最近、各企業に於ける「キャリア開発」への取り組みが俄かに活性化していることを肌で感じています。実施に際して、事前のご相談を受ける機会も増えて来ているのですが、中には既に実施を行ったが、どうも上手く推進・活用が出来ず、元の組織に戻そうか検討中だとのご相談も入り初めています。

変化・不確実性・スピード・相互価値・生産性向上・短期離職・適正労働力の確保・自己責任(職業/ライフ・キャリア形成)・・・etc

経営を取り巻く組織課題は、確実に「ひと」をキーワードにしていくつも内包しています。
この問題解決の答えとして大きく位置づけられているのが「キャリア開発」なのですが、時流に乗った言葉だけが先行して、組織導入の際の重要なポイントを押さえられていないことが間々あると感じています。

 

「キャリア開発」の成功のためには、経営・推進主体者としての人事・社員の三位一体となり、全社事案として取り組む必要があります。
終身雇用制の崩壊は、長期安定成長を企業に描けないことの裏返しでもあり、自己のキャリア形成を組織に委ねていた時代は終わったといえます。
諸々の不確実性が高い状況下では、組織と個人の相互価値を短・中・長期で見つめ続け、双方の合致・合意点を導く必要性があります。

このためには、今まで個々人に経験がなかった(無くても良かった)、組織に自己のキャリア形成を委ねるのではなく、自己責任に基づき、自分自身のキャリア(職業/ライフ)を自らが切り開いていく必要があり、これこそが「キャリア開発」の目的である訳です。

つまりは、それまでの経営イズムも組織体制も・諸規則も・組織の価値観も・人事評価も・各種制度も・福利厚生も・育成事案も・EAPも etc

経営を取り巻く、組織構成要素の全てを見直し・検討したなかで、キャリア開発に向けた進捗を推進することが成功のための必須事項となる訳です。
流行りの言葉に踊らされることなく、「今後の経営を生き抜くためには、”キャリア開発”が必須事案なのだ」との全社的なコンセンサスと、上記に掲げた、組織構成の各要因の改定をマストの経営課題として捉え、同時に実施しなければ、期待効果を描くことは難しいといえます。


そんな中にあり、特に人事ご担当者の方々から、経営や管理者に対して、キャリア開発に向けた説明資料として何か良い参考資料はないかと聞かれることが多くなり、下記の厚労省作成の報告書をご紹介をさせて頂いております。


平成14年の7月作成と、日付は多少古いのですが、数多の報告書にありがちな難解な言葉の羅列と専門過ぎる内容ではなく、キャリア開発に必要な諸々が、非常に幅広く且つ詳細に渡り行き届いていて、参考書籍としても十分に成り立つものであるため、経営各層にもそのままご覧い頂き、活用することが出来る内容にまとめられています。


経営・人事ご担当者の方々には

  キャリア開発がなぜ必要なのか
  踏まえるべきポイントは何なのか
  具体的な方法として何が検討出来るのか
  企業経営への将来に渡る影響はどうなのか   等々

キャリアカウンセラーの方々をはじめ、キャリアカウンセラーを目指している方々にも

  キャリア・コンサルティングとは何であり、なぜ求められるのか
  キャリアカウンセラーに期待される役割(心理カウンセラーとの明確な違い)
  キャリアカウンセラーの将来展望          等々


キャリア開発を考える方をはじめ、これに係る全ての方々の前提情報としてご一読を頂きたい内容ですので、今回、ご紹介させて頂きます。

 


平成14年7月31日 厚生労働省職業能力開発局 発表
キャリア形成を支援する労働市場政策研究会報告書

目次(大項目)              ※ 目次の詳細は、こちらからご確認出来ます。

    1.キャリア形成の意義
    2.労働者・個人のキャリアのあり方
    3.企業側から見た労働者のキャリア形成のあり方
    4.キャリア形成に係る政策展開
    5.労働市場の構築
    6.法的問題点
    7.まとめと提言

   ※ページの区切りがない掲載になっており、若干の読み難さが否めません。
   ※印刷時の総ページ数は、35ページになります。

   ●平成14年7月31日 厚生労働省職業能力開発局 発表
     「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書

 


春の徒然・・・

いよいよ来週14日から8月までの間、東京労働大学講座 総合講座の受講開始となります。
「人的資源管理・能力開発」「労働経済・労使関係」「労働法」の3つの領域から、30課目に精選して編成された、現代の労働問題を学習してきます。

キャリア・コンサルタントの国家資格化に付随した内容なので・・・
貴社業務へのプラスの反映が期待出来る内容なので・・・」と、取引先に対して表向きは、お伝えしたのですが、本当は、講座内容も然ることながら、実施場所が、「東京大学 法文 1 号館 法学部第 25 番教室」とのことで、東大赤門をくぐれるぞ!っと、誠に不謹慎ながらも、伊勢参りの如くの気持ちで、思わずポチっと申込みをしてしまいました・・・
期間中・・・3回も試験があることを後に知り、GWは許より、この間、休み返上は必須のようです・・・何やってるんだか全く・・・トホホです。

※ 講義項目と日程・業務調整のご案内はこちらです。

いや弱音の前に・・・頑張ってやっつけてやりますよぉ!?

