フライフィッシング進化論 (世界最先端情報)

デカ鱒VSスレ鱒


カテゴリー: 2017年05月19日
『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
              By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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デカ鱒VSスレ鱒



大井しょうぶです。



今は、養鱒技術も進み、
でかくてパワーのある魚を養鱒できるようになりましたよね。

色々な交配種が生まれてきています。



例えば、ハコスチと呼ばれるものもそうです。


これは、スチールヘッドとニジマスの交配種らしいのです。


昨今、引きが強くて美しい魚を多くの釣り人は求めていて、
その流れで、こういう魚が養鱒技術で誕生しているわけです。


でも、引きが強い魚は実際面白いのか?


ちょっと、考察してみます。




でかい魚は本当に面白いのか?
でかけりゃいいのか?


引きが強ければいいのか?







■デカマスVSスレマス



確かに、でかい魚の引きは興奮ものです。

リールは火を噴くような逆回転をし、ロッドはバッドから、いやグリップから曲がり、
ラインから伝わる感電したような振動からは、非日常的エネルギーが体の中を駆け巡ります。



しかし、
一方で、代り映えのない同じような釣り方で何匹か釣ると、

だんだん、ちょっと疲れてくるし・・・飽きてきたりもするんですね、私の場合。


腕も、疲労してるしダイナミックさとは裏腹に大味な釣りにも思えてきます。


確かに、一生に一度出会えるか出会えないかの希少でワイルドなでかい魚というのは
別もんだと思いますけど。



でも、
でかい魚というのは、ライズはあまりしないですよね。
よほどキャパが広い海外の釣り場でもない限り。

日本では北海道のようなキャパの広い釣り場を除いては。


その体を保持するには、水生昆虫の捕食だけではエネルギーが足りないからです。


だから、
フィッシュイーターになっていきます。


小さい水生昆虫のハッチには見向きもしないことも多いのです。


釣り方も小魚を模したウエットフライやストリーマーの釣りになります。

スイングや引っ張り。


だからより、ルアー的な要素が多く含まれてきます。




もちろん、

でかい魚を掛けるのは難しいです。
でも、なかなかライズフィッシングを楽しむことは難しいのです。







一方、すれたマス。


ライズを繰り返すのに、フライを見限ってくるシビアな魚。

釣れそうで釣れない狡猾な魚。

大きさはそうでもない。
いや、小さいことも多い。


でも、
フライを見限る。

頭がいい。


こういう魚を仕留めることも、至難の業。


難しいライズをに挑む釣り。


この醍醐味は、やはり他の釣りでは味わえない。


面白いんです、釣れないライズを攻略していく過程が。



そして、

ついに、誰もが諦めていたライズを釣った時の充足感は、
魚の大きさではないんです。


もちろん、大きく美しければよりいいですが、それは、二次的なこと。


擦れまくっている狡猾な魚を認めさせた、という満足感は、
フライフィッシングの一番の醍醐味だと思います。

ほかの釣りではできない。





つまり、


「釣れた後の魚の引きを楽しみむのか?」


「釣れるまでの試行錯誤を楽しむのか?」



大きくはこの二つに分けられると思います。





しかし、

最近の川への放流は、
でかい魚を意識的にしていますよね。


管釣りなんかでも、
スペシャルポンドとかいって、大型の魚を入れていますが、


ライズは少ない。
あっても、単発。


よって、ライズフィッシングより、
ルアー的フィッシングに近くなっているのが現状です。



それはそれでもちろん、面白いのですが、



私などは、

魚の大きさよりは、
ライズフィッシングの醍醐味を楽しみたいので、


魚の大きさはほどほどでいいから、
ライズする魚、そして水生昆虫が豊富で、

ハッチも盛んな場所を求める欲求のほうが強いんです、実は。



しかし、

多くの釣り人は、ライズよりはでかい魚。
釣り方云々よりは、でかい魚をより多く。


という、思考回路が出来上がっているのかも知れません。
(もちろん、逆を行く人もいると思います)



果たして、こういう傾向に行き過ぎるのはいかがなものか?


と、疑問に思いますね。




そもそも、この河川規模にこんなでかいニジマスはどう考えても不自然、
という光景が、今は日常的にあります。


尺あれば御の字の河川規模なのに、40オーバー、
へたすりゃ60オーバーもうじゃうじゃいるという。


不自然ですよね。


でも、そういう環境を多くの釣り人は望んでいるのです。


正直に言うと、こういう短絡的な思考は
深く濃密なフライフィッシングならではの時間、空間からは離れていく事象ではないかと感じるんです。


あなたはどう思いますか?



