知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第416号をお送りします!


----------------------------------

竹村義宏 公式メールマガジン

「新フランチャイズ発想法」第416号

平成30年2月18日(日)配信

----------------------------------



今週もメルマガ開封ありがとうございます!



業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏がフランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。
今年で9年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。



竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。



または下記のHPから御覧ください。
【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!



----------------------------------
1>今週のひとこと
2>NEWS&お知らせ
3>このFCニュースにひとこと!
▼【独白】牛角を生んだカリスマ経営者が、次に狙う「胃袋の中身」 他
4>Q&Aコーナー
▼どうやって次に流行るものを予想するのですか?
5フランチャイズの名言
▼世の中に合わせて事業を起こすのではなく、「これが大事だ」と思う自分の存在が重要。
増田宗昭 CCC社長
6>今週の赤ペンチェック
▼「サクッと起業してサクッと売却する〜就職でもなく自営業でもない新しい働き方」
正田圭 著 <後編>
7>編集後記
----------------------------------



1.【今週のひとこと】

先週の日曜日夜は「心身健康倶楽部」主催者の枝光聖人社長の出版記念パーティーに招かれ出席してきました。
初出版となった「はいはいエクササイズ」はコチラ、です。
https://goo.gl/vvv4TB

「心身健康倶楽部」については現在、近い将来のFCの「一次募集」開始に向けてFCモデルのブラッシュアップを進めているわけですが、それと並行して竹村も毎週1回60分通っています。
今回の出版記念パーティーも「ストックビジネス」の第一人者大竹啓裕氏や、このメルマガの「赤ペンチェック」コーナーで以前紹介したベストセラー(5万部!)幸せになりたければねこと暮らしなさい」の著者、出版プロデューサー樺木宏氏など有名な方も沢山参加されていて、その多くが毎週ジムに通っている方。
なので、会場では今回の本の話題というよりは、自分のトレーニングついて語り合う風景がアチコチで(笑)。自分のことに関して言えば「週1度毎週ジムに通う」だけでも、これは自分革命的にスゴイことです。
昔からの竹村を知る古い友人や、ごく近くで接している方から見れば、アイツがジムに通っていてそれもずっと続いている、というだけでかなりのインパクトのはず。
週1回60分だからなんとか続くわけで、他の運動は相変わらず何もしていないわけですが、それでも1年以上通って少しづつ体脂肪率が減り筋肉量が増え、ついに毎週乗ってる体組織計のグラフが過脂肪(メタボ)ど真ん中から、ギリギリ適正の象限に入りました(笑)。
体重は開始時から3キロ減程度ですが、竹村の場合は「食べるダイエット」ですから、それまでの酒だけ飲んで普通の人の半分しか食べない生活から、倍くらい食べるようになりました。

「健康」を軽視する方はいないと思いますが、健康に対する意識からの行動は様々ですね。サラリーマンなら会社で体調管理は社会人の基本、と教わるでしょうが、起業したらまさに「体が資本」です。B/Sの「純資産」のところ、まさに資本金といっしょに載っている、ということです。
今回のパーティー参加者は会社社長や独立して仕事をしている方々が中心でしたから、話をしていてそのへんの意識の高さを感じました。みんな通ってる人たちなんで当たり前、ですが。

ただ一方で、竹村はこの「心身健康倶楽部」にFCの仕事を通じて出会ったわけで、でなければ家の隣にできても、毎日チラシがポスティングされても通ってないはず、です(笑)。
しかし、ビジネスで考えれば運動なんてしたことないし大キライという、こんな私こそ本来通うべきメインターゲットであり、ここに未開拓の大きな市場があります。あとはこの層にどうアプローチをしていくか、ですね。

そして木曜日は月1回の「FC勉強会Day」。「武田塾」の成功加盟校インタビューでは水戸校他5校舎を運営する川崎オーナーがご登場。偏差値最低ランクの高校女子3人組が、上智やら青学やら東洋英和に合格、とか、工業高校の男子が慶応SFCに受かりそう、とかスゴイ話が。
この時期のこういう「逆転合格」話がアチコチで聞こえてきます。予備校は受験産業においてほぼ「最終学歴」を決定する極めて重要な役割を担っている、ということに改めて気づかされました。






2.【NEWS&お知らせ】

▼今週のフランチャイズ・チャンネル

今週はこの3本が公開!

