バートランド・ラッセルに関するメルマガ

バートランド・ラッセルに関するメール・マガジンn.41


カテゴリー: 2007年09月29日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/09/29:n.0041 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
(3) 編集後記

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(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
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★『ラッセル自叙伝』より
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/AB22-230.HTM
 
 ・・・。彼女(ドラ)がロンドンに到着してから二人で中国に向かって出発
 するまで、たった5日間しかなかった。長旅に出かける時の通常のせわしい
 活動に加えて、衣服を買ったり、パスポートを入手したり、友人や親戚に別
 れを告げなければならなかった。そうして私は、中国滞在中に(アリスと)
 離婚したかったので、毎晩'公娼'のところに泊る必要があった(松下注:当
 時のイギリスでは、いずれかの方に不倫行為がなければ離婚できなかった)。
 (しかし、依頼した)探偵連中がとても間抜けだったために、何度も繰り返
 さなければならなかった。だがついには全ての準備が整った。ドラは、いつ
 もの技量を発揮して、両親を説き伏せたので、彼女の両親は、あたかも二人
 は結婚しているかのごとく、(ロンドンの)ヴィクトリア駅に見送りに来て
 くれた。彼女の両親は、徹頭徹尾、慣習や伝統を重んずる人たちだったが、
 それにもかかわらず来てくれたのである。汽車がヴイクトリア駅を離れた時、
 それまでの数ケ月間の悪夢のようないやな事、錯綜した事、面倒だった事が
 消え去り、まったく新しい第一歩が始まったのである。・・・。
  
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(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード) 
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★(講演)由良君美「平和論をめぐるラッセル、ロレンス、ヒューム」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/YURA2.HTM
  同上講演の録音をデジタル化したもの → <A HREF="http://russell.cool.ne.jp/yura-kenkyukai.wma" target="_blank">視聴(約1時間)</A>
  
 (1967年末現在)95年に余るラッセルの生涯の歩みは長大であり、その歩みの
 なかで鍛えあげられた彼の思索もまた強靱である。従って、彼の思索のどの
 局面をとりだして扱うにしても、息の長い彼の歩みの全過程のなかで見究め
 られるべきであり、静止した観念の体系として扱うことや、最近の時論的発
 言の一結論のみを切り取って云々することは危険であろう。とくに、彼の思
 索を促した個々の時代背景と知的雰囲気を理解し、個々の状況に対して彼が
 投げかえした解答を歴史の文脈のなかで判断することが大切であると思われ
 る。そのような理解と判断に資するため、ラッセルの平和思想の出発点とな
 った、第一次大戦における彼の思想的態度をとりあげ、これをめぐって起っ
 た論争を、今回の論題にとりあげてみよう。登場人物が多岐にわたるため、
 この論争にかんしては、これまで十分な検討がなされていないが、ラッセル
 の生涯の軌跡がようやく現代史の射程内に入るかに思われる今日、あえて取
 りあげる価値があるであろう。。・・・。
 
★ラッセル(著),鎮目恭夫(訳)『人間の知識−その範囲と限界』訳者あとがき
  http://russell.cool.ne.jp/39T-POST.HTM
  
 ・・・。そのころ、たまたまオーストラリアの哲学者アラン・ウッド(Alan 
 Wood)の『バートランド・ラッセル−情熱的懐疑家』と題する伝記を読み、そ
 のヒントによって、この『人間の知識』を手にいれた。すると、ウィーナー
 が少なくとも一時はくわだてようとしたサイバネティックスの体系化が、そ
 のかつての師ラッセルによって、すでにこの著書のなかで哲学的な形で試み
 られていることがわかった。『サイバネティックス』とこの『人間の知識』
 が、同じ1948年に出版されたのも奇縁である。 ・・・。

★鎮目恭夫「ウィーナーの神とフレーゲ=ラッセルのパラドクスをめぐって」
  http://russell.cool.ne.jp/SIZUME-1.HTM
 
 ・・・。このノイマンの理論を論理学的に考えてみると、要するに、観測者
 が観測する対象にその観測者自身をも含めるということは、集合論における
 ラッセルのパラドックスに当然ぶつかることであるが、ノイマンは観測者自
 身をも含めた物質系を、その観測者の観測対象より一次元(一階型)高い存在
 であるとすることによって、ラッセルの階型理論と論理的に等価な仕方でこ
 のパラドクスを回避したことになる。・・・。
 
