「個の時代」のキャリアカウンセラー&人事
2008.7.2

6月の徒然 「紫陽花とひまわり」

梅雨の長雨が降り続く先日、打合せで久しぶりに鎌倉に行って来ました。
ミルキーグレー一色に覆われた6月の空を車内のフロントガラスから見つめていると、なぜか妙に物悲しくなってしまいます。

参道の木々も雨のなかでジッと息を凝らしているような中にあり、
なんとも静かに瑞々しい輝きを放っていたのが「紫陽花」でした。

薄い黄緑色・深い紫色・淡い水色・すみれ草のような赤色。
信号待ちの目に飛び込んだその姿は、思わず笑みが零れてしまいそうなほどの美しさでした。

 みなぎる命の迸りのような力の存在感でもなく
 輝く美しさを控えめに守るようなものでもなく

ただただ自然のなかにゆったりと溶けているようで、
しかも静かな命の躍動が漲っているようでもあり、
なんとも無理のない紫陽花の姿に、
肩の力も自然に抜けていくような気分になりました。

雨に打たれている紫陽花にとっては、
梅雨の長雨でさえ旧友との語らいのような時であり、
青天の澄み渡る空においても、
無邪気な笑顔で遊ぶ子供のような時でもあり、
移り変わる時のなかで自然に寄り添い流れる生を謳歌しているような、
そんな姿にとても惹かれる気持ちが芽生え溢れていました。


同じ株に咲くのに花色の違いがあったり
場所々で青や紫や赤色が密集していたり
植え替え等々で花の咲き色が変わったり

紫陽花の不思議として云われる「 色変わり 」。

時に無理はしても、結して無茶はしないこと
ありのままを受容れ、自分らしく歩むこと
変化することの自然さを忘れずにいること
個と全体は変化のなかでも一体であること
命の瑞々しさは、生ある限り失われないこと

こんなところにもキャリア形成のヒントがあるんだなぁと
職業病?にも近い浮かびあがった思いに、ひとり苦笑いでした。


打合せを終え、駐車場に向かう途中にあった花屋さん。
ガラスのショーウィンドウの中には、早咲きとも違うのでしょうが、
小さなひまわりの束が飾られていました。
何とも直向な真夏の象徴でもある、ひまわりの黄色に目を奪われました。


打合せ後の足で、激務の仕事の末、ビルの上からから飛んでしまった、
人事の仲間であり、真の友であった彼の月命日の供養を済ませ、

・ 俺はいま、咲いているのかね
・ まだ、咲いてないか
・ 咲いてるなら、そこからは何色に見えるのよ
・ どんな風に色変わりをするんだろうな

と、乳白色の空へ向かい問い掛けてみました。

 誰にでも明日は平等に訪れる。大切なことは、明日の迎え方だ 

口癖のように部下に話して聞かせていた彼の言葉が過ぎりました。
目をやればそこに、雨に濡れながらも静かに笑顔で咲いている紫陽花の花がありました。


悲しみも・苦しみも・多くの問題や悩みも、
時の流れのなかで変化していくものです。

梅雨空のあとには、澄み渡る青空が広がることも
思いと行動を通じて、自分らしく変化できることも
自分しかない唯一の輝きや魅力に溢れていることも

キャリアカウンセラーとしての職を通じ、
悩みを抱いたクライエントが少しでもこれに気付きを以って、
自分自身の本来の命の力を信じ・取り戻して頂けるようになれば嬉しいと、
常々思います。


・ キャリアカウンセラーって何よ
・ お前がそれになるって
・ まぁ柄にもないことに向かうもんだ

夏のひまわりが大好きで、毎年ひまわり畑に旅行に行っては、
一面、黄色だらけの暑中見舞いを送り続けてくれた彼。

そんな彼の愛ある悪態を紫陽花と共に振り返った6月のひと時でした。


career wing
仕事を通じて、“自分「らしさ」の実現”を追求する キャリア形成支援のトータル・ソリューション・サービス
ヨシダの徒然〔編集後記〕

5・6月と今までにないほど、キャリアコンサルタント資格の取得支援(2次:実技)を実施していました。

ご面談を通じ、対人支援業務であるキャリアカウンセラーとしての姿勢に疑問が残る方(完全な私見判断)とのセッションは今までお断りを続けていましたが、 他の機関での実施方法・内容を幾度となく耳にするにつけ、試験対応のための形ばかりに拘り、キャリアカウンセラーとしての肝心なことに触れもしない、 結果として、クライエント・業界の不幸を自ら招いているような悪しき情況を強く感じ、多少の怒りを発奮材料にして、もう一度、これにも取り組み始めました。

商業主義を一点も非難するつもりはありません。
己に自惚れているつもりも微塵もありません。
試験合格との現実を目の前にした時の理想主義だとの非難があるなら甘んじて受けましょう。
対人支援者であるキャリアカウンセラーを目指す方々への対応であることを忘れがちだと思える現状に、怒り・憤り・を強く覚えるだけです。

キャリアカウンセラーにおいて、要領の良いヤツなんて大嫌いなのです。
対人支援業務に対して、言い様もない突き動かされるような気持ちを抱えた方。
私自身は、そんな本物の思いを持った方々をキャリアカウンセラーとしての資質のひとつと思いたいのです。 もしも、そんな思いをお持ちで、悩まれている方がいるなら、100%の全身全霊を込めた対応をお約束しますので、迷わずご連絡下さい。

よく料金の事を聞かれますが、試験合格のサポートとの事であれば、完全な結果主義で、合格をしなかった場合、完全に無償で結構です。
支援のお断りを申し上げる可能性もありますので、小社も相応のリスクを背負いたいと思います。 合格を果たされた場合の費用等のことは、お問合せ時に遠慮なくお尋ね下さい。

怒り?に任せ、後記の方が本文ほどに長く・・・ハァ・・・お恥ずかしい。



Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリアカウンセラー

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