竹村さんと吉田さんが東進時代の思い出を語る!!vol.298
https://www.youtube.com/watch?v=m0bcktFGCuY

竹村さんが東進時代に永瀬社長に教えられたこと!!vol.299
https://www.youtube.com/watch?v=Zu7kO7tWkn8

東進ハイスクールの永瀬社長の凄さについて語る!!vol.300
https://www.youtube.com/watch?v=it7znYpNpIc


吉田さんとの「東進時代」の思い出話の会、の最後ですね。当時を思い出してつくづく思うのは「普通の会社じゃなかったですが、普通の会社に就職をしなくて良かった(ことの方が多かった)」ということですね(笑)。
自分は大企業には向いていないだろう、とか銀行より急成長して上場する会社を狙う、とか全く考えておらず、成り行きで入ってますから、ビックリすることは多くても「こんなはずじゃなかった」というのもないわけで。
「フランチャイズ」というビジネスにもここで巡り合ったわけで、それで人生ここまで行きられてますから感謝、感謝ですが、これも入社当時には無かった新規事業。たまたまです(笑)。

さてさて、「フランチャイズ・チャンネル」次回はA.ver林社長の「仮想通貨投資どうなった!?」の実況中継(笑)。乞うご期待。



▼先週この欄で告知したのでShienグループの「就労移行支援」事業についての問い合わせや、資料請求希望をいくつかいただきましたが、現在Shienグループの事業説明につきましては、説明会などは行っておらず全て個別対応となっています。
skypeでの面談なども可能ですので、まずはご連絡ください。
info@fc-takemura.com






3>【このFCニュースにひとこと!】

このコーナーでは最近のFC関連のニュースについてズラッと並べ、竹村の私見でひとことコメント、ときには少し長く解説していきます。
ここで述べてる解説はあくまでも竹村の個人的な見解・意見です。



今週はまず、このインタビューから。西山さん。
----------------------------------
【独白】牛角を生んだカリスマ経営者が、次に狙う「胃袋の中身」
https://newspicks.com/news/2817062/body/?ref=search

【独白】繁盛店を海外へ。必殺請負人の頭の中
https://newspicks.com/news/2817064/body/?ref=search
----------------------------------

「外食業界の神様と呼ばれる男」のサブキャッチがついているが、この「神」を創造した今はなき会社の「べ」の字も出てこないのは悲しいところ。
ただ、そこを書くと記事の説得力は落ちるので、神は神として語るのが正しい。
西山さんとは1年くらいかなりべったり仕事をご一緒したが、勉強熱心で努力家、とにかく会社を大きくすることに対する熱意は他の社長とは全く違うものがあった印象。

そして買収、買収で末端売上3500億、になる。



そこから業績悪化する当時のことをを聞かれて、
----------------------------------
今振り返ると、よくわからないでやっていて、ちゃんと経営できていなかったなと思います。
----------------------------------
なかなか、こう正直には語れない。



現在は自らの事業を展開しながら、外食産業の若い社長たちを集めて「西山塾」なるものを主催してノウハウを伝承されている、と。
----------------------------------
あとはフランチャイズのやり方ですね。私も牛角を拡大する時に経験しましたが、経営管理の仕方、マーケティングの基本的な概念、人材育成についても質問されたら全部答えます。
フランチャイズの基本的な考え方から、フランチャイズオーナーに対する説明会で、伝えるべきこと、オーナーのモチベーションを上げてもらうために表彰会をすることなど、かなりアドバイスをしました。
----------------------------------
「串カツ田中」の貫社長も20店舗くらいの時にずいぶん教えを請うたよう。
先週この欄で紹介した「串カツ田中」の加盟店表彰もまさにレインズのパートナーズフォーラムだし(笑)。



----------------------------------
客数減が止まらない、「モスバーガー」の苦境
http://toyokeizai.net/articles/-/209063
----------------------------------