★ラッセル(著), 東宮隆(訳)『西洋の智恵−図説・西洋哲学思想史』訳者あとがき
  http://russell.cool.ne.jp/55T-POST.HTM
  
 ・・・。本書の原著は Bertrand Russell: Wisdom of the West; a historical
  survey of Western Philosophy in its social and political setting で
 ある。原著の初版は1959年、体裁はA四判、320ページ、ちょっとした画集
 くらいの大型の図説西洋哲学史である。著者は「大きな書物は大きな禍だ」
 というカリマコスの言葉を引いて、この自分の著書を笑っているが、訳書は
 これを一まわり小さくしてA五判とし、そのかわりに、上下2巻に分けた。
 索引は原著のそれをかなり補足して下巻の巻末に載せた。・・・。
  
★ラッセル(著), 吉田謙二(訳)『哲学する方法』への訳者あとがき
  http://russell.cool.ne.jp/63T-POST.HTM
  
 ・・・。本書は,The Art of Philosophizing and Other Essays,(Philosophical
 Library, Inc., 1968)の訳である。ここには、バートランド・ラッセル(Bertrand
 Russe11, 1872-1970)が,第2次次世界大戦中,余儀なくアメリカ合衆国に停ま
 ったとき,折にふれて書いたエッセイや講演を集めた, Philosophy―Addresses,
 Essays, Lectures, Philosophical Library, Inc. から、論理的な考え方を
 平易に説いたものが収められている。・・・。
 
★ラッセル(著), 野田又夫(訳)『私の哲学の発展』への訳者あとがき
  http://russell.cool.ne.jp/54T-POST.HTM
  
 ・・・。この書物はラッセルが自分の哲学の原理的部分の発展をのべたもので
 ある。原理的部分というのは、主として論理学・数学・物理学にかかわる哲学
 的分析の仕事を意味する。ラッセルの著作活動のもう一方のもの、すなわち政
 治・社会・歴史・倫理・教育・宗教についての仕事は、内容的にとりあげらて
 はいない。これはかれの、哲学についての厳格な考え方にもとづくものと思わ
 れる。かれは、政治や文化の批評を、論理学や認識論と同格の学問的仕事とは
 みとめないのである。それで、さきに挙た「自叙伝のこころみ」や「私の精神
 の発展」とはちがってこの書物は、かれが哲学的分析において真とみとめえた
 理論を次々に要約して示した、いわば総計算書の趣きがある。自分の学問上の
 仕事はこれだけだがこれだけはやったのだ、というのである。そしてその要点
 を、改めて読者にわからせようとする老人の親切もつよく出ている。たとえば
 第6章で、数学的論理学の核心が何であったかを説いているところを読んで目
 の覚めるような感じをもつ者は訳者だけではないであろう。・・・。

★佐々木隆彦「ラッセルの大学生活」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/SASAKI01.HTM
  
 今日(1969年)伝記的な出版物が一つの世界的な流行になっているが、過去の
 偉人の伝記は別として最近漸く完成した3巻に及ぶラッセル卿の自叙伝は、質
 量共に最も尤なるものものではないかと思う。ラッセルと共にノーベル文学賞
 を受けた故チャーチルの「大戦回顧録」は世界的に読まれた本であるが、ヴェ
 トナム問題でアメリカを戦争犯罪者ときめつけたラッセルの自叙伝が、皮肉に
 も昨年(1968年)6月以来数か月間、アメリカでベストセラーになったことはア
 メリカに戦争反対者がいかに多いかの一証左とも見られようが、この伝記がそ
 ればかりでなく清濁共に率直に事実を披瀝しているラッセルの人柄が読者に大
 きな魅力となっていることは疑いがない。・・・。

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(3) 編集後記 
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 メルマガの第41号をお届けします。
 今回も「ラッセルの理論哲学及び、理論哲学者としてのラッセル」を特集しま
 した。この中の由良君美氏については、最近新潮社から出版された、四方田犬
 彦著『先生とわたし』(先生とは由良氏のこと)で詳細に赤裸々に描かれてい
 ます。私も大変興味深く読みました。
 次回は、「バートランド・ラッセルとアメリカ」を特集しようかと考えていま
 す。(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に :  matusitaster@gmail.com
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