バートランド・ラッセルに関するメルマガ

編集後記 安倍政権は国民が知らないうちにEUとのEPAに・・・


カテゴリー: 2017年11月25日
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 (週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
  no.0561_2017/11/25 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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「ラッセルの言葉366(短文篇)」:
               http://russell-j.com/beginner/sp/BR-KAKUGEN.HTM
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     ■ 目 次 ■
          
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
 編集後記

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(1) ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの言葉366」
      n.1247~n.1252 を発行しました。
   http://archive.mag2.com/0001626338/index.html

  以下,1つだけ再録します。
    http://archives.mag2.com/0001626338/20171122060000000.html

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 ラッセル『権力』(Power, 1938) 第11章 組織体の生物学 n.20
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 第11章 組織体の生物学 n.20

 異なってはいるが両立しないということはない(両立の可能性のある)目的をもっ
た二つの組織体が,合体(coalesce 融合)して一つになる場合,その結果(できあが
る組織体)は,合体以前のどちらか一つの場合よりも,また両者を(融合させず単純
に)一緒にした場合よりも,ずっと強力なものとなる。第一次大戦以前,グレイト・
ノーザン(鉄道)はロンドンからヨークまで運行しており,ノース・イースタン(鉄
道)はヨークからニュー・カースルまで運行しており,ノース・ブリティッシュ(鉄
道)はニュー・カースルからエジンバラまで運行していた。現在では L.N.E.R.(ロン
ドン・アンド・ノース・イースタン鉄道)が全行程を運行しており,明らかにこれら
の3つの会社を(そのまま)一緒にした以上のカをもっている(注:みすず書房版の
東宮訳では,全て航空会社名として訳出されている。3つの航空会社がこんなに短い
距離を飛んでいたことなどありえないと常識を働かせて気づくべきであった)。同様
に,もし製鉄関連業全体が,選鉱(鉱石の抽出)から造船に至るまで,一つの法人の
統制を受けることになれば有利である。それゆえ合併の傾向は自然に存在している。
また,このことはただ経済分野において真実ということではない。このプロセス(過
程)の論理的な結果は,最も強力な組織体-通例は国家-が他の全ての組織体を吸収
するのに有利である。これと同じ傾向は,もし異なる諸国家がその国家目的が両立し
えないものでない限り,やがては、一つの世界国家の創設へと導くであろう(注:
EUのように国家連合が大きくなり、やがては「世界連邦政府」が誕生するであろう
との見通し/東宮氏は不注意にも「両立しえないものであるかぎり・・・一つの世界
国家を生む・・・」と誤訳している)。諸国家の目的が,富、健康、知性、あるいは
、市民の幸福(福祉)(の実現)にあるならば,相互の目的が両立しないということ
はまったくないであろう。しかし、これらの目的は -単独でも,集めて一緒でも-
 国力(の増強)よりも重要度は少ないと(諸国家の為政者あるいは国民によって)
考えられるので,相異なる国家の目的は衝突し,(国家の)融合によってこれを促進
することはできない(注:国家目的が異なり、共通の目的がなければ世界国家の創設
は無理ということ)。その結果,世界国家は,もし実現するとしたら,どこかの一つ
の国民国家による世界征服を通してのみ,あるいは,最初に社会主義が,次に共産主
義がそれらの初期の時代(草創期)にそうであると思われたような,国家主義を超え
る何らかの信条が世界中で広く採用されることを通してのみ、期待される(期待でき
る)。

 国家主義(ナショナリズム)に起因する国家の成長に対する制限は,政党政治と宗
教の両方において見られる(発展に対する)制限の最も重要な例である。私は,本章
において,組織体を,組織体の目的から独立した(影響を受けない)一つの生命体と
して扱うように努めてきた。ある点まではそれは可能だと留意することは重要だと考
える。しかし、もちろん,それが可能なのはある点までのみである。その限界点を越
えれば,その組織体が訴えかける強い感情(passion 情熱)について考慮する必要が
ある。

Chapter XI: The Biology of Organizations, n.20

When two organizations with different but not incompatible objects coalesce,
the result is something more powerful than either previous one, or even both
 together. Before the War, the Great Northern went from London to York, the
 North Eastern from york to Newcastle, and the North British from Newcastle 
to Edinburgh; now the L.N.E.R. goes all the way, and is obviously stronger 
than the three older Companies put together. Similarly there is an advantage
 if the whole steel industry, from the extraction of the ore to ship-
building, is controlled by one corporation. Hence there is a natural 
tendency to combination; and this is true not only in the economic sphere.
 The logical outcome of this process is for the most powerful organization,
 usually the state, to absorb all others. The same tendency would lead in 
time to the creation of one World-State, if the purposes of different States
 were not incompatible. If the purpose of States were the wealth, health, 
intelligence, or happiness of their citizens, there would be no 
incompatibilitty; but since these, singly and collectively, are thought less
 important than national power, the purposes of different States conflict,
 and cannot be furthered by amalgamation. Consequently a World-State is only
 to be expected, if at all, through the conquest of the world by some one 
national State, or through the universal adoption of some creed transcending
 nationalism, such as first socialism, and then commusism seemed to be in 
their early days.

