知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第361号をお送りします!


----------------------------------
竹村義宏 公式メールマガジン

「新フランチャイズ発想法」第361号

平成29年1月15日(日)配信
----------------------------------



今週もメルマガ開封ありがとうございます!

業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が

フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。

今年で8年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。



竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。

【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!



----------------------------------

1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>フランチャイズ ズバリこの一言 第21回
▼本部と加盟店が「仲良きこと」こそ常に目指すべきところ
4>Q&Aコーナー
▼マルチフランチャイジーを目指します!
5>今週の赤ペンチェック
▼人生は途中からじゃ変えられねえってことだよ。
「下克上受験」
6>竹村義宏物語 第48回
▼仮説と成功のあいだ
7>編集後記
▼スマホとGDPの関係
----------------------------------



1.【竹村の一週間】

今週は週初めに新潟、週中に長野の上田に出張。土日は名古屋でも大雪などになりましたが、
新潟も上田もあまり寒くなく。新潟の古町、上田で飲みたいがための宿泊。新幹線で新潟は
2時間、上田は1時間半ですから近い、ですね。ただ地方で飲む、というのも楽しいもので。
新潟で食うノドグロは東京で食うそれ、とは明らかに違う魚。上田では記憶が薄れる中、
最後にラーメン屋まで着いていったようで、これも心身健康倶楽部のジム効果(笑)。
その他、このところ著書を読んでいただいた方からの問い合わせ、相談でSkype、面談
とか多いですね。学習塾の方からの問い合わせも増えてきました。何故か私の本と一緒に、
森絵都さんの「みかづき」を読んだとい方が多い。竹村も読みましたが、確かに「塾」という
ものが何故生まれ、その中に必要とされ業界までなったか。そこを「競争」というキーワード
に記された佳作、ですね。上田への行き帰りの新幹線で読了しました。
来週はもう1月第3週。早ですね。金曜日には高校時代を過ごした鹿嶋に行きます。仕事で
行くのは20年以上前に東進衛星予備校の契約以来。3年間いた寮がまだあるようなので、
時間をつくって寄ってくるかな、なんて思ってます。






2.【今週のNEWS&お知らせ】

▼今週のフランチャイズ・チャンネル

徹底解剖!!FC間の格差はなぜ広がるのか!?vol.140
https://www.youtube.com/watch?v=vM8S1KJMji8

週末起業にオススメなFCを教えて!!vol.141
https://www.youtube.com/watch?v=jVFZ9pFZrHs

副業でFCをやる際の2つのポイントとは!?vol.142
https://www.youtube.com/watch?v=6_yIBEjaQ5I



先週の「今年のFCの流れ」の予想からつながる3本。
「副業FC」の流れはかなり強いと思いますが、本部が安易に副業でもOKですよ、
と案内するとリスクはあると思ってます。

やはり業態として「副業向き」とそうでないFCがあります。



フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中です!

こんな話を聞きたい!などお寄せください!

info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラ↓↓↓から。

https://goo.gl/qeJW7U






3.【 フランチャイズ ズバリこの一言】

このコーナーでは毎週一つずつのフランチャイズ関連のフレーズを紹介し、
そこからフランチャイズの本質、成功につながる考え方を解説していきたい
と思います。



第21回目はこの一言、

今週はこの金言!

----------------------------------
▼本部と加盟店が「仲良きこと」こそ常に目指すべきところ
----------------------------------

ということで。



全く白紙の状態から「良いフランチャイズを選ぶ」としたら、どこをチェックすべきでしょか?



普通に考えれば「ビジネスモデルでしょ?」という答えがいちばん多いでしょう。

 初期投資・その回収期間・ROI
 市場・将来性
 競合
 既存店の実績
 ・・・

なんかをしっかりチェックする、というわけです。



他にも、このメルマガを読んでる方なら、

 本部の姿勢・社長の考え

とか

 既存オーナーの増店比率・増店までの平均期間

そして

 取り組み容易性(参入障壁)

や

 他店舗展開がし易いか?

