです(詳細は、後述します)

しかも、教育業界:各大学では、全入制時代を迎え、日雇い派遣が原則禁止となり、団塊の世代のリタイヤは、組織構造変化とともに大きく動き出し、 アメリカ発の大恐慌に近い株価暴落による景気の低迷、等々
厚労省が据えた「キャリア・コンサルタント5万人計画」の思惑など完全に吹き飛ぶ程の社会状況下の真っ只中にキャリア・コンサルタント(カウンセラー)は 置かれているのだと思うのです。


国家資格(技能検定)化やジョブ・カード制度の実施によって、

国内のキャリア・コンサルタント(カウンセラー)が、社会機能として活躍出来る大きな機会が来たと思いました。

時代・社会背景のなかで、キャリア・コンサルティングの大きなムーブメントになり得る機会がやっと訪れたと思いました。

当然のことのように各業界関係団体は、これを機会として大きく様変わりを図っていくものだとの展開予測を持ちました。


社会全体も業界も変化のターニングポイントゆえに、先述のような感情を抱くこと事体が早計なのかも知れません。が、 果たして、国内に於いて、

キャリア・コンサルティングの必要性を信じ
キャリア・コンサルタントの活躍機会を踏まえた業界形成を本気で考え
そのための歩みを進めるために行動に移している「ところ・人」は、一体誰なのか
そもそもそんな存在などいるのか    etc

この間、ある種の大きな期待感を持って、業界各団体の動向を依存心とは違う思いのなかで見つめていましたが、 頭の弱い私には、各団体がHP等に掲げられたキャッチコピーが陽炎のように揺れて見えるのみで、業界形成に向けての「本気」を感じる事はありませんでした。


「果たすべき使命」など、キャリア・コンサルタント(カウンセラー)個々の思いにのみ委ねられていれば良いものなのでしょうか?
本当にいまの業界の姿が適正なものなのでしょうか?



■□□ 国家資格(技能検定)化について

厚労省というより国としては、キャリア・コンサルティングの資格認定を行うことのみで、 事業者支援や活動支援については、業界もしくは当事者で開拓し、実施しろとのスタンスなのでしょう。
それは国の立場として致し方ないことなのだと思いますし、それで良いのだとも思います(活動助成金支給の検討をと思う気持ちもありますが)

では、業界の当事者である各団体(認定試験実施のみのところは別)は、その存在使命においてどうなのでしょうか。

民間資格と国家資格の関係性は、どのようになるのですか
国家資格は、民間資格の上(高次)に据えられるモノなのですか
それとも別々のモノ(内容・資格)なのですか
各団体と協議会の機能・活動等の棲み分けはどうなるのですか
国家資格取得を目指す上で、民間資格を通過する必要はあるのですか
会費を分納し2団体に所属する意味はあるのですか
各団体のビジョンと明確な行動計画は明示されているのですか
有資格者の創出をすることだけが各団体のミッションですか
資格を活かすためのフェイズへの取り組みはしているのですか
社会・業界全体の将来予測・展望を描いているのですか       etc


果たして国家資格の取得がホルダーにとって何等かの実利上のロイヤルティを生むものなのでしょうか。
キャリア・コンサルタント(カウンセラー)諸氏において、この資格取得に将来的な確約など見えなくても、 それでも現状打開の一歩としてこれに向かわざるを得ない実情もあるのだとの想像力は、関係団体において持ち合わせていないのでしょうか。


ロジャーズ:カウンセリングの機軸を業界関係団体の法人格に問い掛ける事は意味なき事なのでしょうか?

