バートランド・ラッセルに関するメルマガ

バートランド・ラッセルに関するメール・マガジンn.43


カテゴリー: 2007年10月13日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/10/13:n.0043 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
(3) 編集後記

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(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
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★「プリンキピア・マテマティカ対コンピュータ」
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/DBR4-45.HTM
 
 「拝啓 サイモン教授殿
  お手紙と同封の論文、たいへんありがとうございます。(あなたの)コンピュ
  ータのほうがホワイトヘッドやわたしよりも優れているという実例を示して
  くださり、うれしく思います。こうした事実は生徒たちには隠しておくべき
  だとのあなたのご推察にまったく感謝いたします。コンピュータのほうが生
  徒よりずっと立派に計算できるということを彼らが知ったら、生徒たちが計
  算の仕方を学ぶことをどうして期待できるでしょうか。またあなたが、「知
  恵は博識と同一ならず」という古いことわざを精確に証明してくださり、嬉
  しく思いました。 B.ラッセル

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(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード) 
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★永井成男「ラッセルから学ぶ(ラッセル追悼)」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/NAGAI-3.HTM
 
 ・・・。私がラッセルの哲学と本格的に取り組むようになったのは、昭和23年
 の春頃からであった。早稲田大学の哲学科の卒業論文に、「論理主義における
 数の定義について」というテーマを選んだ私は、ラッセルの『数学の原理』と、
 ホワイトヘッドとの共著「プリンキピア・マテマティカ』に挑戦した。文字通
 りに「挑戦」のつもりだった。それまで、私は西田哲学や田辺哲学に傾倒し、
 特に、田辺元の数理哲学を通じて、ラッセルの論理主義に批判的な思想をいだ
 いていたので、この線に沿って、論理主義の数の定義を批判的に詳細に検討し
 ようと企てたのであった。卒論は四百字詰で四百枚の大論文となったが、意外
 な結果となった。ミイラ取りのミイラほどではないが、特に、哲学の研究方法
 上で、大転換を余義なくされた。記号論理学を使用する論理的分析法を採用し
 なければならないこと、西田、田辺哲学には、なお、維持すべき真理は含まれ
 ているが、それは論理的分析法によってのみ開発できると信ずるようになった。
 ・・・。
  
★平野智治「ラッセルと私」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/HIRA2-01.HTM
  
 ・・・。ラッセルの全業績からみれば、数学基礎論や哲学に関するものは、そ
 れほど大きなものではない。しかも残る大きな部分について私はかれこれ言う
 資格がないが、モヤを通してみるとそこには社会問題や人生問題について、彼
 の大きな業績がみえ、彼が人口に膾炙するゆえんも、彼のこの業績のためであ
 ろう。思えば彼の業績は大きなものであり多岐に渡っており、これだけを一人
 の人でなし得たのかと疑わしむる程であり、彼の偉大さに感動するものである。
 ・・・。
 
★加藤尚武「全数学の論理学化(B.ラッセル)」
  http://russell.cool.ne.jp/KATO-N.HTM
  
 ・・・。ラッセル(Bertrand Arthur W. Russell, 1872-1970)は九十八年の永い
 生涯に、現代世界のほとんどあらゆる問題に鋭い発言を投げかけ、かつ積極的
 に行動した。彼の業績は数学、哲学、平和問題、社会主義、家庭問題、宗教論、
 科学論、教育問題等々と、多岐にわたる。サルトルのような傑作ではないが、
 小説も書いた。その文章は端正で、明晰で、ユーモラスである。
  「私は頭のもっともよく働くときに数学をやり、少し悪くなった時に哲学をや
  り、もっと悪くなって、哲学ができなくなったので、歴史と社会問題に手を出
  した。」
 このユーモラスな自己総括は残念ながら、事実ではない。たとえば、彼は第一
 次大戦への反戦運動で投獄中に『数理哲学序説』を書き上げている。ただ、彼
 が数学上の業績をもっとも重く見ていることはたしかであろう。おそらく歴史
 的な評価も、右の言葉に準ずるであろう。・・・。
 
★市井三郎「プリンキピア・マティマティカ(1910)について」
  http://russell.cool.ne.jp/PRIN-ICH.HTM
  
 ・・・。ここにごくわずか抄訳(とはいえ本邦初訳)したのは、その第1巻
 (Principia Mathematica, v.1, Cambridge University Press, 1910)の序論の
 はじめの部分である(松下注:第4巻は未刊に終わった。)。・・・。

