バートランド・ラッセルに関するメルマガ

バートランド・ラッセルに関するメール・マガジンn.34


カテゴリー: 2007年08月11日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/08/11:n.0034 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

(1) ラッセルの言葉
(2) ラッセルの著作や発言からの引用(新規+再編集もの)
(3) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード)
(4) その他
(5) 編集後記

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(1) ラッセルの言葉(ラッセル著『教育論−特に幼児教育について』より)
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 [n.0080:科学と共感(力)]
 「科学は、遠隔地の人びとの生活に対する私たち(現代人・人間)の影響力
 を非常に増大させたが、その人たちに対する私たちの共感(力)を増大させ
 なかった。」
 ★出典: http://russell.cool.ne.jp/beginner/OE02-170.HTM
 
 (近代科学−特に自然科学は、時間的及び空間的に人間の知的世界を急速に
  拡大させた。知的世界の拡大は、多くの事物に対する理解力・可能性を拡
  大するが、人間の他者に対する同情心や共感力を必ずしも拡大してこなか
  った。たとえば、核物理(の応用研究)を例にとれば、原子力の平和利用、
  核兵器の開発など、自然に対する人間の力を増大させたが、(日本の)被
  爆者の苦しみに対する共感を増大させてこなかった。/ラッセルがここで
  言っているのは、知的理解による共感力(想像力)の拡大である。従って、
  被爆者を直接知なければ共感など持てないというのは的ハズレである。)
   
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  Science has greatly increased our power of affecting the lives of
  distant people, without increasing our sympathy for them.
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(2) ラッセルの著作や発言からの引用(新規にアップ or 再編集してアップ)
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★「平和主義について」
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/PACIFIST.HTM

 ・・・。私(ラッセル)は第一次世界大戦時は平和論者であったが、第二次世
 界大戦時はナチス打倒を表明し平和論者でなかったので、筋が通らない(一
 貫していない)と言う人がいるらしい。だが、自分ではそうは思わない。私
 は、「すべての」戦争が(=戦争はすべて)正当だとか不正だとかいう見方を
 したことは一度もない。・・・。

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(3) ラッセルに関する著作等からの引用(再編集しアップロード) 
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★江上照彦「ラッセルにおける戦争と平和」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/EGAMI3.HTM
  
 ・・・。平和を保つには、しょせん核兵器を廃止するほかはないが、それでも
 なお安心はできない。いったん戦争が起ればまたそれを製造できるし、また、
 他の種類の恐ろしい兵器がいくらも開発されているからだ。結局はこの文明段
 階に達した以上、戦争そのものの息の根をとめるしか人類の生きのびる途はな
 い。その方法は? 従来の国際条約や機関は弱体で戦争を防止できなかった。
 そこで地球上至上の権威、世界政府をつくるにしても、それに重要兵器すべて
 を独占させるなどして、よほど強力なものにしなくてはならない。・・・。
 
★市井三郎「ラッセルと日本」
  http://russell.cool.ne.jp/BR-JAPAN.HTM
 
 ・・・。日本でいう「大正デモクラシー」なるものが、ラッセルにとっては、
 自国の文化伝統をあまりにも軽視して、ひたすら西洋化しようとつとめるあわ
 れなるアジア人と映じたのである。ラッセルは京都と東京しか見なかったのだ
 が(松下注:神戸、大阪、奈良、横浜も短時間だけ訪問)、その大都市の街頭で
 見かけるふつうの日本人たちが、自分たちには異質の西洋化を行おうとして、
 表情までひきつらせていると映じたのである。・・・。

★日高一輝「ラッセルの平和運動」
  http://russell.cool.ne.jp/HIDA13.HTM
  
 ・・・。世界政府は、核兵力を独占的に管理し、必要とするいかなる兵器をも
 製造する権力をもち、いずれの国からも新兵を募集する権力をもつのに反して、
 各国の方は警察行為に必要なだけの実力をそなえるだけであって、核兵器その
 他の大量破壊手段を保有することが出来ないのだから、世界政府軍の兵力は非
 常に大きいものである必要はないし、各構成国に厄介な重荷を課することはな
 いとした。しかもそれは、各国から応募した国籍混淆の部隊であるから、アメ
 リカ派遣軍、インド派遣軍、ヨーロッパ分遣隊、アジア分遣隊といったような
 性質のものではないし、その高級指揮官も、大国の圧力を排するために、とう
 てい世界支配の希望をいだくことの出来ないような小国出身の人を当てるべき
 だとした。・・・。

★日高一輝「ラッセル平和運動の基調」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/HIDA4-01.HTM
  
 この(1966年)6月、ラッセル卿のロンドン邸で卿との対談中、中共の核兵器
 保有とその実験についての卿の意見を求めてみた。ラッセル卿はこう言われた。
 ・・・。
 
★日高一輝「ラッセルの人間性」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/HIDA5.HTM
 
 ラッセルの哲学、論理学、数学ならびにその社会思想、さらには世界平和のた
 めの発言とその行動については、それぞれ専門の立場から研究もされているし、
 賛否はともかく、非凡な業績として高く評価されている。それと並んで、非常
 に興味もあり、またそれだけの意義もあると思うのが、ラッセルの人間性の研
 究である。ラッセルという人間にじかに触れて、かねてからその思いを深くし
 ていたことではあるが、このたび『ラッセル自叙伝』を翻訳することによって、
 いよいよ感を深くさせられたのである。・・・。
 
★日高一輝「ラッセル卿の近況−ロンドンにて−」
  http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/HIDA3-01.HTM
  
