知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第367号をお送りします!


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竹村義宏 公式メールマガジン

「新フランチャイズ発想法」第367号

平成29年2月26日(日)配信
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今週もメルマガ開封ありがとうございます!

業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が

フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。

今年で8年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。



竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。

【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!



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1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>フランチャイズ ズバリこの一言
▼FCは本部は「右脳」で加盟店は「左脳」」で!
4>Q&Aコーナー
▼コインランドリーのブームはいつまで続きますか?
5>今週の赤ペンチェック
▼「セブンイレブン1号店 繁盛する商い」 山本賢司
6>編集後記

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1.【竹村の一週間】

今週も「就労移行支援事業」の施設見学が引き続き人気。東京都の新規参入についての
ルール変更があり、開業までにかかる期間がこれまでより1〜2ヶ月延びることになりましたが、
この「参入障壁」は実際に事業に取り組む側としては「有利」に働きます。
「参入障壁」という考え方はFCを考える上で重要です。FCというのは「儲かる商売のやり方」
を教えるものなので、「参入障壁」がある程度ないと「儲かる!」ということで誰もが参入し、
競争が激化し、集客が難しくなる、利益率が低下するということが起こります。
なので東京都のように「就労移行支援事業」の事業所が増えてくると、他の都道府県も追随
するでしょう。やはり行政の予算のパイの中で運営していく事業ですので、きちんと総量管理
はされている、ということです。で、新規参入が減る=先行してやっている方が守られる、
ということで、参入枠が閉められる前に取り組んでおこう、という流れが出てくると思います。
水曜夜は、ベンチャー・リンク時代のお客様であった経営者の方々と、食べて飲む会、に参加。
「私の事覚えてますか?」と謎かけてくる社長様が結構いらして、やや緊張した飲み会(笑)。
やはりVLと出会って外食業界に進出した会社が、その後も外食店舗を増やして拡大されている
のは嬉しい限り。巷で言われる「スタッフがとれない、定着しない」んて悩みで止まっている方
は逆に少なく、時代がわった、その中でどうするか、という思考。
それはそうで「牛角」やってた頃に時代が逆戻りするはずありません。「制約条件は解除の対象」
という言葉はVLに習いましたよ、なんて昔話されて、やはり成功し続け経営者は違う、と思った
夜でした。







2.【今週のNEWS&お知らせ】

▼「武田塾FC投資型.ver」説明会開催について

おかげさまで、このメルマガの告知のみで2回の説明会は満席となりました。

今回の2回を開催してみてその感触から方向性を探り、次回以降の開催を計画したいと思います。
今後の開催の案内希望の方はこちらのフォームからご連絡を下さい。
https://goo.gl/oH5Vnj

先々週このメルマガでおこなった開催告知はコチラからご覧いただけます。
http://archives.mag2.com/0001005201/20170212180000000.html



▼今週のフランチャイズ・チャンネル

ハウスドゥの株は持っていてもいいの?vol.155
https://www.youtube.com/watch?v=mtLaOZwd5G8

ハウスドゥのFC本部としての凄さを語る!!vol.156
https://www.youtube.com/watch?v=y8LSFAZMoLI



今週公開の二本は不動産FC「ハウスドゥ」についての話題。

27年3月にマザーズ上場で、昨年12月に東証一部に指定替えという、急成長FCである
「ハウスドゥ」の株を所有している方から「このまま持っていていいか」というご質問。

フランチャイズ本部の上場、株価ということについて解説しました。
FCの得意技である「急成長」と「株価」というももの相性が難しい、のです。

ここまでまさに「急成長」してきた同社が、一部上場語初の四半期決算で少し成長が鈍った
という数字を出して、株価が上がりませんが、この「減速」は織り込み済み、でしょう。

これを踊り場にしてさらなる成長路線を目指すかは、国内1000店舗がどこまで確からしい、
か、です。

竹村自身はその成長シナリオもある、と思っていてそれはvol.156で話したとおり、
このFCが加盟店の集客戦略にカネと知恵を使っているから。古田敦也のイメージキャラクター
も、そんなやり方時代遅れ、という見方もあるものの、不動産というやや胡散臭さ漂う業界
においては有効だと思っています。

なので旧態依然とした不動産業界のパイを一気にとっていく、という中古車業界において、
「ガリバー」がやったシナリオも可能性がある、と考えています。

もちろん私は株は買いませんが、ね(笑)。




▼フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中です!