The limitation to the growth of States owing to nationalism is the most 
important example of a limitation which may be seen also in party politics
 and in religion. I have been endeavouring, in this chapter, to treat 
organizations as having a life independent of their purpose. I think it 
importimt to note that, up to a point, this is possible; but of course it 
is only up to a point that it is possible. Beyond that point, it is 
necessary to consider the passion to which the organization appeals.
 出典: Power, 1938.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginnerPOWER11_200.HTM 
	

■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
      n.1202~1207号 を発行しました
   http://archive.mag2.com/0001623960/index.html

  以下,1つだけ再録します。
  http://archives.mag2.com/0001623960/20171121090326000.html

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 R英単語・熟語 intentional (adj.) [意図的な,計画的な,故意の]
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★ intentional (adj.) [意図的な,計画的な,故意の] 

* intentionally (adv.):意図的に,故意に
* intend (v):(intend to do の形で)~するつもりである
* intention (n):意図
* intentional violation 意図的な違反
   http://russell-j.com/beginner/reitan-i097.htm

<用例1>
Or perhaps their refusal was the result of their dislike of the intentional 
dramatic quality of the occasion.
[あるいは(もしそうでなかったとしたら),彼らが断わったのは,その出来事(注:
記者会見)に内在する劇的な性質を好まなかったためであろう。]
 出典:ラッセル『自伝』第3巻第2章「国の内外で」
     http://russell-j.com/beginner/AB32-240.HTM

<用例2>
I do not mean that people should be intentionally eccentric, which is just 
as uninteresting as being conventional.
[私は,人は故意に変人になるべきだと言っているのではない。それは,因習的である
のとまったく同様に,つまらないことである。]
 出典:ラッセル『幸福論』第9章「世論に対する恐怖」
     http://russell-j.com/beginner/HA19-060.HTM

<参考例1>
The football player took an intentional penalty to stop the clock.
[そのサッカー選手は,時計を止めるために意図的なペナルティーをした。]
 出典:『キクタン super 12000』p.281

<参考例2>
His exclusion from the meeting was quite intentional.
 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.


★「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2」 n.946~951

1)n.946: (日常言語学派の哲学者)無知の言い訳(弁解)
     http://russell-j.com/wp/?p=3197

2)n.947: 日常言語学派の哲学者の)似非民主主義
     http://russell-j.com/wp/?p=3202
    
3)n.948: (日常言語学派の哲学は)哲学を些末化する
     http://russell-j.com/wp/?p=3208

4)n.949: (日常言語学派の)常識由来の混乱した頭
     http://russell-j.com/wp/?p=3211

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 (日常言語学派の)常識由来の混乱した頭
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 常識は,日常的な目的にはまったくよいものであるが,「虹はどこにあるの
か(存在するのか)?」というような単純な質問によってさえも,容易に困乱
させられる(途方に暮れる)。(たとえば)あなたがレコード(アナログレコ
ード)の声を聞くとき,話した人の声(そのもの)を聞いているのか,それと
も再生された声(複製された声)を聞いているのか,どちらであろうか? あ
なたが切断された足に痛みを感じる時,痛みはどこにあるのだろうか?(注:
足を切断した人も足があるかのように痛みを感じるという現象があることを言
っている。)(足がないので足に痛みがあると言えないので)痛みは自分の頭
(脳の中)にあるとあなたがいえば,もしも足が切断されていなかったら痛み
は頭(脳の中)にあるのであろうか? あなたがもしそうだ(そのとおり)と
言えば,その時は,あなたが足をもっていると考える理由は何であろうか?等
々の問題が出てくる。

 誰も常識的な言い回し(言葉遣い)を変えようとは思わないのは,(地球が
太陽のまわりを回ると言わずに)太陽が昇ったり沈んだりすると言うのをやめ
ないのと同じである。しかし,天文学者は別の言葉(科学用語)のほうがもっと
よいと認めており,私も哲学には別の言語を使ったほうがよいと強く主張して
いる。

