知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第381号をお送りします!


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竹村義宏 公式メールマガジン

「新フランチャイズ発想法」第381号

平成29年6月11日(日)配信

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今週もメルマガ開封ありがとうございます!



業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が
フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。
今年で8年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。



竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。
【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!



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1>今週の竹村
2>NEWS&お知らせ
3>フランチャイズ酔話~酔いどれだけど深い話<第7回>
4>このFCニュースにひとこと!
▼米国・広がるフランチャイズ経営 他
5>Q&Aコーナー
▼「社員の採用難の問題」について
6>今週の赤ペンチェック
▼「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」
ピョートル・フェリークス・グジバチ 著
7>編集後記
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1.【今週の竹村】

火曜日は恩師Yさんの7回忌の墓参りで伊豆へ。20年くらい前にガリバーの
契約で知り合ったYさんは当時メガフランチャイジー企業の部長。
この方の人脈力、情報ネットワークは見事でFCの仕事はこうやってやるんだよ、
と教えてくれた方。キミはサラリーマンには向いてないから、早く自分で
やったほうがイイよ、僕みたいに会社に勤めてながら自分の好きなことする、
というのもイイよ、なんて20年前はまずいなかった珍しい方。
亡くなってからもYさんを時々思い出し、意をついでやってるつもりです。
その夜は新横浜の魚鐵さん<https://goo.gl/LVSDhO>で、会食。
こちらもVL時代からお付き合いのある企業様で、今は武田塾、今度3つ目。
そして、そもまま歌舞伎町で上京している姫路校、明石校のMさんの会食に
合流も、既にキャバクラで(笑)大した話もできずに、ごめんなさい。
水曜日夜はA.verの幹部MTGを兼ねた食事会を三田の晴山。<https://goo.gl/ZlDWDo>
幹部で集まることはほぼ無いようですが、久々集まっても仕事の話より、
次々と繰り出される絶品料理の話へ。まぁ、大事な話ほどふだんやりとり
しているわけで、会った時に「実は」なんて大きな話題が出るようじゃ、
駄目な会社の典型。便りがないのは云々と同様、会って話すことなどない、
のは良い状態。
あと今週は、米国はDallasでのゼロからはじめるFCの話が持ち込まれ
ました。今の流れはFC関連で海外、というと東南アジアが多いわけですが、
今、Dallasが熱いそうです。
ただ、観光地じゃないんで行ったことありませんが興味がわきました。






2.【NEWS&お知らせ】

▼幻冬舎主催 FC5社TOPセミナー、いよいよ3日後開催です!
http://www.gentosha.jp/articles/-/7753

参加申し込みも増え、50名規模で開催できそうです!
でもまだ入れますので、前日まで申込み受付中です!

メルマガ読者の方がおられましたら、当日休憩時間などにお気軽に
お声をおかけ下さい。




▼今週のフランチャイズ・チャンネル

今週はこの3本が公開!

ストレッチアップの特徴を教えてください!!vol.190
https://www.youtube.com/watch?v=eMLEhRty3y0

ストレッチアップの収益モデルについて教えてください!!vol.191
https://www.youtube.com/watch?v=ZdvzvFVcxIQ

竹村さんが語るFCとしてのストレッチアップ!!vol.192
https://www.youtube.com/watch?v=FakuGEhphTw



今週も「ストレッチアップ」からの3本、ですね。



ストレッチアップのFC化について、スタート当初島袋社長にアドバイス
したのは、とにかく店長に任せる経営スタイル=自分は店に入らない経営
で「1店舗から50万の利益(ロイヤリティ支払後、融資返済前)」を目指す、
ということ。

これが実現できればFCとして加盟は拡がるし、それが30万の利益で、
自分が店長をやれば50万残ります、ではFCとしての魅力はない、
とアドバイスしました。

売上が200万程度の小さい業態ですが、やはりオーナーが複数展開して
いくには、最低50万/月の利益は必要で、これがモデルとして安定すれば、
既存店オーナーの増店でFCは増えていきます。

現在2年以上前に加盟したオーナーから順に2店舗、3店舗と出しており、
フランチャイズとしては健全な常態にあると思います。



<<フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中です!>>

こんな話を聞きたい!などお寄せください!
info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラ↓↓↓から。
https://goo.gl/qeJW7U







