イラク平和テレビinJapan情報メールマガジン

汚職で電気料金を値上げするな!


カテゴリー: 2017年05月27日
イラク平和テレビ局メールマガジン
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「イラク平和テレビ局 メールマガジン」vol.502                2017. 5.20
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##このメールマガジンは、イラク平和テレビ局in Japanのインターネット登録者の皆様への情報サー
ビスの一環としてお送りしています。##
※イラク平和テレビ局メールマガジンvol.502をお届けします。
目次------------------------------------------------------------------------
【1】2017年5月27日配信:汚職で電気料金を値上げするな!
【2】翻訳資料:米軍の空爆による静かな虐殺  ニコラ・JS・デービーズ 2017年5月9日
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【1】2017年5月27日配信:汚職で電気料金を値上げするな!
★イラクの首都バグダッドのフセイニヤ地区では地域の政府所有の発電機が汚職によって民間業者に
譲渡され、その業者が10倍もの電気料金を要求してきています。
2017年1月、サナテレビはこの地域の住民にインタビューをして、怒りの声を伝えました。

☆イラクは世界的な産油国であり、火力発電のための燃料となる石油は文字通り有り余るほどあります。
事実、2003年のイラク占領までは電力不足などという話は聞かれませんでした。
市民は普通に電気を使っていたのです。

◆ところが、イラク占領後、発電所や電力供給の施設が放置され、首都バグダッドでさえ市民に電気が
供給されないと言う事態が起こります。
それでも、イラク戦争から14年も経過しているんだから、電力供給は改善されているはずです。

◇ところが、この番組を見ていただければ分かるように、電気がまともに来ないのです。それどころで
はありません。
地域で発電機を設置して住民に電力を供給しているのに、政府は公的機関の発電機による電力供給をわ
ざわざ解約して民間の発電業者の供給に変えているのです。

●このバグダッドの首都圏にあるフセイニヤ地区で電力を供給する民間業者は、地域住民との契約も無
視して、電力の供給時間を守りません。
いや、それどころか、公的機関の発電機の時の10倍も高い電気料金を請求してきたのです。
(インタビューの答える市民は2度も実名を呼びます。よほど腹に据えかねているのでしょう。)

◎一体なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?
インタビューに答える市民によると「ワイロを使って発電機を手に入れた」というのです。
そしてこの賄賂が効いたのでしょう、「バグダッド市長と州評議会と電力委員会委員長」がこの人物
に発電機を与えました。

★全く、バグダッド行政当局と民間資本は、電力供給という公的部門の民営化を汚職によって進め、電力供給サービスの内容の低下と高い料金をふっかけるという、典型的な民営化・腐敗路線を押し進めているわけです。
あまりにもひどい仕打ちにあって、市民はバグダッド州の司法当局に訴え出ますが却下されてしまいました。

☆ある市民はこう告発します。「政府当局は発電機の所有者と闘うのではなく、私たち住民と闘っている」と。
180家族、おそらく約1000人もの市民が行政当局と民間業者の汚職による結託によってこんなひ
どい目に遭っているのです。

◆サナテレビはこの地域の市民のインタビューを通じて、ひどい実態を訴えると共に、汚職と腐敗、
強欲に立ち向かって立ち上がろうと訴えているのです。

◇このインタビューが行われたのと同じ時期の2017年1月に、日本政府はイラクのアバディ政権
に電力供給の改善のためという名目で約4百億円の政府借款を与えると発表しました。
しかしそれは、腐敗した政府と民間業者の汚職を支えているだけです。政府の腐敗を追及し電力や水
道を要求しているイラク市民に日本から連帯していきましょう。

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【2】翻訳資料:米軍の空爆による静かな虐殺  ニコラ・JS・デービーズ 2017年5月9日
http://uslaboragainstwar.org/Article/77515/the-silent-slaughter-of-the-us-air-war

 独占記事:米国の主要メディアはロシアの戦闘機がアレッポの市民を殺した時には道徳上の怒りの声
を上げたのに、米国の戦闘機がモスルやラッカで罪のない人たちを虐殺しても黙ったままだと、ニコラ
ス・J・S・デービーズが述べている。 

 2017年4月がイラクのモスルの人々やシリアのラッカやタブカ周辺地域にとって大量虐殺と想像
しがたいテロの新たな1ヶ月となったのは、ベトナムにおける米国の戦争以来最も激しく最も長引いた
米国主導の爆撃作戦が33ヶ月目に入ったからである。

 「エアウォーズ」の監視グループは4月に米国とその同盟国の戦闘機から雨のように降り注いだ少な
くとも2237発の爆弾とミサイル(イラクに1609発とシリアに628発)によって1280人か
ら1744人の市民が殺されたという報告をまとめた。
最もひどい犠牲は旧モスル市と西モスルの市内と周辺で、784人から1074人の市民が殺害された
と報告されたが、シリアのタクバ周辺地域でも多大な市民の犠牲が出た。

 他の戦争地帯では、以前の記事で私が説明したように、「エアウォーズ」によってまとめられた市民
の死者の「控えめな」報告の類いでは、包括的な死亡数調査によって明らかになった実際の市民の戦争
による死者数の5%と20%の間がずっと把握されてきたに過ぎない。
「エアウォーズ」と同様の方法論を使ったイラク・ボディーカウントは2006年の占領下のイラクに
おける死亡者数調査によって見出された死者の8%しか数えていなかった。

 「エアウォーズ」は11年前のイラク・ボディーカウントより徹底的して市民の死者の報告を集めて
いるようだが、多数の死を「異論あり」か「根拠の弱い報告」に分類し、死者数の数え方には意図的に用心深い。
たとえば、事例によっては、「多数の死者」という地元メディアの記事を最大限の数字をつけずに最低
限の1名の死として数えている。
こう言うのは「エアウォーズ」の方式を非難するためではなく、市民の死者数の実際数の推定に寄与し
ようとしても限界があることを認識するためである。

 「エアウォーズ」のデータの様々な解釈を考慮し、過去のそのような試みと同様に、それが実際の死
者の5%と20%の間をつかんでいると推定すれば、2014年以来の米国主導の爆撃作戦によって殺
された市民の真剣な推定人数は、今頃は2万5000人と19万人の間のどこかとなっていなければな
らない。

 ペンタゴンは最近、2014年以来イラクとシリアで殺した市民のふざけた推定人数を325人に修
正した。
それは「エア・ウォーズ」が確信を持って名前を特定した1446人の犠牲者の4分の1以下なのである。

 「エア・ウォーズ」はシリアでロシアの空爆によって殺された犠牲者の報告も集めていて、その人数
は2016年の大部分の期間に米国主導の爆撃によって殺された市民の報告の人数を上回った。

 「エア・ウォーズ」の全ての報告が断片的であるという性格を持っているために、こうした形態が米
国かロシアがこれらの時期のそれぞれでより多くの市民を実際には殺害していたのかどうかは正確に反
映しているかも知れないし、反映していないかも知れない。
影響を与えた可能性のある要素がたくさん存在するのである。

 たとえば、欧米諸国の政府やNGOはロシアの爆撃が原因となった市民の犠牲者の報告をするホワイト・
ヘルメットや他の団体に資金を提供して支援してきたが、米国とその同盟諸国が爆撃をしているイスラ
ミック・ステートが保持している地域からの市民の犠牲者の報告に対して欧米からの同等の支援はない。
もしも「エア・ウォーズ」の報告がこのような要員のせいで他の報告よりも一つの地域で実際の死者を
より多くの割合で把握しているならば、実際の死者の違いを反映していない死者の報告数と違った結論
になるかも知れない。
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