アチコチでみかける「モス不調」の記事。以前も書いたが一番の客減少の要因はマックの復活。あとこの記事でも触れてるが、客が減っても店舗ベースの利益はまだま出てるのでベテランすぎるオーナーたちの危機感が薄い。
脱サラで始めて1店舗経営、高年齢化して食ってければいいと「なんとなく経営してる」オーナー層は舗が多いのはモスの構造的問題。あと人手不足でアルバイトの外国人化もモスにはダメージ大。
最後の他業態の中途半端さ、は昔から。



----------------------------------
マック、純利益4.5倍 最高益 10年ぶり店舗増へ
https://www.asahi.com/articles/DA3S13358069.html
----------------------------------
結局、カサノバ社長は辣腕だった、ということ。FCオーナーのサラ人気、もスゴイらしい。

で、
----------------------------------
なぜ日本のビッグマックはタイより安いのか
https://goo.gl/jK1xuQ
----------------------------------
「ビックマック指数」は経済指標として大事。日本はデフレ期間が長すぎて、外食メニューの価格が安すぎ。

オマケ。
----------------------------------
写真で見る、マクドナルドの70年余の変遷
https://www.businessinsider.jp/post-161856
----------------------------------



そして、「いきなりステーキ」店舗は好調ですが、
----------------------------------
ペッパーフードサービスの株価が急降下
http://41fc.blog.fc2.com/blog-entry-89.html
----------------------------------
いくらなんでも株価8000円が高すぎ。4000円でもまだ高い。あと社長の「イケイケドンドン」の何も考えてない(風)なインタビューは、少なくとも投資家向けには辞めた方がいい。
「串カツ田中」の決算発表やハウスドゥのIRを見習って欲しい(笑)。



そしてこれは、
----------------------------------
1.7万人、無期雇用に ジョイフル、パートやアルバイト
https://www.asahi.com/articles/DA3S13358071.html
----------------------------------
飲食では必然的流れではあるものの、時給の比較的安い地方でないと所々問題も。



ミスドは迷走中。
----------------------------------
ダスキン、外食テコ入れは「ドーナツ店で朝ごはん」
http://aqnet.co.jp/fc-news/20180129fcn02/
----------------------------------
粉もの、糖質離れがけっこう影響している模様。店舗改装他、事業への新規追加投資をこばむオーナーは多いはず。



そんな時は、原点に戻る。
----------------------------------
フランチャイズで創業理念「道と経済の合一」を実践~山村輝治・ダスキン社長
https://shuchi.php.co.jp/management/detail/4780
----------------------------------
祈りの経営。



そして今週のコンビニ問題ニュース。
--------------------------------
コンビニFC本部「オーナーは経営者、長時間労働は努力不足」、労働者性を主張するユニオンとバトル
https://www.bengo4.com/c_5/n_7436/
--------------------------------
パパママストアなら夫婦で長時間労働はあたりまえ。いちばん大きな問題は加盟時の説明責任。



そして、これ。小ネタですが(笑)。
--------------------------------
大橋悠依選手 株式会社ナガセへの入社決定
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/Ckprw201802090831.html
--------------------------------
イトマン東進。入江陵介選手の流れがありますから、ね。



そして、先週もこのコーナーでふれた「投資詐欺」に近いコレですが…
--------------------------------
ベッキーまた災難…出演CM「かぼちゃの馬車」が投資トラブル
https://news.nifty.com/article/entame/gendai/12136-442597/
--------------------------------
ここは単なる投資ビジネスでフランチャイズとは一線を画してるんで、これまでよく調べてませんでしたが、なんと裏の仕掛け人は「ビデオ安売王」の佐藤太治だったとは。詐欺するやつは何度ブタ箱入っても出てくりゃ詐欺をする。
「ビデオ安売王」を知らない方はコチラをどうぞ。
https://ameblo.jp/hiroaroma/entry-12317816594.html






4.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様に
シェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。
info@fc-takemura.com



あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。
www.fc-takemura.com



それでは今週の質問、です。



どうやって次に流行るものを予想するのですか?
----------------------------------
Q.メルマガを拝読して半年くらいになります。現在はまだ企業に勤務中ですが3年後を目標に早期退職制度を利用しての独立を考えており、現在FCを含めて起業という市場をウォッチング中です。
そういう具体的でない段階での質問で恐縮ですが、竹村先生にご質問したいのは「どうやって時代の先をよむか」ということです。5年以上前にコインランドリーに目をつけられる慧眼はおそれいりますし、自学自習の「武田塾」も高校生予備校マーケットにおける映像授業の次に来るもの、を狙っているということをお聞きし至極納得しました。
東進の永瀬社長から先見性の大切を教えられたと動画でも仰られていましたが、どうやって次に流行るものを予想されるのか、ご教授いただきたいと思います。

愛知県 Kさん
----------------------------------

A.ご期待に答えられず恐縮ですが、正直にお答えしましょう。まず「次に流行るものの予測」は、「できない」に近いレベルの難しいことだと認識しています。時間まで含めて1年後には、3年後にはこれが流行る!という予測は、少なくとも私にはできません。

私自身、現在のここまでのコインランドリー・ブームも予想はできませんでした。三原社長のエコランドリーをmammaciao初めて支援したのは5年以上前になりますが、当時どう思っていたか?「少しづつは確実に伸びていくだろう」ということです。カタイとは思ってましたが大ヒットする、とも思っていなかったのです。
当時からコインランドリーのメインのお客様は主婦になりつつあるのに、世の中的には家に洗濯機がない独身者が使っていると、誤解されている。この「誤解」によってなかなかコインランドリーという店が世の中に知られていかない、いわば「不遇の業界」でした。そこにチャンスがある、まではわかります。
後講釈で言わせていただければ「そういう不遇の(勘違いされていた)時代が長い業界は、何かをきっかけに世の中が注目すれば一気にブレイクする」という予想も頭のなかに少しはありました。だから三原社長には本を出版してマスコミに出まくって自社ではなくまず業界の営業マンになりましょう、と話したわけです。
ただ、それで2年後、3年後にブレイクするとは…正直、今のコインランドリー・ブームは予測を超えていました。そこにはアベノミクスによる経済政策など様々な世の中の流れが、コインランドリー業界の追い風となりブームを巻き起こしたもの、だと思います。

次に「武田塾」ですがこちらも、映像授業の次に流行るのは何か?という発想でみつけてとりくんだFC、ということではありません。正確に言えば、今の予備校のスタンダードとなっている映像授業の問題点をつぶす発想が「武田塾」の自学自習の学習法ですから、映像授業の次のスタンダードにしたい、という想いはあります。
しかしながらそれは、高校生予備校市場の動向、流れを分析してよんでやっているわけではなく、林塾長の「授業より参考書をつかった自学自習の方が成績が上がる」という考えが「正しい」と思って世の中に提案しているイメージです。
少々雑な言い方ですが「正しいものは流行るはずだ」ということです。ただ、そのような言い回しをし続けて流行らなかったビジネスも星の数ほどあるはずですし、ましてや時間感覚をいれて「いつ流行る」、規模感覚までいれて「どのくらい大きくなる」なんて予想ができるはずがない、というのが本当のところでしょう。
「武田塾」のFC化をして4年が経過し、その中で確かに大きな「手応え」は感じています。RIZAPが流行り「三日坊主市場を狙った“管理型ビジネス”」というくくりで「予備校界のRIZAP」などと言われ始め、予備校界の「自学自習ブーム」というブレイクも近い、気もします(笑)。
ただ、それをコインランドリーがブームになる流れと比較してどうですか?なんて聞かれても、キチンとは答えられません。

もうおわかりだと思いますが、私の中でのフランチャイズというビジネスの成功は、流行りに乗るもの、ではなく流行りをつくるもの、です。これはベンチャー・リンク時代に習った「New Business Creator」という発想が原点です。
今の世の中に、業界にない発想のビジネスをつくって、流行らせて業界を激震させひっくり返す。これぞフランチャイズというビジネスの得意とするところであり、エキサイティングな醍醐味なのです。