3.【フランチャイズ酔話~酔いどれだけど深い話】

新コーナーとして「教えて!フランチャイズ~基本だけど深い話」というタイトルで
はじめましたが、どうも面白くない(笑)。生徒と先生、みたいなヤリトリでは、
真面目な話しかできません。

真面目なことは本にでも書きますから、このメルマガではもう少し脱線して過激なことも
言いたいんで、居酒屋での酔話的に変えたいと思います(笑)。



ということで、元ベンチャー・リンク(VL)時代の部下が相手の酔話、
というスタンスで先週から続いて第7回。



^^ さて、僕の登場は今回で最後になりますが、最後にもうひとつ質問を。
「竹村さんはFC本部側の人なんですか、加盟検討者、加盟者側の人なんですか?」
という質問です。


竹 なんとも馬鹿馬鹿しい質問。もとVLにいたアナタから、そんな質問が出る
というのが情けない話(笑)。


^^ でもよく聞かれませんか?ホームページみてもそのへんがよく判らない、
ですし、このメルマガもどちらが対象なのかハッキリしない、というか…


竹 ホント、頭がカタイね。もっと酒呑んで脳ミソを柔らかくしなきゃ、
この先無いよ(笑)。

「FC本部、ザーの味方なのか、加盟者、ジーの味方なのか」なんていう
僕にとって無意味な質問が出てくるのは、世の中のFCに関わってビジネスを
している人はそのどちらかだ、という潜在的な刷り込みがなされているから。

そして、ザーの立場側の人は、ホントのところはジーの味方ではなく、
逆にホントにジーの立場に立って仕事をすれば、ザーにとっては完全な味方
ではない、とみんなが思ってる、と思うね。

で、そこが僕から見ればオカシイ。


^^ 「共存共栄」とは言いますが、そう簡単にはいかない…と思ってます。


竹 「ザーとジーの共存共栄」なんてタテマエ、だと思ってるわけでしょ(笑)?
じゃ、聞くけどVLはザーの味方だったの?ジーの味方だったの?


^^  完全に、というわけではないですが、僕は本部側の味方だった、と
思ってやってました。営業だったからですかね。逆にSVの人たちは加盟店の側
だったんですかね?


竹 「本部目標の達成のために一生懸命営業して加盟する企業を集めてくる」
のが仕事だった、と。


^^ もちろん、その企業が加盟して成功すればどんどん増店したり、他のFCに
加盟したりしてくれますから、良い企業が入って成功して欲しい!、とも純粋に
思ってましたよ。


竹 ホント、自分のことしか考えてないねぇ(笑)。


^^ えっ?じゃぁ、竹村さんは当時どう考えてたんですか?


竹 本部と会うときには本部のことを考え、加盟企業と会うときには加盟企業
のことを考えてたよ(笑)。


^^ ほら! イイカゲン!(笑)。


竹 失礼な! イイカゲンじゃないの! そこから考えるのが大事なの。
双方の立場で味方して考えるからこそ、本質が見えてくる、というもの。

単純に双方の立場で「共存共栄」を考える、ということね。

そうすると「本当の共存共栄とは?」ということになる。

「共存共栄」とか「WIN-WIN」とかも一緒だけど、世の中では自分の立場、
自分の利益を考えてこの言葉を使うことがほとんど。
自分が栄えるためにいかに相手と共存するか、という考え。

そこそこのレベルの人はそれをわかっているので、「タテマエVSタテマエ」
という前提でやりとり、議論がなされている。


^^ その構図はわかりますね…


竹 で、「タテマエを本音をイコールにしていく」というのが継続して
利益を生むビジネスの基本。

VLは本部と加盟店の間にいたのだから、本当はそれができたはず、なの。

「共存共栄」をもっと突っ込んで言い換えれば「相思相愛」ということ。


^^ お互いのことが大好きな状態、ということですね。


竹 で、当時の結論としては「儲かるFC」、正確に言えば「儲かり続けるFC」
でつながれば、「相思相愛」状態になる。

ただ、「儲かり続ける」というのは極めて難しい、だからそれをザーとジー
でFCという仕組みを深く理解して、有効的に使いながら作っていく。

この状態をつくって、回していくのが僕の今の仕事だから、僕が本部側か、
加盟者側か、なんて立ち位置を考えるのは無意味。

一言で言えば「フランチャイズの成功」という視点でバランスをとる、
平衡感覚を保つ、ということよ。


^^ なるほど…


竹 だから、時には本部側、時には加盟者側にたつ。

今現在本部支援しているFCについてはザーとジーが「相思相愛」な状態
をつくっていくのが仕事でしょ。これは本部をつくる、という意味で
どちらかと言えば本部よりに見えるかもしれない。