 ・・・。食事は、栄養と消化を考慮して特別に調理されたものをとっている。
 時間は、朝食午前9時、昼食午後1時、夕食午後7時と決まっている。夜は読
 書を楽しみ、ベッドに就かれてからもしばらく読んでおられる。それで就寝は、
 その時に応じて、午後11時、12時、ときには午前1時になることもある。・・。
 
★日高一輝著『世界はひとつ、道ひとすじに』
  http://russell.cool.ne.jp/HIDA-ONE.HTM
  
 ・・・。(ラッセルの)遣体は、ウェールズのコルウィン湾の沿岸の火場で茶
 毘(だび)にふされた。そこのチャペルまで遺体へのつき添いをゆるされたのは、
 エディス夫人と息子コンラッドと執事(松下注:秘書)のファーレイと近親者
 2人の計5人だけであった。5人は、1分間の黙祷を捧げただけで火葬場を立
 ち去った。・・・。
 
★由良君美「ラッセル卿のために」
  http://russell.cool.ne.jp/YURA3.HTM
  
 ・・・。しかし、わたくしは、はっきり言おう。わたくしは、ラッセルを翻訳
 紹介することによって、口に糊してきたことはないと。わたくしには理解でき
 ない、なぜ、ラッセルをかつぐことで、自己の存在理由をなりたたせてきた人
 たちが、この『理想』誌のラッセル追悼号にその心血をそそごうとしないのか
 が。この疑念を、どうして匿す必要があろう。 わたくしは、ラッセルの死を、
 わたくしの心の一隅で、ひそかに祭ろう。しかし、ラッセルの死に乗じて、
 「偉大であった」の、「かけがえのない大人物が逝った」のと、騒ぎまわった
 り、果ては、ラッセル思想の理解すらどうかと思われる猟奇の文章を、彼の死
 にさいして週刊誌に寄せ、あまつさえ、ラッセルの生涯をその女性遍歴史を中
 心に描いたベストセラーによって産をなそうという手合いにたいしては、仲間
 と思って頂いては迷惑至極であることを、まず申しあげておこう。・・・。
 
★[児童図書] 塩谷太郎『ラッセル』
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/SIOYA-T.HTM
  
 一八七二年五月の夕方。ウェールズ(イギリスの一地方)のワイ川のほとりに
 あるトレレックのアンバーレー・ラッセル子爵(ししゃく)の屋敷(やしき)は、
 喜びに包まれていた。三人目の子どもが生まれたのである。まるまると太った、
 元気な男の子だった。・・・。

★[児童図書] 大蔵宏之「水爆戦争に勝利はない−心からの平和主義者ラッセル」
  http://russell.cool.ne.jp/beginner/OHKURA-H.HTM
  
 わたくしたちは、原水爆反対の旗をかかげて、デモの先頭に立って歩いている
 バートランド・ラッセルのすがたを、新聞でよく見かけます。 92歳(=『平
 和をもとめる物語』の出版年)のラッセルは、つねに、人類の平和をもとめ、
 戦争に反対してきました。それがために、刑務所に入れられたことさえありま
 した。 それでも、なおもがんばり、人類を減亡におとし入れる原水爆には、
 強いいきどおりをもって反対を続けています。だれがなんといっても反対だと、
 デモの先頭に立って歩いているラッセルの考えを聞いてみましょう。・・・。

★小川岩雄「核軍縮をめざす科学者の役割−パグウォッシュ京都シンポジウムの
 成果と今後の課題」
  http://russell.cool.ne.jp/OGAWA-I.HTM
  
 完全核軍縮への新しい構想−科学者・技術者の社会的機能」をテーマに、科学
 者の第25回パグウォッシュ・シンポジウムは、去る(1975年)8月28日から9月1日
 まで、京都・宝池の国立京都国際会館(右写真)で15カ国、1国際機関(WHO)から
 31人の参加者を集めて開催され、9月1日、ロンドンのバグウォッシュ協議会に
 提出する長文の報告書(英文で15ページ、7000語以上)をとりまとめて閉幕した。
 ・・・。
 
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(4) その他 
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★松下彰良「ラッセルのホームページ開設12年目に突入」
  http://russell.cool.ne.jp/ad070808.htm
  
 ラッセルのホームページを開設したのは1996年8月8日のことなので、丸11年が
 経過し、本日から12年目に突入する。自分にとって記念になるよう、また覚え
 易さから、自分の誕生日にホームページを開設したわけであるが、誕生日の日
 ぐらい働かなくてもよいだろうということで、本日は1日夏休みをとって、今
 この文章を書いている(しかし、この文章を書いているというのは、給料をも
 らうための労働をしているわけではないが、「働いている」ことにはかわりは
 ないかもしれない。貧乏ヒマなしか。)・・・。
 
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(5) 編集後記 
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 メルマガの第34号をお届けします。
 
 今回は、ラッセルにとっての「戦争と平和、反核闘争、世界連邦思想」の問題を
 特集してみました。8月上旬から8月15日の終戦(敗戦)記念日までは、戦争と
 平和に関する記事や報道が世の中にあふれますが、その後は、集中して考えたこ
 とを免罪符にして、また日々の生活に埋没していってしまいます。そうであって
 も、良い機会ではあることには変りはありません。 
 ラッセルのホームページを1996年8月8日に開設してから丸11年が経過し、12年目
 に突入しました。そこで、Google Analytics (ホームページのアクセス分析サー
 ビス)を利用して、ラッセルのホームページの閲覧者について、少しだけ、分析し
 てみました(http://russell.cool.ne.jp/ad070808.htm)。ご一読ください。
  (松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
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■登録・解除・変更はこちら: http://www.dgcr.com/regist/index.html
■WEBサイト: http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm
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