バートランド・ラッセルに関するメルマガ

編集後記 森友問題の元凶 - 権力者の非情さと追従者の非人間性


カテゴリー: 2018年03月10日
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 (週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
  no.0575_2018/03/10 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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     ■ 目 次 ■
          
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
 編集後記

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(1) ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの言葉366」
      n.1330~n.1336 を発行しました。
   http://archive.mag2.com/0001626338/index.html

  以下,1つだけ再録します。
     http://archives.mag2.com/0001626338/20180308060000000.html

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 ラッセル『権力』(Power, 1938) 第15章 権力と道徳律 n.15
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 第15章 権力と道徳律 n.15

 敵に対する義務というのは難しい概念である。情け深いこと(clemency)は,古代に
おいては,一つの徳(美徳)として認められていた。しかし,それは,つまり,それ
によって(敵が)味方になるという場合だけであった(限られていた)。そうでない
場合は,情け深いことは,(人間としての)弱さだとして非難された。恐怖(心)が
起こった場合には,誰も雅量(maginanimity 雅量のある言動)をまったく期待しなか
った。(たとえば)ローマ人は,ハンニバル(将軍)やスパルタクスに従った人々に
対してはまったく雅量を示さなかった。(注:カルタゴの将軍であるハンニバルはロ
ーマ人にとって最強の敵であり,人間味のない恐るべき将であった。一方、スパルタ
クスは共和政ローマ期の剣闘士で,ローマ軍を数度にわたって破った。) 騎士道の
時代においては,騎士は,捕虜になった騎士に対し礼儀を示すことが期待された。し
かし,騎士同士の争いは,それほど重大なものではなかった。(また)アルビ派の人
々(注:the Albigenses フランス南部のアルビ地方に起こった異端カタリ派の一派
で,アルビジョワ派討伐のために組織されたアルビジョア十字軍と異端審問によって
13世紀に壊滅)に対しては,慈悲(情け)はいささかも示されなかった。今日におい
ては,それとほぼ同等の残忍さが,フィンランド,ハンガリー,ドイツ及びスペイン
における白色テロ(注: white terrors 為政者や権力者などによって政治的敵対勢
力に対して行われる暴力的な直接行動のことで,敵対勢力の不当逮捕や言論統制など
がある。)の犠牲者に対して示されてきており,政敵の間でのものを除いて,これに
対する抗議はほとんど起こされてこなかった。同様にロシアにおける白色テロも,左
翼の大部分の人々によって大目に見られてきている。現代は,旧約聖書の時代と同じ
く,敵が恐怖を起こさせるほど恐るべきものである場合には,敵に対する義務は,実
際上,まったく認められていない。(即ち)実際的道徳は,実際上,関係する社会集
団の範囲内でいまだ働いているだけであり,従って,実際上,実際的道徳は,いまだ
統治の(ための)一部門のままである(注:a department of government 統治のため
の一手段ということか?)。世界政府というようなものでもできないかぎり,完徳の
勧め(注:a counsel of perfection 実現不可能な理想案)として以外,喧嘩ずき
な気質の人々を,道徳的義務が人類の一部だけにかぎられたものでないこと(道徳的
義務はみんなのものであること)を認めさせることはできないであろう。

Chapter 15: Power and Moral Codes, n.15

Duty to enemies is a difficult conception. Clemency was recognized as a 
virtue in antiquity, but only when it was successful, that is to say, when 
it turned enemies into friends ; otherwise, it was condemned as a weakness.
 When fear had been aroused, no one expected magnanimity : the Romans showed
 none towards Hannibal or the followers of Spartacus. In the days of 
chivalry, a knight was expected to show courtesy to a knightly captive. 
But the conflicts of knights were not very serious ; not the faintest mercy
 was shown to the Albigenses. In our day, almost equal ferocity has been 
shown towards the victims of the white terrors in Finland, Hungary, Germany,
 and Spain, and hardly any protests have been aroused except among political
 opponents. The terror in Russia, likewise, has been condoned by most of the
Left. Now, as in the days of the Old Testament, no duty to enemies is 
acknowledged in practice when they are sufficiently formidable to arouse 
fear. Positive morality, in effect, is still only operative within the 
social group concerned, and is therefore still, in effect, a department of
 government. Nothing short of a world government will cause people of 
pugnacious disposition to admit, except as a counsel of perfection, that 
moral obligations are not confined to a section of the human race.
 出典: Power, 1938.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/POWER15_150.HTM
	

