どうなの司法改革通信

「予備試験」人気から読み取るべき現実


カテゴリー: 2018年04月30日
 <<ど う な の 司 法 改 革 通 信  >> Vol.106   2018.4.30

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 司法関連投稿・言論サイトを主宰している河野です。
 このメルマガは、この国の「司法改革」について、疑問を持っている方々のための情報マガジンです。「司法ウオッチ」に寄せられたご意見や「改革」をめぐる注目できる発言、さらには疑問などを取り上げていきます(vol.0サンプル号参照)。


 《「予備試験」人気から読み取るべき現実》

 今年の予備試験の出願者数が1万3746人であることが発表されました。例年、約8割が受験しており、2011年の初回以来、2015年が微減したのを除き、出願者、受験者ともに、ほぼ一貫して増加し、出願者数は7年前に比べ4775人多くなっています。

 この数値だけみて、法曹人気は衰えたといわれながらも、なかなかしぶといとみる声があります。しかし、発表された今年の司法試験受験予定者は5726人で、受験者は過去4年間連続下降となる見通しです。旧司法試験が最後に単独で実施された2005年には、4万人近い受験者がいたことを考えれば、もはや顕著というよりも、異常といってもいい受験者離れです。

 確かに予備試験の受験者増が止まったようにみえた2015年には、いよいよ予備試験受験者も頭打ちで、法曹確保の途は断たれる、という見方もありました。しかし、それでもその後も予備試験が増え続けているところに、今、私たちは、何を読み取るべきでしょうか。

 法曹人気のしぶとさ、という見方ができないともいえません。ただ、それを言うのならば、むしろ何が足を引っ張っているのかの方を、この数値は明確にしているといえます。法曹志望者減の原因には、激増政策による弁護士資格の経済的価値の下落という根本的な問題が横たわっています。資格が仮にとれても、その先に魅力がなければ誰もチャレンジしようと思わない。

 つまり、有り体に言えば、この資格の経済的価値の現実に対して、受験へのプロセスとして強制化される法科大学院への時間的、経済的投資は見合わないという判断です。これを併せて、現状を考えれば、司法試験全体の受験者激減、法科大学院入学者の減少は、まさに「見合わない」という結論に基づいた人が去ったことを意味し、予備試験出願者・受験者の増加は、それでも法科大学院を経由しないのであれば、まだ「見合う」もしくはチャレンジしてみようという意思に基づく人の数を表している、といえます。

 いうまでもなく、予備試験ルートであれば、誰でも自由に受験ができ、仕事を続けながらや、在学中にでもチャレンジでき、また、志望をやめることができます。法科大学院ルートのように時間的に拘束され、合格保証はどのみちないところに、先行投資する必要もない。法科大学院にいけば、働きながらも困難で、かつ、途中でチャレンジをやめるというハードルも高くなる。

 そして、経済的な効率からも優秀な予備試験に流れ、予備試験組合格者の社会的評価が上がるとなれば、そこも厳しい弁護士の経済事情のなかでも、「勝ち組」とされるような狭い層に入れる可能性もある、といった見通しを立てる志望者も出てくる。予備試験ならば、「見合う」、チャレンジの価値があるというソロバンをはじくことがあってもおかしくない、ということです。

 志望者全体が共有できるような、弁護士資格の経済的魅力は失われ、志望者は総体的に減りながら、そのなかでも予備試験ならば、将来的なものを見通しても、まだ「価値」あり、という見通しを立てた志望者がいた。しぶとい法曹人気というよりは、新プロセスがどれだけチャレンジの動機づけとしてネックなのかを示していると言わざるを得ません。

 そして、このことはもう一つ、はっきりした事実を提示しています。予備試験の合格率は、旧司法試験に近い3~4%です。法科大学院存続にこだわる側は、志望者減の主な原因は司法試験の合格率が低いことであって、しかも、それは「受からない」法科大学院が悪いのではなく、「受からせない」司法試験が悪い、なんとかしろ、という要求を強めています。

 旧試時代の狭き門でも、4万人が受験し、そして、現在も予備試験という狭き門でも、全体の志望者が減るなかで、チャレンジャーが増えていることをみれば、志望者減に合格率が関係ない、合格率を上げることだけでは志望者は帰って来ないという、法科大学院にとっては非常に不都合な事実が示されているのです。

 司法試験を見れば、全体の合格率が3割を切りながら、予備試験組は7割を超しているという現実があります。ただ、それはあくまで予備試験という厳しい関門を課している結果です。予備試験ルートならば、司法試験にパスしやすいという動機付けがあったとしても、現在の全体の合格率の低迷は「不当に」司法試験が厳しいからだ、だから法科大学院に志望者が来ない、というのは、いかにも自らに都合のいい言い分で、もはや厳正・公平であるべき資格試験を語る論調ともいえません。

