人事の担当として過去に3000名以上の対面面接を実施してきました。
面接においては、求職者の方々の過去の履歴(歩み)をその時々に感じ得ていた「価値判断と行動結果」と併せて確認し、現在のご自身の諸状況と将来の可能性が組織内でどのように描けるかの判断を行ないます。

 

相手の「価値観と行動結果」を理解しようとする反作用で、たまにその方の人生を心から消せず、ストレスとして溜め込んでしまう場合があった事を思い出します。

キャリアカウンセラーとしてキャリアカウンセリングを行う場合も、クライエントの方のご相談内容によっては、同じように拭いきれない気持ちを引き摺ってしまう場合も時にありますし、
クライエント自身に何らかの答えが見つかり、カウンセリングの終了を迎えた以後も同様の気持ちになってしまう場合もあります。

 


カウンセリング終了後の自戒の念と反省の繰り返しは、毎回、当然のこととして実施も認識もしているのですが、本来ロジカルに考えれば、クライエントの方が求め・導き出した答えに行き着いたなら、自分自身の心模様も晴々するのではないか、それがカウンセラーマインド・カウンセラーの達成感のひとつではないのかと考えもするのですが、中々上手くいかない時もあるのです。


何も答えの出せないものに捕われてしまうことは、出口のないひとつのストレスになってしまいます。

 

キャリアカウンセラーも人事も 

守秘義務を担う職務ゆえ、思いを吐き出すことが出来難い業務特性がある
特にストレス耐性についてセルフケアに意識していく必要が大きい
同じ業務特性を担う、CS関連業務や医療関係者の方々にも同様のケアの必要性がある

上記のように、職種による業務特性のなかにも同じ事が見出せますよね。

このへんを考え進めていくと、

自分自身による「セルフケア
マネージメントによる「ラインケア
経営による「システムケア

の3点の有効な機能を果たすことが、今後益々求められるのかと思います。


昨今、心の健康管理(メンタルヘルスマネジメント)の必要性の認識の高まりが顕著ですが、
CSR(企業の社会的責任 Corporate Social Responsibility)の推進が更に活性化していき、
各企業内での

コンプライアンス・リスクマネジメント
モチベーションや職務満足感の向上
安全配慮義務の的確な履行
人事労務管理の視点から人的資源の活性化
労働生産性の向上

等々の一層の取組により、ストレスに対する予防・対応効果が期待できるかと思います。

 


ちょっと脱線してしまいましたが、
キャリアカウンセラーとして、特にご相談内容が「命」にダイレクトに繋がっているような場合はさらに強くストレスが残ってしまいます。
小社においては、なぜか理由は分かりませんが、一般的なキャリアカウンセリングに訪れる方々のご相談内容よりも「命」や「尊厳」に係わるような事案が多い特徴もあります。


キャリアカウンセラーは、クライエント自身が心の中に溜めてしまっている気持ちや感情を吐き出し、クライエントが自分自身を見つめられるようにすることのお相手をしている訳ですので、どうしてもそのようになりがちなのかも知れませんね。
クライエントの「心を聴く」立場の者として、自分自身の気持ちの整理の仕方を覚えなければならないのだと今更ながら痛感しています。

 


ストレスそのものを受けないようにすることも大切なことではありますが、実際は中々出来難いのが現実ではないでしょうか。
ならば、受けたストレスをどのように処理・対応するかに着目して、上手く自己バランスを図ることが重要なポイントになりますよね。


企業におけるメンタルヘルスマネジメントの取組も然り、個人としての「自分らしさ」を維持できる何かを持つことも然り、自分が自分として一致している「自己一致」の状態を見つめ・得ることが、組織にも個人にもやはり必要なのだと再認識をしています。

 


キャリアカウンセラーも人事も業務特性からストレスを溜め込みがちになってしまいますので、人一倍の注意を払いセルフケアに務めていく必要性が高いといえます。

常に客観的に自分自身を見つめる「もうひとりの自分の存在」を持つことで、ストレスへの対応がし易くなるのかも知れません。

 

 

クライエント自身が、澄み渡る青空のような気持を見つめ・迎えてもらうのには、先ず自分自身が晴々としていなければなりません。

クライエントの心に雲や霧が掛かっているなら、「風を呼び、雲を払い・太陽で、霧を晴らし、本来の青空を感じ取っていただく」のみですよね。

 

ストレスへの対応策を持つことは、仕事に対する「心がけ」のひとつです。

 


他人事にしてはならない。されど(結果を導いた後は)他人事にしなければならない。

キャリアカウンセラーとしてクライエントに向き合う時、こんな思いを機軸として過ごしています。マネージや人事担当者におかれましても同じなのではないでしょうか。

 


大地・木々・風・太陽・水・・・
自然を見つめるが如く、自分自身を見つめ・輝き続け・歩みを進めましょう!

 


Career wing    tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー


今回の記事に関連するメルマガ過去ログです。

   ●「人事とは」を語る
   ●  無題

一年前は、こんな内容を記していました。

   ●「キャリア」・・・時代を覗く その2


【後記】

あまり詳しく記載は出来ませんが、鬱や統合失調症の可能性を持つクライエントの方々に適正なリファーをしないケースがあるようです。「命」に触れることの責任を自覚してクライエントに向き合わなければならないと気持を引き締め直す次第です。

CDAテキストの改訂版がやっと手元に着きました。
これから熟読を進めてみます。

今月が決算でしたが、何とかやっと片付きました・・・フゥ。。。

 


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