■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
      n.1285~1290号 を発行しました

  以下,1つだけ再録します。
     http://archives.mag2.com/0001623960/20180308060000000.html

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 R英単語・熟語 destined (adj.) 【(~ to do)~する運命にある】
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★ destined (adj.) 【(~ to do)~する運命にある;(結果などを)受ける運命
                      にある;(~ for)行きである】

* be destined never to meet again 二度と会えない運命にある
* be destined for Kyoto 京都行きである
* destination (n):目的地,(荷物などの)送付先
* destiny (n):運命,宿命
   http://russell-j.com/beginner/reitan-d114.htm

<用例1>
I cannot share the hopes of the Bolsheviks any more than those of the 
Egyptian anchorites; I regard both as tragic delusions, destined to bring 
upon the world centuries of darkness and futile, violence.
[私はボルシェヴィキと同じ希望を持つことはできない。エジプトの隠者の希望に共
感できないのと同じである。私は、(ボルシェヴィキとエジプトの世捨て人の)両者
の希望は悲劇的な妄想の所産であり,それは世界に何世紀もの暗黒と無益な暴力をも
たらすように運命付けられていると考えている。]
 出典:ラッセル『ロシア共産主義』第1部第1章「ボルシェヴィズムの約束するも
        の」
     http://russell-j.com/cool/15T-1011.HTM

<用例2>
The child was destined to become a clergyman, and presumably had to be 
taught to depict the terrors of the damned with the vividness of one who has
 experienced them.
[その子は,将来牧師になるように決められていたので、おそらく,地獄に落ちた人び
との恐怖を,みずから経験した人のように生々しく描写できるように教えこまなけれ
ばならなかったのであろう。]
 出典:ラッセル『教育論』第二部_性格の教育_第9章「罰」
     http://russell-j.com/beginner/OE09-010.HTM

<用例3>
It was discovered, 'after the fact', that Rome was destined by the gods for 
the conquest of the world.
[ローマは,「事実に従って('after the fact')」,神々によって世界を征服するよう
に運命づけられている,ということを(古代ローマ人は)発見した(悟った)。]
 出典:ラッセル第1巻第3章「人類に害を与えてきた思想」
     http://russell-j.com/beginner/0861HARM-170.HTM

<参考例1>
Her father knew she was destined to be a doctor.
[彼女の父親は,彼女が医者になる運命にあることを知っていた。]
 出典:『キクタン super 12000』p.135

<参考例2>
Medicine is her destined profession.
 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.


★「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2」 n.1029~1034

1)n.1029: ラッセル『結婚論』第二章「母系社会」N.5:◯ちゃんは△に似ているね?
           https://russell-j.com/wp/?p=3535

2)n.1030: ラッセル『結婚論』第二章「母系社会」n.6:父親の子供に対する愛情
           https://russell-j.com/wp/?p=3538

3)n.1031: ラッセル『結婚論(結婚と性道徳)』n.7:父性が認められなかった時期
           https://russell-j.com/wp/?p=3541

4)n.1032:ラッセル『結婚論』第三章 家父長制度 n.1
           https://russell-j.com/wp/?p=3545

 第三章「家父長制度」N.11:家父長制社会を生み出す要因

 父性の生理学上の事実が認識されるやいなや,父親の感情の中にまったく新
しい要素が入ってくる。その要素は,ほとんどあらゆる場所で,家父長制社会を
生み出すにいたった。聖書に書かれているように,子供が自分の「種」である
ことを父親が認識するやいなや,父親の子供に対する感情は,二つの要因によ
って強化される。即ち,権力愛と死後も生き残りたいという(不死の)願望であ
る。ある人間の子孫の業績は,ある意味では,その人(自分)の業績であり,
子孫の生命は,その人(自分)の生命の連続である(と言える)。野心は,も
はや墓場で終わりを見い出すことなく,子孫(たち)の生涯を通して,無限に
拡大することができる。たとえば,お前の子孫にカナン(注:Canaan カナア
ン:地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名)の地を与え
ようと告げられた時のアブラハムの満足を考えてみよう(考えて見るとよい)。

