バートランド・ラッセルに関するメルマガ

バートランド・ラッセルに関するメール・マガジンn.39


カテゴリー: 2007年09月15日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/09/15:n.0039 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
(3) その他
(4) 編集後記

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(1) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
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★ラッセル『教育論−特に幼児期における』より
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/OE02-230.HTM

 活力(生命力)、勇気、感受性、知性を、教育によって生み出せる最高限度
 に身に着けている男女から構成される社会(共同社会)は、これまで存在し
 たいかなる社会とも非常に異なることだろう。不幸な人は、ごく小数になる
 だろう。現代における不幸の主な原因は、不健康、貧困、不満足な性生活で
 ある。これらはすべて、ごくまれなものになるだろう。健康はほとんど一般
 的になりうるだろうし、'老年期'さえも先へ延ばすことができるだろう。貧
 困は、産業革命以来、ただ単に'集団的な愚かさ'のせいである。'感受性'は
 貧困を根絶したいと人々に思わせるだろうし、'知性'はその方法を人々に示
 すだろうし、勇気はそれを採用するように人々を導くだろう。(臆病な人間は、
 何か変わったことをするよりも、不幸なままでいたがるだろう。)大部分の人
 々の性生活は、今日、多少不満足なものである。これは、一部は'悪い教育'
 によるものであり、一部は当局やグランディ夫人(松下注:'お上品で因習的
 な世間のこと')の迫害によるものである。性に対する不合理な恐怖を持たず
 に育った女性たちの世代は、やがて、この満たされない性に終止符を打つだ
 ろう。女性を「貞淑」にさせるにはおびえさせるに限ると考えられてきたし、
 女性は肉体的にも精神的にも臆病であるように慎重に教えこまれてきた。愛
 を束縛されている女性は、夫の残忍さと偽善を助長し、我が子の本能をゆが
 める。恐れを知らない女性たちの一世代は、恐れを知らない子供たちの一世
 代を世の中に送りこむことによって、世の中を一変させることができるだろ
 う。それら恐れを知らない子供たちは、不自然な形にゆがめられることなく、
 まっすぐで遠慮がなく、おおらかで、愛情深く、自由である。彼女たちの熱
 情は、私たちが怠惰で、臆病で、冷酷で、愚かなために現在耐えている残酷
 さと苦痛を一掃してしまうだろう。こういう悪い性質を与えるのも教育なら、
 その正反対の美徳を与えなければならないのも教育である。教育は、新しい
 世界を開く鍵である。しかし、もう一般論はやめにして、私たちの理想を実
 現するための具体的な細かな問題に取り組むべき時である。 
 
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(2) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード) 
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★山内得立「ラッセル(著),細川董(訳)『ライプニッツの哲学』への序」
  http://russell.cool.ne.jp/03T-YAMA.HTM
  
 ・・・。ラッセルのライプニッツ研究はしかし以上の観点からなされたもの
 ではなかった。むしろそれとは反対な立場に立って試みられたものであるが、
 しかし叉1つの別の意味に於て現代思想の濫觴をなしているのである。此書
 の第1版序文にあるように、ラッセルにとってはモナドロジーは「まるで勝
 手なお伽噺の一種」とさえ感ぜられたほどである。モナドは1つの個体であ
 るが、これを個性として把握するにはラッセルの立場は余りに非人間的であ
 った。ライプニッツのモナドは、ラッセルによって、アトムとして把握せら
 れた。存在的なアトムとしてではなく論理的なアトムとして把握せられた。
 しかもそれが現代思想の一つの出発点となったわけである。
 ラッセルの此の書の第1版が出たのは1900年であるが、それにつづいて、1910
 年にはホワイトヘッドとの共著になる「数学原理」(Principia Mathematica)
 が著作せられている。この浩瀚(こうかん)にして劃期的な大著は、現代の論
 理実証主義の先駆をなしたものであって、敢えて私事を語ることが許される
 ならば、私が京都大学に提出した卒業論文「級数と範疇(1914年)も実はこの
 書の新刊に刺戟せられる所多かったのである。・・・。
 
