バートランド・ラッセルに関するメルマガ

バートランド・ラッセルに関するメール・マガジンn.14


カテゴリー: 2007年03月24日
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
 2007/03/24:n.0014 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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HP(main): http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm 
Blog: http://green.ap.teacup.com/russellian/ (あるRussellianの呟き)
Blog その2(Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/ ・
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 ■ 目 次 ■

 (1) ラッセル格言・警句集(過去ログより)
 (2) (特集)「ラッセルにおける恋愛と結婚」(再編集して、再掲)
 (3)  編集後記

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(1) ラッセル格言・警句集(過去ログより)
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 [n.0045:恋は盲目]

 多くの人は、恋をすると、世間から逃れるためのささやかな'安息所'を捜
し求めるが、そこでは、感心すべきでないのに感心し、賞賛される価値がな
いのに賞賛されることを確信していられる。
★出典: http://russell.cool.ne.jp/beginner/HA23-040.HTM
(Love is blind/あばたもえくぼ/一生そうであれば幸福なのだが、いずれ
熱も冷め・・・/お互いを見詰め合うよりも、同じ方向を見つめたほうが・
・・)
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Many people when they fall in love look for a little haven of refuge
 from the world, where they can be sure of being admired when they 
 are not admirable, and praised when they are not - praiseworthy.
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[n.0044:逃避の原因]

 1つの欲望が度を越し、他の全ての欲望を犠牲にする人は、通常、根深い
'心配事(や悩み)'をかかえていて、'恐ろしいもの'から逃れようとしてい
る人である。
★出典: http://russell.cool.ne.jp/beginner/HA22-060.HTM
(熱烈な〇×ファン、アルコールや薬物への依存症、とにかく何かを過度に
偏愛・固執する人は、直視したくない何らかのものから逃げている場合が多
い)
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The man in whom one desire runs to excess at the expense of all others
 is usually a man with some deep seated trouble, who is seeking to 
 escape from a spectre.
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 [n.0043:特殊化された興味]

 非常に'特殊化された興味'は、人生に対する一般的な熱意ほどには幸福の
満足すべき源泉にならない。なぜなら、そういった興味で、ある人の時間の
すべてを満たすことは可能ではなく、また、彼の趣味となった特定の事柄に
ついて知るべきことはすべて知り尽くしてしまう、という危険が常にあるか
らである。
★出典: http://russell.cool.ne.jp/beginner/HA22-040.HTM 
(熱烈な〇×ファン、アルコールや薬物への依存症、とにかく何かを過度に
偏愛・固執する人は、直視したくない何らかのものから逃げている場合が多
い)
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Very specialised interests are, however, a less satisfactory source
 of happiness than a general zest for lffe, since they can hardly
  fill the whole of a man's time, and there is always the danger 
  that he may come to know all there is to know about the particular
   matter that has become his hobby. 
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(2) (特集)「ラッセルにおける恋愛と結婚」(再編集して、再掲)
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 日高一輝「恋愛と結婚と離婚の自由論−−B.ラッセル事件」
  → http://russell.cool.ne.jp/RaK-BRC.HTM
  ・・・。このように人類の英知と讃えられ、時代の思想的パイオニアと
  して仰がれ、世界平和推進の実践的指導者として声名をはせたラッセル
  は、さらにその斬新な恋愛論と結婚論で世界を驚倒させたのである。英
  国はもとより、各国がまだ封建的な考え方に支配され、因習や宗教的な
  ドグマの影響力が強く残っていた時代であっただけに、そういうものに
  とらわれることなく、真実に生きる人生の生き方としての恋愛と結婚と
  離婚の自由を唱道したラッセルの論著が、一般に衝撃をあたえ、特にキ
  リスト教界からの激しい攻撃に遭遇したのであった。そのクライマック
  スが、一九三八年から四四年までのアメリカ滞在中に起きた「バートラ
  ンド・ラッセル事件(B. Russell Case)」であった。
  
