知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第363号をお送りします!


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竹村義宏 公式メールマガジン

「新フランチャイズ発想法」第363号

平成29年1月29日(日)配信
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今週もメルマガ開封ありがとうございます!

業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が

フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。

今年で8年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。



竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。

【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!



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1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>フランチャイズ ズバリこの一言 第23回
▼60点の人材に80点の仕事をさせる仕組みがフランチャイズ!
4>Q&Aコーナー
▼飲食FCの撤退を考えています…。
5>今週の赤ペンチェック
▼ブスをほめられるか否か、はすべての人間力に通じています。
「正しいブスのほめ方」トキオ・ナレッジ著
6>竹村義宏物語 第50回
▼「人生穴狙い」の効用
7>編集後記
▼「勝ち組・負け組」の前の話
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1.【竹村の一週間】

今週も武田塾、心身健康倶楽部の新規検討の方の面談、物件確認、エリア調整の面談など、
本を読んでいただいた、という方からの新規FC化の相談も2つ。直営で成功するのと、
FC本部で成功するのは違う話、という話の真意がどこまで伝わるか、がポイント。
「違う話」ですから直営で躓いていてもFC化できる可能性はあるわけですが、FC化の方が
簡単というわけじゃない。逆に直営が成功していても安易にFC化して失敗する本部の方が
多いわけですから。
水曜日は先週開校した武田塾吉祥寺校に校舎完成後初めての訪問。南口のマルイ、ドンキ
の並びの好立地。これが武田塾3校舎目のHオーナーの鼻息が伝わります。吉祥寺は20代の
頃10年近く勤務していた街なので、当時の匂いみたいなのが蘇ります。東進時代は2月と
3月の超繁忙期は日曜日もほぼ休み無しの60連勤、とかありました。戦い終わった4月の
初めに井の頭公園の桜が満開に咲く光景は見事。今年もいい気分でいい桜が見たいものです。
金曜日夜は就労移行支援のShienグループで総勢30名の新年会。来年は30事業所になる
予想。
明日はかなり久しぶりの松山、です。






2.【今週のNEWS&お知らせ】

▼今週のフランチャイズ・チャンネル

日本の飲食の海外進出について教えてください!!|フランチャイズ相談所 vol.146
https://www.youtube.com/watch?v=w31lmDGvAqg

7つの習慣Jについて教えてください!!|フランチャイズ相談所 vol.147
https://www.youtube.com/watch?v=V61_75Hllys

7つの習慣Jについてさらに詳しく教えてください!!|フランチャイズ相談所 vol.148
https://www.youtube.com/watch?v=GawOkmFo9Xk



「7つの習慣J」は自分の中ではひとつの区切り、となったFCなので思い出深い、です。
「塾業界を変えられる」と思った時期もあったので。

ただ、半年くらいで「業界を変えられるようなもんじゃない」と感じ、その理由も
今はわかります。

教育、塾業界というのは奥が深い、ですね。



フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中です!

こんな話を聞きたい!などお寄せください!

info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラ↓↓↓から。

https://goo.gl/qeJW7U








3.【 フランチャイズ ズバリこの一言】

このコーナーでは毎週一つずつのフランチャイズ関連のフレーズを紹介し、
そこからフランチャイズの本質、成功につながる考え方を解説していきたい
と思います。



第23回目はこの一言、

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▼60点の人材に80点の仕事をさせる仕組みがフランチャイズ!
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武田塾の「教室責任者」の採用についてオーナーと話をする際よく使うフレーズ、
ですね。

