バートランド・ラッセルに関するメルマガ

編集後記 Live で見たいが時差は辛い-錦織,大坂なおみの試合を連続視聴


カテゴリー: 2017年07月08日
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 (週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
  no.0541_2017/07/08 (2006/12/21 創刊/毎週土曜or日曜日発行)

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「ラッセルの言葉366(Word Press 版)」: http://russell-j.com/wp/
「ラッセルの言葉366(短文篇)」:
               http://russell-j.com/beginner/sp/BR-KAKUGEN.HTM
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     ■ 目 次 ■
          
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
 編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1) ラッセルの著書や発言等から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「(ほぼ日刊)ラッセルの言葉366」
      n.1130~n.1135 を発行しました。
   http://archive.mag2.com/0001626338/index.html

  以下,1つだけ再録します。

◆ 第6章 剥き出しの権力 n.7

http://archives.mag2.com/0001626338/20170704060000000.html

 あらゆる人が繁栄することが可能であるかぎり,伝統の力の弱体化は,害よりもむ
しろ益をもたらした。それは,ギリシア人の間において,かつて起こった(なかで)
文明の最も急速な進歩へと導いた。ただし,もしかすると,最近の四世紀間(注:
16C半ば~20C半ば)は除外しなければいけないかもしれない。古代ギリシアの芸術と
科学と哲学の自由は,迷信にさまたげられない繁栄の時代の自由(注:繁栄があって
初めて確保された自由)であった。しかし,古代ギリシアの社会機構は,不幸に抗す
るのに必要な強靭さを持ち合わせておらず,また個人は,有徳であることがもはや成
功をもたらさなくなった時に(も)破滅的な罪悪を犯すことをさけるのに必要な道徳
的規準を持っていなかった。度重なる一連の戦争は,自由人の数を減少させ,逆に奴
隷の数を増加させた。ギリシア本土はついにマケドニアの支配下に落ちた一方,古代
ギリシア(時代)のシシリー(シチリア)は,しだいに数を増してゆく暴力革命や内
戦や専制政治にもかかわらず,カルタゴの権力と戦い,次には古代ローマの権力と戦
い続けた。シラクサの専制政体は注目に値する。その理由は一つには,シラクサの専
制政体はむきだしの権力の最も完全な実例(の数々)を提供しているからであり,ま
た,この専制政体がプラトンに影響を及ぼし、プラトンはディオニシオス兄(シラク
サの僭主)と喧嘩をし,ディオニアンオス弟を弟子にしようとしたからである。後期
ギリシア及びそれに続く全ての時代の古代ギリシアの僭主一般に対する見方は,主と
して,(プラトンなどの)哲学者たちとディオ二シオス兄及び彼を継いでシラクサの
失政を行なった後継者たちとの不幸な接触によって影響されたものである。

So long as it was possible for everybody to be prosperous, the weakening of
 tradition did more good than harm. It led, among the Greeks, to the most 
rapid advance in civilization that has ever occurred --with the possible 
exception of the last four centuries. The freedom of Greek art and science 
and philosophy is that of a prosperous age unhampered by superstition. But 
the social structure had not the toughness required to resist misfortune, 
and individuals had not the moral standards necessary for the avoidance of
 disastrous crimes when virtue could no longer bring success. A long series
 of wars diminished the free population and increased the number of slaves.
 Greece proper finally fell under the dominion of Macedonia, while Hellenic
 Sicily, in spite of increasingly violent revolutions, civil wars, and 
tyrannies, continued to struggle against the power of Carthage, and then of
 Rome. The Syracusan tyrannies deserve our attention, both because they 
afford one of the most perfect examples of naked power, and because they 
influenced Plato, who quarrelled with the elder Dionysius and endeavoured 
to make a pupil of the younger. The views of later Greeks, and of all 
subsequent ages, on Greek tyrants in general, were largely influenced by the
 unfortunate contacts of the philosophers with Dionysius the elder and his
 successors in Syracusan misgovernment.
 出典: Power, 1938.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/POWER06_070.HTM


■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
      n.1085~1090号 を発行しました
   http://archive.mag2.com/0001623960/index.html

  以下,1つだけ再録します。

◆ R英単語・熟語 n.1089

★ counterpart (n) [対応するもの,対応する人;相当するもの;
           (対をなす2つの)片方;割り印]

   http://russell-j.com/beginner/reitan-c108.htm

<用例1>
There was something like the Judgment of Paris with the sexes reversed, and
 it was Sidney who emerged as a counterpart of Aphrodite.
[性は男女反対ではあるが,「パリスの審判」に類する出来事があり,その時,アフロデ
ィーテ(Aphrodite:ギリシア神話の愛と美の女神)と同等の人物(ただし性は男女逆)
として現われたのがシドニー・ウェッブ(注:男性)であった。]
(注)ギリシア神話の中の'パリス'が3人の美女のなかで,最も美しいのはアフロデ
ィーテであると審判をくだしたという寓話をもとにしたものであり,ここでは審判を
受けたのは女性ではなく3人の男性であり,ベアトリスは3人の男性の中からシドニ
ー・ウェッブを選んだということを言っている。
  出典:ラッセル『自伝』第1巻 第4章「婚約期間」
     http://russell-j.com/beginner/AB14-040.HTM

