ヨッキー牧師からのメッセージ

新宿コミュニティー教会 日曜日の礼拝メッセージから☆No.216


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ヨッキー牧師のコメントが朝日新聞に掲載されました
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170121000632.html
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「心を向けるのか、背を向けるのか」(ヨナ書2章1~10節)

1 さて、主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。
2 ヨナは魚の腹の中から自分の神、主に祈りをささげて、
3 言った。苦難の中で、わたしが叫ぶと/主は答えてくださった。陰府の底から、助けを求めると/わたしの声を聞いてくださった。
4 あなたは、わたしを深い海に投げ込まれた。潮の流れがわたしを巻き込み/波また波がわたしの上を越えて行く。
5 わたしは思った/あなたの御前から追放されたのだと。生きて再び聖なる神殿を見ることがあろうかと。
6 大水がわたしを襲って喉に達する。深淵に呑み込まれ、水草が頭に絡みつく。
7 わたしは山々の基まで、地の底まで沈み/地はわたしの上に永久に扉を閉ざす。しかし、わが神、主よ/あなたは命を/滅びの穴から引き上げてくださった。
8 息絶えようとするとき/わたしは主の御名を唱えた。わたしの祈りがあなたに届き/聖なる神殿に達した。
9 偽りの神々に従う者たちが/忠節を捨て去ろうとも 
10 わたしは感謝の声をあげ/いけにえをささげて、誓ったことを果たそう。救いは、主にこそある。


今から70年近く前、1950年に起こった朝鮮戦争で15歳の少年が故郷を守るために韓国の陸軍に入隊しました。
しかし彼はすぐに戦争が怖くなります。心の準備ができていなかったことに気付かされました。
そのように思っている最中にも軍の仲間たちは次々といのちを落としていきました。
その時彼は神さまに祈りました。

「もし生きて帰ることができたならば、敵を愛します」。

そう言っていのちを助けてもらおうとしたのです。
その時から65年経って、少年はおじいさんになりました。自分の人生を振り返ってあの時の戦地での祈りが聴かれたと感謝しています。
彼はいのちを助けられ、無事に故郷に帰ることができ、何十年に渡って北朝鮮や中国の身寄りのない子どもたちの世話をして、教育の機会を与えて、敵であった人たちの中に「友」をつくっていきました。
政治的な立場を超えて、イエスさまの愛を模範として、自らを「愛の専門家」と称して証しを続けてきました。

皆さんには「こんなところで祈った」「あんなところで祈った」という経験があるでしょう。
今日の箇所に出てくるヨナの祈りは巨大な魚の腹の中でささげられた祈りです。
ではなぜこの時、ヨナは魚の腹の中にいたのでしょうか。そして祈っていたのでしょうか。

それにはこんなことがありました。
ある時、神さまはご自身のみ心をヨナに打ち明けました。
それは罪に陥るアッシリアという異国の大きな国のことを嘆いておられました。
聖書の巻末に付いている1「聖書の古代世界」という地図をご覧になるとアッシリアそしてその首都ニネベを確認することが出来るでしょう。現在ではイラクの中心部になります。
そのニネベにヨナを赴かせて神さまへの悔い改めを人々に説きなさい、と神さまはヨナに命じました。
ところが、アッシリアは異国です。イスラエルからすれば敵国でもあるし、そして壮大な国です。
ヨナは神さまのお話を聞いているうちに、きっと心臓がバクバクするというかドキっとしたのですね。
冷や汗も出たかもしれません。異国の大きな国の、そして異教の神々を拝んでいる国に一人旅立ってそこで自分に何が出来るというのか。
まるで火事場に水をちょろちょろとかける程度のこととヨナは思いました。
ヨナはそんなことで頭いっぱいになって、ヨッパの港から船でアッシリアとは反対方向のタルシシュ(今のスペインとも言われる。「海」だとする説も)のほうへ逃げて行ってしまいました。

それまでヨナは神を愛し、神から愛されていて、神に背いていたアッシリアの人々とは違う状況にありました。
しかし今ヨナはどうにかして神さまから逃れようとしています。
そして行けるところまではどんどん突き進んで実際に逃げていったのです。
そこで神さまは嵐を起こさせて、船は突風に見舞われて、今にも沈みそうになりました。
身の危険を感じた水夫たちは、苦しいのときの神頼みではありませんが、一心に自分たちの信仰する神々に命乞いをし始めました。
そして船を少しでも軽くするために積荷を海に捨て出しました。