武田塾の場合、ヒーローズのような小中学生メインの個別指導塾のFCと違い、加盟オーナー
自身が教室長として入るケースは少なく、8割は「教室責任者」を採用します。



その際に、当然ながらオーナーはその「採用」に不安になります。



「いい人が採用できるか?」と。

とくに今は景気が上向き、人材募集については売り手市場なので、採る側にとっては
環境が厳しい、ということになります。



採用広告を出す前には必ずオーナーにこういう話をします。

「正直、すごく優秀な人が応募してくる、採用できるなんてことないです。」

「武田塾◯◯校教室責任者募集!といえば聞こえはいいですが、逆に言えばほぼ個人事業主に
近い会社に初めて雇われる社員なわけですから」

ただ、

「80点、90点みたいな優秀な社員でなくても良いのです。
70点でも、場合によっては60点の人材でもでもなんとかなります。」

「フランチャイズという仕組みの中で、60点の人でも80点以上の仕事ができるようになって
ますから。」

ということです。



フランチャイズだから60点の人でも80点の仕事ができる。



サラリと書きましたが、これは非常に重要なことなのです。



なぜできるか、といえばマニュアルや教育研修がある、からですね。
分からないことがあれば、本部やSVにすぐ聞ける、ということです。



フランチャイズというのはもともと、その商売に詳しくない「素人」でも、短期間で
その商売で利益をあげることができるようにする、という仕組みです。

素人にプロの仕事をさせる。
凡人に非凡な成果を出させる。

これがフランチャイズです。



今から30年前、20年前に売れない酒屋を最先端の店に変えてしまったのが、FCという
仕組みです。



やっている店主は変わらないのです。同じ夫婦の店なのに、FCに加盟して売れない店から
売れる店、になるのです。

コンビニはそうやって市場をとってきました。



同じように、小中学生対象の個別指導塾のフランチャイズもスゴイ仕組み、なのです。

「学歴不問(中卒でも高卒でも)で全くの素人でも先生ができる」

わけですから。



30年前に明光義塾がつくった1対3(当時)で教える個別指導のシステム、ノウハウという
ものがなければ、脱サラで学習塾をやるには、ある程度の学歴があって教えられる、
という人に限られたはずです。

それを「未経験者」でも2週間も研修すれば教室長ができるようにしてしまうのが、
フランチャイズというシステムです。



繰り返しますが、「凡人に非凡な成果を出させる」という仕組みをもっていなければ
フランチャイズとは言えません。

たまに、開き直って

「ウチのFCの成否のポイントは人です。能力が高い人がやっているところはかなりの収益が
出ています。ダメな店は店長の能力が低いのです」

みたいなことを言う本部がありますが、それでは本当の意味でのフランチャイズとは
言えません。



なので本部としては常に経験値を貯め、それをノウハウ、仕組み化して、少し弱い人材でも
運営できるようにする、ことが重要。

これがフランチャイズ本部の最大の仕事です。






4.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様に
シェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。

info@fc-takemura.com

あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。

www.fc-takemura.com

それでは今週の相談、です。


飲食FCの撤退を考えています…。
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Q.◯◯◯◯◯というスイーツ系のFCに加盟しています。開店後半年ですが、利益はほとんど
出ていません。説明会、営業段階でもらった直営店の実績からの数字=モデル収支に大きな
間違いがあることが原因です。そこそこお客様はきていますが、本部のモデルどおりに運営
したら利益は出ません。
もちろん加盟店側の努力で改善していける部分もあるにはあるのですが、社長を筆頭に本部
の姿勢、対応が最悪でこの人たちのために頑張る気になりません。他のオーナーたちもほぼ
同じ気持ちで、撤退を考えている方がほとんどのようです。ただ銀行借り入れ分の借金が
まるまる残るとなると、脱退しても次、がありません。とあるオーナーが本部社長に相談
したら「辞めたきゃ勝手に辞めたら?」的言い方をされたようです。
そんなことあるんでしょうか?私も何度かやりとりしてますがこの本部社長の人間性が許せ
ません。

千葉県 Aさん
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A.結論としては、辞めたほうがいいですね。本部との信頼関係が崩れている、レベルを
超えて社長の人間性が許せない、までいったらその看板で頑張るのは難しい、でしょう。
そして、一般的にはこういう店の場合売上はオープン景気から徐々に下がっていく、
のが普通です。なので決断するなら早め、の方が良いと思います。

ということで「辞め方」ですが、Aさんとしては「かかった初期投資を少しでも多く回収
したい」ということでしょう。
回収できる可能性も大いにあるので、以下一般的な手順、について記します。