★石本新・山本一郎(共訳)ラッセル『外部世界はいかにして知られうるか』
 への訳者解説「はじめに」
  http://russell.cool.ne.jp/SM58-PRE.HTM
  
 ウィトゲンシュタインは、近代論理学の発展にみずから技術的に寄与すると
 いうことはしなかったが、ホワイトヘッドとラッセル、あるいはフレーゲの
 残した遺産の徹底的な再検討を企てたという意味で、やはり論理分析から出
 発しているのである。この点に関しては、ラッセルの『外部世界はいかにし
 て知られうるか』がもっとも明瞭で、この書物が近代論理学によって獲得さ
 れた論理分析という手法の哲学への応用にほかならないということは、一読
 してみれば直ちにわかることであろう。ウィトゲンシュタインの『論理哲学
 論』も同じことで、細部を別にすれば、この書物が、近代論理学、とくにフ
 レーゲとラッセルの論理学の背景なしには理解できない、ということは明ら
 かである。・・・。
 
★同上訳者解説続き「ラッセルの思想と生涯」
  http://russell.cool.ne.jp/SM58-KAI.HTM
  
 ・・・。しかし、哲学の中心課題は、価値・実存・人格などだ、と考える人の
 うちには、本書が要求している哲学の論理的厳密性とは、これら人生のなまな
 ましい問題を抽象してしまう大きな犠牲の上に成立する不毛の厳密性ではない
 か、という不満をもつ人もいよう。そういう人は、本来期待すべきではないも
 のをほしがるせっかちはやめて、そうした問題に取り組んだラッセルの数多く
 の著作を、むしろ彼の生活を、探求すべきであろう。そこには、たとえば恋愛、
 結婚、性、教育、宗教、道徳、革命、戦争、平和、核兵器などの問題が、他の
 哲学者には類を見ぬほどのなまなましさで探求され、いや生活されているので
 ある。・・・。
 
★弥永昌吉「ラッセルと幾何学基礎論」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/YANAGA01.HTM
  
 バートランド・ラッセルが、若いころ興味をもった分野の一つに幾何学基礎論
 があった。1897年(ラッセル25歳の時)に、かれは、リーマンの有名な論文
 「幾何学の基礎をなす仮説について」(1854)を批判する文章を著わし、1902年
 版のブリタニカの百科全書には、「幾何学」の補遺項目として、その文章の意
 味を含めた長文の寄稿を寄せている。このことは、あまり知られていないと思
 うので、ここに紹介するのも、一興かと思う。・・・。

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(3) その他 
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★次回読書会のご案内
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/R2HOME.HTM
  
★R.モンク(著),清水眞理子(要旨訳)『B.ラッセル−孤独な魂』(第9章)
  http://arsmaki.exblog.jp/6108158/
 
 ラッセルとオットーラインの関係は、順調に行っているときもあったが、そう
 でない時もあった。順調に行っていたのは、ラッセルとウィトゲンシュタイン
 の関係がスムーズに行っていたときだった。ラッセルは38〜39歳なのに既に歳
 をとってしまったと感じていた。『プリンキピア』で抜け殻のようになってし
 まったこともあろうが、論理学とは何かと取り組み、倦まずに苦闘することの
 厳しさのほうがより大きかったのだろう。・・・。
 
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(4) 編集後記 
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 メルマガの第39号をお届けします。
 本日、第161回目の「ラッセルを読む会」をJR恵比寿駅前のホテル・エクセレ
 ント2階のカフェで開催しました。今回は、清水(眞)さんに、R.モンクの
 Bertrand Russell, the spirit of solititude の第9〜14章について、詳細
 に解説してもらいました。上記に第9章の要旨訳が載っているURLを書きま
 したが、10章以下は、下記にあります。
 
 第10章  http://www.geocities.jp/sstst716/translation/ss-ch10-presummary.html
 第11章  http://arsmaki.exblog.jp/6120799/
 第12章  http://arsmaki.exblog.jp/6126488/
 第13章  http://arsmaki.exblog.jp/6133207/
 
 次回も「ラッセルの理論哲学及び、理論哲学者としてのラッセル」を特集する
 予定です。(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に :  matusitaster@gmail.com
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