<用例2>
Unfortunately for our political sagacity, he overlooks the fact that in the
 East intelligence is respected, so that enlightened Radicals have an 
influence upon affairs which is denied to their English counterpart.
[不幸にも英国人は政治的に明敏すぎるために,東洋においては聡明さ(知性)が尊敬
され,それゆえ,中国では,啓発された急進主義者が,英国の急進主義者には否定されて
しまう事柄(問題)に対し,大きな影響力を発揮する,という事実を見落としてしま
う。]
 出典:ラッセル『自伝』第2巻第3章「中国」
     http://russell-j.com/AB23-070.HTM

<用例3>
So long as the Japanese were victorious, they entertained a contempt for the
 white man, which was the counterpart of the contempt that the white man had
 felt for them while they were weak.
[日本人が(軍事的に)勝利を続けている限りは,日本人は白人に対し軽蔑心を抱いて
楽しんだのであり,それは日本人が弱かった間に白人が日本人に対して感じていた軽
蔑心の裏返し(対応物)であった。]
 出典:ラッセル人類に害を与えてきた思想」
     http://russell-j.com/beginner/0861HARM-120.HTM

<参考1>
The report says that Asian-American students score much higher on math exams
 than their White counterpart.
[報告によれば,アジア系のアメリカ人学生が数学の試験で白人の同じ立場の者たち
(アメリカ人学生)よりもずっと高得点をあげる。]
 出典:宮川幸久『英単語ターゲット1900』p.323

<参考2>
The Japanese foreign minister met with his counterpart in the Chinese 
government.
[日本の外務大臣は中国の外務大臣と会談した。]
 出典:『京大学術語彙データベース 基本英単語1110』p.71]

<参考3>
Japan's ambassador to the United Nations held a private meeting with the 
Chinese counterpart.
[日本の国連(駐在)大使は中国の(駐在)国連大使と個人的な会合を設けた。]
 出典:『九大英単』p.89]

<参考4>
The Minister of Defence is meeting his American counterpart in Washington 
today.
 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.


★「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2」 n.828~833

1)n.828:虚栄心,偽善,権力志向・・・まるで「僕を見て!」と叫ぶ幼児のように
     http://russell-j.com/wp/?p=2767

2)n.829: 権力 > 所有欲や虚栄心 - 特に政治家においては・・・
     http://russell-j.com/wp/?p=2771
     
3)n.830: 権力欲は権力を行使することによって大いに増進する
     http://russell-j.com/wp/?p=2774

4)n.831: 権力欲の様々な形態
     http://russell-j.com/wp/?p=2777

4)n.832:Capacity for Boredom 「退屈を味わえる能力」対「退屈に耐える能力」?
     http://russell-j.com/wp/?p=2780

 私は,今や,(これまでのべた以外の)他の動機について検討するところに
来ました。これから検討する動機は今まで検討してきた動機ほど根本的なもの
ではありませんが,それでもなお,かなり重要なものです。それらの動機の第
一は(人間が)興奮を好むことです。人間は退屈を味わえる能力(注:"their 
capacity for boredom" 「退屈に耐える能力」と訳している人が多いですが
、なぜ「退屈を味わえる点(能力)」としたか,一番下の「考察」を参照して
ください。)によって獣よりもすぐれていることを示しています。ただし,動
物園(注:"at the Zoo" 定冠詞付きかつ大文字のZooとなっているので,ロン
ドン動物園のことか?)の類人猿を観察していて(in examining),彼らも,
もしかすると,この退屈な感情の初歩的なものをもっているかも知れない,と
時々思ったことがあります。いずれにしても,経験の示すところでは,退屈
(倦怠)から逃れることはほとんど全ての人類の本当に強い欲求の一つです。
白人が,まだ損なわれていない未開人と初めて接触をする時に,白人は彼らに
,福音の光明からパンプキン・バイにいたるまで,あらゆる種類の便益(恩恵)
を提供します。けれども,我々としては残念なことながら,そういったものは
大部分の未開人には全然興味がありません。我々がもたらす贈り物のなかで彼
らが本当に価値があると思うものは人を酔わせる酒であり,それは,野蛮人に
,生まれて初めて,ほんのつかの間,死ぬよりは生きていた方がましだという
錯覚を与えることができます。アメリカ・インディアンは,白人による影響を
いまだ受けていなかった頃,パイプを我々のように穏やかに吸うのではなく,
めちゃくちゃに深く肺まで吸い込み,そのために失神してしまいました。そう
して,ニコチンによる刺激が失敗する(効果がなくなる)と,愛国的な雄弁家
が一族を扇動し,近くの種族を攻撃させました。これが,(気質により)我々
なら競馬や総選挙から得るような,全ての楽しみを一族に与えました。ギャン
ブルの楽しみはほとんどすべて興奮することのなかにあります。(フランス人
の)フック氏は,冬の万里の長城で,中国の商人が,全ての現金を失うまでギ
ャンブル(賭け事)をやり続け,次に全ての商品を失い,ついには自分の服を
脱いで裸になって寒さのため死んでしまうまでギャンブル(賭け事)をにふけ
る姿を描写しています。原始的なアメリカ・インディアン部族の場合と同様,
文明人にとっても,戦争が勃発した時に,民衆に拍手をさせるのは,主として
興奮を求める心である,と私は思います。この感情は -戦争勃発の結果は時
としてもっと重大ではありますが- フットボール試合(に熱狂する時)とそ
っくりです。

