知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第360号をお送りします!


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竹村義宏 公式メールマガジン

「新フランチャイズ発想法」第360号

平成29年1月9日(祝)配信
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今週もメルマガ開封ありがとうございます!

業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が

フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。

今年で8年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。



竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。

【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!



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1>竹村のお正月
2>今週のNEWS&お知らせ
3>フランチャイズ ズバリこの一言 第20回
▼FC同士のカニバリズムはチャンス!?
4>Q&Aコーナー
▼景気が悪いのに起業を勧めるな!?
5>今週の赤ペンチェック
▼「わがセブン秘録」 鈴木敏文著
6>竹村義宏物語 第47回
▼FC本部社長の「欲」の話
7>編集後記
▼40年前のおにぎり
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1.【竹村の一週間】

だいぶ遅くなりましたが(笑)、あけましておめでとうございます。
竹村の正月は、三箇日は双方の実家に行く例年通りのスケジュール。実家に行くと行っても
車で1時間ちょっとと、いう感じですから、帰省感はありません。昨年は仕事としては29日
に終了して、30日から明けて4日までは仕事的なものは何もしていません。
Facebookなんかをみていると寝正月なんて1日で飽きた、というような方も多いようですが、
こちらはそこまで働き者ではないんでしょう(笑)。ただ、無目的にボーっとしている時間、
というのも大切な気がしますね。
昨年末のこのメルマガでも書いたとおり、正月にあたって新たな目標設定なんかはしませんが、
やはりお節をツマミながら飲んでいれば、薄ら薄らではありますが「昨年より良い年になり
そうな予感」でワクワクしてくるから不思議。これが正月効果、ですね。

今年も宜しくお願いします。






2.【今週のNEWS&お知らせ】

▼今週のフランチャイズ・チャンネル

収録済の在庫がなくなり、ちょっと止まってましたが復活しました! 
もちろん今年も継続して定期配信予定です。



<新年一発目!>
投資型が熱い!?2017年に流行するフランチャイズを大予想!!vol.139
https://www.youtube.com/watch?v=lW7iLhvKEwk

<新年二発目!>
徹底解剖!!FC間の格差はなぜ広がるのか!?vol.140
https://www.youtube.com/watch?v=vM8S1KJMji8



この動画を見た方から、

「アベノミクスは失敗でしょ、だから今起業を勧めちゃダメでしょ!」というご意見
を頂きましたので、QAのコーナーでとりあげて回答しました。



フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中です!

こんな話を聞きたい!などお寄せください!

info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラ↓↓↓から。

https://goo.gl/qeJW7U






3.【 フランチャイズ ズバリこの一言】

このコーナーでは毎週一つずつのフランチャイズ関連のフレーズを紹介し、
そこからフランチャイズの本質、成功につながる考え方を解説していきたい
と思います。



第20回目はこの一言、

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FC同士のカニバリズムはチャンス!?

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ということについて。



このメルマガの昨年末の総括のところで書きましたが、昨年「武田塾」のFCは、
全国100校舎を達成し、FC校の末端売上は20億を突破しました。

既存校の前年同月比の実績は着実に伸びており、FCとしては順調です。

ただ、そんな中、加盟校数の伸びは前年を大きく下回りました。



「加盟募集広告」の掲載を一切やめたから、というのが表面的な理由ではありますが、
実際には、その前の理由があり、

それは、

「開校可能エリアが徐々に少なくなってきた」

からです。



広告をみて、首都圏で武田塾を開校したい、という方が説明会に参加しても、
「千葉県ではほぼ開校エリアはないですね…」みたいな話になり非効率なので、
アントレnet.への広告掲載をやめました。



この「伸びているFC」と「減る開校可能エリア」の問題は根深い、です。



そこには、同じFC同士の顧客(武田塾で言えば生徒)の取り合い、的なイメージが出て
くるからです。



近頃では、FC業界でも「カニバリズム」という言葉が使われることが多くなりました。



 カニバリスム=チェーン同士で客を共食いすること



元々は「cannibalism=共食い」という意味で、「人が人を喰う」なんて事件なんかで
知った言葉です。

(ちょっと「誤用」のような気もしますが)

チェーン同士のお客様の取り合いはそのくらい「オソロシイ」というイメージを伝える
と言う意図もあるんでしょう(笑)。



で、イイタイコトは、

同じFC同士でのお客様の取り合い(カニバリズム)