 日高一輝「ラッセルの恋愛と結婚」
  → http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/HIDA-K01.HTM
  ラッセルの心は強くオットーリーン(オットライン)と結ばれ、離れが
  たいものになった。・・・。こうしてオットーリーンとの恋愛が始まる。
  第一次世界大戦を迎えてラッセルは反戦運動に挺身するのであるが、オ
  ットーリーンの反戦論が大いに彼を勇気づけた。ラッセルが投獄された
  ときも、彼女はしばしば獄中の彼を見舞った。彼は心からオットーリー
  ンの存在に感謝し、賛美してこう言っている−「彼女はわたしの自己本
  位の考え方や独善的なところを少なくしてくれた。わたしは人のあら捜
  しの好きな人間であったのをそうでなくしてくれた。わたしには少しく
  清教徒的なところがあったのをそうでなくしてくれた。婦人から影響を
  うけることを恐れている人が沢山いるが、それは杞憂である。肉体的と
  同様に精神的にも、男性は女性を必要とし、女性は男性を必要とする…」
  と。
  
 後藤宏行ほか「ラッセル(著)『結婚論』へのあとがき」
  → http://russell.cool.ne.jp/27T-POS2.HTM
  ・・・。この書物を翻訳するという仕事の過程のなかで、訳者の口から
  一様にでてきた嘆息は、ラッセルの主張にショックを受けたということ
  である。この書物は初版が1929年、まだ訳者が母親の胎内に宿るよりも
  以前の話である。その頃すでにラッセルは、今なおあたらしい、そして
  未だに解決されていない数多くの問題を提出し、主張したのである。戦
  時中の教育を受けてきたわれわれは、ようやく戦後になってはじめて、
  ラッセルがここで提出しているような、数多くの問題点にぶつかり、ラ
  ッセルと同じような急進的な主張を私たちも持ちつづけてきたし、若い
  世代の名誉のためにも、肩を張って実行してきた。

 柿村俊「ラッセル(著)『結婚論』へのあとがき」
  → http://russell.cool.ne.jp/27T-POS3.HTM
  
 江上照彦「ラッセル(著)『結婚と道徳』へのあとがき」
  → http://russell.cool.ne.jp/27T-POST.HTM
  ・・・。この本は「結婚と道徳」(Marriage and Morals, George Allen
   & Uniwn Ltd., London)の全訳である。初版は1929年。右に述べたラッ
   セルの2つの特長は、ここにも遺憾なく示されている。本著は、人間、
   時に女性の真の開放を目ざして、フロイド理論を参酌しつつ、既存の性
   のモラルと制度の改革を主張し、人生における性の価値、すなわち性の
   倫理の再発見をテーマとするものであるが、なかんずく、現在の結婚制
   度はたぶんに迷信と因襲の遺産であるとし、また、性を罪悪視し、堕落
   させたのがキリスト教倫理であると批判した。今でさえ王女の恋愛を無
   為におわらせる伝統的空気の濃い英国で、当時この見解がどれほどショ
   ッキングなものであったかは、想像にかたくない。・・・。
 
 福永渙「ラッセル(著)『結婚論』へのあとがき」
  → http://russell.cool.ne.jp/27T-FUKU.HTM
  ・・・。本書を通読すると、著者の見解がかの「社会改造の原理」中の、
  創造的衝動説の延長であることが肯かれる。著者は恋愛と結婚に関する旧
  道徳を辛辣に苛酌するところなく攻撃している。彼は、友愛結婚をさへも
  過渡的なものと認めている自由主義者であるが、一方に於ては性的事実を
  ただ単なる自然的飢餓として観るような冷やかな物質的見解には与してい
  ない。著者は恋愛を認めると同時に、子供が結婚の意義の重大なる因子で
  あることを随所に力説している。若し結婚の制度が存続するものとすれば、
  結婚の安定は子女のために大切である,この安定を得るには、結婚と単な
  る性的関係を区別し、結婚のロマンチックな方面に対して生物学的方面を
  強調するのが最善の方法である、と著者は述べている。・・・。
  
 土田杏村「ラッセルの恋愛観」
  → http://russell.cool.ne.jp/TUTIDA-1.HTM
  ・・・。ラッセルの恋愛観――と標題を書いたとき,私の頭の中には一昨
  年(1921年)の夏,ミヤコホテル(松下注:京都市の「都ホテル」:2002年
  4月より,ウェスティン都ホテル京都。右下写真の奥に見えるのがウェス
  ティン都ホテル京都)の喫煙室でラッセル氏夫妻と談笑していた二三日の
  視像が去来する。はっきりとその日を記憶しないが,何でも七月の終り,
  丁度今日此頃の様な晴れた暑い日であったと思う(松下注:7月21日午後
  5時〜、京大教授26名が出席)。始めて氏にお逢いする日は,早くから格
  別に暑い日であつた。タクシイが(京都市)丸太町の通りを急速力で走つ
  ていた時は,人車さへ沢山通らない朝の早くであつたが,私の胸は,此の巨
  大なる哲人に始めて逢う嬉しさを以て躍っていた。・・・。
  
