立命館大学生存学研究センター メールマガジン

「生存学」創成拠点メールマガジン第24号


カテゴリー: 2012年03月23日
◆立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点メールマガジン
2012年3月23日発行  第24号[通巻36号]
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◇立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点ウェブサイト
http://www.arsvi.com/

◇立命館大学生存学研究センター
http://www.ritsumei-arsvi.org/

■生きて在るを学ぶ────────────────────────────

立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点メールマガジン
第24号です。

このメールマガジンでは、当拠点に関する様々な情報を定期的にお送り
していきます。

□目次──────────────────────────────────

1 「生存学」創成拠点を振り返って/今後に向けて(4) 立岩真也
2 雑誌『生存学』第5号発売
3 拠点関連の刊行物・書籍
4 開催報告 公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ11
5 4月以降のメールマガジンについて
6 2011年度本学拠点ポストドクトラル・フェローからのご挨拶

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【1】「生存学」創成拠点を振り返って/今後に向けて(4) 立岩真也
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グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点では、事業推進担当者として教
員計17人が活動しています。今回は本学大学院先端総合学術研究科教授立岩
真也のメッセージを掲載します。

◇COEという制度の消滅に伴い、私たちのCOEとしてのプロジェクトはこ
の3月で終了。ただセンターの活動は大学の支援を得て続いていきます。手間
がかかるものには手間がかかります。仕方ない。今までよりじっくりやってい
けるならいいなと思っています。本号でも紹介されている『生存学』第5号に
「五年と十年の間で」という(意外と長い)雑文を書きました。
http://www.arsvi.com/ts/20120003.htm
よろしかったらご覧ください。そして『生存学』等々今後ともどうぞよろしく。

◇立岩真也 本学先端総合学術研究科教授。
1960年生まれ。グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点リーダー、本学
生存学研究センター長。専攻は社会学。『家族性分業論前哨』(生活書院、20
11年)『人間の条件――そんなものない』,(理論社,2010年)ほか。

◇関連リンク
・立岩真也の個人ページ(本拠点内)
http://www.arsvi.com/ts/0.htm
・拠点事業推進担当者の一覧
http://www.arsvi.com/a/s.htm

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【2】雑誌『生存学』第5号発売
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▽立命館大学生存学研究センター編 2012/03/20 『生存学』vol.5,生活書
院,288p. http://www.arsvi.com/m/sz005.htm

雑誌『生存学』第5号には、特集1「生存学、リスタート」、特集2「生存の
マイナーテクノロジー」のほか、「テクノロジー/アート」「ままならない
心身」などに関する論文が掲載されています。くわしい内容は上記リンク先の
ページをご覧ください。

○雑誌『生存学』第1号~第4号も絶賛好評発売中○
http://www.arsvi.com/m/sz.htm

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【3】拠点関連の刊行物・書籍
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□拠点関連の書籍・刊行────────────────────────

本号では次の書籍を著者・編者のコメント付きでご案内します。


▽天田 城介・村上 潔・山本 崇記 編 2012/03/10 『差異の繋争点――現代
の差別を読み解く』,ハーベスト社,296p. 
http://www.arsvi.com/b2010/1203aj.htm

以下、編者である本学大学院先端総合学術研究科准教授の天田城介
(http://www.arsvi.com/w/aj01.htm)による紹介です。

本書は、ありがちなマイノリティ研究とは違った現実を描きたいという思い
を、「差異の繋争点」という奇妙な造語に託して編んだ本だ。本書の目次・構
成・内容等については本書のページを参照していただくとして、この本はマイ
ノリティをめぐる現実では〈繋がり〉と〈争い〉を避けて通ることが困難であ
る、という「身も蓋もない現実」を描きたくてまとめたものだ。マイノリティ
研究とはしばしば様々な「喧嘩の火種」が燻る中に飛び込むようにして思考す
ることでもある。「地雷を踏む」「踏み絵を踏まされる」「火中の栗を拾う」
ようなこともあるだろう。それはしんどいこともあるが、困難な中でも私たち
に思考の導きを与えてくれる。そう信じてよい。