でも、インチキFC、ヘナチョコ本部については完全に加盟オーナーの立場から、
本部に物申す、時もあるし、FCというビジネスを勘違いしてる人からの
問い合わせには、アナタはどこに加盟しても失敗する、商売自体無理ですよ、
ということもある。

だから、言動だけ切り取れば「どっちの味方なんだ」と言われるのは
理解はできる。


^^ どっちの味方でもある、と、


竹 でしょ。だってそんなの当たり前、だと思うんだけどなぁ(笑)。
どちらかが勝つ、ということはあり得ないんだから。

本部の味方をして勝たせるためには、加盟店を勝たせなければならない、
加盟店を勝たせるためには、勝つ本部に加盟してもらわなければならない、

ということでしょ?


^^ あー酔っ払いながらも理解できました(笑)。



<次回から飲みパートナー変えて継続(予定)。>







4>このFCニュースにひとこと!

今週はこのニュースについて。

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米国・広がるフランチャイズ経営
https://jcc.jp/news/12308649/
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大きなニュースではないんですが、テレ東のモーニング・サテライトを見ていたら、
FCビジネスについて言及してたんで紹介。6月7日朝、ですね。



現在、NYダウについてはどこまで騰がるんだ、というムードの中、その日の
コメンテーターはこう解説。

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IT企業の高値更新が続いているが身近なところにもハイテク並みに上がっている
株がある。
●●●●●の株価でアマゾンドットコム、フェイスブックとくらべても遜色ない。
2010年から株価は20倍以上になっている。
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さて、●●●●●

どこだかわかりますか?


なんと、


ナント、


なんと…








  ドミノピザ

なんです。



これは少々ビックリ。

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背景にはフランチャイズ経営でドミノピザの店舗の9割以上がフランチャイズ
オーナーの運営で本社は商品開発、販売戦略に特化した企画部隊。
マクドナルドも2年前に経営陣を刷新しフランチャイズ比率が8割に上昇、
今年は中国、香港で店舗の大部分を投資家に売却しスリム化を進める。
かつては買収で大きくなることを目指したが、今はフランチャイズにすることで
会社を筋肉質にすることが強化されている。
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本部は商品開発、販売戦略に特化した企画部隊。
フランチャイズ化で会社を筋肉質にする。



ついでにもうひとつ、これも小ネタですが(笑)。

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響・長友光弘が年商5000万円を稼ぎ出す副業とは?
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170606-OHT1T50241.html
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お笑いコンビ「響」のデブキャラ、長友光弘さんが宮崎でラーメンFCをやっている、
という話。

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長友は、地元・宮崎でラーメンのフランチャイズ店を2店経営していることを告白。
3年前にオープンし、目標は10店舗まで増やすこととか。
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年商5800万円で、先月の利益は98万円、と紹介されています。

ネット検索すると、「博多ラーメン 暖暮」という店で、九州テレビのラーメン総選挙
で第1位になった店で。そこにFCとして加盟したと。



芸能人の方は少し売れてくると「自分の店」を出す方が多いですね。
周りに寄ってくる飲食に詳しい人物なんかが手伝って企画して、店長やスタッフを
紹介して、というパターン。

最初のうちは本人もそこそこ店に行って、知人もたくさん来て繁盛しますが、
1年もすれば閑古鳥、みたいなケースも多いわけです。

そこを「副業でやるならFC」と割り切った長友さんはカシコイ(笑)!