 一つ例をあげよう。
 このような(日常言語学派の哲学のような)大きな言語的要素を含んでいる哲
学は,次の問い,即ち,「語」という語はどういう意味をもつかという問いに
(そのような問いは意味がないといった)異議をさしはさむことはできない
(注:日常言語学派が,まず問いの意味や内容をはっきりさせることが第一と
主張する以上,この問いは何を意味しているか,彼らはまず明らかにしなけれ
ばならないから。)。しかし,常識的な語彙の範囲内で,どのようにしてこの
問いに答えたらよいのか解らない。
 「猫」という語(単語)をとってみよう,また,問題を限定して明確にする
ために書かれた語(単語)をとろう。あきらかにこの語(猫)の事例は多数ある
が,どれもその語そのものではない(注:Aさんが書いた'cat', Bさんが書い
た'cat', Cさんが書いた'cat', その他多数の書かれた語=単語の実例)。私
が「〝猫″という語(単語)について論じよう」と言えば,その「猫」という
語は私の言っていることの中には現れないで,その語の事例のみが現れる。語
そのものは感覚できる世界のいかなる部分でもない。 (注:他の例をあげれ
ば,プラトンのイデアの世界における「三角形」という言葉とこの世における
具体例としての多様な「三角形」の事例)。仮にそれが何物かだとすれば,プ
ラトンの天国における永遠の超感覚的な実体である。その語(猫)は似かよっ
た形をしたものの集合だと言えるし,あらゆる集合と同様に論理的虚構であ
る。

 しかし,我々の困難は(これでは)終らない。類似性は,ある形を「猫」と
いう語の集合の一員たらしめるのに必要でもなければ十分でもない(注:猫と
いう語は◯◯という形をしていなければいけないなんていう決定的なものはな
い。)。「猫」という語は大文字で書かれても小文字で書かれてもよいしも,
読みやすくても読みにくくても,また,白い面に黒い文字で書いても黒い面に
白い文字で書いてもよいだろう。私が「カタストロフィ(catastrophe)」と
いう語を書いた場合,最初の三文字は「猫」という語の事例にはなっていない
。その語の事例における最も必要欠くべからざるものは,内包(意図する内
容・意味)である。大理石の一片が「猫」(cat)という形の縞模様をたまた
ま形作ったとしても,我々はそれをその猫という語の事例とは考えないであろ
う。
 このようにして,(a)集合(クラス)の論理説,および(2)内包の心理学的理
解なくしては,「語(word)」という語(word)を定義することはできないように
みえる。これらは難しい問題である。私は,常識(というもの)は,その語の
使用(法)において正しいとしても正しくないとしても,語が何であるかを少
しも理解していないと結論する。(常識を武器にするだけで理解できるもので
はない。)この結論が常識を黙らせることを信じることができればと望む。

5) [the muddle-headedness taken over from common sense]

Common sense, though all very well for everyday purposes, is easily 
confused, even by such simple questions as "Where is the rainbow?" 
When you hear a voice on a gramophone record, are you hearing the man
 who spoke or a reproduction? When you feel a pain in a leg that has
 been amputated, where is the pain? If you say it is in your head, w
ould it be in your head if the leg had not been amputated? If you say
 yes, then what reason have you ever for thinking you have a leg? 
And so on. 

No one wants to alter the language of common sense, any more than we
wish to give up talking of the sun rising and setting. But astronomers
 find a different language better, and I contend that a different 
language is better in philosophy. 

Let us take an example. A philosophy containing such a large 
linguistic element cannot object to the question: What is meant by 
the word "word"? But I do not see how this is to be answered within 
the vocabulary of common sense. Let us take the word "cat," and for 
the sake of definiteness let us take the written word. Clearly there
 are many instances of the word, no one of which is the word. If I say
 "Let us dis- cuss the word 'cat,' " the word "cat" does not occur in
 what I say, but only an instance of the word. The word itself is no 
part of the sensible world; if it is anything, it is an eternal 
supersensible entity in a Platonic heaven. The word, we may say, is a
 class of similar shapes, and, like all classes, is a logical fiction.

But our difficulties are not at an end. Similarity is neither 
necessary nor sufficient to make a shape a member of the class which
 is the word "cat." The word may be written in capitals or in small
 letters, legibly or illegibly, in black on a white ground or in white
 on a blackboard. If I write the word "catastrophe," the first three
 letters do not constitute an instance of the word "cat." The most
 necessary thing in an instance of the word is intention. If a piece
 of marble happened to have a vein making the shape "cat" we should
 not think this an instance of the word.