先見性、先を読む力…確かに次に流行るものを現在の方向性から予測することはできます。例えばこれからの学習塾業界であれば「英語」と「プログラミング」でしょう。だから私もその中で「AIC-Kids」と「ロボ団」を勧めてます。
ただ、「次は英語とプログラミングです!」なんておそらく誰でも分かることですし、ということはそれだけ知っていてまわりと同じように動いても、大きくは勝てません。株で言えばすでに多くの方が買って株価が上がっているわけですから。
東進の昔話をすれば、30年近い前に、「これからは浪人ではなく現役高校生市場が拡大する」「18歳人口は減っても大学進学率が上がるので受験市場は細らない」この程度はおそらく、業界的に予想できたこと、です。
しかし、「生の講師が行う形式は衰退し、映像授業を個別に受講するのが当たりまえになる」というのは、予想、予測ではないのです。永瀬社長が「それが正しい」と信じたことをビジネスにし、それをFCという仕組みを使って流行らせた、つまり、新たな市場を創造した、のです。






5.【フランチャイズの名言】

このコーナーではフランチャイズの創業者、経営者の名言を紹介。竹村がひとこと解説していきます。

----------------------------------
・世の中に合わせて事業を起こすのではなく、「これが大事だ」と思う自分の存在が重要。

・僕らは企画屋です。時代に即した新しい企画を提示していかないといけません。もうスマートフォンを通じてアマゾンなどでできることは全部やめようと決めた。

・企画の本質とは、世の中にないアイデアや発想を生み出して形にしていくこと。それで人々に幸せや豊かさを感じてもらう。企画とは、顧客と市場を創造すること。

増田宗昭 CCC社長
----------------------------------

ご存知「TSUTAYA」の本部であるカルチャー・コンビニエンス・クラブ代表の増田宗昭氏。日本のFC業界を牽引している方であり、このメルマガでも何度もとりあげていますが、とにかく「TSUTAYA」のスゴイところは何十年も「止まらない」というところです。

時代に合わせて「変わっていく」。で、そのためには世の中に合わせる発想ではなく、増田さんの「これが大事だ」という原点から発想する。
時代に即したことをやらなければならないから、「スマートフォンを通じてアマゾンなどでできることは全部やめる」というのは、普通なかなかできない、と思います。でも考えてみればAmazonと同じことやっても勝てない、わけです。

増田さんの中ではそのAmazonに「勝てない」というのは、世の中的に「価値がない=無くてもいい」ということで極めてわかりやすい。

今、全国展開中の莫大な敷地面積を使った複合モール「蔦屋書店」について、多くの方からネガティブな評価を聞きます。「あれは商売にならんでしょ」「人は多いけど買ってない」とか。
ただ、これは「新しいことをやっている」からですね。新しい企画を世の中に提案しているわけですから、最初ピンとこない人が多いのは当たり前、なわけです。



この代官山に「蔦屋書店」を開店したことについて語る、インタビューも良いです。

今、一番ダメな経営とは、「効率を求める」こと
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130904/253006/?P=1&prvArw

----------------------------------
川島:成功するかどうかもわからない壮大な実験だったんですね。

増田:女の子を口説くのと一緒だよ。女の子を口説く時にさ、成功すると思ってなんていない。じゃあなぜ口説くの? その子が好きだからに決まってるじゃない。

川島:最初っから成功がある程度見えてる仕事のほうが、楽じゃありません?

増田:楽かもしれないけど、楽しくないよ。落ちるとわかっている女の子を口説いたってつまらないでしょ。
----------------------------------

「効率を求めたら、効率は実現できない」(笑)。



増田さんについては、もっともっと紹介したいフレーズがまだまだありますので、次回もう一度。






6.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、考えたことなどを綴っていきます。
個人的な健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。フランチャイズとは直接関係ないものも多くなると思いますがご了承下さい。

今週はこのフレーズ。

----------------------------------
起業は「数を重ねるごとに有利になっていくゲーム」

「サクッと起業してサクッと売却する」 正田圭 著
----------------------------------



先週の続きで、リアルインスペクターZ、正田圭さんの新刊、

----------------------------------
「サクッと起業してサクッと売却する」〜就職でもなく自営業でもない新しい働き方 
https://goo.gl/69pPUf
----------------------------------

から、今回は赤ペンフレーズを解説していきましょう。



10代で1億、20代に10億つくった正田さんですが、読者にむけて、まずは、

----------------------------------
29歳までに1億円のキャッシュを手に入れろ
----------------------------------