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「売れなくなっても芸人はしたいが、(生活が厳しいので)副業に手を出した」
と語る長友。
「(ラーメン店に)100(%)専念したら、すげえ社長になると思います」
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なるほど、好きな仕事を続けたいので安定収入はFCで、ということですね。



実は、芸人のような安定しない職業の方が、FCに加盟するというケースは
結構あるのです。

竹村もベンチャー・リンク時代、有名プロ野球選手数名や、ジャニーズとかにも
書いている有名作詞家、一発屋だけど誰でも知ってるシンガーソングライター、
の方にFC契約をしてもらいました。あと、競輪選手、とかも多かったですね。



「安定収入を副業的FCで」という流れは継続的にある、のです。



後、最後に一応これも…

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早稲田塾が大量閉鎖、少子化だけでは済まない受験産業の異変
http://diamond.jp/articles/-/131004
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ニュースとして出たときには少し驚きましたが、考えてみればかなりの不採算で、
他の収益が良いナガセとしては「お荷物」だったわけで、業績回復施策がない
という判断で不採算教室の閉鎖、ということでしょう。

上の記事は明らかに業界に明るくないコンサルの方が書いている感じで「喝」。
前半の浪人生などのデータはともかく、後半は個人的な推論で、AO入試と
就活予備校を結びつけた後半は推論を超えて妄想に近いのでは。

以下のNEWS PICKSの塾関係者のコメントのほうが何倍も参考になる感じ。
<NEWS PICKS>
https://newspicks.com/news/2295705?ref=pickstream_204801



http://diamond.jp/
ダイヤモンド・オンラインはけっこう面白い記事も多く、頻繁に読んでますが、
やはり「誰が書いているか」が問題ですね。専門家チックな人が、専門分野
じゃないところを取材もせずにブログ感覚で書いてるものも多い、と思うので。
上の記事も受験業界に詳しくない人が読めば、ナルホド!と思いますから。

ネット情報の取捨選択は自己責任、そして専門家チックな文字情報もとくに
注意、という認識が必要でしょう。






5.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様に
シェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。
info@fc-takemura.com



あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。
www.fc-takemura.com



それでは今週は、今、いちばんHOTな課題であり、さまざまな方から
相談をいただいている、

「社員の採用難の問題」

つまり「人が採れましぇ〜ん!」というテーマについて、
竹村なりに回答をしたいと思います。



<回答>
昨今の有効求人倍率は1.5人に迫り、バブル期に遡る26年ぶりの数字です。
これはやはり異常事態でしょう。

竹村の周りのFCオーナーでも、飲食などは3〜4年前から「社員が採れない、
バイトまで採れない」という声が聞こえていましたが、それに比べればまだ
採用のし易かった、教育関連でも完全に採用難のラインを超えた感じです。
武田塾の教室責任者(正社員)は、昨年までは何とか採用ができていましたが、
この半年で流れが変わり、ついに社員採用が開校までに間に合わないために、
開校日をずらす、というケースが今回初めてでました。

これは採用環境は「超売り手市場」である、という認識を強く持たないと
やっているビジネスが滞るケースが出てくる、と思います。
そしてこの採用環境は当分の間継続するものと思われます。

「何で実質賃金上がってないのに求人倍率だけ上がるんだ?」という
素朴な疑問は専門家に任せましょう。とにかく募集広告を出しても応募が
少ない、採れそうなマトモな人が応募してこないのです。
これは個人的な見解ですがやはりあの、社員の過労死の責任をとって、
電通の社長が辞任したというニュースから世の中の流れが変わっているように
思えます。あそこから各企業の中で残業代、休日などの労務環境の整備の
優先順位が一気にあがり、軽度力としてホワイト企業を目指して出しています。
それは勤める社員にとっては当然ながら居心地が良くなるわけで、その結果
転職を考えるものは減り、考えていたものは思いとどまる、という流れに
なってきていると思います。

なので、考えるべきはこの「超売り手市場」の環境でいかに採用するか、です。

実は竹村は新卒で入った東進ハイスクール(株式会社ナガセ)時代に、
この「超売り手市場」での採用担当を経験しています。新卒採用の繁忙期
以外は1人で採用を担当していた時期もあり、本当に苦労しました。
30年前の東進は会社としてはまだまだ小さく、受験産業は少子化で斜陽産業
と言われる中、「超売り手市場」から人をどう採用ていくか?
今の100万倍くらい悩んで仕事していた時期です(笑)。

