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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジンn.49


カテゴリー: 2007年11月25日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/11/17:n.0048 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

(1) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
(2) その他(次回読書会案内)
(3) 編集後記

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(1) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
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★永井成男「ラッセルの無限論と論理主義の立場」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/NAGA2-01.HTM
  
 ・・・。そこでは論理学からは導出できない3つの公理を新たに仮定しなけれ
 ば数学を導出することができないという、ラッセルの論理主義の限界をも明ら
 かにする結果となった。しかし後継者たちの努力によって、この欠陥は一応は
 除かれ、論理主義の立場は維持できるのであるがこの点については数学基礎論
 の専門家の問でも案外に知られていない。いや、表面的には知られていても十
 分には理解されていないというべきかも知れない。・・・。

★野田又夫「ラッセル氏についての閑談」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/NODA-01.HTM
  
 ・・・。あまり肩のこらない話をラッセルについて書いてほしいとの注文であ
 る。ほかの思想家ならばともかく、ラッセルについてならできるような気がし
 て引きうけたが、うまくゆくかどうか。私などはラッセル・ファンの一人かも
 知れない。かれの書いた社会論や文明論や人生論は楽しんで読んでいる。・・
  
★ブライアン・マギー「ラッセルと知り合う」
  http://russell.cool.ne.jp/MAGEE-B.HTM
  
 ・・・。ラッセルのバイタリティについては、彼の精神力もさることながら、
 私はむしろその体力に驚きを禁じえなかった。ある主張をしている最中に本を
 引用したくなると、彼はいきなり椅子から立ちあがって書棚まで跳ねるように
 歩いていき、つま先立ちになって高い棚から本を下ろすと、すばやくソファを
 まわって椅子に引き返してくる。一連の動きは流れるようで、淀みない会話の
 なかには、努力の片鱗もうかがえず、口ごもることさえない。ラッセルの軽快
 な足取りと流麗な身のこなしから、私はいつも「踊る」という言葉を連想した。
 きっと、知力と自分の話の内容に対する絶えざる熱意がその原動力だったのだ
 ろう。・・・。
 
★ブライアン・マギー「プロの哲学者vs.アマチュアの哲学者」
  http://russell.cool.ne.jp/MAGEE-B2.HTM
  
 ・・・。哲学者が自著について本を書くのは新しいことではなかった。最も知
 られている例は、いまでもニーチェの『この人を見よ』だろうが、その最良の
 例は私の知るかぎり、ラッセルの『私の哲学の発展』である。読む前の私は軽
 い作品だろうと、予想していた。大衆向きを意図した、老人の回想録(出版され
 た年、ラッセルは87歳だった)なのだろう、と。ところがこの本はそんなもので
 はない。稠密な構成と凝った文体の、哲学を真剣学ぶ者を対象とした内容のあ
 る書物で、あのラッセルの伝説的な明晰さも備えており、しかも読者が知らな
 い可能性があろうと、歩み寄ることはしない。まるでラッセルが三歩下がって
 生涯の仕事をあらためて、はっきり見渡したかのような作品で、仕事を正確に
 要約するだけでなく、その発展の経緯をわかりやすくたどり、類まれな洞察力
 をもって解説している。・・・。
 
