バートランド・ラッセルの言葉366

n.1404 ラッセル『権力』 第18章 権力を手懐けること n.31


カテゴリー: 2018年06月14日
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 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作
  からご紹介していますが,「ラッセルの言葉366」では,日本語にした時の'内容'
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  読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありま
  したら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『権力』 第18章 権力を手懐けること n.31
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 第18章 権力を手懐けること n.31

 民主主義体制下における男女は、奴隷でも反逆者でもあってはならず、一市民、即
ち、統治(政治)に対する態度(governmental mentality)を正当な割合だけその分だ
け(自ら)持ちまた他の人々も持つことを認める(ような)人物でなくてはならない。
民主主義が存在しない場合には,統治に対する態度は,従属者に対する支配者の態度に
なる。しかし,民主主義が存在する場合には、それは対等な協力の精神であり、自分
自身の意見をある点までは主張するがそれ以上は主張しないということを意味する。

 これは,多くの民主主義者に対するトラブルのもと(a source of trouble やっか
いなことを生じさせる原因/種)を(我々に)もたらす。いわゆる「原理原則」の問
題である。原理原則や自己犠牲や大義名分に対する英雄的献身等々に関する大部分の
話(おしゃべり)は、いくらか懐疑的によく調べてみるべきである。少し精神分析を
してみればしばしばわかることであるが、こういった美名によって進むものは、実際
は,たとえば自負心や憎悪や復讐心というようなまったく異なったものであり、それ
らは理想主義の気高い形態として,理想化され,共有化され(collectivized 集団化さ
れ)、人格化されてきたものである。好戦的な愛国者は -祖国のために進んで戦おう
とする(あるいは)戦いたくてしかたがない者であり- 殺人に一定の喜びを持って
いる(のではないか)と疑われるのももっともである。思いやりのある国民
(populaton 人々;全住民;国民)や、子供の頃に親切を受け,幸福に暮してきた国民
や、若い時に世の中(世間/世界)を友好的な場所だと考えてきた国民は、愛国心や
階級闘争等々と呼ばれるような,大量に殺人を行うために国民(人々)を結合する
(joining together)で成り立っている特殊な理想主義を展開しないであろう。残酷
な形態の理想主義に向う傾向は、幼年時代における不幸によって増大されるものであ
り、幼少の頃の教育が情緒においてそのあるべき姿であったのであれば、軽減される
だろう、と私は考える。狂信主義は、一部は情緒的な欠陥であり,一部は知的な欠陥
である。狂信主義は、人々を親切にするような種類の幸福と科学的な精神の習慣を生
みだす種類の知性とによって除去しようと努力が行われる必要がある。

Chapter 18: The taming of Power, n.31

Every man and woman in a democracy should be neither a slave nor a rebel, 
but a citizen, that is, a person who has, and allows to others, a due 
proportion, but no more, of the govermental mentality. Where democracy does
not exist, the governmental mentality is that of masters towards dependents;
 but where there is democracy it is that of equal co-operation, which 
involves the assertion of one's own opinion up to a certain point, but no
 further.

This brings us to a source of trouble to many democrats, namely what is 
called 'principle'. Most talk about principle, Self-sacrifice, heroic 
devotion to a cause, and so on, should be scanned somewhat sceptically. 
A little psycho-analysis will often show that what goes by these fine names
 is really something quite different, such as pride, or hatred, or desire 
for revenge, that has become idealized and collectivized and personified as
 a noble form of idealism. The warlike patriot, who is willing and even 
anxious to fight for his country, may reasonably be suspected of a certain
 pleasure in killing. A kindly population, a population who in their 
childhood had received kindness and been made happy, and who in youth had
 found the world a friendly place, would not develop that particular sort
 of idealism called patriotism, or class-war, or what not, which consists 
in joining together to kill people in large numbers. I think the tendency
 to cruel forms of idealism is increased by unhappiness in childhood, and
 would be lessened if early education were emotionally what it ought to be.
 Fanaticism is a defect which is partly emotional, partly intellectual; 
it needs to be combatted by the kind of happiness that makes men kindly, 
and the kind of intelligence that produces a scientific habit of mind.
 出典: Power, 1938.
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