というところが大事でしょ、という答えもでてくる優等生もいるはずです。



ただ、

「本当に良いフランチャイズを選ぶにはどこをみれば」

という質問なら、

ズバリ、

「本部と加盟店のコミュニケーションが良いこと」

だと思いますね。



それをどうやってチェックするんだ、という疑問もあると思いますが、今の御時世、
Facebook、twiter、ブログなど社長や本部発信の情報なんかをきちんと見ていれば、
かなりのことはわかります。

FacebookのFC本部社長の公開投稿にも普通は、FCオーナーがコメントしたり、
いいねしたりしているはずですから。

そこを少し丁寧にみれば、コミュニケーションがわかります。



FC本部の社長でSNSを一切やってない、としたらかなり疑ってかかったほうが良いでしょう。



他にも「オーナー会」の様子がブログやYouTubeなんかに公開されていたりしますので、
そこからも雰囲気がわかります。

オーナー会なんて一切やってない、としたらそれまた疑うべきFCです。



エコランドリー・マンマチャオの三原社長がオーナー会でよく使うフレーズに、

「我々はマンマチャオ・ファミリーですから!」

というものがあります。



加盟店のオーナーが、

「このファミリーの一員になれて良かった」
「他のコインランドリーじゃなくてマンマチャオに入って良かった」

というふうに価値を感じてくれること、実はそれがフランチャイズにとって一番大事なこと、
なのです。



このメルマガで何度も書いているとおりフランチャイズは「仲間づくり」のビジネス、です。

だから一番大事なことは、

 仲良くやる

ことなのです。



本部と仲良くやる、他の加盟店と仲良くやる、これができて大きなものが得られるのです。



よく「本部と加盟店との信頼関係が大事」というような言い方をしますが、それを言い換えれば、

 本部と加盟店の仲がいいか?

ということなのです。



ここで少し解説したいことがあります。

それは、

コミュニケーションの前提は「感情」だ!

ということですね。



人間というのは論理でモノ言っているつもりでも、意外とそうではありません。
論理にする前に、感情で想像を働かせているわけです。

感情で想像を働かせてから、都合のいいように論理をくっつける、そういうスタイルが
普通なのです。



その昔、好きだったヨルタモリという番組でタモリさんがイイコト言ってましたね。

----------------------------------
あの人のこういう行動がイヤ、とかよく言うけど、その前に「好き嫌い」
が先にあるからね。
よく、旦那がパジャマを脱いだままにしとくのが許せない、とか怒る奥さんが
いるけど、それは旦那のことが好きじゃないから、だよね。
----------------------------------

まさにそうですよね。



やはり、「何を言うか、何をやるか」、ではなく、「誰が言うか、誰がやるか」
なんですね。

まずは「感情」があって想像して論理をくっつける。

これはコミュニケーションにおける重要な鉄則です。



「感情」が先なので、コミュニケーションが良くないと「相手のせい」にします。
そこがうまくいかない原因なのです。



やっている店の利益が思うとように上がっていない場合、本部に文句を言いたくなり
ます。本部は加盟店のことなんて考えていないのでは?という気持ちになります。

その時、まずは本部としっかりコミュニケーションをしっかりとって、仲良くなって、
それから店の業績のUPについて相談していくべき、なのです。

それをせずに負の感情で本部にモノを言っても、なかなか事は進まない、のです。



もちろん、本部も常に加盟店とコミュニケーションをとって「仲良くなる」ことを
心がける。業績向上のために何をやるか、その前に「いい関係」をつくること、です。



少し飛躍した言い方かもしれませんが、

良いフランチャイズというのは、

本部と加盟店がお互いが「好き」という関係にある

ということですね。



それはある意味「利益」を超えたところにある関係です。

「お金の関係」ではない、ということです。



加盟店が、

確かに儲けさせてもらってる、それもあるけど、オレはこのフランチャイズが
好きなんだよね、やってて楽しいの。

というFC。



本部は、

直営でやればもっと利益率は高いけど、フランチャイズでいろんな人と出会って
「やってもらう」こっちのほうが断然面白い。

というFC。



そういう「コミュニケーション」がとれてるFC。

これが最高のFCであり、そこを目指していかなければなりません。







4.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様に
シェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。

info@fc-takemura.com

あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。

www.fc-takemura.com

それでは今週の相談、です。



マルチフランチャイジーを目指します!
----------------------------------
Q.FC起業を検討しています。苫米地英人先生のファンで、ゴールは現状からかけ離れた
ところに設定する、という教えから「マルチフランチャイジーとして上場」を目指したい
と思います。まだ1店舗もやっていない段階からぶっ飛んだ話だとは思いますが、どのよう
なステップを踏んでいけば可能でしょうか?