ということで、若いうちに「売却」というエグジット(出口)を想定して、起業して会社つくって起動にのせて売っちゃいましょう、ということです。

会社を売ったらまた次の会社をつくって起動にのったらまた売って、それを繰り返す「連続起業家」を目指しましょう!という話でした。そしてそれはけして難しいことではないですよ、と。



先週紹介したように正田さんとしては、「トマトをつくるように会社をつくって育てて売ればよい」という感覚なわけですが、正田さんのまわりにいる人たちにはそれで通じるが、一般にはなかなか理解されない。

その理由は、

----------------------------------
起業はリスクというイメージ、会社を売る行為にはネガティブというイメージ
----------------------------------

があるから、です。



起業にリスクなんてない、少なくとも10年、20年前に比べたらほとんどない、という点については先週書きました。

この本の中ではこう解説していますね。

----------------------------------
起業は自転車に乗るのに似ている。一度乗れるようになったら、乗り方は忘れない。
起業して売却するという手段を一度覚えたら、繰り返しやろうとする人は多い。
----------------------------------

これは「トマト」の喩えよりは伝わりますね。竹村のまわりで起業して成功している人に話せば、うなづきながらナルホド、と言いそうです。



そして正田さんは、さらに、
----------------------------------
起業は「数を重ねるごとに有利になっていくゲーム」
----------------------------------
という感覚を伝えます。



これを、
----------------------------------
ロープレゲームにおける「強くてニューゲーム」
----------------------------------
と同じである、と言い切ってます。この感覚まで理解できたら、連続してやらない人のほうが少ないでしょ、ということです。



大学生向けにこんな挑発もしています。
----------------------------------
最強の就活は、就職先に会社を売却すること!
----------------------------------
大企業に自分の会社を買ってもらって、自分はそのまま子会社の社長として残ってもイイ、という発想。入社した途端に同期の中でずば抜けて出世していて、億の金ももってる、という(笑)。



そして、学生時代にバイトで業界の経験を積むとか、インターンで社会を知るとかはNG、と。
----------------------------------
バイトやインターンをして何が一番もったいないかというと、「雇われ癖」がつくことだ。「自分の知恵と度胸で金を稼ぐ」という本能的なモノが、一度バイトをすることで大きく削がれる。
----------------------------------
本来は誰でも「自分で稼ぐ」という本能をもっている、でも「雇われて」しまうとその本能はそがれる、と。



そして、「踊り場」論も共感できます。
----------------------------------
「踊り場」とは、お金も時間もある状態のことだ。そういう状態のときに、初めてまともな意思決定ができる。「貧すれば鈍する」なって非常に的を射た言葉だと思う。お金も時間もない時に、良い意思決定なんてできないのだ。
----------------------------------
正田さんも未成年でつくった1つ目の会社を売却して得た資金で、1〜2年の独学で経営を勉強する「修行期間」があり、その間にファイナンス、M&Aについて深く勉強したことが、いまの「連続起業家」というポジションにつながっているわけで。



あと「人間関係」についてはドライにするのがポイントのようで。起業の人間関係のもつれ、について正田さんは自分自身を「人間関係を構築していくのがうまくない方」と定義した上で、2つアドバイス。

----------------------------------
1つは「人間の代わりはいくらでもいるということ。従業員の代わりはいる。同じ条件の取引先だって、ごまんとある。〜そこで悩んで思考停止してしまうこと自体、時間の無駄だ。
2つ目は、人間関係のトラブルは99%時間が解決してくれる。
----------------------------------

そして、「仲間はもつな」「群れるな」論。

----------------------------------
誤解を恐れずに言えば、起業に仲間なんていらないのだ。
<中略>
何が言いたいかというと、過剰な仲間意識は、ただの感情の押し売りにしかならないということだ。
〜過度な仲間意識をもってしまったから事業そのものが歪んでしまった、という起業家は少なからず存在する。起業で成功したいのなら、決して人に依存してはならない。
----------------------------------

やはり羊ではなく狼になれよ、というのが起業の基本。



あと、これはユニークだが一理あり。
----------------------------------
金持ちのボンボンは、起業に向いているから、絶対に起業するべきだ。
ついでに言えば、容姿に自信がある若い女の子も絶対起業するべきだ。若くてかわいければ、投資家からも取引先からもチヤホヤされる。その「イージーモード」の間に、しっかり経験を積み、実力をつけておくのだ。
----------------------------------

