三重県立美術館ニュース

三重県立美術館ニュース 2010/12/10 第119号


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   ■  三重県立美術館ニュース  ■
  ■  第119号 12月10日発行 ■          
                                                     ▲○
    ∩_ー_∩                  ∧■■■∧
   彡 ヽ / ミ                 ⊂ニニニ⊃
    彡 ~ ~ ミ <クリスマスプレゼント    |_ハ_ |
   彡   ◆  ミ   なんにしたん?     |      | 
  彡  ノて  ミ                彡● ミ |
  /   \   /♯\       ナイショ~!> /丶ノ_ノ\ 
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 ※メールマガジンの最初の部分(この画面が見えるような形で)を
  プリントアウトして持ってきていただき、チケット売り場係員にお見せ
  いただくと団体料金(<>内の料金)で鑑賞いただけます!
 
 ○ 必ず、最新号のものを持参いただくようお願いします。
   この号は次号発行までお使いいただけます。
 
 ○ 一枚につき4名さままで有効です。

 〓 有効期限 2010 年 12  月 24 日( 金 ) ま で 〓
 
 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

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  今年も残すところあとわずかとなりました。
  ホント1年てあっという間ですよね。
  みなさんにとって、この1年はどんな年だったのでしょうか?
    
  先日、美術館に来館した子どもから手紙をもらいました。
  その手紙にはお礼のメッセージと感想、そして最後に
   『また見に行きます。』と書かれていました。
  とても丁寧にかわいらしく書かれた手紙は、暗かった私の
  今年1年を明るくHAPPYに締めくくってくれました。
  (まだ今年は残ってるのに、早々締めくくってみました。)
 
  お手紙をくれた子に限らず皆様が、また来たい!と思って
  もらえるように美術館もメルマガも頑張って行きます!!
   ひろがるアート展は来週末までです!そして、年明けの子
  どもアートinみえも皆様のお越しをお待ちしています。 

  ということで、今号もはりきって行ってみよう!!!
    
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 □□□□■ 今号の紹介 ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
      
 ★ 『ひろがるアート~現代美術入門篇~』展
     ⇒ 三次元から四次元へ
  
  ★ 次回展覧会『心を描く-子どもアートinみえ-』
     ⇒ 予告の予告
         ⇒ イベントのおしらせ
     
 ★ お・し・ら・せ
     ⇒ 県ギャラ12月のスケジュール

 ★ 三重県立美術館カルトクイズ 答えと問題
      
 ★ お ま け
     ⇒ 出口シェフの『フランス料理の入り口』
        
       
 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
                                                         
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    『ひろがるアート~現代美術入門篇~』展
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    ■ 三次元から四次元へ
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                           ⇒ 学芸室より

    ルクレティウスの『物の本質について』第一巻に次のようなくだ
    りがあります;「なお、現に存する限りの空間を、かりに今もし
    有限なりとし、誰かをその究極の縁まで進ませ、極地に立って、
    投げ槍を投げさせる、としてみたまえ。槍は強い力に投げ押され
    て進み、打ちはなたれた方向へ飛んで行くと思うか、それとも何
    ものかこれをさえぎり、阻止しうるものがあると思うか、いずれ
    であろうか?」(樋口勝彦訳)。ルクレティウスを一員とするエ
    ピクロス派は、自然学の分野ではレウキッポスやデモクリトスの
    原子論を受け継ぎました。そこでは無限の空虚に、無数の世界が
    生成しては消滅すると考えます。そうした立場から、アリストテ
    レスらによって唱えられた有限宇宙論を批判したのが、上の一節 
    なのです。有限宇宙論には有限宇宙論の根拠があったわけですが、
    世界に果てがあるといわれれば、その向こうはどうなっているの
    かと問いたくなるのも、自然ななりゆきではあるのでしょう。も
    っとも『ブリハッド・アーラヌヤカ・ウパニシャッド』第三章第
    六節は、次のような話を伝えていたりもします;弟子が師に、こ
    の世を支えるものは何か、それを支えるものは何かと十一度問い
    を重ねるのですが、最後の問いに対し師は、「問い過ぎてはいけ
    ない。あなたの首が落ちてしまうといけないから」(服部正明訳)
    といさめたというのです。