長崎県 Iさん
----------------------------------

A.苫米地先生はマッドサイエンティスト的な評価もされますが、竹村も刺激をうける点が
多く、著書は結構読んでいます。ゴールは現状からつながっていないところに設定する、
のが苫米地流ですから、「ステップ」がわからないのは当然、です。それで成功できるのか?
と思う方も多いと思いますが、確かに「まずは1店舗、絶対失敗したくないのでアドバイス
お願いします」という方より「将来大きく展開したいのでそのスタートとして」と考えられる
方のほうが成功します。そういうものなのです。ゴールは大きいいほうがいい。小さく確実に
という発想はFCに合っていないのです。だから竹村は常に「FCは多店舗展開してこそ価値が
ある」と言い続けています。
まずは「マルチフランチャイジー」としての成功イメージを鮮明にもちましょう。それは、
ズバリ「地域貢献」と「人材活用」です。プラスして「スピード展開」の感覚も想像して
おくことが大事です。
「地域貢献」はわかりやすいでしょう。自分の商圏としてのエリアに「あったら流行る店」
をもってくる。あったら流行る=地元に必要とされる店、ということです。流行る店を
どんどん開店させることによってこの地域の方々に喜ばれる、貢献する、というスタンス
です。
そして「人材活用」。人を採用して教育して会社をどんどん大きくしていく。ここにワクワク
感をもつことが大事です。FCジーというのは商品政策やマーケティングの大部分をFC本部に
アウトソーシングしているようなイメージですから、会社としてやることは「人材教育」
です。全国で同じ看板で商売をするFCネットワークの中で最強の集団を作る、という目標
をもって人材採用、教育の拡大再生産、です。もちろん昨今は働き方、働かせ方の概念も
大きく変わってきており、人材を活用していくのはそう簡単ではありません。様々なことが
起こりますが、それを含めて「会社拡大」をしていくワクワク感が大事です。
そして「スピード感」これは、スピード展開をするためにFCという仕組みを最大活用して
いく、と考えましょう。
あと「マルチフランチャイジー」というとどの本部を選ぶか、何の業態を選ぶかが勝負、と
思われる方が多いかもしれませんが、そうではありません。マルチFCジーとして成功して
いる企業のTOPの多くは、本部社長と面談して「直感でイケると判断した」というような
ことを言われる方が多いのです。資料を請求して綿密に市場や業界を調査して、という
ようなことは少ないのです。逆に言えば常に次にやりたい事業を頭に中で考えていて、
それにビビッときたらまずはやってみる、というパターンが多いようです。
もちろん失敗もあります。これも勘違いされている方も多いですが、30店舗、50店舗という
マルチFCジーは徹底も結構しているのです。全勝を目指すのではなく8勝2敗、目指して
7勝3敗でもOK、という感覚で積極経営をいると、20戦全勝できるような黄金FCに出会う、
というイメージです。
ここまで、イメージできたらスピーディに多店舗展開できそうなFCを選んで加盟しましょう。
資金集めはしなければならないと思いますが、公庫の融資をスタートに、経営者になるための
練習です。将来どんどん融資枠を拡大してもらって、事業拡大していくことを描いて、挑戦
して下さい。








5.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、
考えたことなどを綴っていきます。

竹村の健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。
フランチャイズとは直接関係ないものも多いですが、ご了承下さい。



今週はこのフレーズ。

----------------------------------
人生は途中からじゃ変えられねえってことだよ。

「下克上受験」
----------------------------------

ノンフィクションの単行本が話題となり、ドラマ化ですね。

放映された第一話を観ました。半分酔っ払いながら、ですが。本は読んでません。



お父さんの桜井さん役は阿部サダヲで、奥さんが深田恭子。

最初はセレブ感もただよった深田恭子は、10分観てると団地妻っぽく見えてくるから不思議。
少し頭の弱いカワイサが、酔っぱらいの頭に確かに伝わってきて素晴らしい。
入浴シーンは毎回あるのかなんて、HPで確認してしまいました(笑)。