★ブライアン・マギー「分析哲学の限界−現代哲学における大きな分裂」
  http://russell.cool.ne.jp/MAGEE-B3.HTM
  
 ・・・。原理上、明晰化をさらに進める余地は常にある。あらゆる区別はより
 いっそう厳密にすることができ、あらゆる説明も(さらに細かく、という意味で
 も、さらに拡張して、という意味でも)、よりいっそう詳述することができるが、
 こうした活動を当面の問題に必要な範囲を越えて進めるとしたら、それは目的
 を欠くばかりか、無限遡行におちいることをまぬがれない。そうなると、言葉
 遊びや理屈をこねることが自己目的化する。したがって、目的のない区別はし
 ないという方式を定めるべきである。すなわち、考慮中の問題や、その解決策
 である説明理論のいずれかを理解するのに必要な限度を超えた区別はしない。
 説明の遂行に関しても同じことが言える。区別なり説明なりがさらに求められ
 るなら、必要なだけ追究してかまわない。不必要なときに区別や説明を推し進
 めれば混乱が生じ、役に立たないどころか、明晰さが薄れるので、理解の妨げ
 になる。そのため、純粋に理解を追い求める者は誰ひとり、そんな真似はしな
 い。そうした行動をとる者の動機としてとくに多いのは、能力を誇示すること、
 技能を使って楽しむこと、そうした活動そのものの魅力を堪能することである。
 いずれも、世界を理解したいという欲求の現れではない。。・・・。

★森恭三「ラッセル卿の印象」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/MORI-KZ.HTM
  
 ・・・。しかし、(米国での原爆展について)開催にいたるまでの内部事情を
 申しますと、最初われわれは広島や長崎の関係物件を送って展示するつもりで
 した。そこで交渉しましたところ、長崎市長は大賛成してくれましたが、広島
 市長は外務省の積極的な同意をとってほしいとのことでした。そこで外務省に
 交渉しましたが、消極的同意しか得られませんでした。そこで広島市長は腰を
 あげず結局のところ広島・長崎からの出展はお流れになりました。そこでやむ
 を得ず、とりあえず朝日新聞が集め得た写真をもって展示会をやった次第です。
 ・・・
 
★沖田武雄「五十年の師ラッセル」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/OKITA-T.HTM
  
 ・・・。この頃『解放』という雑誌が創刊されたが、その巻頭論文は、当時の
 論壇の雄、福田徳三氏の『解放の社会政策』と題する長文であったが、その中
 で福田博士は解放原理の傍証としてラッセルの『社会改造の原理』(The Principles
  of Social Reconstruction, 1916)をとりあげ、この書に述べられる「所有の
  衝動」と「創造の衝動」の論を推奨され、解放の原理は 'Have'(所有) で
  なく 'Do' (創造)でなければならぬと強調された。また当時の進歩的思想家
  による啓蒙団体である「黎明会」は講演と講演集とによってデモクラシーの鼓
  吹につとめたが、ここでもラッセルは恰も救世的思想家のように称揚されたの
  で其著 The Principles of Social Reconstruction は何名もの人によって訳
  出された。英文の勉強と直接ラッセルの言葉にふれようとした私は、余暇に辞
  書をたよりにこの書を耽読したものであるが、今にして思えば、当時充分に真
  意を理解したか、怪しいものである。・・・。

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(2) その他
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★次回の読書会(ラッセルを読む会)のご案内
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/R2HOME.HTM ←詳細はここに。
  
  第163回「ラッセルを読む会」ご案内
  日 時: 平成20年2月調整中(土)午後2〜6時
  会 場: ホテル・エクセレント恵比寿のカフェカフェはビルの2階にあり
       渋谷区恵比寿西1-9-5 JR恵比寿駅西口徒歩1分
  テキスト:三浦俊彦『ラッセルのパラドクス』(岩波新書)
       三浦俊彦『論理サバイバル』(二見書房) 
 
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(3) 編集後記 
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 今回は、ラッセルの哲学や論理学に関する論文やエッセイを特集しました。
 昨日読書会(「ラッセルを読む会」)を恵比寿で開催しましたが、『探偵小説
 の論理学−E.クイーン、笠井潔、西尾維新の探偵小説の論理学』の著者の小
 森さんも出席してくださいました。小森さんは三浦さんの著書を大変参考にし
 ている(考え方のベースにしている)ということで、両者の対話を興味深く伺
 いました。小森さんは、上京されるとき、都合がつけば、また出席してくださ
 るとのことです。
 次回は、日本バートランド・ラッセル協会のエッセイや記事を特集する予定で
 す。(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
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