こんな話を聞きたい!などお寄せください!

info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラ↓↓↓から。

https://goo.gl/qeJW7U






3.【 フランチャイズ ズバリこの一言】

このコーナーでは毎週一つずつのフランチャイズ関連のフレーズを紹介し、

そこからフランチャイズの本質、成功につながる考え方を解説していきたい

と思います。



第26回目はこの一言、

今週は、

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FCは本部は「右脳」で加盟店は「左脳」」で!
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というテーマで。



まず「右脳」と「左脳」という話をする前に、まず前提として、

フランチャイズというのは「分業」で成り立っている

という話をしておきたいと思います。



多くのフランチャイズは

「本部」=商品&サービス開発・集客戦略・ブランドイメージ構築・スタッフ研修
「加盟店」=店舗運営・人材の採用・雇用(研修)

このような「分業」で成り立っています。




要は加盟店としては「商品&サービス開発・集客戦略・ブランドイメージ構築・
スタッフ研修」の部分を本部にアウトソーシングしている、その対価が加盟金であり、
ロイヤリティである、ということです。

この自社では難しい部分に「お金」を払っている、という前提が大事です。



加盟店は本部にお金を払っている、本部は加盟店からお金を貰っている、という関係で
成り立っているのがフランチャイズ、ですから、本部は、

「加盟店ではできないこと」

をやらなければなりません。



なりません、というかそうでなければこの「お金の関係」が維持できない、のです。




では、「加盟店ではできないこと」とは何なのか?




ここをしっかり考えていくことが大事、なのです。



例えば、「その商売で儲けるノウハウ」これがFCのいちばんの価値、なのですが、
これだけではダメ、です。

なぜならそのノウハウは加盟店が一度覚えたら、「加盟店ではできないこと」では
なくなってしまうから、です。あとはせいぜい「契約」で縛ることしかできません。



では、もう一度「加盟店ではできないこと」とは何なのか? を考えて下さい。



竹村の考えでは、その答えは

「新しい発想」

なのです。



ここで、「右脳と左脳」という話が出てくるわけです。



一般的には、

「左脳」は「言語脳」
「右脳」は「イメージ脳」

と言われています。



「左脳」は言語に関わる機能をつかさどり、「右脳」はイメージに関する機能をそれぞれ
分担しています。



で、今の世の中は「左脳」より「右脳」の方が圧倒的に価値がある、のです。

なぜなら左脳で考える「言語的なもの」は検索すれば出てくるから、です。



一昔前はその分野の難しい本をたくさん読む、お金を払ってセミナーに参加する、専門家に
コンサルティングしてもらう、などしてしか得られなかった情報が、ネット上に溢れている、
わけですから。

頭のいい人がロジカルシンキングして至る結論、というのはちょっと努力すれば、
そこら中に転がっており、ということは大した価値はない、のです。



ただ、「右脳的発想」は違うのです。



論理的に考えたら出てこない、直感で世の中にある潜在的無意識を感じ、発想する。



これは、ある一定の人しかできない、努力したり勉強したりして何とかなる、部分では
ないので、価値がある、わけです。



で、結論としては、これからのFC本部は、

「右脳的に新しい発想をし続ける本部」

しか残っていけない気がします。




論理的に説明できて、多くの人がそれをきいて納得する、ようなことしか出てこない、
ような本部は、時代遅れ、いずれ加盟店との「お金の関係」が維持できなくなります。



ただ、「右脳的な新しい発想」というのは常にリスクがあります。

だからその道の「専門家」からは出てこない、のです。



だから、本部はリスクをとってチャレンジ「し続け」なければならない、わけです。

そこにとてつもない大きなリターン、がある、そこを狙っていくのがFCの醍醐味です。




ということで、FC本部は「右脳」的発想の価値がなければダメ、そこから成功事例をつくって
「左脳」レベルにして加盟店は動く、このフォーメーションができれば、競合が追随できない、
圧倒的に強いFCになります。