では、社員を採用するために、辞退されないために何をするかという話に
うつりましょう。

いちばん大事なことは「社員を採用する」という意識を根本から変えること、
です。

「応募する側から選ばれないと採用できない」ということです。

これはオーディションで選んでもらうためにはどうしたら良いか?
くらいのイメージなのです、もちろん会社側がオーディションに出て、
応募者に目をつけてもらって「選んでいただく」のです。
そして「超売り手市場」であるということは、自分より可愛くスタイルも
いい新しい候補者が続々入ってきて、ライバルになるということなのです。

大事なことは、自社に魅力があったとしても、周りのライバルがもっと
魅力があれば選ばれない、ということです。採用される側が最終的に選ぶのは
1社だけですから。
これが「売り手市場」でなければ採用される側の3位とか4位に選んでもらって
いれば多くの場合1、2位のところの入社は決まらないので一定確率で採用が
決まっていたわけですが、今はその1位会社が採ってしまう、ということです。
だから、採れそうな人ほど他が決まるので辞退、します。
内定を出してから辞退されるのではなく、選考過程のステップでどんどん辞退者
が出るというのが、この「超売り手市場」の特徴です。単純に他が決まる、
他が決まりそう、だから辞退します。



では、応募がこない、きても辞退ばかり、という状況についての打開策、です。

条件を上げる。これは確かに手っ取り早いですし応募数は上がります。
ただこれだけで決め手、とするには他社と比べて大きく差がある条件が要ります。

もうひとつの打開策は「選考過程の流れ、やり方」を改善することです。

これは実は効果があります。
というか多くの人が採れない企業はここができてません。

これはまず、高級レストランやホテルでコース料理を食べるイメージをして
下さい。もちろん食材、調理法、盛り付け=料理は大事です。ただ、それだけ
でお客さまは満足はしません。店を訪れ予約名を言ったときの給仕の対応、
そこからの案内、ファーストドリンクの注文から、コース料理の出方、
これは皿の置き方まで、こういう全てのサービスがトータルで流れになって、
「満足」という評価になるわけです。ここは料理の味は文句なし、だけど、
サービスのレベルが低いね、なんて店は選ばれません。言ってみれば、
最初の予約の電話をした時の対応、その印象から全て繋がっているのです。
(食べログの口コミなど見てみればわかるでしょう)。

で、何が言いたいのかというと、採用もこの選考過程の「流れ」で会社を
評価されるのだ、ということです。

求人広告が熱いメッセージでも、ファーストコンタクトの対応が遅ければ、
その時点でアレっ?となりますし、メールで送る文章に「熱さ」がなければ、
トーンダウンします。
逆に受付担当がサービス精神に富んでいて、最初の対応が感じ良くても、
人事課長の面接は普通の当たり障りのないものだった、これでもダメ、なのです。

ホテルでのコース料理のように、すべてのサービスが「美味しく食べていただく」
につながってなければダメ、なのです。

採用活動というのは。すべての対応が「我々の仲間になって力を発揮していただく」
につながってなければダメ、ということです。

これは実は、東進で採用に苦労している時に、当時「面接の達人」という本を
ベストセラーにしていた中谷彰宏さんから教えてもらったことです。
中谷さんのセミナーに出たら、次回限定4名で個別に3時間5万円でコンサルする、
とセールスされて、人事部長を説得して申し込んだら、その会場がニューオータニ
のトゥール・ダルジャン。そこで5人でコース料理を食べながら、アドバイスして
くれたのが、このたったひとつのこと。

しかし、この中谷さんのアドバスのおかげで一気に人が採用できるようになった、
のです。新卒はまだ難しかったですが、中途は会社が変わったように採れるように
なったから驚きです。

求人広告のフレーズを変えて、受付電話対応をアルバイトの女性に変えて、
初来社時に書いてもらうエントリーシートを大幅に変えて、「流れ」を
相手から見てスムーズにスピーディにしました。これで進捗率が劇的に変化
したのです。

考えてみればそれまでは、永瀬社長に「俺の目の前に連れてくればクロージング
できる!」と言われるまま、一人でも多く社長面接をセッティングするのが仕事、
と勘違いしていたわけです。

社長が会社を熱く語って口説き落とせばイイ、というものではない、のです。
採用というのは。当時から。






6.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、
考えたことなどを綴っていきます。
竹村の健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。
フランチャイズとは直接関係ないものも多いですが、ご了承下さい。

今週はこのフレーズ。

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AIに仕事をとられないために今できるたったひとつのこと。
それは、自ら自分の仕事をなくしてしまうこと。