まずは、そのFCが現在も新規FC募集をしているか、が大きなポイントとなります。
◯◯◯◯◯はHPなどを見るとかなり積極的にFC募集をしているようです。であれば、
これから新規に加盟したいという方に、今の店舗を譲渡するという道筋ができます。
もちろん本部を介してということになりますから、まずは本部に撤退を考えている旨を
伝えて社長に会います。ここでのポイントは喧嘩腰でいかないこと。利益が上がってない
のは本部のせいだ、という言い方をすると、いや自己責任でしょ、と返される可能性が
高くなります。そこを怒りたい気持ちをグッと抑えて、「本来なら頑張ってここから
巻き返したいが他事業で急な展開もあり、そこまで力がかけられない。なので他の方に
安い金額で譲渡できないか」というような話をします。「安い金額」とは例えば3000万
の初期投資なら2000万程度。(もちろん単月でわずかでも利益が出ていれば全額回収の
可能性もありますが)
普通の感覚の本部であればこのラインなら話がつく可能性は高いのです。やはり本部も
人の子なら「加盟してもらって損させた」という引け目も感じるので、できるだけ穏便
に処理したい、と思うものなのです。本部がそう思ってくれれば、本部としては新規の
加盟希望者に対して色々提案ができるはずです。引継ぐ側としてもそもそも3000万かけた
店舗が2000万で手に入るならば投資回収が変わってきますし、他にもとりあえず本部が
譲り受け、そこに新規のオーナー希望者で資金が十分用意できないというような方に、
店長として入ってもらいCoCo壱番屋のブルームシステムのような形でいずれ譲渡する、
ことも可能だと思います。いずれにしても本部としては腹の痛まない話ですから、
話がつくケースが多いのです。本部としては何より「店の撤退」を免れるわけですから。

ただ…   これは一般的、多少なりとも心ある本部の話です。

世の中にはイカれた連中が運営する、ドウシヨウモナイ本部、もあることも事実です。
>>「辞めたきゃ勝手に辞めたら?」的言い方、という言い方が本当だとしたらかなり
イカれてますね。
そんな対応してオーナーたちが恨みをもって辞めていったら、フランチャイズ展開としては
近い将来頓挫します。そこまで考えられなくても、ギャーギャーうるさいオーナーは辞めて
もらって結構、けれども店は減らしたくない、くらいは思うものなのですが…
「加盟した人がどうなろうと知ったこっちゃない、本部に金が儲かりゃそれでいい」とまで
腹黒い本部社長だとすると、それはもう文字通りお話になりません、ね。近い将来本部が
財務的に破綻するまで考えを改めないでしょう。

まずは、喧嘩腰でなく本部社長との面談だと思いますが、それでイカれた連中が運営する
ドウシヨウモナイ本部であることが判明したら、次の一手を考えましょう。







5.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、
考えたことなどを綴っていきます。

竹村の健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。
フランチャイズとは直接関係ないものも多いですが、ご了承下さい。



今週はこのフレーズ。

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ブスをほめられるか否か、はすべての人間力に通じています。

「正しいブスのほめ方」トキオ・ナレッジ著
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本屋で平積みになっていて、お!、新しい総集編版が出たのかとそのまま買いましたが、
昨年の5月に出てたんですね。

この手の本は好きなのです。

やはり大学生時代に読んだ「金魂巻(キンコンカン)―現代人気職業三十一の金持ビンボー人
の表層と力と構造 」は大いに刺激、勉強になりましたから(笑)。

新卒時にまともな路線で就職をしなかったのには、「金魂巻」の影響も多少ありますね。
有名大学の文系連中は猫も杓子も金融、銀行という時代に、この本にあった銀行員の
「一族再開」の話は、ゾッとしました。



トキオ・ナレッジは弁護士とか放送作家とかデザイナーとか複数のメンバーの集合体。
ホイチョイ・プロみたいなもんでしょう。
こういう頭のいい連中が、集まって余った脳ミソをくだらないことに使う、という企画は
好き、です。



で、この「正しいブスのほめ方」ですが、結構名著、名企画だと思ってます。

タイトルはサブカルおふざけ本として秀逸なんですが、真面目に読めば得るところも
大きく、センスのいい人が真面目に読めばかなり実践的なビジネス書、とも言えます。

やはり本当のユーモアというのは深いところを理解しないと出てこない。



「はしがき」にこうあります。

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「ブスをほめられない人」=「人を見た目だけで判断する人」=「物事を一方向から
しか見られない人」=「考えが浅く、応用力がない人」です。
<中略>
一方、ブスをほめられる人、というのは人を見た目で判断せず、ポジティブで努力家、
観察力があって思慮深い、のです。
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つまり、

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ブスをほめられるか否か、はすべての人間力に通じています。
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ということなのです。



ダメな点をダメと考えるのでなく、そこから何とか必死で「ほめ方」を考える。

これは「営業研修」なんかにはかなり効果的、なのではいか、と思ってしまいます。
フレーム外し、や逆転の発想というものが学べますから。



マニュアル本のように構成しながら、実はありがちなマニュアル通りの対応ではなく、
十人十色の相手の個性に応じたオーダーメイドの対処を心がけることが大切ということを、
この本は説得力ある実例を紹介しています。