確かに。ボンボンにはボンボンにしかできない発想があり、それは価値があったりするのです。

----------------------------------
親が金持ちなのも、容姿がかわいいのも、自分の持って生まれた運の良さであり、それもまた才能である。
----------------------------------

その才能を使わないのは資産の無駄。



そして、「会社の最終的に「売る」か「つぶれる」しかない」で始まる第5章、「会社を高値で売却する方法論」は具体的であり、示される考え方も赤ペン、グリグリのレベル。2つだけご紹介。



まずコレ。
----------------------------------
1)サクッと起業してサクッと売却して儲かる理由は、これが超合法的インサイダー取引だからなのだ。
----------------------------------
これはとくに成長する市場で経営している企業経営者ならよく分かる感覚かと。



そして、
----------------------------------
2)自分の成長と会社の成長を比較して、自分の成長の方が急になったら売り時
----------------------------------
これも良くわかりますね。とくに若い経営者の場合はこういうケースはかなり多いはずです。



ただ、この1)、2)なんかを雑に話すと、「自分のことだけ考えて売り抜ける」というふうに伝わることもあるかもしれません。



ただ、この本を全て読んでもらえばすではない、少なくともそういう考えで「サクッと起業して、サクッと売却」しろ、という話ではないわけです。


----------------------------------
〜なぜなら、起業が向いている人と、その後拡大するためのマネジメントが得意な人は、違う人間のことが多いからです。
向いている人が向いていることだけやるのが、社会の発展にとっては大事なことで、そのためにはもっとシリアルアントレプレナー(連続起業家)が流行ってもいいと思います。
----------------------------------

ということなわけです。



これはまさに、フランチャイズの視点からみても正しい、のです。

このメルマガの読者の方はご存知だと思いますが、フランチャイズというのは「売買」できるのです。本部のM&Aもありますし、加盟店、加盟校の売買、というのも実は頻繁にあるのです。
珍しいケースでは加盟している企業が本部をM&Aしてその後発展させた、というCurvesの事例もあります。

加盟店、加盟校の売買では、例えば明光義塾でも100教室近くやっているTOP加盟企業を本部が相当な金額で買収し、直営化しました。オーナーは別事業にとりくんでいますから、連続起業。

そして、フランチャイズでいちばん頻繁にある、収益の出ていない加盟店(校)を、同じFC内で成功している会社が買い取っていくというオーナーチェンジ。このトレードはある意味成長するフランチャイズにおいては必要です。



この「FCにおけるM&A=オーナーチェンジ」については、また別の機会にしっかり解説したいと思います。






7.【編集後記】

「会社をつくって売る」というのは、実は普通に行われることという認識でしたが、昨年のDMM.comがCASHを70億で買った、というニュースにはビックリしましたが。

CASHは2017年2月創業のバンクという会社が、6月に立ち上げたサービス。話題になり人気沸騰しすぎて1日でサービス停止になってさらに知名度があがった形。そのバンク社をDMM.comが70億で買う、と(笑)。それが11月。

このニュースでビックリしながらも「会社の価値」というものを考えてみると、良いと思いますね。



そしてこの正田さんの本を読んで思うのは、やってる人たちは簡単、当たり前なのに、全く知られていない、難しく思われている世界というのがある、ということです。
同じ世界、業界にいるひとは似たような考え方、発想になりますし、その中で勉強しても同じような知識を深めるばかり、です。

そうじゃなくて全く別の世界を見てみることが大事、ですね。



毎回最後までお読み頂き、感謝いたします。



ご意見、ご要望は

info@fc-takemura.com

まで、お気軽に。



竹村義宏 公式メールマガジン

【発行責任者】 竹村義宏
【公式HP】http://www.fc-takemura.com
【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura


配信解除はコチラから
http://kai11.net/d.php?t=test&m=info@fc-takemura.com


-------------------------------------

◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

-------------------------------------
フランチャイズ・プロデューサー。

1966年茨城県取手市出身。清真学園高校から早稲田大学卒業後、平成元年株式会社ナガセ(東進ハイスクール)入社。東進衛星予備校のFC展開に携わる。
平成9年にFC総合支援企業であるベンチャー・リンクに転職。同社にて「車買取専門店ガリバー」を皮切りに「炭火焼肉酒家牛角」「TULLY'S COFFEE」「ITTO個別指導学院」
他、有名FCの加盟開発を経験。平成19年同社退社後、脱サラ個人起業向けFCのトータルサービス社に入社、パートナーサポート部マネージャーとして全国1000FCのサポート業務を経験。

平成21年フリーランスとして独立。「個別指導学院ヒーローズ」など複数のFC開発のプロジェクトに参画。
現在は業界を革新する可能性のあるビジネスの発掘からFC化を行い、その全国FC展開を支援する、FCプロデュース業を中心に活躍中。『エコランドリー マンマチャオ』では副業型FCとしてコインランドリーブームをつくり、
『日本初!授業をしない塾 武田塾』では営業マンをおかない、営業をしない新方式の加盟開発でFC募集開始から3年半で全国150校舎という成功例をつくりだす。

妻と子ども3人の5人家族+猫1匹で、千葉県新浦安在住。



▼仕事に関する問い合わせ等は



info@fc-takemura.com



までお願いします。

知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

RSSを登録する
発行周期 ほぼ 週刊
最新号 2018/05/20
部数 261部

このメルマガを購読する

ついでに読みたい

知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

RSSを登録する
発行周期 ほぼ 週刊
最新号 2018/05/20
部数 261部

このメルマガを購読する

今週のおすすめ!メルマガ3選

川島和正の日刊インターネットビジネスニュース
■読者数32万部超、日本一の個人メルマガ(まぐまぐ総合ランキング調べ) ■9年連続で年収1億円以上になり、70か国以上を旅行して、 190平方メートルの豪邸に住んで、スーパーカーに乗れるようになり、 さらに、著書は、日本を代表する超有名人2人に帯を書いてもらい、 累計50万部のベストセラーとなった、現在香港在住の川島和正が、 最新のビジネスノウハウ、自己啓発ノウハウ、健康ノウハウ、恋愛ノウハウ さらに「今チェックしておくべき情報リスト」などを配信中!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

●人生を変える方法【人生をよりよくしたい人必見!誰にでもできる方法を組み合わせました。】
■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

ポンポコ先生のライタースクール
『大富豪のおじいさんの教え』(ナナブックス)『一瞬で心をつかむ77の文章テクニック』(高橋書店)『うまいと言われる文章の書き方』(日本実業出版)などでおなじみの作家&スピリチュアル・ヒーラーの高橋フミアキ(ポンポコ先生)が、原稿用紙5枚程度のおもしろい小説を書くためのツボとコツを教えます。小説以外にもスピリチュアルな考え方や、言葉で人を癒す方法なども伝授。「このメルマガで元気をもらってます」「高橋先生はものの本質を教えてくださいます」と読者からの声もいっぱい!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

水戸市のサラリーマン大家さん
総発行部数15万部。購読者日本一の不動産メルマガ。 2017年8月現在9200人以上の投資家さんとお会いしてきました。 年間取引額300億円以上、累計取引額1000億以上の不動産会社社長が、不動産投資について真剣に書いています。 今ならメルマガ内で10万円相当の「不動産投資大百科」を無料配布中。 メルマガ登録で非公開の物件情報も入ってきます。 不動産仲介業 宅地建物取引業免許 国土交通大臣(1)第8944号
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

副業ペラサイト量産で月100万稼ぐ♪さぼてんのサイトアフィリ秘メルマガ☆
サイトアフィリエイトに役立つ情報を発信! 月100万を稼ぐアフィリエイターさぼてんがサイトアフィリを実践し、その状況を実況中継しながら、アフィリエイトに役立つ情報・テクニックをお伝えするメルマガ。 普通のサラリーマンとして働きながら、副業として1日2時間の作業で月100万を効率的に稼ぐ秘密とは? アフィリエイトに挑戦したい初心者の方からの質問メール大歓迎。 丁寧に回答します♪
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

システマティックな「ま、いっか」家事術
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。 そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。 家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング