2008.10.15

ネコ達に教えて貰う 「キャリア形成」

我が家には、去年の暮れまで4匹のネコ達がいました。
今は、17年間一緒に過ごした子が天で遊ぶようになり、18歳の子を筆頭に8歳と
2歳の3匹の子達と一緒に暮らしています。

秋の長雨も一息ついた青く澄み渡る空を見つめていて、もともとはイヌ派だった自分が、 20年弱の彼等との生活のなかですっかりネコ派となり、これまでに気付かされ・教えられた多くのことのなかの一部を今回は綴ってみたいと思いました。



■□□ 眠る

「猫」の名前の語源には、幾つかの説がありますが「よく寝る小さな動物」の意味が良く言われます。
「食べる・遊ぶ・寝る」が彼等の生活の中で3大意義かと思える程なのですが、その中でも名前の語源の如く、本当に良く寝るのです。

ご飯を食べて・遊び疲れて、常にウトウトなのですが、彼等の凄いのは、
「その時、自分にとって、最高に気持ちの良い場所を選んで寝る」ことなのです。
陽だまりが大好きな彼等は、季節・時間で移ろいゆく家に差し込む陽射しの場所を知っていて、その時々に応じた寝場所を何箇所も持っています。

3匹それぞれにお気に入りの場所があり、ふと気が付くと長い時間を過ごしているのは、 やはりそれぞれのお気に入りの「ここ」となっていることに気が付きます。


 自分にとって唯一の場所を持つこと
 「ここ」に辿り着くまで何度も々も探し続ける行動力
 季節・時間の流れに応じた「ここ」を何箇所も持っていること

彼等を見ていると、自分と環境の2つのなかで、自分にとっての最高の場所やバランスを見つけることの天才に思えてくるのです。

「日々、目一杯に命・生を謳歌して楽しむこと」

生きることの意味とは、これなのではないかと、彼等の気持ち良さそうな寝姿から気付かされます。



■□□ ごはん

「猫は家に付くもの」と言われる彼等ですが、朝夕のご飯の時間には、「腹減った〜メシくれ!・メシ!・メシ!」と家人に訴えかけてきます。

 寝ている身体の上にジッと乗って動かずの重量攻撃だったり
 ニャオ・ニャオ鳴き声の止まないシュプレヒコールだったり
 寝顔にお尻を向けてシッポを揺らしてのくすぐり技だったり etc

彼等は、目的達成のための手段を幾つも持っていて、 「家ネコのオイラ達に美味しいメシ出すのは、お前らの義務だぜぃ」と言わんばかりに、確実にニーズを手中に収めます。

子供がいない我が家にとっては、彼等が子供代わりでもあるのですが、毎朝夕に繰り広げられる戦い?に慣れてきてこちらの反応が鈍いと、 3匹のチームワークで様々な新手の攻撃も仕掛けてきます。


 役割の大切さ
 欲求に素直になること
 目的を果たすための戦略・戦術を持つこと

新聞を読みながら彼等がご飯を食べる姿を眺めることが多いのですが、 「食欲」という本能に関わることへの欲求の強さを目の当たりしながら、(疾病以外の)ニートに関する記事を目にする都度、 「社会の中で生きること・その最たることは仕事であり・それは本能に近いモノなのではないのか」と考えてしまう自分がいます。
飽食の時代と云えばこれに尽きるのかも知れません。
が、マズローの欲求5段階説を思いだしながら、生きることへの生理的欲求をも侵食している「何か」を見つめなければならない時代の不思議さを感じるのです。

シンプルに「生」を見つめることに社会問題の解決のヒントがあるのかと思い知らされます。



■□□ 遊び

夏の夜は、ベランダのかなぶんにちょっかいを出し、 秋には空中に止まっては動き出すトンボと遊び、 流れ行く雲・大空を舞う鳥達を静かに見つめる彼等。

家に入れば、紙袋の中に入り、転がるものを見つけては手で遊び、時に押入れの奥や、TVの後ろ、はたまた棚の一番上から、 身動きが取れなくなり、SOSの鳴き声をあげます。
ひとりで遊んでたと思えば、仲間とジャレ合っていたり、それにも飽きると読んでいる新聞の上に乗って寝転び、遊んでくれとせがんだりと、 遊びたいモードが、お眠りモードに切り替わるまでこれが続きます。

そんな彼等を見ていて、家主よりもよっぽど彼等の方が家の隅々まで知っているのだろうなと良く思います。
しかし彼等の行動を見つめてみると、ただ気の向くままに遊んでいるようにも見えるのですが、 寝床としての候補場所や不意の来客や雷の時の避難場所をも確認をしているようで、 併せて、いつでも遊べるモノの在り処も確実に押さえているのです。

家中の場所も遊び道具も人の常識を見事に超えた「まさか」に常に笑わせられたり・泣かされたり・驚かされたりの連続ですが、 日々、新しい発見を与えてくれる彼等の成長が、自分自身の成長にも通じている気がすることが多いのです。


 尽きること無い探究心とチャレンジ?精神
 常識?に捕われないアレンジ力
 経験を記憶に留め、適時引き出す活用力

彼等の1日を過ごす姿を眺めていると、親離れをした後の日常行動には「依存傾向」など微塵もないことに気が付かされます。
自らの体調と気持ちと周りの状況のなかで、その日・その時に描ける最高の時間の過ごし方を選択し実行しているのです。

「最高の幸福追求主義」・・・ちょっとした羨望を抱くのです。



■□□ 学び

「犬は人に付き、猫は家に付く」とよく言いますが、

 ネコの家につく=自ら選んだ環境を謳歌すること
 イヌの人につく=与えられた使命を全うすること

多少、無理矢理なロジックと感じない訳ではありませんが、それでもこんな風に思えてしまうことが多くあります。

キャリア形成の達人になるためには、 職業選択や新規事項に取り組むような時には「ネコ型」の行動原理を参考にし、 組織行動や生活安定期には「イヌ型」の行動原理を参考にすることが、ポイントとして必要なのかと思うのです。



今日も彼等は、メシくれ!から1日をはじめ、積極的に楽しみを見つけて遊び、陽だまりを友にしてゴロゴロとしながら眠りについてを繰り返しています。
時に「何にも考えてないのかなぁ」などと思いながら「最高に幸せな寝顔」を見ると、彼等にとってはこれが一番の過ごし方なのだとしみじみと感じます。




「日々、目一杯に命・生を謳歌して楽しむこと」

目指すべきは、シンプルにこれなのだと教えられます。



career wing
仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する、キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然 < 編集後記>

持病の関係で飲み薬には注意を払わなければならないのですが、ひょんなこと(足の怪我)から抗生物質を飲まざるを得なくなったのですが、 これがそこはかとなく眠くなるのです。

そんな話しを相方にしたところ、「薬飲むの止めて、ハワイでも行ってくれば、足も良くなるんじゃない?」と。
「!」と頭を過ぎるも・・・・

応答シュミレーションその1

「だよねぇ! それも良いかも!」
「大した怪我じゃないなら薬やめれば・・・」

応答シュミレーションその2

「いや、足痛いからそんなん無理だわ」
「ネコじゃないんだから、眠い言い訳しない・・・」


戦略も戦術もTPOと相手を見極めて実行しないと目的は達成出来ず・・・
ウチの子達は、そんな会話を大あくびしながら見つめているだけです。



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Career wing  tadashi yoshida


特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会 会員
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属

厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格
キャリアカウンセラー

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