では、「正しいブスのほめ方」です。

まず考え方の基本として、ブスは内面をほめちゃダメ、というのです。「いいひとそう」
「浮気しなそう」なんてのはNG。

確かにブスだって生きてきてほめられてことがゼロ、なわけじゃないですからね。

ブスだからこそ外見をほめろ、と。

確かに難易度は上がりますが、だからこそ効果がある、わけです。



そして分析としてブスにも攻撃型のブスと守備型のブス、がいるなんてのも面白い。
攻撃型のブスというのは、合コンとかで幹事とかやったりして、ボールを追って前線に
競り出てくるタイプ。

これを面と向かってほめろ、と。

これはまさに人間力、鍛錬の場でしょう(笑)。



で、この本のお手本は、

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あれっ、よく見ると、どっか外国の血、入ってる?
----------------------------------

です。

ナルホド、なぁ。



「えっ?どこの?」と聞かれれば、色が白ければスイスとかスウェーデンなど西欧、
小麦系ならラテン系、アジアンビューティーとか言っとけばOK、と解説も細かい。



そして「WARNING」という項目で注意点も示していて、ブスの場合は、

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ほめた点が自分の好みであると、絶対言わないこと
----------------------------------

気を持たせるようなほめ方は絶対しないこと!(笑)
読者のことをしっかり考えてくれています。



ほめフレーズは「最適」ではダメで「絶妙」を目指さなければならない、という心得
も参考になりますね。

「最適」を大きく超える「絶妙」



例えば、「超体育会系」に対して、「男らしい」「頼りがいがある」なんてフレーズは、
「最適」ではあるが「絶妙」ではない。

人生で聞き慣れすぎていてインパクトがない。これではポイントが低い、わけです。



で、そういう場合は「ギャップ」を探せ、と。



ということで出てきた「絶妙」ほめフレーズは、

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意外と繊細ですよね。
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これを「誰にも言いませんが僕はわかってますよ」的に包み込むような優しい目で
言え、と。



これもナルホド。



あと、人の言動を額面どおりに受けとらず、その裏に隠された意図を的確にすくいあげ、
言葉を返す。これもほめのテクニック。

例えば、「忙ぶる人」。

今週3時間以上寝た日がない…。とか常に言ってる人ですが、これは生態分析的に、
実はけっこう寝ている、のだそう(笑)。単に「忙しい」=カッコイイと思ってるだけ。

なので、「少しは寝て下さい」なんて的確なことを言ってはダメ、だと。カッコつけさせて
あげなさい、と。



なので、絶妙ほめフレーズとしては、

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いったい、いつ寝てる(休んでる)んですか?
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だと。

これを驚き6、心配4くらいのほどよい割合の表情で言いいましょう、だそうです。
ここまでくるとほめ、というより太鼓持ちな感じですが、実際に会社なんかでは時に
絶大な力を発揮する術、でしょう。



こんな調子で、

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ブス、ハゲ、チビ、人見知り、元ヤン、ダサい人、超体育会系、健康オタク、忙しぶる人、
不幸自慢、かまってちゃん、若手成金、親バカ、ジコチュウ、バカ、ダメ人間、方向音痴、
料理下手、存在感ゼロ、フラれたて、バツイチ、毒舌家、イケメン、美人、巨乳…
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と全部で60を超える分類でほめフレーズを紹介。



確かにイケメン、美人というのも逆にほめずらい、ですよね。

そして巨乳!(笑)。



これも難敵でほめ、の練習になりそう。




ちなみに竹村のキャバクラ指名嬢に1名ばかり、爆乳嬢ががいますが、その嬢に対する、
ほめフレーズは、

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国宝級! 拝ませてもらうだけで運気が上がる感じ!
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というもの。



指1本3秒だけ触らせてェェェ〜!
みたいなエロ親父と差別化するための、珠玉のフレーズ(笑)。



で、この本のご回答は、

----------------------------------
キミのおかげで巨乳のイメージが180度変わったよ。

(あなたのもっている巨乳のイメージを思う存分ぶつけた後、この一言を放ちましょう。
巨乳にぶっ刺さること間違いなし、です。)
----------------------------------