 母系社会では,家族の野心は女性に限定されざるをえなかった。そして,女
性は戦いをしないので,女性の抱くような家族の野心は,男性の野心のような
大きな影響を及ぼさない。従って,父性からくる野心(注: that of 
fatherhood 岩波文庫版『結婚論』で,安藤氏「父性の発見」と訳しているが
,"that" に「発見」の訳語を当たる根拠は前の文章を見ても存在しない。前
の文章の「野心」を受けているのであろう。)は,人間社会を母系(社会)の
段階よりも,もっと競争的かつもっと精力的かつもっとダイナミックかつもっ
と騒々しいものにするだろう,と想定しなければならない。

 こういったある程度仮説的な影響は別にして,妻の貞操を強く要求する,新
しくかつきわめて重要な理由が一つあった。嫉妬(心)における純粋に本能的
な要素は,大部分の現代人が想像するほど,強いものではない。家父長制社会
において嫉妬が極端に強くなるのは,子孫が偽造されることに対する恐怖(心)
のせいである。このことは,自分の妻に飽きて愛人を熱愛している男でさえも
(にもかかわらず),愛人の愛情に対するライバルを発見した時よりも,妻が
関わる(ライバルの)場合の方が,いっそう嫉妬心をかきたてられるという事
実からもわかるであろう。摘出子は男性の自我の継続であり,彼がその子に寄
せる愛情は利己心(我欲)の一形態である。これに反して,もしもその子供が
摘出でない場合は,推定上の父親(父親であることは推定しかできない男)は,
だまされて自分と生物学的な関係がまったくない子供を,気前よく,世話をさせ
られる(ことになる)。このため,父性の発見は,女性の貞操を確保する唯一
の手段として,女性の隷属 -それは,最初は肉体的なものであり,その後精
神的なものとなり,(英国の)ヴィクトリア朝時代に頂点に到達- へと導い
たのである。

 女性を隷属させたために,大部分の文明社会においては,夫と妻との間には
真の交わりはまったく存在してこなかった。即ち,夫婦関係は,一方では目下
の者に恩を着せるような(妻に対する夫の)関係であり,他方では(夫に対す
る妻の)義務の関係であった。男の真面目な考えや目的は,全て男の胸にしま
いこまれていた。妻がしっかりした考えを持つと,夫を裏切るかもしれないか
らである。大部分の文明社会においては,女性は,世間と仕事の経験をほとん
ど阻まれれてきた。女性は,世間と仕事の経験をほとんど全て拒まれてきた。
女性は,人為的におろかで,従って面白みのない存在のままにしておかれてき
た。プラトンの(何冊かの)対話篇を読むと,プラトンは彼の友人たちは,男
子のみが唯一の真剣な恋愛の対象にふさわしいと考えていたという印象を受け
る(注:同性愛のこと)。彼らが関心を持っていた事柄はすべて品行方正なア
テネの女性には完全に閉ざされていたことを考えれば,このことは少しも驚く
にあたらない。これとまったく同様な事態が,最近までの中国,ペルシア詩の
黄金時代のペルシア,そのほか多くの時代と場所において,一般的であった
(一般的に見られた)のである。男女間の一つの関係としての恋愛は,子供が
摘出であることを確かなものにしたいという欲求のために損なわれた。いや,
恋愛ばかりではなく,女性が文明に対してなしうる貢献のすべてが,同じ理由
で,阻止されてきたのであった。

