九雀通信

これからの活動方針


カテゴリー: 2014年03月05日
九雀です。
またまた「まぐまぐ」当局から「そろそろ書かなあきまへんで」とお叱りが来ました。

2月28日に落語家35年を満了しました。
3月1日に36年目に入りました。

満了の日は前田一知君との二人会。
36年目のスタートは地元での「いきなり!(^^)!九雀の日」
まさに私らしい記念日です。
大きなところで「何周年」とか野暮ですからね。

たまたまそんな日程になったのですが、やはり一知君とは縁があります。
入門した時は6歳でした。大きくなりました。40男に向けて言う台詞でもないですが。
3年半前に突如落語をやりだして、一部の人を騒然とさせましたが、やっと落ち着いたようです。
いわゆるプロの落語家になる気はないようです。と言うか年齢的にも無理ですし。
私は個人的には、アマチュアとは違う「プロが舌を巻く」新時代の落語プレイヤーになってほしいと思っていたのですが、
彼にはやりたいことが多すぎて、時間が足りません。
もっともっと稽古して、ネタを増やして、という気持ちはあるようですが、なんと言っても時間がたりません。
一応とりあえずはアマチュアとして活動することになりました。というか元々アマチュアなんですが。
なので、他の落語家さんにも出てもらう落語会は出演を遠慮してもらうことにしました。
代わりに私との二人会は、誰に遠慮することなくやっていこうじゃないか。ということです。

3月1日の「いきなり!(^^)!九雀の日」は一人で4席ネタおろし、間にお囃子・浅野美希おねえさんのお唄という構成でした。
(結果的には鶴瓶兄さんが飛び入りで出て下さったので、少し変更しました)

この企画の意図は、これからの活動形態の宣言です。

自分で言うのも何ですが、一歩づつ先を見て動いてきました。

米朝・枝雀を間近で見ていて、「こんな落語家には自分はなれない」というのはわかりました。
それと来る日も来る日も千人収容のホールで独演会をやる両師匠がしんどそうにも見えました。
「落語はナマ声が届くとこでやるものではないか。」

世はCDというのが発売された頃でした。
「電子音があふれる世の中なればこそ、落語会くらいはナマの囃子でやるべきではないか」
鳴物を揃えました。
そして、落語会では落語家を一人減らしてでも、三味線さんを連れて行きました。
同業者の理解はなかなか得られませんでした。
下座・鳴物をナマでやるためには舞台袖を作る必要があります。
演劇の経験から袖パネルを作りました。
運ぶ手段がいるので運転免許も30歳でとりました。

主催者さんには「会場とお客様だけ用意して下さい。あとの物は全て持参します」
お陰であちこちで落語会を開いて頂きました。

そんな中、落語ブームが来ました。
正直言って、全く恩恵はありませんでした。
それまでも小さな落語会をやらせて頂いていて、スケジュール的にも増やすのは無理でしたし、
ブームでお客さんが増えたからと言って会場を大きくしたら、活動の根本がくずれます。
淡々とやっていました。

今、おそらくブームは去ろうとしています。
衰退しているという意味ではなく、まぁ落ち着いた感じですかね。

そんな中、35年のキャリアを終えた53歳は、今後どうするべきかを考えました。
1、ブームが去って落語会の規模や予算は縮小するであろう
2、となると、ひとつの落語会に行ける出演者の数におのずと制限がでてくる
3、といって今さらナマ囃子をやめるのは、いかにも手抜きに見えるので無理だろう。第一ハメモノに困る
4、運転をして350キロの道のりを移動するのは、体力的に無理になるであろう

以上を総合した究極のスタイルは
自分一人と三味線さん、二人で赴くスタイルです。(1、2をクリア)
出囃子が鳴る、九雀が出る。
この時に太鼓を打つ人はいない、ということは鳴物を運ぶ必要がないので、車を運転していく必要がありません。(4をクリア)
しかし三味線さんが居れば殆どのハメモノはできます。(3をクリア)
そして自分が3席くらいやるのは、平生からやっているので平気です。
ただ、ずっと喋り続けは、見る方もやるほうもしんどいです。色物が要ります。
私以外にあと一人しかいないのですから、お囃子さんに唄って頂こうじゃないか。

これが、私のこれからの基本スタイルです。
もちろんこれは基本セットなので、可能な時には、「演者一人プラス」「鳴物使用」などとオプションをつけてはいきます。

しかし基本はあくまで、二人です。

実はこのスタイル、ちょっと前から試しています。

ただ、ここに大きな壁がありました。
お囃子さんは必ずしも舞台へ出たがらないのです。
うちの内儀の高橋まきには、2年前の熊野の落語会で「やっぱり嫌だ」とドタキャンされてしまいました。
そこで浅野美希おねぇさんにご無理を言ってる次第です。
まぁ業務外と言えば業務外なので、無理矢理にとはいきません。
やってくれる人とそうでない人、意志の確認作業を順次進めていこうと思っております。

それと太鼓に助けられないので、お囃子さんの技量はダイレクトに出ます。
プレッシャーをかけるわけではありませんが、まぁこれは研鑽して頂くしかありません。

とこんな感じで始まった36年目、本日4日にして、ネタおろし4席。
まずは順調なスタートです。

これからもよろしくお願い申し上げます。

<ツイッター>
公演情報 @hataraku_kujaku

<facebook>
「桂 九雀」の名前にて。

<ホームページ>
http://www.rakugokobo.jp/ 落語工房 

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サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
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