中学受験の学習塾の対応などがわりとリアルに描かれていて、笑いました。



そして、第一話クライマックスで、この父のセリフ。
ちょっと長いですが紹介。

----------------------------------
人生は途中からじゃ変えられねえってことだよ。絶対無理なんだよ。変えられないんだ。
「しまった。」って思っても途中からじゃや無理なんだよ。
中学卒業して仕事始めた時、「男は頑張ればなんでもできる。」って親父に言われた。
俺自身もそう思った。「学歴なんて関係ねぇ。早く社会に出ていろんなこと経験した方が
いいんだ。」って。「みんなが学校でつまんない授業受けてる間に俺は自分の力で金を
稼いだ。みんなより早く大人になった。」って。そう思ってた。
でも違ったんだよ。見えない天井があるんだよ。頑張って、頑張って階段上がっても
そこから上に行けないんだ。そこから上にもっと素敵な人生があるってわかってるのにさ。
それ見えてんのにさ、そこには行けないんだよ。
そして俺がその見えない天井の下でみんながどんどん追い越して行くんだ。<中略>
どこか別の入り口があるんだよ。それは人生のもっと早い時期に選ばなきゃいけないんだ。
俺はそれ、通り過ぎちまったんだ。今さら後にはもどれねえんだよ。でも佳織はまだ間に合う。
今から頑張ればまだ間に合うから。
----------------------------------

原作そのままなのかはわかりませんが、なかなか刺さる言葉、ですね。

竹村的には「見えない天井」というところが考えさせられます。もっと上に素敵な人生が
あってそれは見えているのに、自分には「見えない天井」があってそこには行けない。



この「見えない天井」って何でしょうね?

もちろんこの話では「学歴」という意味でほぼ使われるのだと思いますが、そう単純な話
ではないでしょう。

能力? 環境? 考え方? そしてそもそもの遺伝的要素?



♪ 遺伝するのは顔だけか それとも魂まるごとか ♪

と唄う、斉藤和義の主題歌「遺伝」を聴きながらもう少し考えたいところです。



ただ別の角度からみれば、「俺は通り過ぎちまって」もうダメだけど、親として
お前は「今から頑張れば」まだ間に合う、と言い切れるところが「教育」の可能性。

「遺伝なんてクソ食らえ」と断ち切ることができるのが教育のスゴさ、です。



「学歴社会」というのは不思議といえば不思議です。



先程のドラマの台詞で言えば、「素敵な人生」というのは高学歴なら必ず手に入る、
というものではない、ということは周知の事実でしょう。

中卒、高卒を飛び越えて確かに「上の入り口」から社会人になったとしても、それが
「素敵な人生」とイコールせあるはずなく、そこから全く上がらない不幸、それどころか
何かのアクシデントでずっと「下」に落ちていく者もいる。

少なくとも「高学歴=素晴らしい生活の引換券」でないことは社会的認識だと思います。



ただ、世の中を見渡して、ヤンキー夫婦が子どもに対して「お前もヤンキーのほうが
幸せだ」という話をすることはあっても、大卒の親は自分は大卒のメリットをたとえ
享受できてなくても、子どもに「大学なんて行ったって無駄だよ」とは教えない。



やはり、そこには大きな可能性と変えられる未来、があるからですね。



自分の未来は変えられないが、子どもの未来は変えられる、そこに賭ける、それが
「教育」の醍醐味。



そんな醍醐味、をもっと教えてくれるの一冊がありますね。

『田舎のキャバクラ店長が息子を東大に入れた。』
https://goo.gl/QQ6I9e

「下克上受験」みたいに売れてませんが、いい本です。



著者の碇さんは竹村の高校時代の友人の友人で、その紹介で知り読みました。



「下克上受験」とは全く違って親父自身が息子と一緒に勉強した、何をしたという話では
ないのですが、普通ではそうならない環境から息子さんが東大を目指そう、と自ら思う
環境をつくった、というのは別な意味でスゴイ話。



そしてその教育への想いのベースにあるのがずっと店を経営しながらみてきたキャバ嬢たち
にある、というところが妙に腑に落ちるのです。

頭はけして悪くないのに家庭環境に恵まれず、普通に勉強する道から外れてしまい、
田舎町のキャバ嬢になった、という娘と沢山、長い時間接する中で、

 学歴は遺伝しない!