 予備試験を「抜け道」扱いして、制限すべきという論調は、今も法科大学院本道主義の側から、言われ続けています。しかし、そろそろ冷静に、この現実を直視すべきです。

 平成30年司法試験予備試験の出願状況について(法務省)
 http://www.moj.go.jp/content/001256269.pdf
 平成30年司法試験の受験予定者(同)
 http://www.moj.go.jp/content/001256415.pdf
 平成29年度司法試験法科大学院等合格者数等(同)
 http://www.moj.go.jp/content/001254630.pdf
 「司法試験合格率『主因説』が無視するもの」
 http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1075.html
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 【1】最近の気になるセリフ
 【2】最近の注目ご意見~「司法ご意見板」から。
 【3】「弁護士観察日記」バックナンバーテーマ
 【4】催し物・「司法ウオッチ」からのご案内
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 【1】最近の気になるセリフ

 「国の最高法規である憲法の改正には高いハードルが設けられている。国会が改憲案を発議しても、最終的には国民が投票によって可否を決める。その手続きを定めたのが国民投票法だが、市民団体などからは不備が多いという指摘も出ている。改憲論議を急ぐ前に、国民の意思を適正に反映し得る投票ルールに作り直すことが欠かせない」
 「資金力が投票行動に影響を及ぼしかねない危うさがある。市民団体からはCMや運動費の制限を求める声が上がり、立憲民主党などはCM規制などを主張している。活発で自由な議論は大切にするにせよ、運動費に上限を設けるといった何らかの対応は必要だろう」
 「改憲案承認の要件についても議論がある。国民投票法は有効投票総数の過半数の賛成で承認されると定めている。例えば投票率が30%で、うち半数を少し上回る人が賛成に投じた場合、全有権者の15%程度の賛成で改憲が成立することになる」。
 「これを国民の意思とみなすことには疑問が生じるだろう。一定の投票率に達しないと投票そのものを不成立とする最低投票率を導入すればよいが、国民投票法案の議論段階から続いている難問でもある」
 (4月27日付け、高知新聞社説から)

 改憲が取り沙汰されるなかで、国民の意思反映という根幹にかかわる部分のルールに関する、重要かつ当然の指摘です。むしろここが今、もっと取り沙汰されないのかについて、むしろ危機感を覚えます。

 しかし、この社説を読むと、さらに今、私たちには、さらに根本的で前提的なことが問われていることに気付かされます。それは、社会が民意の反映にどこまでこだわるか、こだわれるのかということです。資金力の影響、承認要件、投票率にしても、民意の反映に対する、フェアてあることへのこだわり、感性に委ねられているといえるからです。

 最終決定権を持つ国民の納得できるかどうかが、最も重要な点、と社説はしていますが、こだわることのない納得が、適正な結果を導き出せるとは思えないし、また、それは国民としての重大な後悔につながりかねません。

 社説は海外では各国それぞれに知恵を絞っており、英国やフランスは有料のテレビCMを禁止し、英国では運動費に上限があったり、韓国やロシアは有権者の過半数の最低投票率を設けていることなどを例として挙げています。しかし、それらは各国の国民のこだわりに基づくものです。もちろん、そこには専門家の適正な問題提起や提案が、的確に民意に伝わるような形で存在していることも必要だったといえるてしょう。

 翻って、現在のわが国の状況を考えれば、どうでしょうか。国民の財産であり、「知る権利」の要である公文書が改ざんされる事態への、国民の危機感は十分でしょうか。政権もまた、口では問題であるといいながら、本当に危機感をもって望んでいるいるといえるでしょうか。政権の保身よりも、はるかに重要なテーマとして扱っているといえるでしょうか。

 政権にとって不都合な、それこそ民意の公正な反映を阻害する重要な事態が発生しても、時とともに忘れてくれる「民意」に期待している、わが国政権と政治家たちの姿があります。そして、それは、逆に言えば、残念ながら「忘れること」を期待させているわれわれがいる、ということでもあるのです。

 納得できるということに投げかけた社説の切口は正論であっても、それ以前に「こだわれるか」どうかについて、わが国の大衆も専門家も、今、もっと危機感を持つ必要があります。

 社説「【国民投票法】不備を改め公正な制度に」(高知新聞)
 https://www.kochinews.co.jp/sp/article/178789


 【2】最近の注目ご意見~「司法ご意見板」「弁護士観察日記」から

 「何を言っているのか……。弁護士を爆発的に増やせばどうなるのか、想像できなかったとは。それとも何か?『われわれは何も想像できなかった愚か者です』ということか。自分たちを愚民と認めるのか」(匿名)