◇関連リンク
・http://www.arsvi.com/o/m02.htm


▽加藤有希子  2012/03/30 『新印象派のプラグマティズム――労働・衛生・
医療』,三元社,244p.
http://www.arsvi.com/b2010/1203ky.htm

以下、著者である本学拠点ポストドクトラル・フェロー加藤有希子
(http://www.arsvi.com/w/ky18.htm)による紹介です。

「よい色彩家になるためには人生を捧げなければならない」批評家ジョン・ラ
スキンはそう言った。本書はラスキンを19世紀最大の美学者と崇めていたフラ
ンス新印象派の画家たちが、彼らの美学とりわけその色彩理論をどのように人
生という「行為論」に捧げてきたかを主題化した研究書である。従来の美学や
美術史の研究は、その感性論への傾倒ゆえに、美的認識論に議論が終始しがち
であった。しかし本書は、新印象派の労働意識、能動的な空間把握、衛生療法
の実践など、従来の感性論の研究では等閑視されがちであった芸術家をとりま
くプラグマティズム(行為論ならびに倫理観)に光を当てる。この一年間、グ
ローバルCOE「生存学」創成拠点に所属したからこそ、「行為論」を研究する
ことの重要さを実感できた。「立命館大学学術図書出版推進プログラム」なら
びに、「生存学」創成拠点の皆さんに心より感謝申し上げたい。


▽生存学研究センター報告17号 刊行

2012年3月に生存学研究センター報告17号が刊行されます。
(http://www.arsvi.com/b2010/1203ky2.htm)

以下、編者である本学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程4回生の角崎
洋平(http://www.arsvi.com/w/ky13.htm)による紹介です。

本書が「歴史」をテーマに扱うのは、単にある過ぎ去った時代を懐かしんだり
するためではありません。本書に掲載された、多様な問題の歴史(たとえば、
死刑・被害者救済・貧困対策・日系人移民・化粧品広告・セルフヘルプグルー
プ)や多彩なフィールドの歴史(モンゴル牧畜社会・パナマ先住民・民俗芸能・
花街)は、「現在」の体制や社会を写し出すものとして書かれています。加え
て本書は、歴史社会学者の福間良明氏(本学産業社会学部)、石原俊氏(明治
学院大学)の講演録も収録し、歴史記述(叙述)の方法論についての議論も掲
載しています。筆者たちの歴史記述が、うまく「歴史」から「現在」を照射で
きているのか、ご意見やご批判をいただければ幸いです。

◇関連リンク
・生存学研究センター報告 http://www.arsvi.com/a/rrca.htm


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【4】開催報告 公開講座 シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ11
「男のみち(未知・道)-等身大の表象」
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2012年1月14日・2月4日・3月10日(いずれも土曜)の3回にわたり、立命館大
学および本学生存学研究センターが主催し、京都シネマが共催するシネマ企画
「男のみち(未知・道)-等身大の表象」が開催されました。いずれの回も多
くの方々においでいただき、盛況のうちに終了しました。各回の開催報告ペー
ジへのリンクがございます。ぜひご覧ください。

◇2012年1月14日(土)『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(バリアフリー上
映)
対談:山上 徹二郎 さん(シグロ代表)×松原 洋子(本学大学院先端総合学術
研究科教授)
・http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/9954/date/1/year/2012

◇2012年2月4日(土)『手紙』(バリアフリー上映)
対談:深田 麗美さん・美知子さん(京都リップル代表)×甲斐 更紗(本学拠
点ポストドクトラル・フェロー)
・http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/10039/date/2/year/2012

◇2012年3月10日(土)『迂路(うろ)』(デフムービー映画)
対談:おおだて のぶひろさん(プロディア代表)×尾鼻 崇(本学非常勤講師)
・http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/10213/date/3/year/2012