でもこの時ヨナはもう疲れ切っていたのか、ニネベに行かなくてホッとしたのか、船底で一人ぐっすりと寝ていました。
そしてヨナには海が大荒れになっている原因がわかっていました。
それはヨナが「主から逃れようと」したからでした。
船長や船員は突然のこの悪天候にただただ驚くばかりでした。
ヨナは自分が神さまから逃れてきたために、海は大荒れになったことに気づいていました。
しかしそこが人間のずるいところです。最初はなかなか言い出せずにいました。船に乗っている人たちは(呑気に!)くじをひいてそれに当たった者が悪天候の原因ではないかと考えました。
そのくじはヨナに当たりました。渋々ヨナは自分に原因があることを白状します。
そして彼はこう言ったのです。

「わたしを海に投げ込んでください」(1.12)。

このようにすれば「海は穏やかになる」ことをヨナは知っていました。しかし神さまは海に放り込まれたヨナを驚くべき方法をもって助けられたのです。それが今日の箇所の冒頭です。

主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。

童話『ピノキオ』の中でゼペットじいさんがクジラの腹の中に捕らえられたという話はヨナ書がモチーフになっているとも言われます。
ヨナは魚の胃袋に入って消化されなかったのか、という疑問も湧いてきます。
4節に「潮の流れがわたしを巻き込み/波また波がわたしの上を越えて行く」とあります。
私たちにとって魚に飲み込まれて生きるというようなことはあり得ないことかもしれません。
しかし、私たちが長い人生を歩んでいく時に、例えれば私たち一人一人は海に浮かぶ小さな船だとします。
海を進もう進もうとする時に「潮の流れがわたしを巻き込み/波また波がわたしの上を越えて行く」ということが何度もあるのではないでしょうか。
私たちは巨大な魚に飲み込まれることはないとしても、いろいろなトラブル、苦しみや悲しみや時には病を得た時と言うのは、魚の腹の中にずっと閉じ込められているような状態ではないでしょうか。
そのようなことは実に多く経験することなのです。
そして魚の外にいる人たちはそんな苦しみや悲しみを知らないかのように生きています。
それが私たちの日常なのです。ですから「魚の腹に閉じ込められる」状態は私たちの周囲にもたくさんあるのです。
しかしたとえ6節にあるように「大水がわたしを襲って喉に達」しても「深淵に呑み込まれ、水草が頭に絡みつ」いても、私たちには神さまが一緒にいてくださるのです。

8節「息絶えようとするとき/わたしは主の御名を唱えた。わたしの祈りがあなたに届き/聖なる神殿に達した」。

「わたしは主の御名を唱えた」ヨナは変わりました。彼は主に思いを向けました。苦しい時の神頼みではありません。神に背を向けて歩んでいたヨナがもう一度神に心を向けたいと変えられた瞬間でした。その前の7節にはこうあります。「わたしは海底にそびえる山々のふもとまで沈みました。いのちから締め出され、死の国の住人になってしまいました。しかし、わたしの神さま、あなたは大きく開いた死の口からわたしを引き上げてくださった」のです。

ヨナは5節で神さまの御前から追放されたのだと。生きてもう二度と聖なる神殿を見ることができない、といって祈っています。しかし7節にはこの自分の祈りは神さまに届いたことを確信しています。そしてヨナが確信した通り、神さまは彼の祈りを聞きあげてくださいました。

しかし不思議です。皆さんはこう思わないでしょうか。
別にニネベに遣わすのはヨナでなくても良かったかもしれません。
他の預言者ではいけなかったのでしょうか。わざわざ、海に投げ込ませ、そこで神さまは大きな魚を用いてヨナを救い、そこでご自分のことを思い起こすように、そんな手の込んだことを仕向けなくても、自分を見捨て、裏切るものは無視してしまっても良かったのではないでしょうか。しかし神さまはヨナのことも、私たちのことも、いつでも一歩前から見つめてくださり、支えてくださるお方なのです。
最初にお話した朝鮮戦争に赴いた少年とヨナを比べる時に、ヨナは魚の中から救い出されたにも関わらず、彼は心を変えようとしませんでした。
最終的には神に従うヨナでしたが、このあとの4章のところで神さまが敵をあわれむのを見るよりは、死んだほうがましだとヨナは言っています。ここが今日の箇所の一つのポイントです。
ここから私たちの日常を照らしなおしてみましょう。
第1には神さまが他の誰でもない、「あなた」と言う人にこうしてもらいたい、これをしてほしい、こうなってほしいと望んでいるのに、私たちも反対方向に逃げてしまったり、神さまのみ声をわざと聴かないようにしていないでしょうか。
他の誰かではだめなんです。神さまは「あなた」という一人に望んでおられることがあります。
その時私たちは素直にこう言えるものでありたいと願います。
第2番目にはその後ヨナはニネベに赴きましたが、ニネベの人たちを愛したかどうかは聖書は語っていません。
では私たちはどうでしょうか。自分が嫌ったり、敵視している人に対してヨナのような態度で十分でしょうか? 
それともイエスさまが人々をあわれんだようにその人たちを愛したいと願うのでしょうか?


祝福がありますように

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