    さて、現在の物理学的宇宙論において、一方で、宇宙の外などと
    いっても、交渉も証明もできない以上、その存在を仮定すること
    に意味はないと語られることがあります。これはアリストテレス
    の、「天の外には場所も空虚も時間も存在しない」(『天体論』
    第一巻第九章、村治能就訳。また『自然学』第四巻第五章も参照)
    という考えに通じると考えてよいでしょうか。しかし他方、量子
    論の多世界解釈やインフレーション理論、超ひも理論などそれぞ
    れの理論的要請に応じて、宇宙の複数性が議論されてもいます。

    物理学の展開と平行して、SFの領域でも、超光速航法や平行世
    界といった設定に関連して、超空間とか亜空間がもちだされてき
    ました。これは、この宇宙とは歴史の進展や物理法則が異なる平
    行世界自体ではなく、宇宙と宇宙の間の領域とでもいえるでしょ
    う。古代の原子論や、やはり世界の複数性を唱えた仏教における
    三千世界説では、世界と世界の間には虚空がひろがっていると考
    えていたようですが、現代の物理学ではこれに次元の概念がから
    んでくるので、いっそうややこしくなります。

    三次元の空間に住んでいる人間に、四次元以上の空間を直観的に
    とらえることはなかなか難しい、というか、たぶんできない。そ
    れでも、もしそんなものがあるなら想像したくもなろうというも
    のです。たとえば図録の解説でもふれた、S.キューブリック監督
    の『2001年宇宙の旅』(1968年)における「スター・ゲイト」の
    場面がその一例でしょう。そこではサイケデリックな光の氾濫と
    いうか万華鏡状態が描かれていました。あるいは小松左京のジュ
    ヴナイル(今でいうならライト・ノベル)『青い宇宙の冒険』
    (1972年)を挙げてみましょう。この宇宙を救うべく超宇宙に飛
    びたった主人公たちは、そこで内と外の区別が無意味になるとい
    う状態を経験し、これを「超空間の合わせ鏡」ととらえたのでした。

    『ひろがるアート』展第三室に展示した作品は、桑山忠明の作品
    は別にして(『2001年宇宙の旅』における「モノリス」を連想さ
    せなくもありませんが)、そんな高次元の超空間を手がかりにな
    がめることができるかもしれない、という発想で選ばれました。
    そもそも線遠近法は、三次元の空間を二次元の平面に投影する方
    法でしたが、平面性の傾向を強くした近代の絵画、とりわけ抽象
    的なそれにおいては、時として、二次元の平面に三次元とは別の
    空間が投影されている、と見なせないかというわけです。もっと
    も、ここに展示した作品の作者たちが、たとえばかつてのデュシ
    ャンのように、四次元というものにはっきりした関心を抱いてい
    るわけではありますまい。ただ、そうした視点に立ってみれば、
    これらの作品に近づくための糸口になるかもしれません(ならな
    いかもしれません)。

                 石崎勝基(編集長あらためクイズ係) 

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  「 ひろがるアート展 」

  [会 期]2010年10月23日(土)~12月19日(日)
 
  [観覧料]一 般:800円<600円>
       高大生:500円<400円>
       小中生:400円<300円>
       ※<  >内は、20名以上の団体及び前売料金

   展覧会について、くわしくは
  ⇒ http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/catalogue/sanken2010/sanken2010_shosai.htm


  :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 


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    次回展覧会『心を描く-子どもアートinみえ-』
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    ■  予告の予告
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                            ⇒ 学芸室より

       今年の子どもアートinみえでは、画家の名知聡子さん、詩人の
    村田仁さん、コンテンポラリーダンサーの秀和代さんを招き、
    中高生に絵と詩に挑戦してもらい、小学生にはダンスに挑戦し
    てもらいます。   
    