というのは、


そのフランチャイズが成長する上で、市場が成長する上で避けてとおれないこと

であり、

逆に、

これによってFCは、市場は一気に拡大していく可能性もある、ということです。



それが、

「フランチャイズ同士のカニバリズムはチャンス」

という意味です。



もっと正確に言えば、

「市場」というのは同じFC同士の「自FC競合」とライバル企業の他社競合、その競争によって
活性化し、伸びていくのです。



FCではないですが「讃岐うどん」のチェーン戦争の事例は参考になる、でしょう。

簡単に書けば、

「丸亀製麺」が一気に出店する
→少し飽きられ伸び鈍化→自社競合という分析も出てくる
→そこに「はなまるうどん」が同エリアに出店
→自社競合なんて言ってる場合じゃない
→「丸亀VSはなまる」で「讃岐うどん戦争」

→市場が盛り上がり一気に拡大する

という形で「セルフ讃岐うどん市場」という業態が一般化しました。



「映像予備校」の市場も全く同じでしたね。

東進衛星予備校が自社競合、カニバル中、代ゼミが参入、そして河合塾マナビスが参入。
そこで「映像予備校戦争」が起こり、市場が一気に拡大、高校生の間で生の授業ではなく、
「映像事業」がスタンダードになったわけです。



もっとわかりやすいとことでは「牛丼」業界も同じ。

吉野家だけだったら「牛丼業界」の売上げは今の、1/10でしょう。

1社だけではそこそこ店舗展開した後、出店エリアが無くなるのです。

その時点では商圏がかなり広いため、近くに出店すると売上げに影響してくる
→なので店舗展開が止まる、という流れになるのです。



しかし「牛丼」というのはもっともっと多くの人が食べるものだったんですね。



だから吉野家をマネた松屋、すき家、神戸らんぷ亭なんかが続々参入し、
吉野家もそれらに良い出店立地に先に出られては負け、と考え積極出店した。

そんな「牛丼戦争」が起こってこれだけ巨大な「牛丼業界」という市場ができた
わけです。



大きくなる業界は常ににこうなります。



最大の例がコンビニ、でしょう。

人口の多い繁華街では、同一ブランドで競合しまくりながら、ライバル他社とのバトル
を続け、コンビニ利用客を増やし続けています。

コンビニ飽和説は1万店、3万店、5万店と節目ごとに言われ続け、結局その節目でなんら
停滞することなく突破しました。

それは「競争」によって市場を拡大し続けているからです。



なので、

カニバリスム=チェーン同士で客を共食いすること

これは、フランチャイズが成長していく、かなり初期段階の問題、ととらえることが重要、
だと思います。



「カニバリズム」が叫ばれて、その先、次のステージがあるのです。



もちろん、その業界、業態が弱い場合はそのまま「共食って」オシマイ、ということも
あります。



しかし、新市場をつくる、業界をひっくり返して大きくなるようなフランチャイズは、
そのカニバリズムの中に、さらに他社が参入してきて、

「顧客の取り合い」

が次のステージに進む、ということです。



なので、自FC同士の顧客の取り合い=カニバリズムは、成長ステージへの第一歩です。






4.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様に
シェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。

info@fc-takemura.com

あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。

www.fc-takemura.com

それでは今週の質問、です。



景気が悪いのに起業を勧めるな!?
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Q.フランチャイズチャンネルの中で、アベノミクスの成果でFC業界がチャンス、という話を
されています。確かに融資を受けやすく起業はしやすい環境かもしれませんが、竹村さんは
現在の「景気」というものをどのようにお考えなのでしょうか?
起業したところで世の中の景気が悪く始めた商売がうまくいかなければ、失敗者を増やすだけ
ではないでしょうか?
竹村さんはやはり本部を支援する立場の人だと思うので、まずは起業数を増やすことが目的
ということですか?