ピョートル・フェリークス・グジバチ
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正直、仕事の改善のTipsみたいは本はあまり読みません。

サラリーマン向けの内容が多い、というのもありますが、もともとのサボりグセ
からつながっている無駄なことはしない、という軸があるんで、大した気づき
がないから、です。

ただ、この本はちょっと違いましたね。

「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」
https://goo.gl/94BkCD



なぜ手にとったか(正確に言えばkindleでポチったか)といえば、
堀江さんの新刊「多動力」。これの「多動力」というタイトルがけっこうバズってて
この「多動力」のレビューを読む。

そしたらこのピョートル氏のこの本について同時に書いてたレビューにあたり、
これは面白そう、だということで。



で、読んでみるとこれは期待以上。



「最速で仕事をするテクニック」みたいなものだけ求めると星3つ、
くらいかもしれませんが、テクニックではなく発想であり、そのベースの思想、
まで読みとれます。

とくに後半は「心構え」的なものが大半。



さて、ピョートル・フェリークス・グジバチ氏ですがどこの国の人なんだ?
という名前ですが、ポーランド人。

2000年に来日しモルガン・スタンレーのラーニング&ディベロップメント
ヴァイスプレジデント、
その後、グーグルでアジアパシフィック地域の人材開発に携わってきた人物。

Googleのアジアの人材開発のTOPにいた方が17年も日本いた、わけですね。



そもそもこの本のタイトル「〜なぜメールを使わないのか?」というのを、
GoogleのTOPにいた方が言うのが面白い。

Gmailは仕事の効率化には適さない、というわけですから。



なぜ、メールでの仕事は遅いか?ピョートル氏によれば、

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メールは「持ち帰り文化」
チャットは「リアルタイム文化」
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だからです。



Googleの社員も商談中に社内確認事項が出てきたら、
その場でメッセンジャーアプリを使ってチャット連絡をする、なんて
エピソードもでてきます。



「検索時代」の学習の基本の話もしっかり言い切られていて、清々しい。

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コンテンツを学ぼうと学校や教室に通うことこそ、時間がもったいない
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これは近頃、つくづく思うことですね。

知識が豊富な人、物知りより、検索上手な人のほうがよほど仕事ができます。



で、検索からの情報収集の基本。

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要は「検索」→「プロに聞く」というサイクルを回していくわけです。
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ある程度検索して知識を得たら、人に、同僚に、プロに聞け、と。



そのために「コミュニティ」をつくっておくことが大事である、
ということも解説されています。

コミュニティのなかにその分野の「経験」をもった人がいる、はずなので、
その人に聞けばいい、と。



この「経験」というのが重要で、学校や教室に通ってもこの「実践での経験」
は得られない。

でも「経験」をもった人はまわりにいる、と、だからSNSなどで「ゆるく」
つながっておくことの価値を説いています。



ピョートル氏の「人材開発」が専門分野で、その考え方にもかなりのページが
割かれています。

一つだけ紹介。



自己の成長をフィボナッチ数列のイメージでたとえる、という発想。

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昨日の自分、一昨日の自分を足すと今の自分になり、
先月の自分と先々月の自分を足すと、今の自分になるわけですが、
今の自分もまた将来の自分の元になっていて、どんどん成長していくのです。
----------------------------------

F0 = 0,
F1 = 1,
Fn + 2 = Fn + Fn + 1 (n ≧ 0)

ってやつですね。



フィボナッチ数列ですから、後半の加速度はスゴイことになります。

0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 
610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946…



このイメージを自己成長についてもて、というのだからスゴイ。

しかし、

----------------------------------
成功するということは今の自分を踏み台にしてどんどんそれを超えていく
ということ
----------------------------------

という考え方は非常にイメージしやすく、正しい。



竹村だって「東進」と「ベンチャー・リンク」と「トータルサービス」
でのFCの経験を足して(踏み台にして)今がある、わけですから。



ピョートル氏の発想の基本は時代の変化より早く変化していれば、
時代に取り残されるなんてことはない、というもの。


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過去の成功例よりも、「これから何があり得るのか」という情報をみることが
大事だということでしょう。
<中略>
マーケティングに優れていても、ビジネスモデルが優れていても、テクノロジー
のほうで遅れていると、すぐ、淘汰されてしまう。
----------------------------------