       展覧会に向けて、現在、着々と準備をすすめています。展示室
    には、ポロッと涙をそそる詩やどこか懐かしさを感じさせる絵
    が飾られます。ダンスは、会期中の1月14日(金)に小学生
   (鈴鹿市立椿小学校1,2年生)のみなさんに挑戦してもらう
    予定です。美術館の展示室でダンス…どうなるんでしょうか。。。
   
    そんなわくわくドキドキの展覧会「子どもアートinみえ」をお
    楽しみに♪
   
   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::      

  「 子どもアートinみえ 」

  [会 期]2011年1月4日(火)~2月13日(日)
 
  [観覧料]無 料

   展覧会について、くわしくは
   ⇒ http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/event/kodomo-art/KODOMOART.htm

   :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 


    ■  イベントのおしらせ
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        ○ ダンスでアート!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     美術館コレクションを前に言葉では表せない心を体を
     使って表現します。
  
     日程:1月14日(金)10:00~11:00
     会場:企画展示室
     講師:秀和代(コンテンポラリーダンサー)
     参加者:鈴鹿市立椿小学校1,2年生
     ※参観自由(注意:観覧のみでダンスには参加できません。)

                         
        ○ ギャラリートーク
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     8月のワークショップで感じたことや作品について語
     っていただきます。また、参加した子どもたちにも話
     を聞く予定です。

     日程:1月15日(土)14:00~15:00
     会場:企画展示室
     講師:名知聡子(画家)、村田仁(詩人)
     ※参加自由


      *  *  *  *  *  *  *  * 

                           
        ◎ ワークショップ『声変わりの日』 ※申込制
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     強く覚えている思い出を言葉にして、それを軸に計算
     式を解くように詩を綴ってみよう!

     日程:1月22日(土)1、10:00~12:00
                2、14:00~16:00
     会場:三重県立美術館エントランスホール
     対象:子どもから大人まで(小学生以下は保護者同伴)
     定員:各10名程度(先着順)
     講師:村田仁(詩人)
     持ち物:一番古い日記やメモなど(なくてもOK)
     参加費:無料、要申込     

   
     ◎ こどもひろば『キカクテンをたのしみ隊』 ※申込制
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     日程:1月8日(土)、29日(土)、2月12日(土)
        14:00~15:00
     対象:小学生以下(未就学児は保護者同伴)
     定員:各10名程度(先着順)
     参加費:無料、要申込


   ◆ ◆ 申し込み方法 ◆ ◆

     「はがき」もしくは「FAX」で

      1.希望プログラムの日程(必ず記入してください)
      2.参加者の名前(ふりがな)、年齢
      3.保護者の方の名前、連絡先(住所・電話/FAX番号)
                       を記入していただき

      〒514-0007
      津市大谷町11 三重県立美術館 子どもアートinみえ係

      FAX:059-223-0570   までお送りください 

               ※申込締め切り イベント前日5:00まで
   
     先着順です。まずは、FAX又はハガキでお申込下さい。
     受付できましたらFAX又はお電話でご連絡致します。

         
   : : : : : : : : : : : : : : : : 

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    お・知・ら・せ
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    ■ 県ギャラ12月のスケジュール
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                        ⇒ 県民ギャラリーより

  三重県立美術館・県民ギャラリーは県民文化の向上と振興に寄与すること
  を目的とした美術作家、美術団体に会場を貸し出しています。

    : : : : : : : : : : : : : : : :
  
  ○ 12月 9日(木)~12月12日(日)※12月9、10日午後のみ
    畠知良展「私のカタマリ」

  ○ 12月15日(水)~12月19日(日)
    第22回飯野高等学校応用デザイン科卒業制作展    
 

  年間スケジュールは⇒
  http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/kengyara/schedule.htm


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    三重県立美術館 カルトクイズ 
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  三重県立美術館や開催中の展覧会に関してのマニアックな情報をクイズに
  してご紹介するこの企画。早速前回の問題に行ってみましょう。

   : : : : : : : : : : : : : : : : 


    ■ 三重県立美術館 カルトクイズ 第114回   回 答
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   前回の問題はこちら⇒ 

   『ひろがるアート』展第3室に展示された杉戸洋の《The Second
    Lounge》は、一見何気ない絵のようですが、よく見るといろ
    いろ奇妙な点が見出される作品です。

    ところでこの作品と、現在常設展示室第2室に展示されている宇
    田荻邨の《祇園新橋》本画および大下絵には、かなりこじつけ
    ればというかぎりですが、共通点を認めることができなくもあり
    ません。それはどんなことでしょうか?
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄            
   
      答えはこちら... 