北海道 Hさん
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A.確かに動画の中で、「アベノミクスの効果は庶民の懐には届いていない(デフレ不況からの
脱却はできていない)が、世の中にお金は余ってきているので投資や事業をやる方にはチャンス」
という言い方はしました。多少説明不足だったかもしれません。
動画を通じて言いたかったことは「まさに商売を始めるチャンスだ」ということです。それは
もちろん「始めやすい」というチャンス、という意味だけではなく「成功もしやすい」と考えて
いるわけですが、そこがHさんには伝わらなかったのだと思います。
「低金利でお金が借りられる」というのは商売をする上で、大きなアドバンテージなのです。
例えば、仮に5年前に武田塾のFCを脱サラで始めようとすれば、自己資金が300万〜500万程度
必要だったはずです。それが今は自己資金100万〜200万で始められる。
これを聞いて「借りやすい」のと成功するかしないかの関係がよくわからない、という方は、
「商売」というものがわかっていません。「商売」というのはお金を集めて(借りて)その金利
より利益率の高い商売をしてその「差」で儲けるという仕組みです。だから、低金利で沢山の
資金が集められる=借りられるということは、商売で成功する確率が上がる、選択肢が拡がる、
のです。

「不景気」とは何でしょうか?世の中全体のGDPの成長率とかで計られるような景気の善し悪し、
は、正直脱サラレベルの起業には全く関係ありません。むしろ世の中の景気全体が良いような
時期というのは、大きな規模でやっている大企業が圧倒的に有利になります。その相対論で
考えると、スモールサイズの起業はむしろ世の中の景気が良くないくらいの時期が有利なのです。
それでも、周りを見れば貧乏な人が増えているようで、お金を使えない人が確実に増えている、
と思う方も多いかもしれません。だから新しい商売を始めても儲からない、と。
だとすれば、コインランドリーはなぜは流行っているのでしょう?一昨年からはまさにブーム、
という状況でアチコチに店ができて行く中で、既存店の数字も上がっています。家に洗濯機が
ある主婦が、1回1000円近くするコインランドリーを定期的に利用するようになってきている、
のです。もちろん、そのために何かを節約しているという家庭もあるとは思いますが、本当に
お金がないなら、洗濯機でなんとかするでしょう。
今週この後「赤ペンチェック」で取り上げているセブンイレブン創業者の鈴木さんがかつて
「1円安いガソリン目指して入れにいく人もペットボトルの水を飲んでいる」という表現で、
不況だから物が売れないというウソ、を表現していましたが、まさにそのとおり、でしょう。

質問者のような方は少し良く言えば「慎重な方」、ストレートに言えば「物事のマイナス面を
考える方」なのだと思います。アベノミクスで恩恵をえていない人も多いですが、一方で、
恩恵にあずかっている人も確実にいるのです。「恩恵をえるまで」口を開けて待っている、
のではなく、恩恵を得られる側に回ろう、という発想はないでしょうか?

アベノミクスは「デフレ不況の脱却」という意味では失敗かもしれません。4年経って物価を
上げて賃金を上げる、という成果は見えてこないわけですから。ただ、そこを批判したところで
一銭にもならない、のです。アベノミクスは期待するもの、ではなく活用するもの、です。






5.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、
考えたことなどを綴っていきます。

竹村の健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。
フランチャイズとは直接関係ないものも多いですが、ご了承下さい。



今週はこのフレーズ。

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人間は一方で何かにしがみつきながら、
もう一方で新しいことに挑戦することはできません。

「わがセブン秘録」 鈴木敏文著
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このコーナで鈴木さんの本を取り上げるのは、2回目か3回目だと思います。

昨年の電撃的辞任があった鈴木さんの辞任について語った本、インタビューを年末年始
にいくつか目を通したのですが、そこに新しい気づき、納得感は少なかった印象。

鈴木さんのほうでもそろそろ潮時という思いながら続けてきて、創業家の思惑に少しづつ
変化が生じ、そこに昨年の人事的なきっかけがあった、ということでしょう。



今回、12月に出た新刊としてこの「秘録」を読んでみました。

長年の付き合いのあるライターである勝見さんが、この「節目」でこれまでの「鈴木節」を
体系的にまとめ上げた、という感じの本。



学生運動にも手を染めた学生時代の話からトーハン時代、そしてヨーカ堂へ転職して、
セブンイレブンの創業、それを「行き当たりばったりではあるが懸命に」やってきた、という
鈴木さんの人生一代記、そのノンフィクション自伝としても面白いですが、やはり全ての
局面に、示唆があります。

それは、鈴木さんは常に本質から「考えて」いてそこからの知恵、が成功要因になって
いるから、ですね。

逆に言えば、多くの人は「本質から考え」ません。競業を調査したり、本を読んだり、
セミナー出たり、コンサルタントに教えを請うたり。

多くの人がやっているそんなことより「考える」方が大事、ということが伝わってくる
一冊です。



まずは、鈴木さんの発想の原点となっている、コレから。

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反対論は「過去の延長線上から」出てくるものようだが、
大事なのは「未来を起点にした」発想
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もう少し心理学的に解説すると、

