キャリア・コンサルタント国家資格化への戯言

 

キャリア・コンサルタントの国家資格化については、各方面でさらに動きが活発となり・キャリアカウンセラー(コンサルタント)諸氏の関心の高さもひしひしと肌で感じています。

新聞報道後ここに至る間、あまりにも情報が枯渇していたため、東方西走して様々な会議等に参加して情報入手に務めてきましたが、公的機関による正式な発表までは、正直にいってもうこれで十分かなぁと思うに至ってもいます。
もちろん正式な決定内容・各行の動向には十分に注意し、意識を払うことに変わりはないのですが、既にこの単純な情報提供さえもビジネスに繋げようとしている業界の一部の風潮に辟易とし始めている自分がいます。


現在の「標準レベル」といわれる厚労省指定試験実施先の民間各団体が集まっている、キャリア・コンサルティング協議会においては、国家資格化に対して、指定試験認定機関の申請を2月にする予定だとセミナーの席上、口頭でご説明がありました。
また既に同行主催で、国家試験対策的な意味合いの研修も募集が開始されています(微妙な表現による募集ですが)


同行に参加する民間各団体より、現状や今後に対する正式なコメント等も発表されないままの現状において、どうも斯様な動きは、いままで各行が行ってきた講座内容の自己否定にも見えてしまい、また物事の後先が逆のように感じてしまいます。

クライエントの人生そのものに向き合う、キャリアカウンセラー(コンサルタント)というものをここに携わる方々を崇高に美化し過ぎているせいからなのでしょうか。
現在の民間資格ホルダーや民間資格を取得しようと賢明に頑張っている方々に対して、各関係団体等の正式コメントの適時の発表が必要なのではないかと思う違和感は、事業者としてのエゴなのか、捻れた性格のなせる業なのでしょうか・・・頭に浮かんでは消える「?」を持て余し気味の今日この頃です。


今の現状のままでは、資格の意味として同じ「キャリア・コンサルティング」に関する資格が、民間資格と国家資格の2本立てで進む(存在する)ことになります。
後発的に国家資格の新設がある訳ですので、民間各団体の現状調整がどのようになるのかはとても気になるところです。一般論で云うならば、「国家資格に通じる民間資格の一直線上の存在」が、意味あることなのではないでしょうか。これに違いがあるとするならば、各団体としての際立った独自性や方向性が必須になるのではないでしょうか。


完全な私見ながら、私が所属する日本キャリア開発協会(JCDA)においては、「国家資格の指定試験機関は、キャリア・コンサルティング協議会への一本化にと取決め」単独で同じ動きを目指さないのかと気になっていました。

(目指せるものなら、国家資格の指定試験認定機関に向かって欲しいとの願いを込めて)そんなことを思っていた矢先に、「日本における“CDAの立場と役割確立”をする為の具体的な施策を発表」を目的とした、会員向けの大会が3月に開催されるとの予定が出ました。
同協会は、「キャリア・コンサルタント資格の技能検定化の如何に関わらずCDA資格の試験と認定は継続する」とのことで、「本年からはその専門性をいっそう鮮明にするとともに、JCDAの体制を強化する」とのアナウンスもされました。


先述のお話しでいうなら、「国家資格とは別に協会としての独自性を持って社会機能を担って進む」と解釈できるのでしょうか。
今後の計画を確認しない限り、早計なことは申し上げられませんが、上位資格を取得した場合、協会に所属する意味・意義がどこにあるのかが問われることになりますので、自分自身も良く注意して本大会の参加をしたいと思います。


キャリアコンサルティングの社会的なインフラ整備のためにも、民間指定試験実施団体の動きは、重要で大きな意味を持つこととなると考えます。
先述のことなど全て織り込み済みで関係各所が今後の進捗調整に当たられているのだと思います。ぜひともより良い形を導いて頂きたいと切に願っております。
大変だとはお察ししますが、関係者の皆様には、ぜひ頑張って頂きたいと思っています。

そして、小人の遠吠えながら、カウンセラーの「自己不一致」を呼び込んでいるこの現状が早く改善されることを願って止みません。


春風がそよぐ桜の季節には、こんな今の思いを感じることも無くなることを願っています。

 

 


就職〜職業キャリアの過程は、『恋愛』進行過程に良く似ている!?(次回告知)

 


2月の足音を直ぐそこに迎え、売り手市場ではありますが、来年の就職活動に向けて大学生達も大きく動き始めました。各社に於いても、4月1日の期替りを目前に人事異動調整の動きがそろそろ本格化する気配でしょうか。


職業支援を行っているなかで、「自分の現状を客観的なパターンに置き換えて見つめてみれば、もっと自己理解が深まるのに・・・」と思うことがよくあります。

クライエントが客観的にまた冷静に「現時点の位置確認を行い、次なる行動判断を導きやすい」自己の振り返り方法の1つとして、「結婚=入社」と仮定した「恋愛の進行過程と現状の比較検討」を考えてみることを支援手段として使っています。


実施に際しては、当然にクライエントの個人特性を考慮しなければなりませんが、性別や年齢の差、職業キャリアの幅・深さ等々にあまり影響されず、多少の和みを持ってやり取りを進められることから、若年者を中心に普段のキャリアカウンセリング場面で使っている私のやり方のひとつになります。

少しでもご参考になれば嬉しいのですが、今回は、掻い摘んでご案内をさせて頂き、今後ご紹介をしていきたいと思っています。

 

ex.) 学生の就職活動支援の場面で

・・・自分らしい素適な人生を歩むために、素適な恋愛をすることは大切なことだよね。
・・・就職活動も素適な人生を歩むために、同じように考えられるところがあるからチョッと
   一緒に考えてみようか。
・・・素適なひととの出会いは、そのまま素適な会社との出会いって考えられるよね。
・・・じゃぁ先ずは、どうやったらその素適な人に出会い・知り合うことが出来るかな?


といった感じで、恋愛過程と就職活動の過程を各段階毎に比較し、現状の自分自身への気付きの促進を図っていくものです。

 

ご参考

「結婚=入社」と置き換えた、出会い〜恋愛開始〜結婚〜以降の大まかな恋愛過程のケースパターンと検討分析の項目(左側:恋愛過程 右側:行動特性)


1.出会い                              (自己意識・準備)
2.美しき誤解が生まれる       (興味・将来予測/要望)
3.相愛により付き合いが始まる (判断・主体的行動・反省)
4.晴れて結婚を迎える             (現実直視・将来目標・行動計画・実施)
5.新婚生活                 (第1次:現実確認・評価・判断・実施)
6.出産により親となる               (第2次:現実確認・評価・判断・将来目標)
7.子育てや家庭生活の円熟   (第3次:現実確認・評価・判断・将来目標)
8.夫婦の老後 

 

        
余談を付け加えるなら、1.出会いの話しの際に、
合コンが一番かなぁ」となるなら、じゃぁ「企業合同説明会だね」となりますし、
まだ結婚はしたくないんだよなぁ」なら、「働き方の問題だから、どんな相手と一緒にいることが幸せかを今度は見つめてみようか」となります。


問題ですが、同様の考え方で「失恋」や「浮気」等はどんな職業キャリアの過程に対応して考えられるでしょうか?


恋愛なのか・見合いなのか・・・恋愛上手は、キャリア形成上手なのか? etc も含めて、次回以降に・・・(不勉強にて恐縮ですが、既にこんなメソッド?があるかどうかは確認していません)

 

ちなみに私は、「恋愛カウンセラー」ではありませんので悪しからず・・・?!

 


Career wing    tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー

 


【後記】

SNSキャリアの森も来週位からはじまるのでしょうか。
キャリアカウンセラーの方々とのダイレクトなコミュニケーションツールとなることを楽しみにしています。もっとラフにコミュニケーションをとの方は、ミクシーにて!

 

いつもメルマガをご覧頂きありがとうございます。
本当に拙い文章のメルマガで読者の方々には恐縮の至りです。
あり難いことに読者数も多くなってきて喜ばしい限りなのですが、誠に残念ながらこれに比例して心無い方からのご連絡も多く入るようにもなってきました。
小社の対応事例を確実に集めているのかと思われるモノも中にはありますし、悪戯的な業務妨害に近いメールもあります。
キャリアカウンセラー・人事ご担当の何かお役に立てる一助になればと思い種々の情報開示にも務めているつもりです。
どうか、節度あるやり取りが叶いますよう、お願い申し上げます。
お恥ずかしくも経費の観点で問合せにつきましては暗号化の対応を図れておらず、至らなさをお詫び申し上げますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。