 


我が家では、子供代わりの3匹の猫達と一緒に生活をしています。
自分の子供が出来るとマネージメンとが変わるぞ」とは、よく先輩に言われ続けた言葉ですが、全く、性格も年齢も違う彼等との生活の中でも、無償の愛・役割と躾・リスペクト・多様性の尊重・・・命とのやり取りの関係からは、本当に学ぶモノが多いと、言葉の意味を確かに実感しています。 とはいいつつも、日々、くじけそうになるのですが・・・

ヌクヌクのベッドで目覚めると、シッポの持ち上がった彼等の秘密の場所が目の前に...

久々に戻った我が家の玄関でお出迎え!と思ったら、あくびと一緒に砂を掛ける動作の前足プルッをされたり...

高い・高い!をやってあげたら、 手の中で思いっきり暴れ、後ろ足で思いっきり鼻にキッ〜クをされたり...

寝ぼけまなこで電気を付けずにトイレへ向かった廊下でムギュゥっと踏んづけた、彼らの粗相にも...

テーブルに置いておいた大好きなアロエヨーグルトに足も顔も突っ込み、ぺろぺろ食べられちゃっても...


それでもお父さんはくじけない!・・・と心に思うのでした。


自宅に持ち帰りの書類作り、完成間近にPCの横で伸びをしていた花粉症気味?の彼から、へ・へ・・へプュチン・・・とくしゃみをされ・・・キーボードにビロ〜ンとした鼻水が飛び散り・・・思わず誤って、Deleteキーを押してしまい・・・完全消去。

この時ばかりは、完全にくじけそうに・・・トホホン・・・

感情が先に立った瞬間にマネージメントにはならんぞ」・・・またしても先輩の教えが頭をよぎり・・・これも親の務めとぐっと堪えるのでした。

 

毎年、この時期に新聞その他の報道で「今年の新入社員の特性傾向は○○」と発表がなされます。特性傾向を認識してマネージメント実施の参考にする訳ですが、1年先輩になった元新入社員の1年間の成長度合を良く見つめることで、組織内のマネージメントスキルや、本人の育成課題とマネジメント資質を垣間見ることが出来ます。

人事コンサルの仕事で各階層の方々とヒアリングを行う時には必ず、組み込みをお願いする階層のひとつです。組織内のキャリア開発については、また別の機会に綴りたいと思いますが、みなさんの周りにもいるであろう1年先輩の元新入社員の成長を見つめてみませんか?


子供も社員育成も、はじめの躾、繰り返しの認識付が重要な成長の鍵ですよね。

 


しかし・・・ウチの子達は・・・

自分のマネージスキルの低さを目の当たりに、ため息と反省の日々なのです。

 


Career wing    tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー

 


後記

キャリア・コンサルタント資格試験の実技(2次試験)が近付くと、必ず、実技試験対策の対応をしていないのかとのお問い合わせを頂戴します。
本当にあり難いお問い合わせではあるのですが、過去に於いては、複数名合同で実施をさせて頂いてもおりましたが、あまりにも学科(1次)の理解状況に差があり過ぎて、実技に集中しての対応が適わなく、ご参加者の全てに満足を行き届かせられないことが何度かありました。このため現在は、敢えて実施を取りやめている状況であることをお伝えさせて頂きます。

個別対応の場合、費用が嵩んでしまうことと、より多くの事例体験を踏んで頂きたいとの思いから、複数合同の実施をさせて頂いておりました。
が、上記をご理解の上でも、個別の対応を望まれる場合は、一度、お話しをさせて頂き、これを以って、以後のご判断を頂くようにしております。

個人訓練のための情報提供等は無償で行っていますので、もしも上記のようなご希望をお持ちの場合は、参考情報を得てみるかなぁ位のお気持ちで、お気軽にメールでご連絡〜お越し頂ければと存じます。

努力に応じた朗報が届きますこと、心よりお祈り申し上げます。