Chapter II Matrilineal Societies,n.8

As soon as the physiological fact of paternity is recognized, a quite 
new element enters into paternal feeling, an element which has led 
almost everywhere to the creation of patriarchal societies. As soon as
 a father recognizes that the child is, as the Bible says, his "seed",
his sentiment towards the child is reinforced by two factors, the love
 of power and the desire to survive death. The achievements of a man's
 descendants are in a sense his achievements, and their life is a 
continuation of his life. Ambition no longer finds its termination at 
the grave, but can be indefinitely extended through the careers of 
descendants. Consider, for example, the satisfaction of Abraham when 
he is informed that his seed shall posses the land of Canaan. In a 
matrilineal society, family ambition would have to be confined to 
women, and as women do not do the fighting, such family ambition as
 they may have has less effect than that of men. One must suppose, 
therefore, that of fatherhood would make human competitive, more 
energetic, more hustling than it had been in the matrilineal stage. 
Apart from this effect, which is to some extent hypothetical, there 
was a new and all-important reason for insisting upon the virtue of 
wives. The purely instinctive element in jealousy is not nearly so 
strong as most moderns imagine. The extreme strength of jealousy in 
patriarchal societies is due to the fear of falsification of descent.
 This may be seen in the fact that a man who is tired of his wife and
 passionately devoted to his mistress will nevertheless be more 
jealous where his wife is concerned than when he finds a rival to the
 affections of his mistress. A legitimate child is a continuation of
 a man's ego, and his affection for the child is a form of egoism. If,
 on the other hand, the child is not legitimate, the putative father 
is tricked into lavishing care upon a child with whom he has no 
biological connection. Hence the discovery of fatherhood led to the 
subjection of women as the only means of securing their virtue - a 
subjection first physical and then mental, which reached its height in
the Victorian age. Owing to the subjection of women, there has in most
 civilized communities been no genuine companionship between husbands
 and wives ; their relation has been one of condescension on the one 
side and duty on the other. All the man's serious thoughts and 
purposes he has kept to himself, since robust thought might lead his
 wife to betray him. In most civilized communities women have been 
denied almost all experience of the world and of affairs. They have 
been kept artificially stupid and therefore uninteresting. From 
Plato's dialogues one derives an impression that he and his friends 
regarded men as the only proper objects of serious love. This is not
 to be wondered at when one considers that all the matters in which 
they were interested were completely closed to respectable Athenian 
women. Exactly the same state of affairs prevailed in China until 
recently, and in Persia in the great days of Persian poetry, and in 
many other ages and places. Love as a relation between men and women
 was ruined by the desire to make sure of the legitimacy of children.
 And not only love, but the whole contribution that women can make to
 civilization, has been stunted for the same reason.
 出典: Marriage and Morals, 1929.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/MM03-010.HTM

 <寸言>
 自分の「本当の」子供にいろいろなもの(財産、意志、その他)を引き継ぐ
ためには、妻の貞操が重要だということになり・・・。


5)n.1033:ラッセル『結婚論』第三章 家父長制度 n.2:花嫁に処女性を望む要因
           https://russell-j.com/wp/?p=3552

6)n.1034: ラッセル『結婚論』第三章 家父長制度 n.3:祖先崇拝と(男系)世襲制度  
           https://russell-j.com/wp/?p=3559


★「ラッセルの言葉_画像版」

 日本語 version : n.0489j-0495j を投稿
 英 語 version : n.0489e-0495e を投稿

  一つだけ再録します。
    http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j0495.html

 かなり長いこと同じ事柄に注意を集中できることは,困難な事柄を達成するために
,また,複雑または難解な問題を理解するためにも,不可欠である。強い自発的な興
味があれば,その興味の対象に関するかぎり,このような集中力はおのずともたらさ
れる。大部分の人は,機械的なパズルには長時間注意を集中することができる。しか
し,この種の集中力は,それ自体ではあまり有益ではない。集中力が真に価値あるも
のになるためには,それはまた,意志によってコントロールされるものでなければな
らない。

To be able to concentrate on the same matter for a considerable time is 
essential to difficult achievement, and even to the understanding of any
 complicated or abstruse subject. A profound spontaneous interest brings 
this about naturally, so far as the object of interest is concerned. Most
 people can concentrate on a mechanical puzzle for a long time ; but this
 is not in itself very useful. To be really valuable, the concentration 
must also be within the control of the will. 
 出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:
            Education of character, chap. 14: General principles
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE14-060.HTM