   答え ⇒ 緞帳や木の枝が、画面の焦点となる部分を両側から縁
        どっていること、および画面下方に、床や水面が上か
        ら見下ろされつつひろがっていること
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     宇田荻邨の《祇園新橋》本画および大下絵では、正面奥の橋を渡
   る二人の女性を、左右から木の枝が縁どっています。下方の川の
   湾曲に沿って導かれた視線が、女性たちに収斂するように強調す
   ると同時に、奥行きを作りだしているわけです。川の水面は上か
   ら見下ろされることで、視線が滑っていけるだけの動きをもたら
   しているのでしょう。

   杉戸洋の《The Second Lounge》でも、両側および上方の緞帳は、
   画面中央に視線を導きます。緞帳のこうした役割は、ラファエッ
   ロの《サン・シストの聖母》やレンブラントの《カーテンのある
   聖家族》をはじめとして、西欧の絵画でもくりかえし用いられて
   きました。現在常設展示室にならぶ作品でも、小出楢重の《パリ
   ・ソンムラールの宿》やシャガール《サーカス》中の一点、石水
   博物館蔵のマティスの《黄色い椅子の女》などにカーテンを見つ
   けることができます。ただ、杉戸作品の特徴は、導かれた視線の
   行き着く先が、からっぽのひろがりだという点でしょう。

   また杉戸作品でも床は上から見下ろされていますが、中央からで
   はなく少し左寄りに視点があるのでしょうか、遠近法的には少し
   謎めいた点も秘めています。

   ちなみに、杉戸作品と角をはさんで隣に展示された染谷亜里可の
   《Decolor - Level 6》でも、床に敷かれた絨毯の文様が描かれ
   ています。この点では、常設展示室第3室にかかっているデュフィ
   の《裸婦》(寄託品)と比べることができるかもしれません。下
   方の地面のひろがりに奥行きへと導く役割を担わせた作品として
   は、浅井忠の《小丹波村》などがありますが(ほかにもあります)、
   ここではむしろ、画面下方の左右に崖を配し、そこから海面がせ
   りあがるようにひろがる藤島武二の《大王岬に打ち寄せる怒濤》
   と比較すると面白いのではないでしょうか(この点では、中谷泰
   の《都会風景》や荻邨の《山村》、また、全体に黒っぽいのでわ
   かりにくいかもしれませんが、松本竣介の《駅の裏》で、下方に
   やはり真っ黒な、ゆるやかだけれど強靱な曲線で描かれた手すり
   らしきものがはたす役割にもご注目ください。《駅の裏》はさら
   に、鹿子木孟郎の《津の停車場》と比較できるでしょう)。

   また、先のカーテンのモティーフと、ルドンの《アレゴリー》や
   梅原龍三郎の《霧島》における、画面上辺にかかった木の枝とい
   うモティーフがはたす機能を比べてみてください。
 

        *  *  *  *  *  *  *  *  


   ■ 三重県立美術館 カルトクイズ 第115回    問 題
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   問題はコチラ ⇒ 『ひるがるアート』展第1室後半に展示された作品
            の多くでは、ある種のパターンが装飾的にひろが
            っています。
            さて、常設展示室に展示された作品にも、構図に
            一部にそうしたパターンが組みこまれた作品をい
            くつか見つけることができます。
            それはどの作品でしょうか?
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   
 
    →答えは12月24日(金)発行のメールマガジンにて発表いたします。


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     お ま け 
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    ■ 出口シェフの 『フランス料理の入口』
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                     ⇒ミュゼ・ボンヴィヴァンより