I come now to other motives which, though in a sense less fundamental
 than those we have been considering, are still of considerable 
importance. The first of these is love of excitement. Human beings 
show their superiority to the brutes by their capacity for boredom, 
though I have sometimes thought, in examining the apes at the Zoo, 
that they, perhaps, have the rudiments of this tiresome emotion. 
However that may be, experience shows that escape from boredom is one
 of the really powerful desires of almost all human beings. When white
 men first effect contact with some unspoilt race of savages, they 
offer them all kinds of benefits, from the light of the gospel to 
pumpkin pie. These, however, much as we may regret it, most savages 
receive with indifference. What they really value among the gifts that
 we bring to them is intoxicating liquor which enables them, for the 
first time in their lives, to have the illusion for a few brief 
moments that it is better to be alive than dead. Red Indians, while 
they were still unaffected by white men, would smoke their pipes, not
 calmly as we do, but orgiastically, inhaling so deeply that they sank
 into a faint. And when excitement by means of nicotine failed, a 
patriotic orator would stir them up to attack a neighbouring tribe, 
which would give them all the enjoyment that we (according to our 
temperament) derive from a horse race or a General Election. The 
pleasure of gambling consists almost entirely in excitement. Monsieur
 Huc describes Chinese traders at the Great Wall in winter, gambling
 until they have lost all their cash, then proceeding to lose all 
their merchandise, and at last gambling away their clothes and going
 out naked to die of cold. With civilized men, as with primitive Red
 Indian tribes, it is, I think, chiefly love of excitement which makes
 the populace applaud when war breaks out; the emotion is exactly the
 same as at a football match, although the results are sometimes 
somewhat more serious.
出典:Bertrand Russell: What Desires Are Politically Important? 1950
詳細情報:http://russell-j.com/beginner/0944WSPI-100.HTM

 <考察>
『ヒューマン・ソサエティ』(玉川大学出版部)の勝部訳では,"capacity 
for boredom" のところを「人間は,退屈に耐える能力では,獣どもよりすぐ
れている。」と訳されています(インターネット上にはこのように訳されてい
る例が非常に多くあります。Yahoo 知恵袋で模範解答?としてだされている例
は酷い誤訳であり参考になりません。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1014297440
 それから,主婦の友社のノーベル文学賞全集第22巻「ラッセル、チャーチル」
に収められた大竹勝訳では「人間は倦怠をもよおすという能力によって動物
(注:人間も動物であり,ラッセルは'brutes' と書いているのですから,
「獣」と訳して欲しいところ)よりもすぐれている」と訳されています。
* capacity (n):受容力,収容能力;容量;知的能力;達成(産出,抵抗)
しうる能力;一定の処理(作用)が可能な性質(状態)
 日常,日本語では「キャパがない」といった使い方をする場合は、収納能
力や自分の処理能力がない(限界だ)という意味合いで使うことが多い。それ
では,"capacity for boredom" は「退屈に耐える能力」でしょうか? 単語
に多くの意味がある場合には,前後関係が重要であるとともに、論理的におか
しくなる訳はさけなければなりません。
 ラッセルは,「政治的に重要な人間の欲求や動機」について考察しており
、上記の文章では「興奮を好む」ということも大きな動機になる,と言って
います。人間は刺激や興奮を求め、戦争だけでなく,フットボールなどのス
ポーツでも我を忘れてしまうことが多々あり、危険なことが少なくありませ
ん。つまり、退屈に耐えられずに刺激を求めるのが人間の性(さが)です。
 ラッセルの有名な言葉に次の言葉もあります。
Wars, pogroms, and persecutions have all been part of the flight from
 boredom; even quarrels with neighbours have been found better than 
nothing. Boredom is therefore a vital problem for the moralist, since
 at least half the sins of mankind are caused by the fear of it.(戦争
,虐殺,迫害は,すべて退屈からの逃避の一部(→逃避から生まれたもの)であ
り,隣人とのけんかさえ,何もないよりはましだと感じられてきた。それゆえ退
屈は,人類の罪の少なくとも半分は退屈を恐れることに起因していることから,
モラリスト(道徳家)にとってきわめて重要な問題である。)
 これを読めば,ラッセルの文章を,勝部氏のように「人間は,退屈に耐える能
力では,獣どもよりすぐれている。」と訳すことなどとうてい考えらません。
 いや、その前に、論理的におかしくないでしょうか? 人間に近い動物(猿
など)を除いて、動物は「退屈などという感情を感じることはない」のではな
いでしょうか?(つまり「退屈を味わえない!」 また,人間のように(人間
ほど)退屈に耐えられない動物って何でしょうか? 退屈に耐えられない牛や
馬やクジラ??