 <寸言>
 集中力は誰にとっても必要な能力であるが、1)強烈さ(強さ),2)持続性,3)自発
性の3つの要素がある。
 しかし、 つまり、集中して「欲しい」対象は立場によって異なる。

 企業経営者にとっては、社員が仕事に熱心で、集中し、指示しなくても、どんどん
仕事をこなしてほしいと思う。
 政治家は、国民が「一億総活躍」してくれることを望む。しかし、閣僚や与党関係
者の腐敗や権力乱用に対し、持続的にしつこく追求することを望まず、政府に従順で
あることを期待する。(そのような集中力は望まない。)

 国民は個人の立場では、自分の興味のあることについては、集中できる機会や時間
が多くあることを望むが、政府権力者や財界人(経営者)は、サービス残業などを国
民や社員が自主的にして、安い給料でまじめに働く人間を好む。

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(2) ラッセルに関する記述や発言等
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★インターネット情報源
1)(MAG2NEWS)【京大,伊藤忠からの引きこもり。哲学者・小川仁志の波瀾万丈半生】
      http://www.mag2.com/p/news/351231

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 編集後記 森友問題の元凶 - 権力者の非情さと追従者の非人間性
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 (心配されていたことであるが)森友問題の関連でついに犠牲者が出た。「朝日新聞
にリークした犯人を探し出せ!」という財務省や官邸による犯人探しのせいか、それ
とも誰かを人身御供にしようとの策略の結果か?

 こういった最高権力者あるいはそれに近い人物が関わる事件にはたびたびこうい
うことが起きる。昔は秘書で自殺するものが多かったが・・・。
 自殺の原因は過労のためか,あるいは,朝日新聞にリークした犯人探しで「追い詰
められた」せいか!? もしかすると,遺書(のようなメモ)は家族あてだけでなく、
朝日新聞に送っているかも知れない。

 森友問題も加計問題も,多くの省庁が関係する事柄の調整は総理補佐官や官房長官
でないとできない。また、総理に報告や相談したり、あるいは総理からの指示や支持
がないのに、総理補佐官や官房長官が独断できるはずはない。万一総理の指示がなく
てやったのなら、総理補佐官や官房長官を即刻首にしなければならない。

 「直接は」何も指示していないとしても「忖度させた」政治家は皆、首を洗って、
待っていないといけない。いや、それだけではなく、そういった政治家に媚びを売る
人間たちにも災いあれと言いたい。

 こういう状況で麻生財務大臣(副総理)も長く続くはずはない。むしろ、早くやめ
たほうが得策と本人は思っていると思われる。しかし、安倍総理はそれはやむを得な
いと思ってもできるだけ引き止める(引き伸ばす)だろう。そうでないと、自分が集
中砲火をあびることになってしまう。

 批判をできるだけそらすためには,外交を重視するという口実で、できるだけ日本
を離れたり、北朝鮮の脅威をあおることが得策だが、幸か不幸か、トランプ大統領
とキム委員長との会談が5月に開催されそうな情勢になってきた。この状況では北朝
鮮の脅威を利用することはあまりできない。

 いや、ひとつうまい手がある。トランプ大統領とキム主席のトップ会談を日本で開
催できないか? 多分、板門店か中立国のスウェーデンなどで開催される可能性が大
きいであろうが、少し「見返り(経済的支援)」を渡せば、経済的に困窮している北
朝鮮はのってくるかも知れない!?
 まさかとは思うが・・・。

  ニュース速報!
  安倍内閣退陣!
 (安倍晋三御用達評論家及びタレントはお払い箱)
   というニューステロップが流れるのを期待したいが・・・?   (松下彰良)

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<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B012IYHZRG/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B012IYHZRG&linkCode=as2&tag=russellj-22">松下彰良(訳・編)『ラッセルの言葉366』</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=russellj-22&l=as2&o=9&a=B012IYHZRG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に : matusitaster@gmail.com

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■WEBサイト: http://russell-j.com/
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■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
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サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
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