社会・会員に自己開示していますか?
社会・会員に自己一致していますか?
会員相互との共感的理解を図っていますか?
会費に見合うsomethingを提供出来ていますか?
NPO法人格としての使命を果たしていると言い切れますか? etc


小社を設立した際、ある団体にご挨拶に行った時、私のお相手をして頂いた理事の口から、 「えっ。キャリア形成支援事業で法人化してしまったの」と言われた言葉は、経営継続している間、決して忘れる事はないだろうと思います。

  国内にキャリア・コンサルティングが必要であること
  ゆえに業界形成が必至であること

そこに傾ける思いについては、おこがましく愚自ながらも「あなたに劣る気は微塵もしませんよ」と胸に湧き上がった言葉。

自分に取っての行動の原動力は、「反骨精神」。
いま、あの時の気持ちを思い出せ!ともう一人の自分が呟いています。



■□□ ジョブ・カード制度の実施について

ジョブ・カード制度は、キャリア・コンサルタントの「業務独占資格」(実際上)となっているのに、 業界全体がここに注力している形跡など何もないと感じるのは私だけなのでしょうか。 少なくとも私が知りうる限りで、積極的にこれに取り組み姿勢を見せた団体を知りません。

 ※ジョブ・カード講習会の実施は、
  社会経済生産性本部(認定試験実施団体のひとつ)が請負われました。



実際にクライエントに向き合い職業支援を行っている諸氏からしたら、同制度の内容(ツール等を含む)が何とも心許ないモノであることは直ぐに分かるはずです。
しかも、本来は、国家資格を取得した者のみがこの業務に専従することが出来るとまで明言されていたモノです。
ならば、なぜ業界全体として、より良い制度開発や実行フローの確立・制度認知の拡大等々に助力をし、この機会に更なる業界形成に向かおうとしないのでしょうか。
国が事業独占資格として公表しているのにも関わらず、業界関係各団体の国・有資格者に対する温度差の有り様を見ていると、 国内におけるキャリア・コンサルティングやキャリア・コンサルタントの認知向上や活動機会の拡大等々など、有名無実のお題目なのではないかと思えてくるのです。

国策として動きを掛けたジョブ・カード制度。
当然に3年後の諸事変更を見込んでの荒い状態からのスタートであることは目に見えているはずのことです。
キックオフをされたこの大きな胎動に業界が真正面に向き合うことのない姿勢は、何を理由としてのものなのでしょうか。

そんな事を行っても現段階で助成金が給付される訳でもなく、単純な名目投資になるのみだからでしょうか。
本当にそのスタンスでNPOとしての使命ははたせるのでしょうか。

綺麗毎ではない生身の現場をご覧になられ、大儀を貫き通すことが叶わぬなら、NPOとしての使命の何割を果たしているといえるのでしょうか。
経営・収益源の確保は必至です。が、ならば非営利にする必然が一体どこにあるとお考えなのでしょうか。


団体の法人格を生かすために貴重な会費を払っているのではありません。
会員となることによる何等かのメリットを享受できるからこそ、会費を支払っているのです。 自分が所属する団体には、何等かのロイヤルティを感じるのが人の常です。


団体に所属する理由・必然性は果たしてどこにあるのか
現場の個人と団体側の思惑が完全に違うのではないのか
この変化の時にこそ長期的なビジョンが必要なのではないのか
本気で業界形成に走り切るタイミングなのではないのか    etc


業界形成の牽引を明確に打ち出し、真摯に活動されるところこそを正義として、以後、本当に所属すべき団体の選択判断をしていきたいと思うに至っています。




誰かを、特定のどこかをバッシングするつもりなどありません。
単純に現在の社会情勢や業界の成長機会のなかで、関係各団体の動向に違和感を強く感じるだけなのです。
向き合うべきものを見誤っているのではないかと感じる業界には、猛省と変化を期待しています。
もちろん期待は寄せるも依存をするつもりなどありません。


個人・組織の各々に役割と使命があります。
今の乾いた心境も反骨精神で乗り越え、己の使命を果たします。


なにウ○チでは、力も出ない・なに糞の精神で!




・・・何とこんな怖い?悪態?を夢のなかで誰かに語っていました。

こんな内容、本当に喋ったら、きっと叱られちゃいますよね・・・

やはり、疲れなのか・ストレスなのか・・・解消のためには・・・ウムム



career wing
仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

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思いが形になりますように!



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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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