----------------------------------
人間は何かに挑戦しようと思えば「成功させよう」という思いがわいてきます。<中略>
ただ同時に、「失敗してはいけない」という思いも抱いてしまいがちです。
「失敗してはいけない」と思うと、どこかで旧来のものを守ろうとする意識が働いて、
過去の延長線上から抜け出すことができなくなってしまう。
----------------------------------

ナルホド、「成功させよう」と思っても簡単ではないカラクリ、です。



あとは、鈴木さんの教えの中ではアチコチで取り上げられている気もしますが、
やはり、多くの企業が、店ができていない、コレ。

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「お客様のために」ではなく「お客様の立場で」考える。
----------------------------------

「お客様のために」と考えると、売り手側のできる範囲や、今ある制度やシステムの
範囲の中で思考してしまうからダメだ、という指摘です。

考えてみれば「顧客第一主義」といいながら、お客様のために、精一杯、レベルの店、
サービスが多いかわかります。



この「相手のために」ではなく「相手の立場で」の応用が、

----------------------------------
「仕事の分母」を「売り手」から「買い手」に買える。
----------------------------------

というフレーズ。



例であげられているのは「完売」です。

商品が「完売」した、というのは「売り手」側の発想ならロスが出ずに「儲かった」という
ことですが、完売後に来店したお客からすれば、「欲しい商品の品揃えが悪い店」という
ことになる、というのです。

店側の「満足」が客側の「不満足」という図式になっているわけです。



だから、店側は、「仕事の分母は常に買い手であるお客様」と意識し続けなければならない、
という教えです。



こう考えると、

コンビニという店における「ロス(=廃棄分)」

というのの見方が変わってくるわけです。




店側に想定内のロスが生じるのは、来店されるお客様の満足を第一に考えているから、
ということになるのです。



これは個人商店ではなかなかできない考え方、です。



これと関連して考えると、セブンイレブンにおける「ロイヤリティ」の高さについての
エピソードも面白い。

創業時、鈴木さんがロイヤリティ45%案を出したところ、多くの幹部が「本部がとりすぎ」
と反対した、というのです。そんな高い設定では「オーナーのためにならない」という理由
からです。もちろんオーナーの利益を考えての意見です。



しかし鈴木さんはオーナーの裁量を最小限にしてその分、ロイヤリティを高くとる、という
案。例えば水道光熱費は本部が負担し、その分ロイヤリティに上乗せる、というわけです。

そのほうが、

「オーナーのため」

だと。



この理屈が分かりますか?



鈴木さんの説明はこうです。

----------------------------------
もし、水道光熱費がオーナー負担になると、オーナーは少しでも経費を削減し、利益を増やそう
として、電気代を節約しようと考えるでしょう。その結果、夜、店舗は照明が不十分になり、
集客力が下がってしまう。一方、八〇%を本部が負担するなら、電気代はさほど気にせず、
照明を必要十分な明るさに保とうとする。これが人間の心理です。
----------------------------------

どうでしょう?



竹村的には非常に納得、ですね。どちらが「本当にオーナー(の利益)のためになるか?」と
考えたら、答えは明確だと思います。

オーナーに「水道光熱費を削減して増える利益など大きいものではありません!それより快適
な店をつくりお客さんを呼ぶべきです」というような経営指導をしても、オーナーたちは
キチンとやらないでしょう。



そこを、

「オーナーのため」

だと強引にやってしまう。ここが鈴木流、のスゴさなわけです。



この鈴木流の思考力と実行力によって「日本のコンビニ」という業態がここまで発展した
ことは間違いないでしょう。



最後に、サラリーマンの方に贈りたいのが、

----------------------------------
「仕事」と「会社」を一体に考えてはいけない。
----------------------------------

という話。

空前であり絶後であろうカリスマ・サラリーマンとして成功した鈴木さんの、
ある意味単純な至言、ですね。



鈴木さんが「会社=仕事」と考えていたらセブンイレブン創業という取り組みは絶対に
できなかった、と語り、そのココロは、

----------------------------------
実際に、最初からヨーカ堂という会社に入りたくて入ったのではない分、
仕事で挑戦できるまで挑戦し、本当に行き詰まったら辞めればいいという考え方でいました。
----------------------------------