常に新しいことをやって、先に行くという組織ですね。



とにかく繰り返しになりますが、いちばん重要なことは、

「加盟店ではできないこと」

は何か? と常に考えることです。



その意味では、「FC同士の横のつながり」ということも大きな価値、ですね。

「集合体天才」の考え方につながる、集合知の価値はstandaloneで商売をしたら、
絶対に得られない、ことです。



それはまた別の機会に書きたいと思います。





4.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様に
シェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。

info@fc-takemura.com

あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。

www.fc-takemura.com

それでは今週の相談、です。



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Q.コインランドリーのブームはいつまで続きますか?

埼玉県 Uさん
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A.この質問はよく受けます。このメルマガで1年位前に一度、同じ趣旨の質問に答えてますが、
この1年で大きく変化しているので再度回答したいと思います。
1年前は「まだまだブームの前段階、注目されてきたというレベルでしょう」と書きましたが、
そこからさらに加速し、これは誰もが認める「ブーム」でしょう。
支援している「エコランドランドリー マンマチャオ」では東京でやっている説明会は、
毎回100名を超える人数が集まり、開業待ちが300名を超えている状況。これからこの方々が、
続々開業されていくわけです。

この「ブーム」の背景はやはりアベノミクスの政策の流れから、これまで不動産投資をしていた
層がコインランドリー投資に流れてきている、ということがきっかけ、としてはあります。
今から思えばマンマチャオの三原社長が4年前の一冊目の本、「はじめてのコインランドリー投資
負けナシバイブル」という本からこのブームが始まっているのです。この本は当初別なタイトル
だったのですが、編集者が、「はじめての不動産投資負けナシバイブル」という当時ヒット
していた本のタイトルを意識して、不動産投資とコインランドリー投資を入れ替えた。
これはターゲッティングとして見事だったわけです。
ただ、今回のコインランドリーブームは何故起こっているのか?を考えた場合、それよりも
大きい要因は、これまでずっとコインランドリーという商売の旨みが知られなさすぎた、
ということでしょう。陽の当たらない「不遇」の時代が本当に長かったのです。
世の中の大半の人に、コインランドリーというのは銭湯の横にあって家に洗濯機がない独身の人
が使うもの、と思われてきた、ということです。しかし多くの人がそう思っている間に、時代は
変化し、ニーズが変わりました。コインランドリーは主婦が時短のために使ったり布団などの
大物を洗うために使うもの、として客層を変化させていたのです。
「主婦が利用する!?進化型コインランドリー!」の見出しを昨年来、テレビ、新聞、雑誌で
何度見たことか(笑)。もちろん急に「進化」したわけでもなく、進化していることに、
マスコミが世の中がようやく気づいた、わけですね。そうなる、今まで注目されていなかった分、
逆方向への振り子の振れ幅は大きく、一気に「知らなかった、使ったら超便利!」ということで
客層を拡大しているのです。