It thus appears that we cannot define the word "word" without (a) a
 logical theory of classes, and (b) a psychological understanding of
 intention. These are difficult matters. I conclude that common sense,
 whether correct or incorrect in the use of words, does not know in 
the least what words are--I wish I could believe that this conclusion
 would render it speechless. 
 出典: The cult of "common usage" (1953).
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/1002_CoCU-060.HTM

 <寸言>
 諸科学は(自然科学だけでなく、社会科学であろうと人文科学であろうと)
その科学独特な専門用語を持っている。どうして哲学だけ、専門用語を全て廃
して、日常語で論じなくてはならないのか? ということ。


5)n.950: (日常言語学派の)知覚の問題の取り扱い方
     http://russell-j.com/wp/?p=3214

5)n.951: 禁欲的な哲学の信奉者たちの迫害性とねたみ心
     http://russell-j.com/wp/?p=3218


★「ラッセルの言葉_画像版」

 日本語 version : n.0384j-0390j を投稿
 英 語 version : n.0384e-0390e を投稿

 ひとつだけあげておきます。
 http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j0390.html
 
 「男女における価値観の相違」

 男性は知能の基準(尺度)を決めたが,彼らはそれを本能的に男性に都合の
良いように定めてきた。即ち,男たちは,人間の価値を大幅に無視する機械文
明を創造した。

Men have set a standard of intelligence and have instinctively set it
 to suit themselves; they have created a mechanical civilisation which
largely ignores human values.
 出典: On mental differences between boys and girls. In: Mortals and 
Others, v.1, 1975
 詳細情報:http://russell-j.com/BOY-GAL.HTM

 <寸言>
「正規」労働者については,労働環境はかなり改善されてきました。日本にお
いては,高度成長期に,男性が家庭を犠牲にして夜遅くまで働くことは普通と考
えられていました(超勤費も労働者の了解なく勝手にカットされていました。
また超勤時間を過少申告するための書類さえもつくらされていました)。
 従って,女性は男性と同じように業績をあげて昇進することは,例外者を除い
てほぼ不可能でした。
 最近では,ワーク・ライフ・バランスやワーク・シェアリングの考え方が普
及しつつあり,しだいに働きやすくなってきました。
 しかし,その反面,(経済界の要求により,また政府も同調するような手を打っ
てきたため)「非正規」労働者が爆発的に増え,多くの人が劣悪な状態に置かれ
るようになりました。
 その結果,「正規」労働者にとっては労働環境が改善され,働き安くなりまし
たが,「非正規」労働者になってしまった多くの人々は,労働環境が悪化し,生
活が苦しくなりました。
 よく平均賃金など,「平均」の数字の推移によって,事柄が改善しつつあるか
そうでないか示されることが少なくないですが,それは数字のマジックであり,
ダマされないように注意する必要があります。たとえば,みなさんご存知のよ
うに,アメリカでは,国民の1,2%が米国の富の40%を得ている実体が報告され
ていますが,たとえ平均所得が少し増えたとしても,経済格差が大幅に拡大する
ような社会はよい社会とは言えません。
 従って,あらゆるルールは,強いもの(富んだもの)や男性などに都合のよい
ものであってはならず,できるだけ多くの人に幸福をもたらすようなものにす
る必要があります。

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(2) ラッセルに関する記述や発言等
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★インターネット情報源
1)(「地域に根ざした確かな視点」宮古島の地域の話題) 【行雲流水:ラッセルに
   学ぶ- 2017.11.21】
   http://www.miyakomainichi.com/2017/11/103817/

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 編集後記 安倍政権は国民が知らないうちにEUとのEPAに・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  国民に周知して意見を十分聞かないうちに、安倍政権はEUとのEPA(経済連携協定)
のなかに(日本も)著作権保護を70年にする条項を入れてしまったらしい。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23680470Q7A121C1000000/

 ラッセルの著作は著作権登録制度のない1923年以前のものは著作権がないのでテキ
ストがウェブなどで無料公開されているが、それ以外は2020年に切れる予定だった。
しかし、EPAの著作権に関する条項に著作権を(ヨーロッパの)70年間に日本も合わせ
という条項が入っている由。つまり、ラッセルの著作権も2040年まで延長になり、日
本でラッセルの英文を公開する場合もそれが無料ではできなくなってしまう。それだ
けではない、青空文庫で公開予定だったものも多くの著作が無料公開が許されないこ
とになる。

 米国との知的財産権での交渉材料も失うことになり、安倍政権が強調する「国益」
を簡単に放棄してしまったことになる。知的財産権の一部の著作権など(本をあまり
読まない)安倍総理にはちっぽけなものに映るのだろうか? 
 こういうのが「独裁!」

 ラッセル自身は(死後50年もたてば)自分の全著作が無料で世界中に公開されるこ
とを望むであろう。  (松下彰良)

=====================================

<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B012IYHZRG/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B012IYHZRG&linkCode=as2&tag=russellj-22">松下彰良(訳・編)『ラッセルの言葉366』</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=russellj-22&l=as2&o=9&a=B012IYHZRG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に : matusitaster@gmail.com

■登録・解除・変更はこちら: http://russell-j.com/R3HOME.HTM
■WEBサイト: http://russell-j.com/
     ( top page: http://russell-j.com/index.htm )
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