現代の生活に古代の智恵を活かす

現代の生活に古代の智恵を活かす


カテゴリー: 2013年02月08日
皆さん、お元気ですか? 年が明けて、もう2月。と言いながら旧暦の一年の変わり目が間近です。さらにしばらくすると4月の新年度ということになります。皆さんも、この時期は寒くて、暖かい部屋に籠もっていたいのに、あわただしく、次々にすることがあるのではないでしょうか。

今回の記事は「日本の「お弁当」に託された文化」です。前回の「お正月の餅」に続いて食べ物ネタになりました(^○^)

「幸運祭」(2月11日)が迫ってきて、大忙しです。どなたさまにも幸運をたくさんたくさんお招きいただきたいものです。

ご案内-------------------------------
○幸運祭のご案内
一年間の厄災を占い、無病息災、五穀豊穣を祈願し、幸運を招いていただけるように幸運祭を行います。ご家族、お友だちなどお誘い合わせの上、お越しください。どなたさまでもお気軽に厄除けをしていただけます。ご遠方の方は、インターネットや郵便で。・日時 平成25年 2月11日(建国記念の日)
       午前9時から正午の間にご参詣ください。
・場所 兵庫県姫路市 修生会本部 2階道場
http://syusei.or.jp/news/1040
○日刊メルマガ「少し気になる「明日はどんな日?」今日より幸せになりたいから(無料)」が先月、創刊から500号になりました。ありがとうございます。少し元気の出る言葉と過去のその日にあったことや暦にしるされたことを日めくりのようにお知らせします。感想やご意見などをぜひお聞かせください。  
http://www.mag2.com/m/0001330955.html
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日本の「お弁当」に託された文化

○「お弁当」の概要
調理した食料を携帯することは、世界中で行われています。なかでも日本人のお弁当の創意工夫は、世界の先端です。

「弁当」は、「便當」に由来します。「好都合」「便利なこと」を意味する中国南宋時代の俗語です。「弁えて(そなえて)用に当てる」ことから「辨當」の字が当てられ、現在「弁当」です。英語にある「bento」は、もちろん「弁当」由来です。

日本では、古くから弁当の習慣があります。日本で一般的に食べられるジャポニカ米が、世界的にポピュラーなインディカ米などと比べ、冷めてしまっても比較的味が落ちにくいためだと思われます。

私たちのお弁当は、家庭で作り、昼食などにあてる手作りの弁当と、市販のお弁当があります。後者には、ふだんづかいするお弁当屋さんの弁当やコンビニの弁当があります。駅弁を楽しみにされる方もおられることでしょう。行楽などでふだんはできない手の込んだ料理をコンパクトに盛った行事に用いるお弁当もあります。弁当の源泉は平安時代に遡り、1000年の伝統があります。


○海外の弁当
海外を見渡すと、調理済みの食料を携帯する例は、たくさんあります。インドでは、チャパティとカレーをダッバーと呼ばれる積み重ね式容器に入れて携帯します。実際には家庭で作って、運ぶ業者が食事をする人のもとに届けることも多いのですが。米国では、ピーナッツバターとジャムを塗った簡単なサンドイッチと果物などをランチボックスに入れて携行します。

日本の近隣の国にも弁当があります。それらは、日本の弁当の影響を受けています。また、フランスにも伝わっています。

台湾では「便當」と表記されます。現在、駅弁も含めて弁当を利用する習慣があります。多くの弁当店が店舗を構えています。池上米など、日本に近い品種の米が導入されたことも、弁当の普及に寄与していると思われます。

中国には、冷めた米を食べる習慣はありませんでした。しかし、最近、米飯の入った弁当箱に料理を上から載せ、電子レンジなどで温めて食べるようになりました。上海では、日系のコンビニエンスストア等を中心に、日本のものと似た弁当も「便当」として売られています。

韓国では、トシラクと呼ぶ駅弁以外には弁当はほとんどなかったようです。最近、コンビニエンスストアでは弁当が売られています。

フランスには、ブルーカラーの人たちは密閉容器にパンを入れる「ガメル」を用いていました。最近、日本のマンガを通して「弁当」が知られるようになりました。リーマンショック後の不景気で、簡便で早く食べられるという事で弁当が普及しはじめました。

○歴史
弁当の起源は、平安時代に遡ります。当時は「頓食(とんじき)」と呼ばれるおにぎり、あるいは「干し飯(ほしいい)」または「糒(ほしいい)」と呼ばれる調理済みの乾燥米が用いられました。干し飯は、小さな入れ物に保管することができ、そのまま食べる、あるいはこれを水に入れて煮ていました。

安土桃山時代には、漆器の弁当箱が作られるようになり、花見や茶会といった場で食べられるようになりました。

天下泰平の江戸時代に弁当はより一般的になり、また優雅な文化となりました。「腰弁当」は、おにぎりをいくつかまとめたもので、竹の皮で巻かれたり、竹篭に収納され、旅行者が持ち歩きました。

「幕の内弁当」は、江戸時代に作られ始めました。江戸時代のポピュラーな娯楽が芝居見物です。能や歌舞伎を観覧する人々が、朝から訪れ、昼食時に幕が閉まる幕間(まくあい)に、弁当を食べていたため、「幕の内弁当」と呼ばれるようになったという説が有力です。その芝居小屋にある芝居茶屋に頼んでおいた弁当を、昼食時に持ってきてもらうのです。江戸の万久(まんきゅう)では、平たいにぎり飯を軽くあぶったものを10個、玉子焼き、かまぼこ、こんにゃく、焼き豆腐、里芋やかんぴょうの煮物など、けっこうなごちそうでした。

松花弁当は、漆塗りの四角い器に田の字型にしきりがあって、それぞれの枡目にいろいろな料理を入れたものです。見た目もよく、料理の味が混ざらないものです。考案者は湯木貞一(ゆきていいち、明治34年生まれ-平成9年没)です。彼は、神戸の花隈にある料亭の跡取り息子として誕生して、大阪の懐石料理店「吉兆」の創業者です。その漆塗りの器の元は、書道で有名な江戸時代初期のお坊さん、松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)のたばこ盆や絵の具箱です。そして、その器のさらに元は農家の人が作物の種を小分けしていた器です。


○まとめ
私たちが、よくお世話になる「お弁当」も、日本の歴史の中のそれぞれの時代の環境の影響を受けながら、長い時間をかけて醸成してきたものです。高度なノウハウと、高い文化意識の中で、私たちの日常のいろいろな場面でいただくことのできる「弁当」に仕上がってきたのです。

(中澤鳳徳)
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「現代の生活に古代の智恵を活かす」
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