とのこと。



う〜ん。確かにわかりやすいですが、これじゃアチコチで連発はできませんね(笑)。
マニュアル・トークの限界、ですね(笑)。







6.【竹村義宏物語】

昨年50を迎えましたので、半生記を「私の履歴書」風に。

私の人生50年を振り返っていきたいと思いますが、実は裏の目的としては、これまで
竹村の関わってきた方々について語ることです。

たとえば、FC本部社長だけで30人以上出会ってきたわけですから、その中から思い出
に残るやり取りを書くだけでも、かなり面白いのでは?と勝手に思ってます。



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<第50回>

50年生きてきましたが、自分が50のときのイメージというのは若い頃は、いや40の時すら
もててませんでした。少年の頃「酒屋にだけはなりたくない」という気持ちが強く、中学
くらいから自ら勉強しはじめました。やはり周りの「勉強させられている」連中よりは成績
が良くなるのは当然でしょう。勉強もそうですが、親をはじめ誰かの言うことをきいて人生
の舵をきったためしがありません。この連載をここまで読んでいただいた方なら御理解
いただけると思いますが、かなり不純な動機と成行きでここまで人生がつながってきました。
結婚して子どもが3人も生まれると「責任」というものが生じて、人生を舵の握りが硬くなる
ものかと思いましたが、そんなこともありませんでした。

これまでの人生を振り返って常にその時点の嗅覚で、楽しそうな方、面白そうな方を選んで
きました。そして個人的に「楽しそう、面白そう」というのは大抵、他の人が選ばない方
なので、結局周りから見れば「人と違うことをやっている」という人生になりました。

ただ、この「人生穴狙い」的な性分も、物心ついて40年も付き合ってくると、本質が分かって
きました。昔は単なる天邪鬼なのだ、何も考えず多くの人がAと言ってればCと言いたいだけ、
そうやって目立つ人生戦略、と思ってた時期もありましたが、少し違う。それでは単なる
反抗期の若者、レベルですからね。

そうではなくて本当の「人生穴狙い」、というのは多くの人はなぜか間違った方向に行く、
それは自分で考えなくて人の列についていくせい。自分のアタマでシンプルに考えたら、
こっちでしょ、ということが言いたいわけですね。で、この思考過程、競馬で言えば予想
している間が「楽しく面白い」わけです。だからそれを常に選んできました。
ここで言いたいことは「絶対当ててやる」という必死さは薄い、ということですね。
おそらくそれが強ければ「周りはバカで俺が正しい」という意識が強くなり、また、
「当てる」というプレッシャーが重くなります。でそれはいい結果を生まない気がします。
「自分としてはこれが正しかろう」と思って色々考えてますが、それが当たるか?は、
世の中=他人が決めること、ですからそこを躍起になっても仕方ない。自分が面白い、
正しいと思えることをやって、あとは天命を待つ、という感じです。仕事というのは
トーナメントではなく超長期戦、ですから。

そして、ありがたいことに「人生穴狙い」的思考は誤解と誤用だらけのフランチャイズ業界
にピタリと合っている、のだと思います。
私が今主張しているFCを成功させるための考え方の多くは、旧来のFC業界の常識からすれば
理解できないことであったり、逆だったりするものも多くあります。多くの人が知らない、
分かっていないという意味でまさに「穴発想」なのですが、本人としては奇をてらって
いたり、逆張りで考えているつもりはありません。
いちばん典型的なのは「FCは既存オーナーの満足度が最重要」というだと思いますが、
これが、業界人からは「それはタテマエでしょ?」とか言われるわけです。
その頭の固い業界人は「それじゃ新規が増えないでしょ」という主張ですが、やってる
オーナーが満足してれば次の店を出すはずだし、そうやって増えているFCがあれば、
紹介やら何やらで新規も自然に増える、のです。逆に既存オーナーの満足度が低いところに
新規を入れたってクレームのネットワークが増える、だけ。なんでこんな当たり前、のこと
が理解されないのか不思議、です。
「直営に向く社長とFCに向く社長がいる」というのも当然な話です。給料払って社員を使う
のと、お金をもらってFCをやってもらうのが、同じはずがない。そんなの普通に考えれば
わかることだと思うのですが、多くの人がそこをちゃんと考えようともせずに失敗します。
書いたらキリがありませんが、私の言っていることは「どうやったらFCが成功するか?」
ということを本質的にシンプルに考えた、ことばかりなのです。自分では極めて正攻法、
のつもりなのです。それが周りからみれば「穴予想」のようになって当たった時の、
オッズが高いわけですから、最高です(笑)。