 久田見昇「ラッセルにおける性と結婚」
  → http://russell.cool.ne.jp/KUTAMI.HTM
  じぶんの(理論)哲学の領域を、論理的に処理できる問題だけに限定し、そ
  れ以外の、論理をこえた諸問題とは、きっぱりと手を切った、数学者、も
  しくは、数理哲学者ラッセルが、なお、市民として、あるいは、イギリス
  の知性を代表するインテリゲンチャの一人として、政治、宗教、歴史、道
  徳の諸問題についてふれるとき、多くは、理性外的活動にたいして、否定
  的な姿勢をとりつづけてきた。さきにあげた、3つの理性外活動のうち、
  最初の「宗教」にたいして、かれは一貫してミリッタントな批判をなげつ
  づけてきた。また2番目の「戦争」にたいしては、80余歳の高齢に達した
  こんにち、なお、かくしゃくとして、イギリスの平和運動の先頭にたって
  いることは、すでに周知のとおりであるる。しかし、3番目の「愛」にか
  んしてだけは、かなり事情がことなってくる。明晰さと、論理性を信条に
  して出発したラッセルが、社会問題に興味をもち、具体的な人間活動の問
  題をあつかってゆくうちに、とにかく、理性外的な活動の一つである愛の
  意味と、積極性を高く評価し、ひろい上げてゆこうとしたのである。その
  態度は、ある意味で、ラッセルの出発点になった、明晰な純粋理論の限界
  点に、はっきりと一線をひいておこうとする、謙譲な動機によってうらづ
  けられているとも、解釈できるのではなかろうか。・・・。
 
 鎮目恭夫「妻とは何か?−ラッセルの結婚観についてのお尋ね−」
  → http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/SIZUME2.HTM
  ・・・。さてそこで、読者にお尋ねするに、現代の人間にとって、とくに
  知的職業人にとって、妻(もしあなたが女性なら夫)とは、いったい何か。
 
 「片想い(報いられない愛)」(『拝啓B.ラッセル様』より)
  → http://russell.cool.ne.jp/beginner/KATAOMO2.HTM
  「自分が最も望むものがどんなに努力をしても手に入らないというのなら、
  これから大学で学ぶことに、また、生き続けることに何の意味があるのだ
  ろうか、片想いの苦しさから自殺の衝動にもかられるある男子学生からの
  手紙」に対するラッセルの返事
  
 FAQ「「結婚の目的」についてのラッセルの考え方」
  → http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/FAQ-MARI.HTM
  ・・・。「子供を結婚の目的とするラッセルの見解には同意できない」と
  のことですが、そのように指摘する人は少なくありません。(たとえば、み
  すず書房刊『結婚論』の訳者後藤宏行氏や評論家の久田見氏)しかし私には、
  どうもラッセルの真意を理解していない人が多いように思います。
  
 Q&A「ラッセルのノーベル文学賞受賞理由」
  → http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/Q-NOBEL.HTM
  ・・・。ノーベル「哲学」賞というものはないので、「文学賞」が授与され
  たわけですが、ノーベル賞を誰に授与するかということも政治的にまったく
  中立とはいえません。自然科学系はかなり客観的な評価がなされていると思
  いますが、一番政治的な意味合いを持っているのはノーベル平和賞です。
  
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(3) 編集後記 
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 メルマガの第14号をお届けします。
 今回は、「ラッセルにおける恋愛と結婚」に関係するものを並べてみました。
恋愛観や結婚観は個人個人によって様々ですので、ラッセルの考え方や感じ方に
同調できない人も少なくないだろうと思われます。しかし、ラッセルの言ってい
ることを誤解している(理解していない)人も多くいると思われます。ラッセル
を批判する場合もまずラッセルの言っていることを精確にとらえたいものです。
                          (松下彰良)
 
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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に :  matusitaster@gmail.com
■登録・解除・変更はこちら: http://www.dgcr.com/regist/index.html
■WEBサイト: http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm
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