相撲コラム「天下泰平記」

相撲コラム「天下泰平記」


カテゴリー: 2012年03月31日
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           相撲コラム「天下泰平記」

            大相撲春場所決算号

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大相撲春場所は白鵬の逆転優勝で幕を閉じましたが、見応えのある相撲が
多かった場所でした。そこに、大関昇進を果たした鶴竜の活躍があったの
は間違いありません。優勝争いが千秋楽までもつれ、決定戦に持ち込まれ
たこと以上に、その相撲内容が場所を盛り上げたと言えると思います。

かつて、鶴竜が幕内下位から徐々に番付を上げ始めた頃、鶴竜のことを
「昭和顔の力士」と表現したことがありました。顔もですが、実直そうで
地味な雰囲気だけではなく、相撲内容と体付きも昨今数少ない「昭和」の
イメージを抱かせる力士として期待を込めてのものでした。

組んで良し、離れて良しと表現される鶴竜の相撲ですが、あれが本来の昭
和の大相撲。その鶴竜の活躍で久々に熱戦も多く、ここ数年でも際立った
内容の場所になりました。今一番、大相撲ファンを満足させる相撲を取る
力士になったという印象です。

さて、このコラムでは鶴竜より以前から、最も「昭和」を感じさせる力士
として取り上げてきた日馬富士。鶴竜に対しては闘志を前面に出し、必要
以上のダメ押しも見受けられた場面もありましたが、春場所は真っ向勝負
で完敗しました。

しかし今場所の日馬富士の相撲には、確立されたものを感じました。大関
昇進当時から、どこか相撲に迷いのようなものをあったのですが、強烈な
突き押しと豪快な上手投げの、気風の良い相撲が出来上がりました。脇役
的な存在ではありましたが、内容で土俵を盛り上げました。

大関昇進の伝達式で、ファンを意識した口上で注目された鶴竜。これを
平幕の頃から口にしていたのは、言うまでもなく日馬富士でした。かつて
戦後の混乱期に「大相撲存亡の危機」を自覚して、相撲内容で危機を脱する
しか無いと闘志を燃やしたのが、後に黄金時代を築いた栃錦や若乃花の世代
でした。栃若と同様に業師の鶴竜と日馬富士、本格的な大相撲の人気回復へ、
さらに業師ぶりを磨いて欲しいものです。

そして大注目の把瑠都でしたが、初の綱取り場所としては序盤を切り抜けた
だけでも成長したと言えるでしょう。昇進場所は、よく精神面うんぬんに関
して語られますが、把瑠都らしさというのもあると思います。近い将来での
横綱昇進の可能性をこのコラムでも書きましたが、春場所での昇進というの
は私も予想してもいませんでしたし、把瑠都は綱取りに微妙な星を何場所か
続けそうな気がします。

色々な論議もあったりの、賛否両論の中で、久々に連覇をしない横綱昇進と
いうのも見てみたい気がしますし、また精神面で別人のようになった把瑠都
を見るよりも、強い把瑠都と弱い把瑠都が同居して尚且つ、優勝争いに顔を
出せる、そんな力士像を思い描いてますが・・・。スッキリ連覇なんてのは
正直、望んでません。

逆転優勝の白鵬については、全盛期を過ぎたのではという言説が出てきて、
体も張りが無くなったなどと言う解説者もいますが・・・。体力面・技術面
ともに、目に見えた衰えは感じません。

白鵬に関しては、入幕当時の張り差しの多用の立合い。上昇のきっかけと
なった柔らかい足腰を利した左上手狙いの立合い。横綱昇進後の、受けて
立つ立合い。双葉山を意識した、右足から踏み込む立合い。と、立合いが
変わっていく力士であり、最近では立合いに思い切り踏み込み、圧倒する
相撲が多く見られています。

しかし今ほど踏み込む必要があるのか?実際に鶴竜のいなし、稀勢の里の
おっつけを食らった原因にもなったと感じます。今の、思い切り踏み込む
立合いと、強い踏み込みは微妙に違います。思い切り踏み込むと、僅かば
かりですが足が流れ、相手に隙を与えます。これまでは多少足が流れても、
力の違いで圧倒してきましたが、鶴竜や稀勢の里の力が近づいてきたため
の黒星でした。それとも、小さい踏み込みながら、がっちりと受けていた
連勝記録当時の立合いが出来なくなったのか・・・?

白鵬の立合いは、夏場所の見所の一つです。

まぁとにかく、波乱含みの激しい土俵が、これから見られそうですね。

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サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
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