年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

hirokiです!厚生年金保険料は毎年上がり、更に4,5,6月の給与平均額が支払保険料や将来の年金に大きく影響する!


カテゴリー: 2016年04月13日
皆さまこんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです!
えーと…目の疲労が最近キツイです(^^;;



さて、僕がよくメルマガで出す用語に、「標準報酬月額」とか「標準賞与額」というものがあります。
たぶん、一般的にはなかなか知られていないと思いますが、
会社に勤められてる人は常に関係してるものであり、
年金を受給する際も超重要なものとなります。



年金を語る上では避けて通る事の出来ない内容ですので、
この機に覚えておいていただきたいと思います(^-^)/



さて、本題に入る前に重要なお知らせがあります。
今の厚生年金保険料(平成27年9月~平成28年8月)は17.828%ですが、
今年9月からは18.182%になります。


18.182%を従業員と会社が半分こ(労使折半)して、
9.091%ずつ保険料を支払います。

※注意
労使折半して保険料を払うやり方は、
健康保険料や介護保険料も同じです。




実はこうやって厚生年金保険料は毎年9月に0.354%ずつ保険料が上がっているんです。


じゃあ、今後青天井で上がるのかというとそうではありません。



平成16年から厚生年金保険料を0.354%ずつ上げていって、
平成29年9月以降は18.3%の保険料率で固定します。



で、この保険料率は皆さんの給与や賞与に、
そのまま保険料率を掛けて支払ってるんでしょうか?




実は違います。




そこで、「標準報酬月額」というのを使います。


これは、4月、5月、6月に支払われた報酬(賃金や手当や給与、俸給とかその他いかなる名称であるかを問わず、
もうとにかく労働の対償として支払われるものは全て含む)。
だから、報酬っていうのは通勤手当(定期券とかも)とか社宅や、
自社製品を現物給付されたものなんかも含むんですね~。



なお、臨時で支払われるもの、3ヶ月を超える期間ごとに支払われる賞与は報酬から除きます。



この3ヶ月間で支払われた報酬を平均して、その金額を標準報酬月額表に当てはめて、
その年の9月から翌年8月まで支払保険料を算出するのに使う金額を標準報酬月額といいます。


ただし、仮に4月、5月、6月の報酬支払分に対しての支払基礎日数が17日間未満の場合は、
その月の報酬は加えません。


支払基礎日数っていうのは例えば、4月に給与支払ったけど、
それが何日分に対して支払われたものかという事。
例えば、毎月15日締めの当月25日払いなら、
3月16日~4月15日の31日間の支払基礎日数で、4月25日給与支払い。


まあ月給なら普通は暦日(30日とか31日)で、
日給とか時給制は労働日でカウント。


もし、4月の支払基礎日数が16日分とかだと4月は平均に含めない。
5月、6月の2ヶ月で平均。


※標準報酬月額表(協会けんぽ)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/h28/ippan/13tokyo.pdf


例えば4月に280,000円、5月に310,000円、6月に295,000円支払われたとして、
平均すると295,000円になりますよね。



で、上のリンクの標準報酬月額表に当てはめると、
報酬平均が295,000円なら標準報酬月額は「300,000円」になります。

※注意
4,5,6月の報酬がどんなに高かったとしても、
9月に適用する厚生年金保険料の標準報酬月額は620,000円が限度額。
標準報酬月額は下限の1等級98,000円から上限620,000円までの「30等級」。



よって、この300,000円の標準報酬月額を元にして、
今年9月から翌年8月までの保険料率を掛けて保険料を給与天引きしていきます。


だから、支払給与が毎月変わろうが、翌年8月までは、
300,000円に厚生年金保険料率を掛けて保険料を天引きしていくわけです。



この4,5,6月の報酬平均で、
9月から新たな標準報酬月額を決める事を「定時決定」といいます(算定ともいう)。



9月から保険料率が変わり、標準報酬月額も変わったりする月なんですが、
いつからその保険料が引かれるかというと10月支給の給与からです。
原則として、今月分の保険料は翌月給与から控除するからです。


だから10月の給与明細見ると保険料上がってる!!?
と、世間でよく言われるわけですね~(^^;;


それに4,5,6月の給与が高かった人は、必然的に高い保険料を支払う事になります(^^;;
でも、高い保険料払ってるって事は将来の厚生年金額もその分高いって事です。



なぜこんな事して標準報酬月額を決めるかというと、毎月給与が変動する度に天引きする保険料額が違うと、
事務処理が煩雑化してしまうため、向こう1年間の標準報酬月額を決めるわけです。



厚生年金保険料だけでなく、健康保険料や介護保険料も、
この標準報酬月額を元に保険料が天引きされます。



なお、9月から翌年8月までの間に昇給したり降給したりする場合もあるかと思いますが、
その場合は昇給降給した給与が3ヶ月続くと4ヶ月目に標準報酬月額が変更になります。
ただし、この変更は「基本給や諸手当」みたいな、
固定的賃金の昇給(または降給)した給与が3ヶ月連続した場合に適用されます。


※注意
昇給または降給により標準報酬月額が2等級以上変動し、
3ヶ月間の支払基礎日数がすべて17日以上の場合に限る。



例えば300,000円の基本給だったのが、355,000円に昇給して、
それが3ヶ月続くと4ヶ月目からは標準報酬月額が360,000円に上ります。
この4ヶ月目に標準報酬月額が変わる事を「随時改定」といいます(月変ともいう)。



なお、改定についてはまだ他にありますが、
最も重要なこの2つの例を挙げました。


ちなみに賞与はというと、支給された賞与の1,000円未満の端数を切り捨てたものを「標準賞与額」といいます。
その標準賞与額にも、標準報酬月額に掛ける保険料率を掛けて保険料を天引きします。


ただし、どんなに高い賞与でも、
一回の支給につき最高150万円が標準賞与額の限度額となります。



そして、皆さんが将来貰う老齢厚生年金や、万が一の場合の遺族厚生年金、
障害厚生年金などの年金支給額に大きく影響するわけです。


標準報酬月額や標準賞与額というのは、
将来の厚生年金を貰う上でとっても大切な記録なんです(^^)。


だから、標準報酬月額や標準賞与額が高かった人は高い厚生年金貰えるし、
標準報酬月額や標準賞与額が低かった人は低めの厚生年金支給になるわけです。


よって、将来貰う厚生年金は人によって金額が様々になるわけです。




皆さんが厚生年金貰う時にどう計算されるのかというと、
今までの標準報酬月額や標準賞与額を「平均」します。
例えば老齢厚生年金で計算してみましょう。



3年間厚生年金に加入してた場合で、1年目の標準報酬月額380,000円、
2年目の標準報酬月額410,000円、3年目440,000円であり、
毎年2回賞与500,000円(標準賞与額)が支払われた場合はどうなるか。


平均しないといけないから、すべての月の標準報酬月額と標準賞与額を足して、
全厚生年金期間で割ります。


(標準報酬月額380,000円×12ヶ月+標準賞与額50万×2回)
+(標準報酬月額410,000円×12ヶ月+標準賞与額50万×2回)+
(440,000円×12ヶ月+標準賞与額50万×2回)÷36ヶ月=
(556万円+592万円+628万円)÷36ヶ月=493,333円

この493,333円を「平均標準報酬額」といいます。


※注意
平成15年3月以前の賞与は年金額に反映しないため、
平均標準報酬額ではなく平均標準報酬月額といいます。



まあ、ざっくり老齢厚生年金計算してみると、
493,333円÷1000×5.481×36ヶ月=97,342円の老齢厚生年金になるわけです。

仮にこれから40年間厚生年金加入として計算すると、
493,333円÷1000×5.481×480ヶ月≒1,297,900円



このメルマガは年金のメルマガなので、標準報酬月額とか標準賞与額、平均標準報酬額という用語は超重要なので、
この機に覚えておいてください(^-^)/


覚えておいていただくと、僕としても助かります〜(^^;;


※追記
過去の標準報酬月額をそのまま年金額計算に使うと年金額が下がってしまいます。
昔と今じゃ貨幣価値が違いますよね。


例えば昭和35年代に20,000円の標準報酬月額だったとしたら、
その20,000円をそのまま現在に使っちゃったら年金額がすごい減っちゃいます。

だから簡単に言うと、昔の標準報酬月額を現在貨幣価値に直します。


これを「再評価」といいます。


この昭和35年代の20,000円を再評価すると、だいたい220,000円〜280,000円の標準報酬月額になります。
実際にはこの再評価した標準報酬月額で、平均標準報酬を算出します。



平均標準報酬算出したり再評価したりはかなり膨大な作業なので、
手計算はとてつもなく膨大な作業になります(^^;;
というか、ちょっと無理ですね~(^^;;


まあ、そこは年金機構の管理にお任せします。
ただ、記録漏れの可能性があるので、
毎年誕生月に送られてくる年金定期便とか、
年金機構ホームページでねんきんネットで確認するか(IDやパスワードが必要)、
または年金請求書に記載されてる記録がおかしい場合は、
しっかり年金事務所に確認するようにしましょう。



何かご要望やメッセージを送りたい方はこちら~(^-^)/
https://www.secure-cloud.jp/sf/1457143141YipAKDPV


発行者サイト
http://s.ameblo.jp/mattsu47?frm_id=v.jpameblo&device_id=d6a9f5b6b0904837beb7ca6698a0f55c


発行者プロフィール
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