バートランド・ラッセルに関するメルマガ

バートランド・ラッセルに関するメール・マガジンn.47


カテゴリー: 2007年11月10日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/11/10:n.0047 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
(3) 編集後記

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(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
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★『ラッセル自叙伝』から
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/AB23-010.HTM

 私たち(ラッセルとドラ)は、'ポルト(Portos)'という名前のフランス汽
 船に乗って、マルセイユから中国まで船旅をした(注:1920年、サイゴン港
 からフランスに向けて出航する郵便船の写真。
 http://russell.cool.ne.jp/images/MailBoatLeavingSaigonForFrance1920.jpg )
 ラッセルが乗船したのはこれと同じかあるいは似たような船であると思われ
 る) しかし、ロンドンを離れる直前になって、同船で伝染病(ペスト)が
 発生したために、出航が3週間延期されるということがわかった。だが私た
 ちは、お別れの言葉を二度言うようなめんどうなことはしたくなかったので、
 パリに行き、そこで3週間を過ごした。このパリ滞在中に私は、ロシアに関
 する私の著書(The Practice and Theory of Bolshevism/邦訳書:河合秀
 和訳『ロシア共産主義』)を書き終えた。・・・。
 
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(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
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★市井三郎「ラッセル随想」(1980年3月)
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/ICHI01.HTM
  
 「人類の知的遺産」シリーズで、わたしの巻、『ラッセル』をやっと刊行で
 きてほっとしている。このシリーズの編集委員のなかでは、わたしが最年少
 なのだから、他の編集のどなたよりも早く、自分の巻を出す必要があったわ
 けで、その点でもほっとしている次第。これを脱稿するまでには、わたしの
 病気その他、いろんな紆余曲折があって講談社の編集部には、いろんな面倒
 をかけた。いまその経過をふりかえって、感謝すべき人々はけっして少なく
 ないのだが、そのことは別に、奇妙にわたしの心に鮮明に浮かび上る二つの
 ことがある。

★市井三郎「ラッセル協会、解散すべし」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/ICHII5.HTM
  
 ・・・。おそらく、日本ラッセル協会ができたのは、わたしの言葉でいえば、
 上記にいったラッセルの「精神」をよりよく理解し、その理解をひろめる、と
 いう目的であった、と諒承している。その精神を「理解」するためには、個々
 の問題についてラッセルがどのような状況下にどのような具体的結論を出した
 か、を当然知らなければならない。傍点をふした条件が大切なのであって、そ
 の歴史的状況なるものは時々刻々に変わってゆく。変わったあとで、ラッセル
 のこの意見はもう古くなった、などと指摘することはたやすいのである。・・
 ・。
 
★市井三郎「ラッセルと自由人の信仰」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/ICHI-S01.HTM
  
 ・・・。ところが、ラッセルの九十八歳の生涯をふりかえってみると、文化的
 活動においては、六〇冊以上におよぶ大著を出していますし、実践面でも、反
 戦運動を行ったり、実験学校を経営したり、その他無数の活動をしています。
 ラッセルの最も偉大であった点は、彼自身が生まれ、かつ、育ったところのイ
 ギリスのもつ特定の文化パターンのもつものの考え方というものに、さかんに
 闘い、批判し、自ら克服していったということだと私は思います。・・・。
 
★市井三郎「『ラッセル』(講談社版人類の知的遺産v.66)へのまえがき」
  http://russell.cool.ne.jp/CHI66-PR.HTM
  
 バートランド・ラッセルは毀誉褒貶(きよほうへん)のはげしい思想家であった。
 歴史的変革の時代に、社会通念とはかけはなれた主張をする人々は、多く異端
 として「毀」と「貶」の対象となり、悲劇的な生涯をたどる。17世紀のスピノ
 ザなどを考えてみるがいい。だがラッセルには、「誉」と「褒」の対象となる
 側面もあった。異端的主張が急速に異端でなくなる(急速に受け容れられてゆ
 く)ほどに、歴史的な知的・情的風土が急激な変転をとげうる諸条件をはらん
 でいた時代、まさに、バートランド・ラッセルは、そのような時代に先触れと
 なりつづけた思想家であった、とわたしは考える。・・・。
 