という結論にいくわけですから。



キャバ嬢と接していく中で、人間の可能性というものへの気づきと学びがあり、それが
自分の息子への教育観へとつながっていく。そのつながり感がいい、オススメ本です。







6.【竹村義宏物語】

昨年50を迎えましたので、半生記を「私の履歴書」風に。

私の人生50年を振り返っていきたいと思いますが、実は裏の目的としては、これまで
竹村の関わってきた方々について語ることです。

たとえば、FC本部社長だけで30人以上出会ってきたわけですから、その中から思い出
に残るやり取りを書くだけでも、かなり面白いのでは?と勝手に思ってます。

果たして何回になるか?は計算できません(笑)。

----------------------------------

<第48回>

この連載も始めて約1年、ついにあと3回で50回。そろそろ終章ですね。
「日本初!授業をしない塾 武田塾」を運営する株式会社A.verの林社長の話まできました。
林さんとの仕事の中で、いちばん強調したいのは様々な「実験」をしてそれが成功した、
ということです。「実験」というのはそれまでの私のFC業界での仕事の中での「仮説」を
ベースにしたチェレンジ、です。具体的には広告しないで知り合い等の人脈活用で初期FC
展開をスタートさせる「0次募集」という手法、営業マンをおかない、営業しない加盟開発、
そしてSV部隊を持たないという施策です。
どれもこれも、それまでのFC運営からはかけ離れている、頭のカタイ方ならさっぱり理解
できないやり方ではあると思います。「0次募集」なら、まだFCとして完成してない段階で、
リスクだらけでしょ、誰が参加するの?どうやって集めるの?という話です。
ただ、私の中ではそれまでの経験から「集まる」という予想はありました。そしてリスクの
ある段階で知り合いをベースに案内し、その段階で取り組んでくれるオーナーと一緒に様々な
検証をしながらFC化を進めたほうが、正しい=良いFCができる、という確信があったのです。
そう考える根拠は、過去の経験から「ダメFCの失敗を沢山みてきた」ことからの感覚です。
FC化をすることを決めて、FCモデル店を直営で出すとします。この店は近い将来のFC開発の
成否を握っているわけですから、当然ながら会社として「力」を入れます。素晴らしい実績を
出すために、「力」=ヒト・モノ・カネを最大限に投下するのです。条件のいい立地に、
腕利きの店長を配備して、広告宣伝もしっかりやります。
このやり方は正しい、でしょうか?。それは正しくない、のです。確かにそこまで「力」を
いれればその店の「実績」は出るでしょう。それまでの直営の実績を上回る数字を短期間で
出すことは難しくないでしょう。そしてその「実績」をモデル収支としてPRする形で、
加盟店募集スタート!と大々的に広告をうてば、加盟希望者は集まります。これから始める
段階ですから「いい話」はいくらでもできますし、既に加盟しているオーナーの「悪い話」
などありませんから、加盟は決まります。
しかし、現実にはこのようなやり方で半年後には「クレームの嵐」、になっているケースが
本当に多いのです。
シンプルに考えれば当たり前、な話です。直営で全力を投入してつくった数字を、他人が
取り組んで同じように実績を出せるわけがない、のです。そんな至極「当たり前」のことが
必死にビジネスを考えているのにわからない。一生懸命、全く逆のことをやってしまう、
のです。
それは何故か?といえば、「自分のこと」「目先のこと」しか考えていないから、ですね。
FC展開を成功させるために、まずは直営のモデル店で驚くような実績を出すことだ、
と気合が入ってしまうわけです。それは「目先の自分のこと」ですからそう難しいことでは
ありません。必死に頑張れば達成できます。必死になって「FCというのは他人に経営して
もらって成功させるものだ」という視点が抜けてしまう、というわけです。
せいぜい、「我々の数字の8割でも充分利益が出る」などという何の根拠もない思考をする、
わけです。「他人がやって8掛けの数字が達成できるか?、その仕組が本部にあるか?」を
検証すべきが「モデル店」なのにどんどんかけ離れたことをやってしまう、のです。
そんな失敗を目の当たりにしてきて、いきついた仮説が「0次募集」というやり方なわけです。
FC化の検証を直営でやるのではなく、オーナーに加盟して取り組んでもらう、ということです。
「広告」は一切出しませんから、知り合いベースです。ただ、知り合いといっても知り合いの
知り合い、例えばFacebookで言えば友達の友達まで拡散すれば、興味を持つ方は現れる、
のです。仮に全く現れないとしたら、それはビジネスモデルとして引きが弱すぎる、という
ことでとてもFC化なんてできません。
ここまでかなりしつこく書いたので「0次募集」は理屈として正しい、ということはわかって
いただけたか、と思います。少なくとも直営モデル店で必死に実績をつくり、それをベースに
FC募集を開始するようなやり方より、絶対に正しい、のです。
ただ、仮説が理論的に正しいから、実行すればうまくいく、というものではありません。
それが成功するには組む人、タイミング、そして最終的には流れ=運の要素も大きい、のです。
そういう意味では、武田塾と、林さんとこの時期に出会った、ということが大きいと思って
います。
今回「「0次募集」の話が長くなってしまいましたが、「営業しない」も「SV部隊をもたない」
も一緒。どうやったら良いFCができるか?ということを、それまでの経験をベースに原点から
考え直したら、「営業しない」も「SV部隊をもたない」ほうが良いのではという仮説に行き
ついた、というわけです。
20年近くFCの営業をやってきて「営業しない」にいくつくの面白いですが、これも自分で
営業マンをしながら、営業マネージャーとして部下をレビューしながら、ずっと考えてきた
こと。「楽に契約を決める」とか「効率的に営業する」というレベルではなく、「一切営業
しない」と振り切ることが大事だとやってみてわかりました、これも武田塾が「授業をしない
塾」と振り切っていたので、それに引っかける形で、やりやすかった部分があります。
「一切営業しない」というと説明会まではわかるけど、そこからはクロージングするんでしょ、
と思われる方も多いようですが、こちらからクロージングはしません。FCに加盟したい、
という方が来るわけですから、基本的に開校時期の相談にのれば、決まるはずなのです。
そこを今月何件!とこちらの都合でクロージングするのは今月ではなく半年後、1年後のこと
を考えれば益より害のほうが多い、と思っています。
「SV部隊をもたない」については、そもそもSV担当者が店に行って、それなりの時間入り
込んで、指導をしないと売れない、儲からないというようなFCであればビジネスモデルの
段階からFC向き、ではないのです。赤字店を黒字化できる辣腕SVというのは存在としては
素晴らしいですが、そんなSVが何人もいなければ成り立たないようなFCは、これは素晴らしい
の真逆、でしょう。
ただこの「SV部隊をもたない」についても、「営業しない」も、そして「0次募集」も、
スマホを中心としたネット環境が進んだことによって可能になったわけです。これは本当に
時代に感謝、というところです。