     今回は“ソース”のお話です。

   今年もあとわずかとなりました。私が駆け出しの頃はクリスマスと
   言えばフレンチ、イタリアンのレストランで、随分前から予約をし
   キャンセル待ちの状況でしたが、今やごく一部の有名レストラン以
   外は割とスムーズに席が取れるようになりました。家飲みや、和食
   やモダンな中華など、お客様の選択肢が増えたこともあり楽しみ方
   が増えたように思います。ですが、私としてはやはりフレンチをオ
   ススメしたい。時間を忘れお二人の大事なひとときに全力でサポー
   トしたいと思っています。

   是非、美術館のレストランで素敵な夜を過ごしていただきたいと思
   います。

   さて、今回はフレンチに欠かすことができないソースのお話をした
   いと思います。

   料理やデザートに用いる液体の調味料で、主食材と調和し味を一層
   引き立てるソース。かつて中世フランスでは、主食材の味を引き立
   てるというよりは古い肉や魚の匂いを隠すために煮詰めた煮汁にス
   パイスやハーブ、にんにくなどを大量に加えたソースが多く存在し
   ていました。

   17世紀になるとイタリアからの料理文化が定着し、料理に興味の
   ある貴族の名を付けたソースが生まれ、ベシャメル、デュクセル、
   スービーズなど今でも食されるものもあります。19世紀にはその
   他の色々なソースが生まれ現在に至っています。現在ではより軽さ
   が求められ、新鮮な食材が世界中から入手できるようになったこと
   から、主食材の長所を活かすソースが全盛です。私の料理も無駄を
   省き、バターや生クリームを極力押さえ、体にスーっと溶け込んで
   いくような、そんな料理をお出ししています。野菜のピュレやマリ
   ネをソースの代わりにしたり、バターの代わりに上質のオリーブ油
   を使ったりと体が元気になるようなお皿を心掛けてこれからも料理
   していきたいと思います。


                             次回は“デザート”のお話です。

   
     *  *  *  *  *  *  *  *


              ミュゼ・ボンヴィヴァンについて、詳しくは
            http://www.bonvivant1983.com/musee/index.html
 

 ***************************************************************************

  最後までごらんいただきまして、ありがとうございました。
  三重県立美術館を少しでも身近に感じていただければと思い、
  第2・第4金曜日にこのメールマガジンを発行しています。
  何かお気づきのことや、ご意見、ご感想がございましたら
  メールにてお知らせください。

             メールアドレス ⇒ bijutsu@pref.mie.jp 

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  ※メールマガジン一番上のアスキーアートが崩れて見られない方へ


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  あります「フォント」をクリックしてください。そして、プロポーショナル
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  ください。

 ===================================
    三重県立美術館
 ===================================

  〒514-0007 三重県津市大谷町11番地  tel.059-227-2100

    HPアドレス  http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/ 

    開館時間:午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)

    休館日:月曜日(ただし、祝日休日は開館)
        祝日休日の翌日(土曜日曜は開館)

   ☆展覧会の情報や開館時間等については、最新の情報を当館HPにてご確認
   いただきますようお願いいたします。

   また、携帯サイトも公開中です;
   http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/m/
 
 **********************************************************************
  ◆三重県立美術館ニュース◆
   発行システム:『まぐまぐ!』  http://www.mag2.com/ 
   配信中止されるかたはこちら  http://www.mag2.com/m/0000179825.html

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サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
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今週のおすすめ!メルマガ3選

右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】
【読者数12万人超・日刊配信5,000日継続の超・定番&まぐまぐ殿堂入りメルマガ】 ベストセラー「仕事は、かけ算。」をはじめとするビジネス書の著者であり、複数の高収益企業を経営、ベンチャー企業23社への投資家としての顔も持つ鮒谷周史の、気楽に読めて、すぐに役立つビジネスエッセイ。 創刊以来14年間、一日も欠かさず日刊配信。大勢の読者さんから支持されてきた定番メルマガ。 経験に裏打ちされた、ビジネスで即、結果を出すためのコミュニケーション、営業、マーケティング、投資、起業、経営、キャリア論など、盛り沢山のコンテンツ。
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●人生を変える方法【人生をよりよくしたい人必見!誰にでもできる方法を組み合わせました。】
■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
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サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
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