これも、消費主義社会、資本主義が根にあってこその現象なんじゃないかと。



私も、でかいのが掛かれば、


「お~引く引く!すげ~な、でかいぞ!」


なんて、興奮しますが、



同時に、


「なんかおかしな感じだな・・、これでいいのかな?」


とも、心の中ではそう思いながらランディングしているのです。



ルアーフィッシングは、
ライズフィッシングは基本的にはできませんので、


水中を引っ張る釣りになるので、

ライズする魚よりは、でかい魚を必然的に求めてしまう、というのも、
一つの要因ではあると思います。





それと、

でかい魚はヒットした瞬間も、


「あれ?根がかりか?」

「なんだ、ついてないな」

「取れるかな?」


というフックセットが多く、
根がかりを外そうとロッドを煽っていると、


「あれ?少し動いた気が・・」

「おかしいな?」


「あ!魚だ!頭を振っている!」

「お~~!でかい!重い」


「お~~!走った!物凄いパワーのランだ!」



こんな感じで、ヒットの瞬間は、
のろまな、もそもそっとした始まりが多く、

なかなか感電したような、瞬間電気ショックのようなヒット&ランは少ないのです。




まあ、試験的に期間を区切ってやってる場所も多いので、
今後、どうなるのか観察していきたいと思っています。






私なんかは、
川へ立って豊かさを実感するのは、

水生昆虫が豊富にハッチしていて、
それに誘発されて魚がライズを繰り返している川、


というのが、もっとも豊かさを感じ、その光景を目の当たりにすることで、
心は、なんとも充足していき、わくわく感が高揚し、その中で戯れることに幸せを感じるのです。



逆に、水生昆虫が少ない河川というのは、寂しさ、いや、虚しささえ感じてしまいます。



結局、

私たちは、魚以上に水生昆虫の乱舞に会いに行っているようなところがあるのかも知れませんね。


そこには、大いなる豊かさの循環があるからです。


本当に、偉大なる生命力を圧巻レベルで感じることができるからです。








前にもメルマガで紹介しましたが、
また、この言葉を紹介します。



--------ここから---------


「フライフィッシャーマンは3つの段階をたどる。それはこのスポーツを
本気で取り組めば必ずそうなるはずだ。

1、沢山の魚を釣るだけの時期。
2、大物を追求する時期。ある人はここでそれをリリースすることを学ぶ。
3、最も難しくスマートな魚だけを追い、釣ることができる資格をもつ時期。


私はこの3つの過程を本気で信じている。しかし本当の意味で何パーセントの釣り

人が3の段階まで行くかは知らない。

私が考えていることは最も難しい魚を楽しむ釣りだ。しかし1の段階、2の段階

にとどまる釣り人がほとんどだろう。」


アル・コーチ
 (エキスパートのフライフィッシングより引用)



----------ここまで--------------




アル・コーチのこの言葉は、かなり真髄を付いている言葉でして、
知識として、頭ではわかる人も多いと思います、感覚的には。


でも、本当にこのことを実践出来るかといえば、


そういう人は、物凄く限られてくる、ということです。
昨今、ほぼいないんじゃないかとさえ感じます。(私も含め)



やっぱり、人より釣りたい。たくさん釣りたい。
もっと、大物を釣りたい。



こういう心理で、フィールドを闊歩し、
仲間の釣り人さえも、欺こうとし、


自慢したい。

認められたい。

やつらの上を行きたい。


こういう枯渇した願望を埋めようと必死になるのです。



私も時に、こういう自己欲求に走りすぎると、
何かもっと大きく大切なバランスを失ってしまいそうになり、
ハッと我に返ることもあるのです。






もうひとつ、紹介します。


----ここから-----


「魚、エサ、環境というエコロジー、つまり生態学的な考え方で、
ある時はニンフ、またある時はイマージャーやドライフライというような
フライフィッシングをやっていくと、

いやがうえにも生態学的な発想がFFマンたちの中に培われて、
魚や自然を大切にしようとする意識がより一層強くなります。

ところが、フライローテーションのみで当たりバリを見つけるような釣り方を続けると、
釣れる釣れないの結果ばかりが重視されがちになって、対象魚や自然に対する思い

やりの意識が育ちにくいのではないか。」


西山 徹 (フライフィッシング講座より)




----ここまで-----








■今日の結論


その場所に不相応な、でかい魚を放流している川よりも、

水生昆虫が豊富にハッチしていいて、相応の魚がライズしている川が、私は好きだ。

偉大なる生命の循環の中に入っていける釣り。

その場所で、芳醇な生命エネルギーを体で感じたいんです。

細胞に浸透させたいのです。






ps、



私は、このアルコーチの言葉に更にもう一つ付け加えたいと思っています。


それは、難しくスマートな魚を釣る過程を経ながら、


「釣りを釣りで終わらせない」


哲学をすること。


もう一段、階段を上がり、釣り人としての最終段階の進化に踏み出すこと。


そのことでしか、見えない景観は必ず世界にはある。


と、本気でそう思っています。









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本当は・・

私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。




そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、
史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです。

でないと、もったいなさすぎます。


だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
今、後悔のない完全燃焼の人生を自らつかみ取る為にロッドを手に取るのです。


「釣れればいい」「たくさん釣れればそれでいい」「でかいのが釣れればいい」
という表層の事象ばかりでなく、その先にある、まだ見ぬ景色を自ら見にいく為に。









私に聞いてみたいことなどありましたら、お気軽に連絡してください。
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配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000274931.html

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