立命館大学生存学研究センター メールマガジン

立命館大学生存学研究センター メールマガジン第2号


カテゴリー: 2012年05月23日
◆立命館大学生存学研究センター メールマガジン
 2012年5月23日発行 第2号[通巻38号]
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◇立命館大学生存学研究センター
 http://www.ritsumei-arsvi.org/

◇立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点ウェブサイト
 http://www.arsvi.com/

■生きて在るを学ぶ────────────────────────────

立命館大学生存学研究センターメールマガジン第2号です。

このメールマガジンでは、当研究センターに関する様々な情報を定期的に
お送りしていきます。

□目次──────────────────────────────────

1 生存学研究センターの新しい「顔」(1) 安部彰
2 研究センター関連の刊行物・書籍
3 開催報告「震災・大学・放射能~福島大学教員をお招きして」

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【1】生存学研究センターの新しい「顔」(1) 安部彰
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生存学研究センターでは、生存学のさらなる発展に向けて新たなスタッフを
迎え入れています。今回は本研究センター特別招聘准教授安部彰のメッセージ
を掲載します。

本年4月より、生存学研究センターの特別招聘教員として着任いたしました。
かつてグローバルCOE「生存学」創成拠点の研究員として2年間禄を食んだ身
としては、古巣への復帰という個人的思い入れとも相俟って、生存学をさらに
拡大・深化させていくのが至上の使命との意を強くしております。

では、どのように生存学をもっと先にすすめていくのか。生存学はこれまで
も、障老病異をめぐってさまざまなアプローチから多量で多様な研究を集積し
てきました。その研究はもちろんさらに強化継続することになります。ですが
第2期生存学においては、それらの諸成果をさらに広範(国際的)に発信して
いくためにも、あらためて「理論」という普遍言語に翻訳していく必要もある
と考えています。つまり、これまで個別に、あるいは相互連関をことさら意識
することなく蓄積されてきた諸成果を総合・分析し、そこに内在する諸論点を
一般化していくのが課題だということです。

そのさい私の専門でもある倫理学、そのながきにわたる伝統において「私たち
はいかに生きてあるべきなのか」という問いを執拗に問うてきたその学の視点
は、生存学を理論化していくうえで大いに役立つはずです。他方で同時に、む
しろ生存学が探求し掘りおこす「現実」のほうから倫理学を批判的に検討する
ことも重要な仕事です。そうして、あらゆる意味で「当事者」で(も)ある研
究者のみなさんの幅からさらに多くを学びつつ、「コアエシックスとしての生
存学」の構築をめざしたい(せめてその準備をしたい)と考えています。

◇安部 彰(あべ・あきら)
本学衣笠総合研究機構・生存学研究センター特別招聘准教授。専攻は倫理学、
社会学。著書に『連帯の挨拶』(2011年)、編著に『ケアと感情労働』(共
編、2009年、生存学研究センター報告8)、『ケアと/の倫理』(共編、2010
年、生存学研究センター報告11)、共訳書に『なぜ遠くの貧しい人への義務が
あるのか』(2010年)ほか。

◇関連リンク
・個人のページ http://www.arsvi.com/w/aa03.htm

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【2】研究センター関連の刊行物・書籍
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▽村上 潔 2012/03/31 『主婦と労働のもつれ――その争点と運動』,洛北
出版,334p. http://www.arsvi.com/b2010/1203mk.htm

以下、著者である本学大学院先端総合学術研究科研究指導助手の村上潔
(http://www.arsvi.com/w/mk02.htm)による紹介です。

私は、2004年に先端総合学術研究科に入学した当初は、《主婦》にも《労働》
にもさして関心はありませんでした。それが、京都での偶然の(そして幸運
な)人との出会いの重なりから、「主婦論争」という題材や、先鋭的な女性
運動のなかで「主婦性」にこだわり続けた女性たちの存在を知り、その魅力
に惹かれていくことになりました。その長いゆるやかな延長線上に生まれた
のが、本書です。

《主婦》は、《労働》から、そして《労働》という課題から、逃れることは
できません。さりとて、それを「労働問題」や「労働運動」とすることもで
きません。さらに女性労働問題や多くの女性運動では、「自立できるだけ働
いていない主婦」は克服課題として扱われます。

この奇妙な、しかし実は必然の、《主婦》と《労働》との関係は、歪んでい
て、混線していて、やっかいな――でもそうであるがゆえに少しだけ魅惑的
な――ものです。私はそれを《もつれ》という言葉で表現しました。

働く/働きたい/働かざるをえない/働けない/十分には働けない/働かな
い――そうした女性たちの、多様であると同時に連関した立ち位置の意味に
ついて興味がある方々に、本書を手にとってもらえたらとてもうれしいです。

◇関連企画
・2012年度立命館大学大学院先端総合学術研究科主催公開合評会企画
 村上潔『主婦と労働のもつれ――その争点と運動』を読む
 http://www.r-gscefs.jp/?p=2414

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【3】開催報告「震災・大学・放射能~福島大学教員をお招きして」
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本学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程4回生の小西真理子
(http://www.arsvi.com/w/km27.htm)による紹介です。

去る2012年3月29日(木)に福島大学原発災害支援フォーラム(FGF)の石田
葉月先生、荒木田岳先生、永幡幸司先生、後藤忍先生をお招きして講演会を
行いました。

司会・聞き手はサトウタツヤ(本学文学部/元福島大学教員)、指定質問者
は中倉智徳(本学大学院先端総合学術研究科)が務めました。福島大学の
後藤先生は、震災以前の放射線副読本が、放射線の危険性に対して中立的で
はなかったことをご指摘された上で、震災後作成された(ご自身が編集者も
務められた)『放射線と被ばくの問題を考えるための副読本』をご紹介して
下さいました。永幡先生は、震災以前と震災後の福島の違いを“音”で捉え
たサウンドスケープを通じて、震災について考察する新たな視点をご提示く
ださいました。その他の先生方や参加者の方にもディスカッションにご参加
いただき、放射線問題について福島の研究者を交えて考える貴重な機会にな
りました。

◆立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点
 院生プロジェクト「生存学における原子力研究会」・特別企画
 「震災・大学・放射能~福島大学教員をお招きして」
日時:2012年3月29日(木)(15:00~18:00)
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館303・304号室
主催:立命館大学人間科学研究所/生存学における原子力研究会

◇関連リンク
・開催報告「震災・大学・放射能~福島大学教員をお招きして」
 生存学における原子力研究会・特別企画
 http://www.arsvi.com/a/20120329.htm

福島大学原発災害支援フォーラム (FGF)
 http://fukugenken.e-contents.biz/

【お願い】───────────────────────────────
生存学ウェブサイトでは、アクセシビリティの向上に日々努めています。
表示が見にくい、分かりにくいなど、お気づきの点がありましたら、ご意見を
以下のアドレス宛にお寄せいただければ幸いです。よろしくお願いします。
宛先: webmaster@arsvi.com
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■発行者:立命館大学生存学研究センター センター長 西 成彦
〒603-8577京都市北区等持院北町56-1
TEL: 075-465-8475       FAX: 075-465-8342
E-mail: arsvive.mm@gmail.com

■編集担当:渡辺 克典・川端 美季
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『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
アドレスの登録・解除先 http://www.mag2.com/m/0001126512.html
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