だから、昨今の「AIに仕事をとられないためには?」の問いにも回答は明確。

----------------------------------
それは、自ら自分の仕事をなくしてしまうこと。

「自分の仕事がなくなる」ことを恐れるのではなく、
むしろ「どうしたら自分の仕事をITに置き換えられるか」
「どうすればもっと自動化・省力化できるか」を考えてほしいのです。
----------------------------------

ここだけ読んだら理解できないかもしれませんが、本書を読めば、なるほど、
という結論です。



ここを赤ペンチェックして、フランチャイズの仕事において、営業もSVも
無くしていく、という今竹村がやっている方向性が間違ってないことを、
確信しました。



そして、この本、最後の最後、あとがき風にピョートル氏の生い立ちの
記述があって、ここまで読んできて、ここで語るか、というこれは構成の妙。

少年時代にポーランドの社会主義が崩壊した頃の話が語られていて、
村で唯一高校に行くも学費が払えずドイツに出稼ぎに行くと、
たった1日で父親の2-3ヶ月分の報酬を貰うという経験。

でも、そこからポーランドは資本主義に移行して皆豊かになれると信じたら、
今度は失業率100%の厳しい現実。ピョートル氏の兄も失業し最後はアル中に
なって交通事故で無くなる。



こんな経験から、

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今の世界はけして当たり前じゃない
常に変化をし続けるもの
----------------------------------

という人生観へ、



だから、

「昨日と同じ」では仕事をしたことにはならない

わけです。



昨日とは違う明日に向けて変わり続けなければならない。
メールなんてうってる場合じゃない、ということです。






7.【編集後記】

東進ハイスクール時代の採用について少し書きました。

当時は転職者の面接を1日10人、とかやってました(笑)。
まだリクナビなんてなくてB-ingという雑誌が電話帳みたいに厚かった時代。

当時を思い起こせば、売り手市場の中での採用活動で「営業力」が磨かれた、
こともありますが、それ以上に勉強になったのは、35歳とか40歳とかいう
ビジネスマンがホントにピンからキリまでいる、ということですね。

面接してるこっちはまだ23、4歳なわけで、当時イメージがつかなかった、
わけです。



就職して15年とか20年とかたつと、人はここまで違ってしまうのか?



というのは正直驚き、であり勉強になりました。



当時はまだ「勝ち組負け組」とか「格差」なんて言葉は言われてません
でしたが、確実にあったわけです。

 ピンからキリまで(笑)。



仕事がデキる人とデキない人の人生はどう違う、のか。

デキる人とデキない人のそもそもの「差」は何なのか?



みたいなことが感覚でわかってくる、わけです。

これが早いうちにわかったのは恵まれた環境だった、と思います。





今週はこんなところで。



最後までお読頂き、感謝いたします。



ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。




竹村義宏 公式メールマガジン

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◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

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フランチャイズ・プロデューサー。

1966年茨城県取手市出身。清真学園高校から早稲田大学卒業後、平成元年株式会社ナガセ
(東進ハイスクール)入社。東進衛星予備校のFC展開に携わる。
平成9年にFC総合支援企業であるベンチャー・リンクに転職。同社にて「車買取専門店
ガリバー」を皮切りに「炭火焼肉酒家牛角」「TULLY'S COFFEE」「ITTO個別指導学院」
他、有名FCの加盟開発を経験。平成19年同社退社後、脱サラ個人起業向けFCのトータル
サービス社に入社、パートナーサポート部マネージャーとして全国1000FCのサポート業務
を経験。

平成21年フリーランスとして独立。「個別指導学院ヒーローズ」など複数のFC開発の
プロジェクトに参画。
現在は業界を革新する可能性のあるビジネスの発掘からFC化を行い、その全国FC展開を
支援する、FCプロデュース業を中心に活躍中。『エコランドリー マンマチャオ』では
副業型FCとしてコインランドリーブームをつくり、『日本初!授業をしない塾 武田塾』
では営業マンをおかずFC募集開始から2年半で全国100校舎という成功例をつくりだす。

妻1人(笑)子ども3人の5人家族で、千葉県新浦安在住



▼仕事に関する問い合わせ等は



ytakemu0729@gmail.com



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