 「司法改革を選択したのは国民」という、業界内でときどき聞かれる声について、何を引き換えに、結果がどうなるということを国民は提示されていない、としたことに対する、ご意見です。

 かつて法科大学院についても、修了者の「7、8割」の司法試験合格といううたい文句が大きく外れたときにも、「そんなこと実現出来ないことは、志望者ならば想像できただろ」といったジャーナリストがいましたが、同じ論法にみえます。分からなかった方が悪い、愚かだと。

 しかし、こうした捉え方は、法科大学院の場合よりも、ある意味、たちが悪いといえます。法科大学院についても、「7、8割」合格を宣伝文句にした責任はあると思いますが、当局は「7、8割」程度をあくまで目標にしたのであって保証したわけではない、という弁解をしており、実現しないしないことくらい分かっただろうなととは言っていません。

 しかし、そのことよりも、もっと見逃せないのは、弁護士増員政策は、それを進める側がメリットだけを強調した、そして、増員政策がどういうことを招くか一番分かり得る立場にいた弁護士会が、この「改革」を「市民のため」と銘打ったのです。いまさら、想像できなかったのかとは、どの口がいうのか、といわれても仕方ありません。

 身近に、気楽に相談できる存在になる。数が増えれば、良質化か低額化が起きる。後者は、弁護士会が積極的にいったことではないにしても、当然、「改革」はそうしたイメージにつながることは、それこそ分かっていたはずだし、弁護士会外の推進派は、そこも「改革」の効用としてイメージさせた。そこをきっちり釘をささなかったのは誰でしょうか。

 薄利多売が困難な弁護士業では、競争による低額化は起きずらく、淘汰されるとしても、そのいつ終わるか分からない過程で利用者は犠牲になり、本来、良質化は資格制度が背負うべきなのは当然であり、利用者には有り難い。逆にその責任を負わないということは、利用者への負担増であり、それを肯定化するのが、お決まりの自己責任論です。それを、きちっと伝える必要はなく、いわずとも分かれと、良いことばかり言ってきた側がいえるでしょうか。

 「改革」は推進ありきになり、それに不都合なことは、ともすれば、政策的に意図的に後方に押しやられ、国民を覚醒させないまま、ことを進める形がとられます。裁判員制度にしても、メリットばかりが強調され、その本当の負担、裁くことの重大性は十分に伝えられなかった。もともと民意に背を向けられていることが分かっていただけに、特にそういう方法がとられた観があります。

 増員政策にしても、弁護士が増えてどうなるのか、いいこと尽くめの話を一番現実を理解しているととれる人間たちから聞かされている人間が、その言を超えて想像できなかったことが、そんなにあり得ないことでしょうか。「改革を選択したのは国民」という言い方と、それを裏打ちするような引用のような論法こそ、彼ら自身が想定できなかった、想定しなかった「改革」の結果に対する、責任逃れにつながる、後付けの弁明であるようにみえてしまいます。

 「『失われたもの』という視点」
 http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1078.html


「司法ウオッチ」の「ニュースご意見板」「司法ご意見板」では以下のテーマでご意見募集中!是非、ご意見を。http://www.shihouwatch.com/
●【NHK受信料】NHK受信料の支払いを事実上義務とする最高裁大法廷判決を受けて、この問題に対する意見を求めます。New
●【弁護士不祥事】「依頼者保護給付金制度」について、意見をお寄せ下さい。
●【刑事司法】成立した取り調べの録音・録画を一部義務付ける刑事司法改革関連法について意見をお寄せ下さい。
●【夫婦別姓】夫婦同姓規定「合憲」の最高裁大法廷判決について意見を求めます。
●【安保法制】安保関連法案の強行採決、同法成立について意見を求めます。
●【安保法制】憲法学者らが「違憲」とした安保関連法案の扱いについて、どのように考えますか。
●【少年事件】少年事件被疑者の実名報道についてどう考えますか。
●司法試験年3000人合格目標の復活を求める動きについて、意見をお寄せ下さい。
●【法テラス】弁護士、司法書士からみた、法テラスの現状の問題点について、意見をお寄せ下さい。
●【刑事司法】全弁協の保釈保証書発行事業について利用した感想、意見をお寄せ下さい
●【民事司法改革】民事司法改革のあり方について、意見を求めます
●【法曹養成】「予備試験」のあり方をめぐる議論について意見を求めます
●【弁護士の質】ベテラン弁護士による不祥事をどうご覧になりますか
●【弁護士の質】弁護士の質の低下について、意見を求めます
●【弁護士の増員】弁護士の競争による「淘汰」という考え方をどう思いますか
●【弁護士会】弁護士自治と弁護士会の強制加入制度は必要だと思いますか
●【弁護士の経済難】弁護士の経済的な窮状の現実を教えてください
●【弁護士のニーズ】地方に弁護士の経済的ニーズはまだまだ存在すると考えますか
●【裁判員制度】裁判員制度は本当に必要だと思いますか
●【弁護士の役割】今、必要とされるは、どのような弁護士だと思いますか
●【弁護士会】弁護士会の会費についてどう思いますか
●【法曹養成】「受験回数制限」は必要だと思いますか
●【法曹養成】「給費制」廃止問題についてどう思いますか
●【法曹養成】法科大学院の実務家教員の現状についてどう考えますか
●【弁護士業務】弁護士専門認定制度は必要だと思いますか