ということなのです。



そこから、

----------------------------------
人間は一方で何かにしがみつきながら、もう一方で新しいことに挑戦することはできません。
----------------------------------

個人的にシビれるフレーズですね。



新年早々、kindleの座右の書フォルダに入れた一冊になりました。








6.【竹村義宏物語】

今年50を迎えましたので、半生記を「私の履歴書」風に。

私の人生50年を振り返っていきたいと思いますが、実は裏の目的としては、これまで
竹村の関わってきた方々について語ることです。

たとえば、FC本部社長だけで30人以上出会ってきたわけですから、その中から思い出
に残るやり取りを書くだけでも、かなり面白いのでは?と勝手に思ってます。

果たして何回になるか?は計算できません(笑)。

----------------------------------

<第47回>

「武田塾」の本部であるA.ver林尚弘社長の話の続き、です。そのFCが大きく化けるか
どうか、は社長次第であり、それは「能力」という「キャラクター」で決まる部分が多い。
FC本部社長に向くキャラクターとしては「変わり者 × 素直さ」というのが望ましく、
林さんにはそれをふたつとももっていると感じました。

そして、あともうひとつFC本部の社長の適性をはかるものとして「欲」という大事な要素
があります。「欲」というのは専門的には様々な定義があるのだとは思いますが、大雑把
に言えば、睡眠欲、食欲、性欲…というような「生命欲」、そして金持ちになりたいという
「金銭欲」、そして世の中に認められたいという「(社会)承認欲」というところでしょう。
仮にこのような3つの欲があるとして、FC本部の社長として大成功するにはやはり、この
総点が高くなければならない、とういうのがこれまで何十人とFC本部社長と接してきた結論、
です。やはり「欲」が強いというのは人間的なエネルギーが高い、ということなのです。
この、人としてのエネルギーが高い、低いの個体差は「いきもの」としてあるのだと思い
ます。そして、FC本部の社長という存在としてはエネルギッシュでなければならない、
こう言えば異論は少ないと思います。

ただ、元にもどって「欲が強い=強欲」な人がFC本部の社長に向いているか?、となると
受け止め方が大きく変わってくると思います。強欲な社長がTOPのFCに加盟するか?と問われ
たら、直感で「嫌だ」という方が多いでしょう。それは「強欲」な本部社長は加盟店の利益
は二の次にして、本部の、自分の儲けだけを考える、というイメージがすぐに浮かぶから、
でしょう。
で、林さんはどうなのか? 4年近くつきあってみて忌憚なく書きますが非常に欲が強い。
それもあらゆる欲が強い(笑)。「欲の塊」という言葉がありますが、塊というよりは、
「触手」のようなイメージの欲、です。あらゆるものを取りにいきたい、という思考、行動
がベースにある人なのです。「欲」という単語を字引で引けば「事を望み物を貪る情」と
ありますが、まさにあらゆる事を望み、あらゆる物を貪りたい、という感じなのです。
(一点、不思議なのは車だ、時計だ、服だというような「物欲」だけはゼロに近くないの
です…理由は不明ですが)
そんな物、事に対する欲望が強すぎる人物がFC本部の社長に向くか?

これは明らかに「向く」のです。「強すぎる」方が向くのです。それは「小欲」と違って
「大欲」はある程度コントロールが効くからです。目先ではなく将来、で欲を考えること
できる、ということです。
一番わかりやすいと思うので、FC本部の利益と社長の金銭欲の関係で考えてみましょう。
「小欲」レベルのセコい社長の場合は、目先の儲けばかり考えます。加盟店が100あれば、
そこから月1万円ずつ上乗せして取る方法はないか、といつも考えます。それが簡単にできて
しまうのがフランチャイズ、という面もあるので。ただそういう姿勢でやってしまえば、
その様がかならず伝わりますから、加盟店の本部に対するモチベーションは下がります。
でも、その小さな欲、目先の儲けに目がくらむFC本部社長というのは多くいます。
林さんの場合は金銭欲が強かったので、「先にチマチマ儲けるのではなく、まずは加盟店を
成功させてその加盟店が儲かることで、FCがドンドン増えて、ドカンと儲けが返ってくる
のです」という話がスンナリ理解できるのです。目先の1000万じゃなくて将来の10億、
100億を狙っていくのがFCですよ、という話をして、より目玉がギラギラ輝くようでなければ
ダメ、です。

