ニュースでは、早くも沖縄の海開きの様子が流れました。
毎年この時期近くになると、期替わりに伴う人事異動調整や経営計画の詳細説明等と新卒採用業務とで全国各地を飛び回り、少しの空き時間に各地の名所の桜を眺め、北上していく桜前線の行方と出張予定を重ね見ていたことを懐かしく想い出します。

みなさんの周りでは桜の咲き具合はいかがでしょうか?


2008年4月(?)度から開始が決定されている、職業能力形成システム「ジョブ・カード制度」
実施予定を目前にして、サイト検索においてもニュースにおいても、最近あまり情報を見かけなくなってしまっている感を抱きますが・・・
個別に情報を得ようと過日、ハローワーク等に問い合わせも行いましたが、残念ながら望む明確な対応・返答を頂くことは叶いませんでした。
新聞各紙の社説等でも「誰のための制度なのか・・・」とかなり手厳しい前評にある同制度ではありますが、現状かなりギリギリの進捗を迎えているのかと感じてます。

本制度は、国、産業界、労働界、教育界等が一体となって取り組む流れとなっていますが、

『職業能力証明書』の対象となるジョブ・プログラムの修了者は、当初3年間で総計20万人程度、5年間で40万人程度を目標

ジョブ・カードの取得者は、当初3年間で総計50万人程度、5年間で100万人程度を目標

と、国内の雇用情勢の改善に対して相当数の動きを予定されているため、今回は、諸状況や背景、問題点等は別として、職業能力形成システム「ジョブ・カード制度」をもう一度整理しておきたいと思い記しました。

 


官邸発表の各報告書に全てリンクしてありますのでご確認ください。

【平成19年12月12日(水)発表  ジョブ・カード構想委員会 最終報告資料より】


     資料1  頭紙
     資料2  ジョブ・カード構想委員会構成
     資料3  「ジョブ・カード構想委員会」最終報告<概要>
     資料4  「ジョブ・カード構想委員会」最終報告
     資料5  ジョブ・カード制度〜11のポイント〜      
     資料6  
ジョブ・カード最終報告資料


首相官邸 ホームページ検索「ジョブ・カード制度」該当ページ
首相官邸 ホームページ

 

【参考付記】 

タイトルの通り、制度のポイントの概略は、資料5になります。

     ◆リンクはPDFのため、こちらからでも内容確認が可能です。

詳細事項は、資料6になりますが、40頁近い枚数になります。

     ◆各目次を別途まとめましたので、こちらからも確認出来ます。

 


私見としても、ジョブ・カード制度に対しては、種々の問題・課題点が幾つも散見するのですが、この制度の導入により、少しでも国内の雇用状況・環境が好転していけば良いと素直に思います。
また、キャリアカウンセラーの職務においても、これ以降、大きな変化を齎す切っ掛けになるのではないかとも思っています。
活動機会や場が増えることは勿論でありますが、個々のキャリアカウンセラーが『業務遂行に際して記名を行うことから、自らの業務に結果責任の発生が問われることになる』であろうことが、キャリアカウンセラーの能力向上につながりますし、何よりもカウンセリングの密室性を開放することになり、キャリアコンサルティングの認知向上につながると思っています。

・・・とは云っても問題・課題は多いと思われるのですが〜大いに期待したいと思います!

 


キャリアカウンセラーとしてご活躍されている環境や所属機能によって必要有無も微妙かとは思われますし、企業人事に於かれましても、社労士業務の独占事項のようになってしまっており、雇用関連の助成金については、なかなか情報活用が進んでいないようにも感じます。

ジョブ・カード制度に関係して、今後の企業経営(人事)にも役立てられそうな助成金の一部のご案内を附記いたします。


厚生労働省HP 

詳細については、都道府県労働局(職業安定部)または最寄りのハローワークにお問い合わせ下さい。


試行雇用(トライアル雇用)奨励金  詳細はこちらから

業務遂行に当たっての適性や能力などを見極め、その後の常用雇用への移行や雇用のきっかけとするため、経験不足等により就職が困難な求職者を試行的に短期間雇用(原則3か月)する場合に奨励金が支給されます。

「トライアル雇用助成金」のOP的位置づけの助成金として、「雇用支援制度導入奨励金」「若年者雇用促進特別奨励金」が創設されました。
ハローワークへの求人票掲載時にあらかじめ「トライアル雇用求人」の手続きをする必要があります。


特定求職者雇用開発助成金 詳細はこちらから 

高年齢者、障害者、母子家庭の母等の就職が特に困難な者又は緊急就職支援者を継続して雇用する労働者として雇い入れた事業主に対して、賃金の一部が支給されます。
ハローワークまたは職業紹介事業者の紹介により雇い入れた場合に受給できる助成金です。

トライアル雇用助成金と同じ要件の者もありますが、併給はできないのでどちらかを選択の上で受給することになります。


雇用支援制度導入奨励金 

トライアル雇用求人について、対象となる要支援者や就職困難者が常用雇用に移行するまでの間に、求職者が就労しやすくなるよう、就業規則の変更等、雇用環境の整備を行い、トライアル雇用から常用雇用へ移行させた場合に『雇用支援制度導入奨励金』が支給されます。

この助成金を受けるには「トライアル雇用助成金」の手続きをする必要があります。


若年者雇用促進特別奨励金

25歳以上35歳未満で、過去3年間雇用保険に加入していない者を、「トライアル雇用」により雇用し、その後常用雇用へ移行した場合、10〜30万円が支給される助成金です。

この助成金は、平成19年4月に創設されました(平成21年3月31日までの暫定措置)。
この助成金を受けるには「トライアル雇用助成金」の手続きをする必要があります。

 


職業能力形成システム「ジョブ・カード制度」は、まだまだこれから二転三転する状況ではないかと思い、小社としても直ぐに手をあげるべきかを悩んだのですが、じっくりと腰を据えて流れに乗ろうかと状況変化を見守ることに致しました。

メルマガでも何度かに分けて、同制度の参考モデルや問題・課題点、関係各所への変化予測等々を記していきたいと思っています。

実際に同制度の実施者として、キャリアカウンセラーの講習をお受けになられた方や、今後、ハローワーク等で実施に当たれたキャリアカウンセラーの方がいらっしゃいましたらぜひとも情報共有をさせて下さい。ご一報をお願いし、心よりお待ち申し上げたく存じます。

 


横浜オフィスの窓から見える一本の桜の木があります。

春の澄み渡る青空との桜色・春霞のように街灯に灯された夜桜の淡い桜色。
毎年の光景であっても、春の芽吹き・命の躍動を感じる季節です。

ひと雨ごとに暖かくなる季節の変化に「ジョブ・カード制度」の成功を折り重ねてしまいます。


春本番へ移りゆく季節の景色を存分に愛でて下さい!

 


Career wing    tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー

 


【後記】

前回のメルマガで、きつーいお叱り?や同感々との多数のお声のご連絡を頂戴しました。
感情を抑えたつもりでもかなり感情的だったのかなぁ・・・と振り返ったりもしました。
キャリアカウンセラーとしての能力の至らなさについては、惜しまず努力をするつもりですし、真摯にクライエントに向き合い、業務責任を自身に課して歩んで来ているとの自負が、思わず悪態?につながってしまったのかも知れません。
「キャリアカウンセラーは物分かりが良くなければダメ」とかも言われ、失笑&微妙&かなり凹みましたが・・・世評や厚労省見解、JCDAに対しての当事者意識が強過ぎなのでしょうか・・・
座右の銘が「GO FOR IT!」ですので・・・なにとぞ御寛大に・・・お願い申し上げます!?