 【3】「弁護士観察日記」バックナンバー

「法科大学院存続論が無視する事情」。激増政策による弁護士の経済的価値の棄損・下落が志望者減の根本原因であることを直視せずに現状を打開したい側の思惑と、彼らにとって不都合な現実――
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1079.html

「『失われたもの』という視点」。一サービス業として、割り切る弁護士の意識が強まる中、社会がこだわるべき「改革」への「評価」の仕方――
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1078.html

「依頼者からの『自己防衛』」。弁護士の間で、回避すべき依頼者や案件が深刻に語られている、「改革」が生み出した現実――
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1077.html

「弁護士資格への冷淡さをめぐる疑問と本音」。法科大学院擁護派から、つとに聞かれてきた「逆効果」論調が意味するもの――
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1076.html

「司法試験合格率『主因説』が無視するもの」。法曹志望者減の最大の原因は、「受からせない」司法試験にあるという論調が意味する、新法曹養成制度の袋小路――
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-1075.html 


 【4】催しもの・「司法ウオッチ」からのご案内

憲法記念行事シンポジウム「憲法改正と国民投票~私たちの責任を考える」
5月12日(土)午後1時~4時半
場所 東京・霞が関 弁護士会館2階講堂
※自衛隊のを憲法への明文規定化や憲法改正のための初の国民投票の実施が現実化する可能性をにらみ、自衛隊明文規定化の恒久平和主義や私たちの人権への影響、国民投票で私たちは何を考え判断すればよいのか、どのような責任を負うかなどについて考える。
内容(予定)第1部 基調報告「改憲問題と国民投票~主権者の一人として考える」愛敬浩二・名古屋大学大学院法学研究科教授(憲法学者)
      第2部 日本国憲法施行70年記念憲法ポスター展 作品紹介 映像とナレーション
      第3部 パネルディスカッション「憲法改正と国民投票~私たちの責任を考える」パネリスト・愛敬浩二・名古屋大学大学院法学研究科教授、本間龍氏(ノンフィクション作家)、伊藤真弁護士(日弁連憲法問題対策本部副本部長)、コーディネーター・伊井和彦弁護士(東京弁護士会憲法問題対策センター企画部会長)
主催  日本弁護士連合会、東京三弁護士会
問い合わせ 東京弁護士会人権課 電話03-3581-2205

特別講演会「憲法改正問題と人権・平和を考える~本当に『何も変わらない』か?」
5月29日(火)午後6時半~8時半
場所 東京・霞が関 弁護士会館2階講堂
※憲法9条改正、緊急事態条項、参院選合区解消、教育の充実という改憲4項目を自民党が取りまとめるなど、改憲議論が具体化しつつあり、また、同党の憲法9条改正案は、9条1項および2項は残しつつ、9条の2として憲法に「自衛隊」等を書き込む案となっていることを踏まえ、石川健治・東京大学教授に、憲法学の立場から、今後予想される改憲案が人権と平和にもたらす影響、自衛隊を憲法に書き込むことの問題などについて考察してもらう。
内容(予定) 特別講演「憲法改正問題と人権・平和」(仮)石川健治・東京大学法学部教授
主催 日本弁護士連合会
共催(予定) 東京三弁護士会、関東弁護士会連合会 
問い合わせ 日本弁護士連合会人権2課 電話03-3580-9507
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◎司法ウオッチでコラム新連載の千田實弁護士の新刊「「田舎弁護士の大衆法律学 岩手県奥州市の2つの住民訴訟」(株式会社エムジェエム、本体2000円+税)発売中!お問い合わせ・ご注文は 株式会社エムジェエム出版部(TEL0191-23-8960 FAX0191-23-8950)まで。

 また、千田弁護士の既刊本のご注文は以下のリンクから。
 ・「田舎弁護士の大衆法律学」シリーズ
 http://www.minoru-law.com/inaben.html
 ・「黄色い本」シリーズ
 http://www.minoru-law.com/yellowbook.html
 ・「さくら色の本」シリーズ
  http://www.minoru-law.com/nagaiki.html

◎司法ウオッチでコラム連載中の樋口和彦氏の著書「アメリカにおける証拠開示制度・ディスカバリーの実際」(花伝社、本体1500円+税)発売中!

