ヨッキー牧師からのメッセージ

新宿コミュニティー教会 日曜日の礼拝メッセージから☆No.228


「リバース」(ヨハネによる福音書20章19〜31節)

19 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。
20 そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。
21 イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」22 そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
23 だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」
24 十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。
25 そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」
26 さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。
27 それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」
28 トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。
29 イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」
30 このほかにも、イエスは弟子たちの前で、多くのしるしをなさったが、それはこの書物に書かれていない。
31 これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。




復活の「事実」は信仰者の「眼」で、信仰のフィルターを通して見る以外に方法はありません。
信仰は神秘に属することです。
分厚い神学書を1冊読んでも、高名な学者のお話しを聞いたからといって、分かったような気になる人が時々おりますが、そのようなことで分かることではありません。


聖書の中にはイエスの復活以外にもいくつかの人間のいのちが神の力によって甦らされたエピソードがあります。
その一つが、ヨハネによる福音書11章に描かれているラザロの物語です。
亡くなって死体が墓に安置されて4日も経っていました。当然、人々は死体が腐敗しているだろうと思ったわけですが、イエスさまはラザロを生き返らせます。これは復活というよりは「蘇生」といったほうがよいかもしれません。
なぜそういうのかといいますと、今日の記事も同じヨハネに記されている今私たちが聴きましたイエスさまの復活の記事とは、いささか違った表現で描かれているからです。最初にこう書かれてあります。

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。
そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。

「その日」というのはイエスさまがお甦りになった日のことです。
鍵がかけられていた家に、あの十字架の日、すなわち金曜日からずっと逃亡していたイエスの弟子たちがいました。
追っ手が来て、彼ら彼女らが、捕らえられないように頑丈に鍵をかけていたと思われます。
しかし、そこにイエスさまがいました。不思議な話です。イエスがそこにおられました。
それはイエスが、ラザロとも、私たちとも違った〈からだ〉を持っていたことを表します。
いわば霊的なからだであったのでしょう。しかし、これは人間の五感でも確認ができるみ姿でした。

隠れていたはずの弟子たちの真ん中にイエスが突然現れます。驚きを隠せない弟子たちでした。

イエスは、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ、とあります。

ルカによる福音書24章にはイエスがじっさいに弟子たちが触れて確かめるようにお招きになる場面があります。

復活のイエス・キリストは霊的なからだをとっておられたと申しましたが、同時にそれは人間の五感で確かめられるものでした。
そして、その形態や状態については詳しく記されてありませんが、特別に奇妙な形をしていたのでもないし、幽霊や亡霊のようだったとも書かれてありません。
ということは、私たち人間と同じ、普通のからだであったといえます。
しかし、そうでありながら、イエスが弟子たちのいる隠れ家にやってきた時に、居合わせなかったトマスは、その男の外見を見て、イエスであることを確認するのに少し時間がかかっています。
それがイエスであるということに気が付かない、私たちが聖書を読む時に、ここに注目すべきであると思います。

それはマグダラのマリアがイエスに再会した時にも「園丁(園の管理者)」、エマオでの途上で2人の弟子たちがイエスに出遇ったときも、一人の「旅人」だと思い、最初はそれがすぐにイエスだということに気がついていないのです。

イエスの側近中の側近の弟子たちであっても、このような有様でしたから、おそらくその外見は生前のイエスのままではなかったのではないか、と思われるのです。


トマスはイエスがあのような形で辱めを受け、十字架で殺されるとはよもや思ってもいませんでした。
完全にイエスに躓いて、そして仲間たちからも離れ去っていただろうと思われます。
ですからこの夜、皆と一緒に復活されたイエスさまに再会することはできませんでした。
なぜ彼がここにいなかったのか。理由は記されてありません。
しかし、復活のイエスさまに再会して大騒ぎしたり、はしゃいでいたり、浮かれていた仲間たちを見て、何か仲間はずれになった気分を味わったのでしょうか。私たちもこの気持ち判りますよね。
みんなで何かを一緒にしようとして自分だけ参加できなかったことがあるのではないでしょうか。
その時、皆さんはどんな気持ちがしたでしょうか。
へそを曲げて奇怪な行動に走る人もいます。
この時のトマスは悔しさのあまり、仲間たちにも心を閉ざしてしまいました。
他の仲間たちが「わたしたちは主を見た」と言うと癪に障って仕方がなかったのです。

すべてを委ね、イスラエルを解放する王だと信じ従ってきた、そのイエスさまが殺されてしまった。しかも犯罪者として最も極刑の十字架刑となって・・・・・・。
トマスの心の動きは絶望のどん底であったでしょう。
しかしそのトマスに向かってもイエスさまは言われたのでした。

「あなたがたに平和があるように」と。

トマスはもうこれからどう生きていっていいのか分からない。何をしていいのかも・・・…。
では彼はどのようにして癒やされたのでしょうか。その前にトマスはこのように言い張っていたのですね。
「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない」。8日ののちに再び現れたイエスさまはこのようにトマスに言いました。
「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。
信じない者ではなく、信じる者になりなさい」。
こうしてトマスはイエスさまの傷跡にじかに手で触れて、イエスさまが生きておられることを確信し、癒やされ、挫折も不信感も消え去って、信仰と平和を取り戻します。
イエスさまを捨てて離れていったトマスでしたが、このときはイエスさまの側から近づかれました。
 
イエスさまが「あなたがたに平和があるように」と3度もくりかえしていることを今日、私たちは心に刻みたいと思うのです。
イエスさまのこのみ言葉は傷ついた人々をあたかも母鳥がその翼で雛を包むような温かさがあります。
こうして弟子たちは復活したイエスさまを通して、神さまの「愛とゆるし」を体験し、力を取り戻していったのです。
イエスさまはトマスに手にあった釘の跡とわき腹の傷に触れるよう招きました。
これはイエスさま流の愛です。イエスさまの生身の傷がトマスの心の傷を癒やしたのです。
この出来事は再びこの世界に出て行って、自分らしく、元気に生きるチャンスを、イエスさまを通して神さまがくださったと言えるでしょう 

そしてイエスさまはトマスに言われました。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである」というみ言葉にイエスさまの並々ならぬ愛を感じます。
イエスさまが大きく両手を広げて、「ようやく私の元に帰ってきたのか!」と言って祝福しているかのようです。
イエスさまの愛とゆるしに満ちたみ言葉の数々が凍りつき、固まってしまった人びとの心を少しずつ溶かしていくのです。
復活の出来事は絶望的になっていた人びとが再生する道を与えたのです。
考えてみれば家に閉じこもっていた弟子たちは、もうそのようにすることはなく、外の世界で堂々と胸を張ってきました。そしてイエスさまの教えを宣べ伝えて、多くの弟子たちが最後には殉教することもいとわなくなっていたのです。
いのちを惜しんで家の中でビクビクしていた人たちの何という変貌でしょうか。
神の愛とはこういう力を持っているということです。そして皆さん一人ひとりもこの神の愛を知ることによって、包まれることによって変わることが出来るのです。
弟子たちはイエスの外見ではなく、自分の名前をイエスに呼ばれたかもしれません。
話しぶりや動作を通して、この方こそ主であると再確認したのでしょう。そしてあの十字架で殺されたイエスが、「今、ここに」居てくださることを再確認したのです。
復活のイエスが霊的なからだをとって、人間に関わり続けてくださるのです。


祝福がありますように

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