★市井三郎「『ラッセル』(講談社版人類の知的遺産v.66)冒頭
  http://russell.cool.ne.jp/CHI66-I1.HTM
  
 ・・・。さらに西欧ではとっくの昔に社会慣行になっていたはずだ、とわが国
 で信じられがちな民主主義なるものも、国内の政治制度としては(たとえば英国
 でも)ようやく前世紀終りころに労働者階層にまで選挙権がひろげられた。だが
 それも男性に対してだけで、イギリス成人女性がすべて参政権を得たのは、よ
 りおくれて1928年(フランス女性の場合は1945年)である。さらに国際的な民主
 主義となると、ずっとおくれる。西欧諸国の政府が権力政治的(power politics)
 な外交政策を強固にとりつづけたのは周知のとおりであり、一般人民のものの
 見方も、自国内の民主主義的慣行を国外にまでひろげて考える、といった姿勢
 からは長く縁遠かったのである。その一般人民の考え方に変化が起り始めたの
 は、きんきん過去半世紀あまりのことにすぎない。まさにバートランド・ラッ
 セルは、今世紀のその数十年のあいだに、英国の一般の人々の考え方や慣行に
 以上のような変化を起させるために、最大の闘いをたたかった思想家・実践者
 だったといえるだろう。

★市井三郎「松下彰良(編)『バートランド・ラッセル書誌』について」
  http://russell.cool.ne.jp/RSHOSI-J.HTM
  
 ・・・。だが戦前のものも(また戦後のものも徹底的に)知りたいと願われる読
 者のために、すぐれた文献をまずあげておきたい。それは、一橋大学附属図書
 館司書(=当時)の松下彰良(まつした・あきよし)氏の労作である。
  『バートランド・ラッセル書誌(日本版)−1978年年11月現在』
 と題された編著である。 残念ながらこの労作はまだ活字出版されていず、松
 下氏が大版二百数十ページに及ぶ手稿を何十部かゼロックス・コピーとして所
 蔵しておられるだけだが、この文献はただ単にラッセルの著作の邦訳書を戦前
 ・戦後にかけてことごとく記載しているだけではない。日本語以外の東西の多
 数の言語に翻訳されたものをも、調べうるかぎり記載している上に、ラッセル
 の原著作についても、未公刊の手稿にいたるまで――また活字出版されたもの
 についても、執筆された時期は何年何月かの考証まで含めて、ほぼことごとく、
 さらにラッセルにかんする研究書・研究論文の詳細(未完だが)にいたるまでま
 さに「ラッセル書誌」の圧巻なのである。(だからこの著述は「参考文献」の筆
 頭にあげるのが適切でもあろうが、前後関係からここにあげておく。
  
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(3) 編集後記 
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 今回は、「哲学者の(故)市井三郎氏のラッセルに関する発言」を特集しまし
 た。市井先生はもともと自然科学者(化学専攻?)でしたが、クリスチャンと
 していろいろ悩み、途中で哲学に転向されました。戦後「思想の科学研究会」
 で鶴見俊輔氏や丸山真男氏らとともに、(哲学より幅の広い)思想の研究に尽
 力するとともに、ラッセルの『西洋哲学史』の邦訳したり、ラッセルの思想的
 伝記(講談社版・人類の知的遺産v.66『ラッセル』)を書くなど、ラッセル思
 想にも造詣が深く、哲学者(思想家)として活躍されました。
 ラッセルの研究者としては、ラッセルの哲学あるいは論理学については詳しい
 が社会思想については理解が余りなかったり、逆にラッセルの社会思想(や人
 文思想)には造詣が深いが哲学あるいは論理学はさっぱりという研究者が大部
 分というのが現実ですが、市井三郎氏は(論理学を除いて?)ラッセルの全思
 想に明るく、私も信頼していました。長生きされて活躍されることを期待して
 いましたが、体が丈夫でなく、残念ながらだいぶ前に亡くなられました。
  (松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
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