<つづく>







7.【編集後記】

先程のコーナーの最後で「スマホ、ネットのおかげでFC業界の仕事が大革新した」ということ
を書きましたが、竹村世代はタイヘンお世話になった(であろう)昭和のAVの星、村西とおる
カントクがメルマガでこんなこと言ってました。

----------------------------------
スマホを使うことで、世界中の情報を手のひらに集めたり、好奇心を満たしたりすることは
できますが、そのことが私たちの生活の質をどれだけ向上させられることができるかは、
スマホ普及からこの8年間の我が国のGDPをみれば明らかです。
----------------------------------

カントクによれば、携帯電話が普及したこの25年間、我が国の経済成長は止まったまま、だと。

確かにGDPで言えばそう、ですよね。



なぜ、なんでしょうね?



例えば「文字」というものが生まれ普及した時、世の中の生産性は飛躍的に上がり、世界は
成長(?)したのか、とか印刷という技術によって書物が普及した時、同じく成長したのか?
なんて考えてしまいます。



竹村の仕事でいえば、スマホで仕事が済む、進むことによって飛躍的に生産性はあがり、
お金に換算すれば「時給」は確実にあがったと思います。

ただ、やはり生産性が上がれば即、国全体が経済成長するわけではない。



より「競争」は激しくなりから、ですかね?

まさかスマホの無料ゲームが面白すぎて、生産も消費もしなくなる層が増える、からじゃ
ないですよね?



そんなこと考えちゃいますね。



今週はこんなところで。



最後までお読頂き、感謝いたします。

ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。




竹村義宏 公式メールマガジン
【発行責任者】 竹村義宏
【公式HP】http://www.fc-takemura.com
【メインBiog】http:/http://ytakemura.hatenablog.com/
【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura


-------------------------------------

◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

-------------------------------------

▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の50歳、

妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、

株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。

主に「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、

苦労するも、あるビジネス上のアイデアをきっかけに

全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような快感を

ビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、

より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、

フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社

株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。

直接携わったFC本部は7つ、

フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、

失敗もかなりありました。

上場した本部も数多くあれば、

残念ながら短期で本部自体消えてなくなった

フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、

ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から

FC事業で大成功した社長の方々

と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、

株式会社トータルサービス

(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、

「個人起業のフランチャイズ」について、

様々な勉強をさせていただきました。

▼2012年以降

「フランチャイズ起業」で成功確率を上げる、

をテーマにいくつかのプロジェクトで

フリーエージェントとして動いています。

このメルマガで興味をもっていただけましたら、

下記までお気軽に連絡ください。

▼仕事に関する問い合わせ等は

ytakemu0729@gmail.com

までお願いします。

知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

RSSを登録する
発行周期 ほぼ 週刊
最新号 2017/11/12
部数 245部

このメルマガを購読する

ついでに読みたい

知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

RSSを登録する
発行周期 ほぼ 週刊
最新号 2017/11/12
部数 245部

このメルマガを購読する

今週のおすすめ!メルマガ3選

川島和正の日刊インターネットビジネスニュース
■読者数32万部超、日本一の個人メルマガ(まぐまぐ総合ランキング調べ) ■9年連続で年収1億円以上になり、70か国以上を旅行して、 190平方メートルの豪邸に住んで、スーパーカーに乗れるようになり、 さらに、著書は、日本を代表する超有名人2人に帯を書いてもらい、 累計50万部のベストセラーとなった、現在香港在住の川島和正が、 最新のビジネスノウハウ、自己啓発ノウハウ、健康ノウハウ、恋愛ノウハウ さらに「今チェックしておくべき情報リスト」などを配信中!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】
【読者数12万人超・日刊配信5,000日継続の超・定番&まぐまぐ殿堂入りメルマガ】 ベストセラー「仕事は、かけ算。」をはじめとするビジネス書の著者であり、複数の高収益企業を経営、ベンチャー企業23社への投資家としての顔も持つ鮒谷周史の、気楽に読めて、すぐに役立つビジネスエッセイ。 創刊以来14年間、一日も欠かさず日刊配信。大勢の読者さんから支持されてきた定番メルマガ。 経験に裏打ちされた、ビジネスで即、結果を出すためのコミュニケーション、営業、マーケティング、投資、起業、経営、キャリア論など、盛り沢山のコンテンツ。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

【六単塾】1日数分で英単語・英文をあきれるほど覚える方法
「英語をやり直したいけど面倒なことはしたくない」「英会話したいけど時間がない」「TOEICスコアが急に必要になった」そんなあなたに。1日10分、たった6単語で英語が話せるようになるためのメルマガを1日1通お送りします。登録は2秒で終了。今すぐ登録してくださいね。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

井出ひろゆき 最速不動産オーナーへの道
日本で唯一の不動産満室コンサルタント。 普通の人を不動産オーナーにする スペシャリスト&不動産オーナーに満室コーチング行い、 口コミで無料面談は、常にキャンセル待ち状態。 30代OL、   90日で家賃年収756万円。 40代会社社員 150日で家賃年収1586万8000円。 過去最短でコンサル開始後144日で 20代高利回り2棟家賃年収1456万8千円を記録!!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

首都圏不動産インサイドニュース
不動産業者がゼッタイ言わない最新の業界ウラ事情をリアルタイムで暴露します!!不動産投資で儲けよう!と意気込んでいるあなた。家族を守り夢を叶える手堅い不動産投資ですが数億円の借金を負う100%自己責任の事業。海千山千の業者相手に知識武装は万全ですか?「まかせっぱなし」は命取りです。かく言う私も業者ですが、不動産に携わる者として不幸な投資家さんをゼロにしたい。本気です。業界経験13年のプロとして真実だけをお伝えします。業者と対等な立場で戦ってください。決して損はさせません。村上しゅんすけ
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

ダメおやじの全財産をかけた崖っぷちFX通信
【1日に数万人が熟読する人気FXブログのメルマガ版】 相場歴30年以上のダメおやじがFXノウハウを大公開! 毎朝配信!毎日の経済指標情報や攻略法を無料で解説しています。 ●損切りがうまくできない、利食いが浅い ●ポジポジ病(ポジションを不要に持ってしまう) ●コツコツドカーン(小さく勝っても大きく負ける) ●エントリータイミングわからない ●メンタル面が弱い このようなお悩みがあれば購読してみてください。 FX初心者から経験者まで、FXの悩みをこのメルマガで解消します。 期間限定でメルマガ内で数万円相当分のFX情報商材をプレゼント中!
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング