12月23日に大阪で実施された「キャリア・コンサルタント全国大会 社会が求めるキャリア・コンサルタントのチカラ 〜キャリア・コンサルタントの社会化に向けて〜」に参加して参りました。


ポイント

キャリア・コンサルタントの具体的な活動機会の場として、来年度より施行の「ジョブ・カード制度」を機軸として捕らえている

キャリア・コンサルタントの国家資格化の一番早いタイミングは、2008.7月〜2009.3月頃と推測される(あくまでも机上論としての推測)

 


同日は、「午前:講演・パネルディスカッション」・「午後:分科会・懇親会」の大きく2部制で構成されており、参加者の方々は、キャリア・コンサルタントの有資格者のみならず、資格取得の勉強中の方々やキャリア形成に前向きに取り組んでいらっしゃる企業関係者の方々等々非常に幅広い参加者属性となっていました(午前の部参加者約800名:無料 午後は有料で各分科会への参加のため詳細数値は分からず)

 


午前中の講演は、厚生労働省大臣官房審議官(職業能力開発・国際担当) 草野隆彦氏より「キャリア・コンサルタントの役割への期待 〜職業キャリア支援政策とキャリア・コンサルティング〜」とのタイトルで基調講演が実施されました。

お話しの内容としては、既に本メルマガを通じて皆さんに情報提供している内容の口頭説明といった情況でしたので、特段のご案内に至ることはないかと感じましたが、

ジョブ・カード制度の施行に伴い、キャリア・カウンセラーの活躍機会・場を創出できる

と、国は強く考えているとの事をお伝えできるかと思います。


   改めて、下記に関係する参考資料のURLを記しておきます。

   「キャリア・コンサルタント制度のあり方に関する検討会」報告 関係資料
   「ジョブ・カード構想委員会最終報告」 関係資料


小社においては既に「キャリアカウンセラーズレポート」の発行や実施活動を行なっており、公的な形として同様趣旨のモノのインフラ整備を伴い、構築されることには大賛成です。
これにより少しでもキャリア・コンサルタントの活動機会の増大・社会的機能の明確化・認知拡大 等々によって、種々のシナジーが生み出せれば幸いなことかと思っています。

ただし、現段階の情報では、個々のキャリア・コンサルタントが、ジョブ・カード制度の実施者として希望する場合、どのような申請手続きが必要で、労働対価はどのような形になり、どのような帰属先での活動実態になるのか等々の詳細は、情報未開示のため知る術がありません。
ゆえに本件は、継続的に注視していかなければならない事案だと思います。

 


キャリア・コンサルタント国家資格化について

技能検定試験としての国家資格化に関しては、厚生労働省がキャリア・コンサルティング協議会に骨子作成の委任を行っている訳ですが、同会の花田裕会長より、本件についてのコメント(進捗中の案件のため明文化は出来ないとの注釈含みで)がありました。

 

キャリア・コンサルタント国家資格化については、キャリア・コンサルティング協議会において、「閣議決定への申請(技能認定資格)を「2008.2月若しくは、2008.9月」に行い、審査期間(通常約5〜6ヶ月)を経て、政令改訂の運びとなるよう諸準備を進めている」との事でした。

 

これからすると、先述の通り、国家資格化の一番早いタイミングは、2008.7月〜2009.3月頃と推察されることになるのかと思われます。


現有の資格ホルダーに対する、受験の際のインセンティブについては、正直まだ確定されていない感を強く感じましたが(参加パネラーとのやり取りにおいて)、学科試験の一部免除的な検討がなされているようです。
また、受験資格に通じるのか、適格要件に通じるのかは分かりませんが、「実践力」の観点から、実務経験も何等かの判定基準になる模様でした。
各界からのキャリア・コンサルタントに対する評価を背景としてなのか、クライエントの年齢やシチュエーション等々のキャリア・コンサルタントの対象域の広さを考慮した時の専門性の捕らえ方や、カウンセラーとしての「人間性」についてもお話しが持ちあがったことは、ある意味、大変に興味深くお話しを聞いておりました。


総括してしいまえば、能力判定の難しさから、技能資格としての基準化に熟慮を重ねられているといった情況であることをお伝え出来るのかと思われます。

 


臨床心理士の方々においても何年も前から国家資格化のお話しは上がっていますが、社会情勢を鑑み、キャリア・コンサルタントの方が先に国家資格化となる可能性は十分に有ることかと思います。
ただし、今までのお伝え事項は、あくまでも予定である事を踏まえる必要がありますので、ジョブ・カード制度と合わせて、情況推移を見つめ続けることが大切なことかと思われます。

 


午後は、参加者の各々が任意に選択して分科会に参加となり、私は、「キャリア・コンサルタントの新たなマーケットを考える 〜キャリア・コンサルタントを職業として成り立たせるために課題を一緒に考えませんか? 〜」に参加して参りました。


午前・午後を通じて、僭越な物言いながら、特に目新しい情報に触れることは無かったものの、多くの方々とお話しをさせて頂く機会を得たことが今回一番の収穫だったかと思います。

 ※ 同日の資料の閲覧希望者の方は、遠慮なくメールでご連絡下さい。 

 

 


2008年は、キャリア・コンサルタントにとって大きな変化の節目の年になるのかと思います。

キャリアカウンセリングはあくまでも手段でしかありません。

社会背景によって生み出された多くの悩みを抱えたクライエントの方々に対して、キャリア・コンサルタントとして、自分は、何が出来るのか。
キャリア・コンサルタントの目的が問われ、形付けられる1年となるのだと実感しています。

「思い」と「ビジネス」の狭間で揺れる情況がまだまだ続くのだと思いますが、また新たな気持ちで新年を迎えたいと思います。

 

 


末尾ながら、

本記事が、年内最後のメルマガになりますが、拙い文章・拡散する内容・至らぬ表現等々に懲りることなく、お付き合いを頂戴いたしました事、本当に心より深くお礼申し上げます。

ありがとうございました。

皆様にとって、最高の1年の締め括りが叶い、素敵な1年の始まりを迎えられますよう、横浜の地よりお祈り申し上げます。

2008年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 


Career wing    tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー

 

 


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