◎司法ウオッチ連載の織田信夫弁護士のコラムが、花伝社から出版され発売中!「裁判員制度はなぜ続く~その違憲性と不合理性」(本体1600円+税)。「裁判員制度廃止論~国民への強制性を問う」(同社)に続く、織田弁護士のコラム集大成第2弾。

◎司法ウオッチでは原稿を広く募集します。
「法曹界や弁護士に対してこれが言いたい」「司法改革にこんな意見を持っている」「裁判・判決についてこんな意見を持っている」といった方の原稿を、司法ウオッチでは常時募集(匿名可)しています。連載の希望(原則実名、経歴公開。審査あり)も受け付けます。
下記フォームから投稿、お問い合わせください。
「投稿受け付け」http://shihouwatch.com/archives/4941

◎投稿・言論サイト「司法ウオッチ」は全面無料です。
 ・コラムはバックナンパーから、お読み頂くことができます。

 ・「弁護士データバンク」は、弁護士の氏名、顔写真、事務所住所、所属弁護士会、ご経歴、取り扱い案件、案件に関する具体的な実績、事務所所在地の地図等を掲載し、市民が検索し、ジャンルを限定して一括して見積り請求を出せる形などの機能を盛り込んでいます。弁護士の方は、この機会に、ご登録をお願い致します。

・「司法ご意見板」等でこんなテーマを取り上げてほしい、といったご希望も広く受け付けております。
info@shihouwatch.com

・「弁護士に相談にのってもらいたいけれど、こちらからは頼みにくい」。そんな方のために、「司法ウオッチ」では、無料・匿名で弁護士を募集できる掲示板「弁護士急募板」を設置しています。弁護士探しをされている方、ぜひ、ご活用を。詳細はこちらまで。
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・司法改革に対するご意見を常時募集しています。「司法ウオッチ」ならびに当メルマガでもご紹介させて頂きます。市民の方の率直なご意見・疑問も受け付けます。
「投稿受け付け」http://shihouwatch.com/archives/4941
「市民の声・質問」http://shihouwatch.com/archives/4937

◎「司法改革」、裁判、司法、社会問題関連での出版をご希望の方、こちらまでご相談下さい。
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またまたお陰さまで第3弾!
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 編集長のあとがき風一言:
 その時、どうして彼らはこの行為によって、自分が築きあげてきたものを失う恐れがあることに思いを致さなかったのだろうか――。世間を騒がせている官僚トップや大物芸能人の不祥事に、どうしても共通したそんな疑問を抱いてしまいます。
もちろん、本来、基本的に問われるべきなのは、そこではありません。女性、未成年者に対して、どう接しなければならないのか、その認識の問題があります。ただ、どんなことであれ、あるいはそれが保身であれ、打算であれ、どこかで歯止めがかかっていれば、少なくとも被害者は生まれなかったことも事実です。
 むしろ、それを思うと、彼らの姿には、共通して行為そのものの問題性の認識によるブレーキどころか、発覚への恐れも飛び越えるほどの、むしろ確信的なふてぶてしさまで感じてしまうのです。もちろん、発覚するならばやめとくが、どうせ発覚しないだろうというのが、彼らの直接の動機だというのであれば、行為自体にはそれだけ問題性を感じていない、ととられても仕方ありません。
 問題の事務次官(当時)は、件のセクハラ会話での、自分とみられている声に関して「あーんな発言はしたことはない」と、さも問題性を認識しているかのように記者団に語っていますが、「あーんな発言」という問題性の、本当の認識度そのものが疑わしいといわなければなりません。片や芸能人のケースではアルコールが入っていたとはいえ、そもそも未成年者を平然と夜に誘い出す行為からして、初めての出来心では片付け難い、同様の認識不足度を感じます。
 地位を失う恐れを、容易に踏み越えさせた、彼らの確信的な、「自信」のようなものが、私たちが目の当たりにしている、問題の深刻さと根深さを物語っているように思えてきます。

 「司法ウオッチ」 代表 河野真樹
 http://www.shihouwatch.com/
 登録・解除:http://www.mag2.com/m/0001296634.html

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