感覚ではありますが、まだまだ家の近くにコインランドリーがオープンしてくれて、本当に
便利になった、感謝!というお客様が多いようで、飽和常態に近づいてる、とは思えません。
逆に、新しい店がドンドンできる、コインランドリーの認知が拡がる、安心感が増す、
ということからコインランドリーを普段使いする人が増える、というチェーンの拡大理論に
合致しています。今後も店は増えていくと思いますが、まさにスモールテリトリー・ビック
シェアの流れで、店の商圏は狭まるもののそこから常連利用客が増えていくでしょう。
ひとつ指標としては九州の会社であるWASHさんですね。宮崎本社なので、九州地区の加盟店が
多く、コインランドリーの商圏がどのくらいなのか、を測る目安にはなります。
ロードサイドの店が多いのですが、首都圏の感覚で見たらかなりの商圏の狭さ、です。
車で走ればかなりの近距離、アチコチにコインランドリーがあるのです。九州地区はPM2.5
などの影響で、外に干せないなどの特殊事情があるのだ、なんて見解もありますが、データ
を見る限りPM2.5騒ぎで上がり、おさまれば下がるという感じではありません。
WASHハウスさんは昨年上場し、藤野英人氏のひふみ投信が出資した、ということでも話題、
です。藤野氏的にもコインランドリー×FCというところにかなりの可能性をみているよう
です。

ということで、今後コインランドリー業界は西のWASHハウス VS 東のマンマチャオ、という
構図になって業界が更に盛り上がるのでは、と考えています。その他のFCモドキみたいな
ことやってるとこは全てダメ、でしょう。FCのことをキチンと理解しないでFCなんて掲げ
たって、メリットがなくデメリットだけ出てくるはず、です。
WASHハウスかマンマチャオか?、それはマンマチャオに決まってますよ(笑)。







5.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、
考えたことなどを綴っていきます。

竹村の健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。

フランチャイズとは直接関係ないものも多いですが、ご了承下さい。



今週はこのフレーズ。

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お店を始めて三ヶ月の間の廃棄費用は、お店を認知してもらうための宣伝費なのだ

セブンイレブン1号店 繁盛する商い 山本賢司
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プロフィールには「父親が亡くなり明治大を中退して、19歳で家業の酒屋「山本茂商店」
を継ぐ」とあります。

今ならせっかく入った大学を辞めるなんてもったいない、と思う人が多いかもしれません。
当時の感覚としては、オカシクない、でしょう。大学を出て会社に就職するより、酒屋を
継ぐほうが安定している、と思われていた時代なので。

「酒屋」というのは40年前はそれくらい「安定」していると思われていたのです。

ただ、山本さんは継いでみても将来の展望が持てず、アメリカ生まれのコンビニエンス
ストアという商売に興味を持つ。



同じ酒屋の息子、として心から尊敬しますね(笑)。まずはちゃんと「継ぐ」。こんな
商売絶対将来性ナシ!と気づいた小学生時代から、いかに酒屋を継がないか、と自分のことだけ
考えて受験勉強をした竹村とは人間が違います、ね(笑)。

そして親から継いだ店をなんとかしようと、先を考えて「コンビニ」の勉強をする。



そのタイミングでイトーヨーカ堂と米サウスランド社が提携して日本でコンビニを展開する
ことを日経新聞の記事で知り、自らの思いを本部への手紙を出す。

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コンビニについて勉強していることをアピールしながら、自分の熱い想いを手紙に託した。
宛先はよくわからないので「イトーヨーカドー本社内 セブンイレブン係様」とした。
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この行動力!



本部からは「1年くらいかけてFC募集の準備をするので、その時連絡します」という返事
でしたが、そこで、

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その1年で精一杯酒屋の商いをして、少しでも資金を貯めておこう
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この、信じる力!、素直力!



この方の素直さは、格別で、その後店を見にきた本部の方から、「独身で社会的信用がない」
と言われれば、コンビニを開くために結婚相手を探す、のです。

友人に協力をあおぎ、近所に住んでる小中学校時代の同級生6人に絞って電話。ストレートに
事情を話して恋人募集(笑)。そして「考えてもいい」という人が現れ、その方が奥様。



ぶっとんだ話に思えますが、よく考えればそうでもない。

小学校時代の酒屋の息子に山本くんにそれなりの好感をもっている女子ならば、その彼が
親から継いだ「山本茂商店」で新しいチャレンジをする、すごい店をつくる、という話
ですから、「考えてもいい」かもしれません。

もちろんその熱意が私ではなく商売に向いているのはどうかと思う感覚もあるでしょうが、
そんなこと言ったら昔の「見合い」ならそんな感じですし、むしろそのほうが結婚生活が
うまくいくという例だって多いのです。

しかしこの時点からコンビニのFC店は「夫婦二人」で経営する、奥さんが手伝って店が
成り立つという考え方にこだわっていた、ことがわかりますね。



ということで、そこまで素直に本部に従う山本さんに対して、ヨーカ堂側がほだされて、
「実験店」として日本で1号店としての開店が認められる。



その際の、本部側の対応もこれまた素晴らしい。

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契約書を交わしたのは三月の終わりである。といって、今のような厳密なものではなく、
相互信頼の証、呼んだほうがふさわしい、暫定的な内容だった。
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・酒屋時代の粗利は保証する
・それでもうまくいかない時には本部の負担で現状回復する

というように、

----------------------------------
そこには、<一生懸命やって無理なら、それなりの保証をする>という本部としても
“実験店”に対する経緯が払われていた。
----------------------------------

これはなかなかできない、通常しないことです。



本部としてもそれだけ山本さんの人物、熱意を評価しており、この人に賭けるという
意味でのリスクをとった、ということです。



次に、地域において「まずは酒屋から口説いていく」という戦略は本部が当初からもって
いたものではない、ということが書かれており興味深い。

山本さんの店が1号店として江東区豊洲に開店したあと、本部は相模原市に直営で2号店
を開店させますが、その売上は良くない。



その原因をつきつめれば、山本さんの店は銭湯帰りのお客さんが、ビールやつまみを
買っていく、その客単価は高い。

その発見から「ビールだ」ということになるわけです。

そして、山本さんはこれからはアメリカのように缶ビールがメインになる、と予想し、
瓶ではなく缶をPRする。「缶臭くない缶ビール!」と表示して。当時の缶ビールは、
アルミ缶ではなくスチール缶だったので「缶クサ」かったのです。

そんな一工夫をしたら更にビールが売れていく。

しかし酒屋の転換でない=酒販免許がない直営の相模原の店はその成功事例が真似でき
ない。

----------------------------------
そこで本部は直感した。
<直営店を優先するよりも、酒屋さんを中心に勧誘して、フランチャイズで展開するほうが
成功確率は高いのではないか>
----------------------------------

ここから、本部は直営戦略から酒屋を中心にFC展開する戦略に切り替える、わけです。



まさに、FC実験店をやることで、その後の展開を大きく変えるサプライズ成功事例が出てきた
という事例の典型、です。

これが原点にあるからセブンイレブンは強いのです。



アメリカ研修旅行で出会ったイタリア系移民のオーナー、サラシーノさんからもらった3つの助言、
というのも面白い。

その助言とは、
----------------------------------
1.始めて5年は子どもは1人にしておく
2.利益三等分の法則
3.妻にありがとうといいなさい
----------------------------------

の3つ。


なんだ、そんなことか、と思う方も多いと思いますが、これからコンビニで起業しよう
とする若手オーナーには大いに役立つアドバイスでしょう。
この3つのアドバイスの本質を理解することが、コンビニ経営で失敗しないコツ、です。

「2」の「利益三等分の法則」は家計、夫、妻で三等分しろ、ということ。
60万利益が出たら、30万が家計費、残り30万を妻と15万づつ分け合え、という教え、
です。

結局「3」につながるわけですが、コンビニというのは妻の精神的、時間的協力なしには、
成り立たない業態、なのです。展開的なパパママストア、ということ。



もちろん山本さんは、3つ全部守って、小学校から帰ってきた息子に「なんで僕は兄弟が
いないの?」と聞かれ、あ、6年たった!と気づいて翌年娘さんが産まれます(笑)。



その他、鈴木敏文さんのセブン本で語られる「セブン理論」を実際にやっているオーナー
がどう解釈して取り組んでいるのか、などが後半で書かれています。



代表的なものをひとつ紹介すれば、「廃棄ロス」。

セブンイレブンではお弁当の廃棄ロス問題で、ネガティブNEWSになったテーマ。



これはとくに開店から3ヶ月くらいでの考え方が大事、だと。



確かに新オーナーは「廃棄ロスは計算済みなのだ」と言われてもアタマでわかっても、
このロスを最小限にすれば利益はもっと上がる、と考えてしまい、発注にビビる、という
ことになるのはわかります。

これは、山本さんからすれば、

----------------------------------
〜そうなれば縮小均衡になり店の売り上げは低位で安定してしまう
----------------------------------

のであり、

----------------------------------
<お店を始めて三ヶ月の間の廃棄費用は、お店を認知してもらうための宣伝費なのだ>
と割り切って考える必要がある、と私は思う。
----------------------------------

この山本さんが「思う」ことをきちんと実践できるか否か、がコンビニオーナーの
分かれ道、な気がします。



発売初日に重版が決まる、という激売れみたいですが、コンビニ経営者は必読、
でしょう。



最後に、伊藤名誉会長とのこんなくだりも。

----------------------------------
振り返ってみると、改善できない理由が頭に浮かぶときは、なぜかお店がうまくいって
いない時が多い。
伊藤名誉会長から「あなたは理屈っぽいね。理屈で世の中成り立っているわけではないんだ」
と諭されたのはそんなときである。
----------------------------------

山本さんはやはりアタマが良く、常に考えている人、なのでしょう。
だから何も考えていない人とは違って、成長する。

しかし、それだけじゃダメだよ、と世の中理屈じゃないんだよ、と。



それを素直に聞いて変われる、山本さんが素晴らしいということです。







6.【編集後記】

プレミアムフライデーはマスコミを中心にけっこう盛り上がってましたね。

実のところはよくわかりませんが(笑)。



ただ、この日は無理矢理でも◯時で終業!と決めるのは個人的には悪いことではない
気がします。

会社というのは、仕事がパンパンで休みなんかとれない、と本人が思っていても、
実は休んでも回るのです。

半日休んだらエライことに!、なんてなりません。



それがわかるだけでも価値があるかと。



週末の金曜日2時間早く帰って、仕事に支障をきたす、なんて会社はそうはないはず。
あくまでホワイトカラーの仕事の話ですが。



以上、サラリーマン時代は今でいうところのブラック勤務でしか働いたことのない
男の意見です(笑)。



今週はこんなところで。



最後までお読頂き、感謝いたします。

ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。




竹村義宏 公式メールマガジン
【発行責任者】 竹村義宏
【公式HP】http://www.fc-takemura.com
【メインBlog】http:/http://ytakemura.hatenablog.com/
【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura


-------------------------------------

◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

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▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の50歳、

妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、

株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。

主に「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、

苦労するも、あるビジネス上のアイデアをきっかけに

全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような快感を

ビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、

より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、

フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社

株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。

直接携わったFC本部は7つ、

フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、

失敗もかなりありました。

上場した本部も数多くあれば、

残念ながら短期で本部自体消えてなくなった

フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、

ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から

FC事業で大成功した社長の方々

と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、

株式会社トータルサービス

(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、

「個人起業のフランチャイズ」について、

様々な勉強をさせていただきました。

▼2012年以降

「フランチャイズ起業」で成功確率を上げる、

をテーマにいくつかのプロジェクトで

フリーエージェントとして動いています。

このメルマガで興味をもっていただけましたら、

下記までお気軽に連絡ください。

▼仕事に関する問い合わせ等は

ytakemu0729@gmail.com

までお願

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