バートランド・ラッセルの言葉366

n.1305 ラッセル『権力』第14章 競争 n.5


カテゴリー: 2018年02月02日
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 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作
  からご紹介していますが,「ラッセルの言葉366」では,日本語にした時の'内容'
  に注目して,ラッセルの発言をご紹介していきます。
  読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありま
  したら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『権力』(Power, 1938) 第14章 競争 n.5
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 第14章 競争,n.5

 けれども(統治範囲が)小地域の場合も若干の強み(adantages 有利さ)がある。
そうした強みには,官僚主義的な形式主義(注:red tape : お役仕事。18世紀初め
に英国において「公文書を束ねた赤いひも」に由来する表現)がより少ないこと,よ
り迅速な決裁,局地的なニーズや慣例に適応する可能性がより高くなること(など)
がある。明白な解決法は,地方政府を置き,主権は持ってないが,一定の定められた
権力を持ち,大きな問題については,中央政府(central authority 中央の権力)によ
って制御(コントロール)されるとともに,十分な理由がある時にはいつでも中央政
府が財政的支援を与える,というやり方(解決法)である。けれども,この問題は細
目の(多くの)問いへと引きずりこむので,私は(ここでは)議論したくない。

 競争の問題はこれよりも難しい(問題である)。競争の問題は,経済分野では大い
に討論されてきたが,しかし、その重要性は少なくとも軍隊(国防軍)や政治的宣伝に
関する問題と同様に大きい。自由主義的な見解は,実業(事業)と政治的宣伝におい
ては自由競争がなければいけないが,国防軍においては自由競争があってはならない
ということであり,一方,イタリアのファシストやドイツのナチスは,それとは正反
対の意見を主張しており,競争は国家総力戦(国民国家と国民国家との戦争)の形を
とる場合以外は善くないものであり,国家総力戦の場合には競争は人間の活動の中で
最も崇高な形をとると主張している。マルクス主義者は,敵対する階級間の権力闘争
の形をとるとき以外善くないと非難する。プラトンは,私の記憶している限りでは,
ただ一つの種類の競争,即ち,戦友の間における名誉のための競争,のみを讃美し、
それは同性愛によって促進されると言っている。

Chapter 14: Competition, n.5

There are, however, certain advantages in small areas. They involve less red
tape, quicker decisions, and more possibility of adaption to local needs and
 customs. The obvious solution is a local government which is not sovereign,
 but has certain defined powers, and is controlled, on large issues, by the 
central authority, which should also give financial assistance whenever 
there is sufficient reason for doing so. This subject, however, would take 
us into questions of detail which I do not wish to discuss.

The question of competition is more difficult. It has been much debated in 
the economic sphere, but its importance is at least as great in regard to 
armed force and propaganda. While the Liberal view was that there should be
free competition in business and propaganda, but not in armed force, Italian
 Fascists and German Nazis have proclaimed the diametrically opposite 
opinion, that competition is always bad except where it takes the form of 
national war, in which case it is the noblest of human activities. Marxists
 decry competition except in the form of the struggle for power between 
antagonistic classes. Plato, so far as I remember, admires only one kind of
 competition, namely emulation for honour among comrades in arms, which, he
 says, is promoted by homosexual love.
 出典: Power, 1938.
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