具体的な話としては林さんに何度も「加盟金で儲けるのではないですよ、ロイヤリティで
儲けるのですよ」と話しました。これは理屈としてはわかっても、本質的に理解するのは
難しいのです。今月入ってくる何百万、ではなく将来毎月安定して入ってくる何千万、
これに向かってギラギラしてくれ、という話です。
この話をスカッと理解いただけたのは林さんが「大欲」の人だから、ですね。

「お金の匂い」という言葉があります。武田塾を現在10教室以上展開するK社長は、初めて
説明会で林さんと私に会った時、「2人からお金の匂いがした、だから加盟しようと思った」
と2年位経てから教えてくれました。「お金の匂い」というのは、この二人は儲かりそうで、
だから儲けさせてくれそう、という解釈なのだと思います。
これが「私たちは予備校業界を変革することが使命であり利益はその二の次です」とやって
いたらK社長のような優秀なビジネスマンは、加わってくれなかったでしょう。仮に、
「我々は多くの儲けは求めないので利益は最大限加盟者に分配します」と宣言したとしても、
きちんと成功するFCを嗅ぎ分ける嗅覚のある社長は寄ってこない、はずなのです。
ということで「お金の匂い」は大事、なのです。

<つづく>







7.【編集後記】


鈴木さんの本は『わが「セブン秘録」』、ではなく『「わがセブン」秘録』なんですね。

全てのエピソードが「わがセブン」。登場人物は少なく脇役的に活躍する人も出てきません。
まさに孤高のカリスマ、なんですね。

セブンイレブンについてついて書いていたらキリがありませんが、個人的には小学生の頃、
ズラリとならんだ「おにぎり」は忘れられません。



今から40年前の話です。



何故「おにぎり」を店で買う人がいるのか?
小学生の竹村には少し理解不能、だったのです。

今で言えば「なんで家に洗濯機があるのに主婦がコインランドリーへ?」に近いところ
かもしれません。



独特の包装で、食べる直前に海苔を巻き食す、という発想。

竹村の親父は何度やってもあの海苔を説明通りに巻くことができず、その美味しさを理解
できませんでしたが、キチンとやれば家のものとは確かに違うおにぎり、です。



そして、何より何種類の中から選ぶ、という楽しさ嬉しさ、せいぜい梅か、昆布か、
どっちか?みたいな家のそれとは違うのです。



昭和50年代。生活がどんどん豊かになっていくことを実感する時代でした。



そこから、40年、コンビニの「おにぎり」は進化し続けているわけです。
具材、米だけでなく、炊き方、にぎり方…そして海苔。

そこには変化し続ける消費者の心理に対応するチャレンジをし続けている、という
コンビニのスゴさを見ますね。



今週はこんなところで。



最後までお読頂き、感謝いたします。

ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。




竹村義宏 公式メールマガジン
【発行責任者】 竹村義宏
【公式HP】http://www.fc-takemura.com
【メインBiog】http:/http://ytakemura.hatenablog.com/
【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura


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◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

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▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の49歳、

妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、

株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。

主に「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、

苦労するも、あるビジネス上のアイデアをきっかけに

全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような快感を

ビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、

より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、

フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社

株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。

直接携わったFC本部は7つ、

フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、

失敗もかなりありました。

上場した本部も数多くあれば、

残念ながら短期で本部自体消えてなくなった

フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、

ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から

FC事業で大成功した社長の方々

と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、

株式会社トータルサービス

(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、

「個人起業のフランチャイズ」について、

様々な勉強をさせていただきました。

▼2012年以降

「フランチャイズ起業」で成功確率を上げる、

をテーマにいくつかのプロジェクトで

フリーエージェントとして動いています。

このメルマガで興味をもっていただけましたら、

下記までお気軽に連絡ください。

▼仕事に関する問い合わせ等は

ytakemu0729@gmail.com

までお願いします。

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富裕層むけ、富裕層入りを目指す方むけの究極の資産防衛メルマガ!一国だけに資産を集めておくのは危険な時代がやってきました。海外ヘッジファンド、貴金属、不動産からアンティーク・コインまで、金融不安に負けない世界分散ポートフォリオを、経験豊富なファイナンシャル・プランナーが誠意をもってご案内します。
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