勿論、こんな偉そうなことを言えるのも、ここまでの25年、のおかげです。東進時代は
わけも分からずフランチャイズというものに振り回されていた感じ。様々なFCの力を経験
しましたが、考えて動いてないので良くわからない(笑)。それを理論づけてくれたのが、
ベンチャー・リンクです。集合天才、全員参画型の攻めの経営理論、DIPS…FCに活かせる
様々な考え方を体系的にアタマで整理することができました。しかし、アタマの中の理屈
が先行すると商売は躓く、という典型的な落とし穴に落ちます。
そして、その後入ったトータルサービスでコンサルタントの100の理屈より孔子が論語で
諭した「恕の精神」という四文字を理解することが大事、ということを学ぶわけです。
こう書けば、同じFCとは言え、全く風土、考え方の違う3社を多層的に経験できたことで、
FCに対する見識を高めることができました。

その恩返しに意味を含めて今の、これからの仕事ですね。
「フランチャイズ」という言葉を知らない人は少ないと思いますが、解釈は人によって
バラバラ、イメージするものが別々で、結果、意味は真逆だったりします。
「FCってとんでもなく良い仕組み」と思っている人と「FCほどひどいやり方はない」
と思ってる人の両方がいる、わけです。FCで儲けた人は表を見て、FCに騙された人は
裏を見ているわけです。FCの世界を「表」だけにするのは無理だとですが、「表と裏が
あるよ」とうことをしっかり伝え、「表」への道幅を少しでも広くすることに残りの
仕事人生を使いたいと思います。

<おしまい> 最後までお読み頂きありがとうございました。







7.【編集後記】

「金魂巻」は今思い出してもスゴイ本でした。

こっからバブルに向かうよ、というあの時代に、一億総中流のまま皆が金持ちなんかなら
ないよ、◯金(金持ち)と◯ビ(貧乏)に二極化するよ、ホントはもうしてるよ、ということ
を言っちゃった本、ですからね。



◯金(金持ち)と◯ビ(貧乏)は行動様式と会話を二日もみればわかる、と言い切りが見事。

それをイラストでわかりやすく描いてくれてました。



何より同じ職業でも所得格差はというものがあり、10年後、20年後、30年後とどんどん
広がっていく、なんて当時大学生としては目からウロコ、でした。



まえがきの文からコワイ。
----------------------------------
さて、やっかいなのは、一度歩み始めたマル金とマルビのコースは、なかなか変更できない
ことです。
<中略>
ほら、カタイ話は抜きにして、思う存分笑ってみてください。
きっとあなたの中にしっかりとしたマル金とマルビの境界線が芽生えてくるはずです。
そして、あなた自身がマルビにならないことを祈っています。
----------------------------------



「◯金・◯ビ」は同年の第1回流行語大賞、でした。

もちろん、まだ「勝ち組・負け組」なんて言葉はない時代です。



今週はこんなところで。



最後までお読頂き、感謝いたします。

ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。




竹村義宏 公式メールマガジン
【発行責任者】 竹村義宏
【公式HP】http://www.fc-takemura.com
【メインBlog】http:/http://ytakemura.hatenablog.com/
【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura


-------------------------------------

◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

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▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の50歳、

妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、

株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。

主に「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、

苦労するも、あるビジネス上のアイデアをきっかけに

全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような快感を

ビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、

より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、

フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社

株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。

直接携わったFC本部は7つ、

フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、

失敗もかなりありました。

上場した本部も数多くあれば、

残念ながら短期で本部自体消えてなくなった

フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、

ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から

FC事業で大成功した社長の方々

と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、

株式会社トータルサービス

(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、

「個人起業のフランチャイズ」について、

様々な勉強をさせていただきました。

▼2012年以降

「フランチャイズ起業」で成功確率を上げる、

をテーマにいくつかのプロジェクトで

フリーエージェントとして動いています。

このメルマガで興味をもっていただけましたら、

下記までお気軽に連絡ください。

▼仕事に関する問い合わせ等は

ytakemu0729@gmail.com

までお願いします。

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日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン
サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2009年10月、130万円だった株式資産は2017年に7000万円を突破。定期預金などを合わせた資産は1億2000万円に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数2万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
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ダメおやじの全財産をかけた崖っぷちFX通信
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3連単3頭ボックスで超簡単に万馬券をゲットする競馬プロジェクト
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