サステナブルCSRレター

【本物のCSR】地方こそ自然資本を


カテゴリー: 2017年02月23日
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 サステナブルCSRレター        2017/02/23(No.316)
  「本物のCSR」に関わる情報を、週に一度にお届けします
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○《七十二候・月の暦》―――――――――――――――――――――

  土脈潤い起こる
(どみゃくうるおいおこる:早春の暖かな雨が降り注ぎ大地が潤うころ)

       ○新月(朔)  ○2月26日(日)23:58
  
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《月の便り》「地方こそ自然資本を」

              サステナビリティプランナー 足立直樹

 おはようございます、レスポンスアビリティの足立です。今回のタイ
トル「地方こそ自然資本を」という言葉はしっくり来たでしょうか? 
それとも、「え?」だったでしょうか?

 自然資本という言葉は、この数年の間に企業人の間には急速に浸透し
たのではないかと思います。「生物多様性」と聞くと、「なんだ生きも
のの話か…」と思う方でも、「自然資本」というと「ビジネスと関係が
ありそう」と思われるようです。

 ということは、「資本」という言葉を使うことで生物多様性の意味や
価値を身近に感じてもらおうとおいう狙いは、見事に当たったことにな
ります。実際、ビジネスを続けるのに必要な「資本」として、企業が生
物多様性を重要に考えることは素晴らしいことです。そして、その意味
を理解している企業であれば、この視点が事業の発展にとても役に立っ
ていることでしょう。

 ところがもう一方で、本当は「地方こそ自然資本を」だと思うのです
が… 企業人以外には、残念ながらまだこの言葉や考え方は、あまり浸
透していないように思えてなりません。

 たとえば最近、いろいろな自治体が生物多様性の地域戦略を策定した
というニュースをよく見かけます。それ自体は歓迎すべきことですが、
それではそれは、どのぐらい地域の役に立っているでしょうか? ある
いは、どのぐらい魅力的なものになっているでしょうか?

 「いや、私たちの地域の戦略はとても魅力的だ。すごく役に立ってい
るし、住民や地域の事業者からも大歓迎を受けている」というところも
あると思います。そういうところはおそらく、「自然資本」という言葉
は使わなくても、その意味を理解し、活用しているのだと思います。

 一方で、「作ってはみたけれど…」、「魅力的なものを作りたいと思
っているのだけれど…」、そして「へ、地域戦略? あまり自分たちと
は関係なさそうだな」という方々は、「生物多様性は自然資本である」
という考え方をしてみてはいかがでしょうか。

 つまり、生物多様性は単に貴重なもの、大切なもの、守らなくてはな
らない存在だということではなく、それが自分たち地域や地域のビジネ
ス(商売)を盛り上げる資本であり資産なのだということです。

 わかりやすい例で言えば、風光明媚を売り物にする観光地は、その美
しい自然景観こそが資本です。それがあるからその地域の観光業は成り
立っているのです。であれば、それを毀損してしまっては、自分たちの
事業も成り立たなくなることは明らかでしょう(きちんと実行できてい
るかはまた別の話ですが…)。

 観光地だけではありません。最近は「地方創生」もブームですが、そ
こでもその土地の自然資本こそが鍵になるはずです。なぜなら、それぞ
れの土地に必ずあって、しかもその土地の固有性があって、実際その上
に様々な文化や産業が築かれてきたのです。自然資本はそもそもその地
域の基盤なのです。それを無視して、地方創生はあり得ないでしょう。
少なくともまずは原点に立ち返る必要があります。

 逆に、残念ながら多くの「地方創生」が掛け声倒れに終わったり、ど
こも同じような金太郎飴になってしまっているのは、まさにその自然資
本を理解し、活用していないからと言っていいのではないでしょうか。

 最初に生物多様性の地域戦略のことをちょっと悪く言ってしまいまし
たが、実はこれは当然とも言えます。地域戦略の策定は2008年に施行
された生物多様性基本法に定められた自治体の努力義務ですが、この時
点ではまだ自然資本という考え方は一般的ではなかったからです。

 生物多様性を保全するために、それを知り、守り、活かし、広げよ
う。というようなことが多くの地域戦略に謳われていますが、これ自体
はまったく正しいことです。ただ、やはり地域の方々を一番惹きつける
のは、生物多様性をどう「活かす」かでしょう。そして、そのために
は、生物多様性は自然資本なのだという捉え方ができるか、どうかなの
ですね。

 そういう切り口で見ていくと、アイディアは無限に広がっていきま
す。それについてはまた追々ご紹介したいと思います。

○《RAIからのお知らせ》―――――――――――――――――
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ぞくぞくとお申し込みいただいているサステナブル・ブランド国際会議
ですが、そろそろお申し込み期限が近づいてきました。

お申し込み期限は、《2月28日(火)AM10:00まで》となっています。
お見逃しがないよう、まだお申し込みがお済みでない方はいますぐお申
し込みください!

◆日時:2017年3月8日(水)〜3月9日(木) 
◆会場: 東京ミッドタウン・ホール
◆定員:1,000人
◆詳細・お申し込み (レスポンスアビリティのWebページへ)
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○《注目セミナーのお知らせ》―――――――――――――――――●
▼三井住友海上主催 企業と生物多様性に関するシンポジウム【再掲】
「企業が語るいきものがたり Part10」

本シンポジウムは2007年から毎年度開催しており、今回で10回目とな
ります。本シンポジウムを開始した2007年当時と比べ、生物多様性を
巡る国際情勢は大きく変化しています。加えて、愛知目標のターゲット
イヤーであり、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020
年に向けては、生物多様性の保全を図りつつ新たな価値を創造すること
が求められています。そこで10回目となる今回は、SDGs・自然資本な
どの最新の動向とCOP13の成果・課題等を踏まえ、2020年とその10
年後の2030年を見据えて、生物多様性の保全において企業が果たすべ
き役割や期待される行動について考えていきます。分科会では、企業の
関心が高い「次世代の価値を創造する自然資本」、「グリーンエコノミ
ーを支える都市のあり方」、「グリーンレジリエンス」の3つのテーマ
について、参加者の皆さまと一緒に考えていきます。

 弊社代表の足立が分科会1と第3部ののコーディネーターを務めます。

◆日時:2017年3月7日(火)13:30〜17:30
◆会場:三井住友海上 駿河台ビル
◆主催:三井住友海上火災保険株式会社
◆後援:環境省、東京都、経団連自然保護協議会
◆特別協力:企業と生物多様性イニシアティブ、インターリスク総研
◆参加費:無料
◆定員:200名(先着順)
◆締切日:2月27日(月)必着
◆詳細・お申し込み (三井住友海上のWebへ)
→  https://ms-seminar.smktg.jp/public/seminar/view/632

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▼「サスナビ!」から関連動画のご紹介

自然資本って何? 
これから自然資本について学びたい方はこちらからどうぞ...

■サスナビ! 103 なぜ自然資本なのか? <自然資本(1)> 
https://youtu.be/dd1zC0hfRkY

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