★岡本賢吾、他(訳)『プリンキピア・マテマティカ序論』へのあとがき
  http://russell.cool.ne.jp/06T-POST.HTM
 
 ・・・。元来この翻訳は、訳者3名が共同して始めた数学基礎論の読書会で、
 『プリンキピア・マテマティカ』をテキストとして取り上げたことに端を発し
 ている。数理論理学上の古典的著作から、現代的哲学の新たな可能性を探るた
 めの指針を得たいという我々の願いに対して、本書『プリンキピア・マテマテ
 ィカ』は、その重厚なスタイルと鋭利なアイデアとによって、十分という以上
 に豊かに応えてくれる著作であった。さらにその一部を訳出する機会にまで恵
 まれたのは、我々にとって望外の幸いだったと言う以外にない。・・・。
 
★石本新「ラッセルの論理学」
  http://russell.cool.ne.jp/ISHI5.HTM
  
 ・・・。ラッセルの論理学をラッセルの哲学から切りはなして論ずることは難
 しい。最近でこそ論理学は哲学と一応快を分ち、論理学独自の非常に技術的な
 分野に限られることになったのであるが、ラッセルが論理学の研究をはじめた
 19世紀末にはこのような分離は見られず、論理学者が同時に哲学者であるとい
 う従来の伝統が根強く残っていたのである。哲学者であると同時に論理学者で
 あるというラッセルの姿勢はその後も一貫しており、哲学上の論文においても、
 立論の背後には「数学原理」(Principia Mathematica)を中心とする論理学が必
 ず前提されているといってよいのである。逆に論理学が哲学によって基礎づけ
 られるのがラッセルの論理学の特徴であり、ラッセルの初期の哲学である実在
 論を理解することなしには「数学原理」も正当に評価できないのである。・・・。
  
★東宮隆(訳)『権力−その歴史と心理』への訳者あとがき
  http://russell.cool.ne.jp/36T-POST.HTM
  
 ・・・。ラッセルは、権力配分の不平等を、まず人間性のうちにさぐり、次に
 外的必然としての歴史のうちにこれをさぐる。同時に、かれは、同じく人間心
 理と歴史の研究のうちに、民主主義による、権力悪解消のいとぐちを見出そう
 とする・・・。
 
★(ラッセル生誕記念講演会の録音)東宮隆「ラッセルの権力論について」
  http://russell.cool.ne.jp/toumiya-power.wma
  
  → 東宮隆「ラッセルの『権力(論)』について」
    http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/TOMI3-01.HTM を参照

★北川悌二(訳)『事実と虚構』への訳者あとがき
  http://russell.cool.ne.jp/57T-POST.HTM

 ・・・。本書に訳出したものは、1961年発行の『事実と虚構』(Fact and 
 Fiction)の第2部(第3章から10章)および第4部(全部)からとったもので、題
 名からいえば『事実』の部にあたり、教育・科学・国家主義・文化等にからん
 で、平和と自由の主張が熱烈におこなわれている。世界を忘れたかのように、
 祖国と民族の重要性のみを説き、東西の緊張に直接・間接に拍車をかけている
 時代錯誤的政治家の(が)日本にいかに多いかを考えれば、これだけでも十分に
 われわれにとって意味のあるものに思われる。。・・・。

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(3) 編集後記 
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 メルマガの第43号をお届けします。
 
 今回は「ラッセルと論理学」を特集しました。石本新「ラッセルの論理学」を
 読むとラッセルの論理思想の発展がよくわかるのではないかと思われます。
 それから随分古いものですが、ラッセル生誕記念講演会で、(故)東宮隆東工大
 教授が「ラッセルの権力について」と題してなされた講演をデジタル化したも
 のを掲載しました。まだ碧海純一氏(東大法学部名誉教授)のものがあります
 が、ご存命なので、掲載は当面控えておきます。
 次回は、「バートランド・ラッセルと共産主義」を特集する予定です。ラッセ
 ルは「反共主義者」として有名ですが、晩年帝国主義的・大国主義的なアメリ
 カ を激しく非難したために「共産主義者」のレッテルを貼る人もいました。
 ラッ セルは、どうしても譲れない原則の他は是々非々の立場をとっており、
 ソ連がハンガリーやチェコに侵入した時も、ソ連を激しく非難しています。日
 本では党派的な発言しかしない人が多いですが、非生産的でこまったものです。
 (松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
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