 ネットに「退屈に耐える能力」という訳がたくさんでていますが、一つだけ
、適切に訳していると思われるものを見つけました。以下にあげさせていただ
きます。  
http://blog.goo.ne.jp/mchruts/e/00fa8dd066b1a213e61288f45ad2c8a6
 人間は退屈を味わえる点で獣より勝っている。しかし時々思うことがある。
ロンドン動物園でサルを観察していると、こいつらにもひょっとしてこの倦怠
感の兆しがあるのでは、と。それはともかく、経験上、退屈から逃避したいと
いう気持ちは、殆ど全ての人間が持つ実に強力な願望の一つだということが分
かる

4)n.833:興奮を愛する心--弱者に対する攻撃も,ヘイトスピーチも・・・
     http://russell-j.com/wp/?p=2785


★「ラッセルの言葉_画像版」

 日本語 version : n.0244j-0250j を投稿
 英 語 version : n.0244e-0250e を投稿

 1つだけご紹介
 「年をとるごとにしだいに反逆的になる」
 http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j0247.html

 老齢というものは静穏をもたらし、悪とみえるものでも究極は善となるものの手段
だと考えるような広いものの見方をもたらす筈だということがしばしば言われている
。私はそのような答えを絶対に受け入れることができない。静穏ということは、今日
の世界では、盲目かあるいは無慈悲によってのみ、保つことができるのだ。一般の通
念とは違って、私は年を経るごとにだんだんと反逆的になっている。

One is frequently assured by men who have no doubt of their own wisdom that
 old age should bring serenity and a larger vision in which seeming evils 
are viewed as means to ultimate good. I cannot accept any such view. 
Serenity, in the present world, can only be achieved through blindness or 
brutality. Unlike what is conventionally expected, I become more and more of
 a rebel.
 出典: The Autobiography of Bertrand Russell, v.3, 1969, pp.134-135. (Pros 
and Cons of Reaching Ninety. In: The Observer, Ma 15, 1962)
 詳細情報:Not available

 <寸言>
 年をとると,非常に多くの者が体制側(権力側)につき,世の中や権力者の悪に片
目をつむり,(孫の世話を第一とするような)安逸な生活をしようとする。
 最悪なのは,祖国を守るためだとして,若者を戦場に送るのに老人が手を貸すこと
である。   

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(2) ラッセルに関する記述や発言等
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 今回もお休み

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 編集後記 Live で見たいが時差は辛い-錦織,大坂なおみの試合を連続視聴
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 昨日夜,錦織(対アグート)と大坂なおみ(対ヴィーナス・ウィリアムズ)の試合
(Wimbledon テニス第3回戦)がありました。大坂なおみの方は本日の午前1時頃か
らの試合でした。若い時ならば徹夜しても平気でしたが、年をとるにつれて翌日以降
に影響する恐れがあるので,録画で後から見ようかと思っていましたが,つい見てし
まいました。錦織の方は不甲斐ない結果(1対3で負け)でしたが、大坂なおみの方
は,元世界チャンピオンに対し,ほぼ互角の良い試合をしていました。
 一夜明け,寝不足であっても、幸い、本日はそれほど辛いことはないですが、こう
いったことが重なれば確実に健康を害するはずです。(松下彰良)

=====================================

<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B012IYHZRG/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B012IYHZRG&linkCode=as2&tag=russellj-22">松下彰良(訳・編)『ラッセルの言葉366』</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=russellj-22&l=as2&o=9&a=B012IYHZRG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に : matusitaster@gmail.com

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■WEBサイト: http://russell-j.com/
     ( top page: http://russell-j.com/index.htm )
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