バリアフリー上映では、聴覚障害者用日本語字幕と音声ガイド(オープン方式)
がつきました。対談ではソフトバンクモバイル株式会社、長野サマライズ・セ
ンター、株式会社アイセック・ジャパンのご協力をいただき、対談の音声を長
野サマライズ・センターや株式会社アイセック・ジャパンに送った上で、即座
に文字化し、朱雀講座会場のipadに返信したものをスクリーンに投射するとい
う遠隔情報保障システムを活用しました。なかなかの好評でした。

◇関連リンク
・企画ページ http://www.arsvi.com/a/20120114.htm
・遠隔情報保障 http://www.arsvi.com/d/h02en.htm

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【5】4月以降のメールマガジンについて
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これまで皆様にご愛読頂いていた、立命館大学グローバルCOEプログラム「生
存学」創成拠点メールマガジンですが、3月末でグローバルCOEプログラムが終
了することにともない、4月以降、立命館大学生存学研究センターメールマガ
ジンとしてリニューアルする予定です。引き続きご愛読頂きますようお願い申
し上げます。

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【6】2011年度本学拠点ポストドクトラル・フェローからのご挨拶
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▽この1年間、グローバルCOE「生存学」創成拠点にてポストドクトラル・フェ
ローとして勤務させていただき、多くのことを学ばさせていただきましたこと
心より感謝申し上げます。生存学において影が薄かった聴覚障害や手話言語の
研究分野において少しでも光を当てることができましてほっとしております。
少しでも聴覚障害や手話言語の研究分野に関心をもつ方々が増えたら、と思っ
ております。今後も何かの折にはどうぞ宜しくお願い致します。(甲斐更紗)

▽「生存学」創成拠点にお勤めさせていただいて早一年。文字通り、命を繋ぐ
ことができました。ひとえに関係者の皆さまのおかげです。この一年の素晴ら
しい出会いに心から感謝いたします。来年度から埼玉大学の芸術学・芸術史の
教員として、また生存学研究センターの客員研究員として働きます。埼玉・
東京方面にお越しの際は、お気軽にお声をおかけください。(加藤有希子)

▽グローバルCOE「生存学」創成拠点の最後の年に、ポストドクトラル・フェ
ローとして、1年間務めさせていただきました。2011年度PDを務められた4名の
先輩方から、多くのことを学ばせていただき、先端総合学術研究科出身者とし
て、微力ながら拠点事業のサポートをさせていただき、光栄でした。今後も様
々な形で、皆様と関わっていきたいと考えておりますので、お声をかけていた
だければ幸いです。(新山智基)

▽あれからもう一年が経ったのですね。こうして無事に一年を終えることがで
きたのも、皆様の力添えあってのことです。本職務を通して、さまざまな経験
をさせていただきました。とくに、本拠点と関連の深い大学院先端総合学術研
究科には、いろいろな意味で個性あふれる院生がたくさんおり、刺激的な毎日
でした。多くのことを勉強させていただいたことに感謝します。(堀智久)

▽グローバルCOE「生存学」創成拠点の最後の1年は、「3.11」とともに
はじまりました。震災と病者・障害者や、韓国との障害者団体との交流など、
生存学にいなければ学べなかったこと、気付かなかったことに数多く出会った
1年間となりました。生存学でおこなわれている多様な研究を十分にお伝えで
きたか心許ないところではありますが、ご購読に心から感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。(渡辺克典)


【お願い】───────────────────────────────
生存学ウェブサイトでは、アクセシビリティの向上に日々努めています。
表示が見にくい、分かりにくいなど、お気づきの点がありましたら、ご意見を
以下のアドレス宛にお寄せいただければ幸いです。よろしくお願いします。
宛先: webmaster@arsvi.com
────────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行者:立命館大学生存学研究センター センター長 立岩 真也
〒603-8577京都市北区等持院北町56-1
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8342
E-mail: arsvive2010@gmail.com

■編集担当:甲斐更紗・加藤有希子・新山智基・堀智久・渡辺克典
(ポストドクトラル・フェロー)
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このメールマガジンは、以下のサイトのご協力により発行しています。
『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
アドレスの登録・解除先 http://www.mag2.com/m/0001126512.html
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