左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第517号「GW左利き放談“両利かず”」


カテゴリー: 2018年05月05日
(^O^)/

ゴールデン・ウィークもいよいよおしまい。

前半は良いお天気に恵まれ、
私も大阪・四天王寺の境内で行われていた
春の古本祭りに行ってきました。

ここ数年探していた本に出会えたり、
メルマガ向けのネタになるかも? という本を購入したり、
お天気同様、気分も快晴でした。


さてきょうは、5月5日子供の日です。

そこで、というわけではありませんけれど、

左利きの先輩たちの子供の頃のお話を……。


――と、

「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)」

を書く予定でしたが、
先にも書きましたように、
遊び過ぎて、メルマガの原稿を書けませんでした。


予定していた資料が見つからず、時間までに書けない状況です。

しかたなく――といいますか、申し訳ないのですが――、
放談でごまかしておきます。


ごめんなさいね~。

 お仕置き! (-_-)/~~~ピシー!ピシー!



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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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 第517号(No.517) 2018/5/5
「GW左利き放談―<邯鄲の歩み>と“両利かず”」
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  ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
 GW左利き放談―<邯鄲の歩み>と“両利かず”
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 もう一つのメルマガ『レフティやすおの楽しい読書』では、
 3月、4月と『荘子』を取り上げました。

2018(平成30)年3月31日号(No.220)「古代中国編―
 中国の古代思想を読んでみよう(20) 『荘子』前編」
http://archives.mag2.com/0000257388/20180331120000000.html

2018(平成30)年4月30日号(No.222)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(21)『荘子』後編」
http://archives.mag2.com/0000257388/20180430120000000.html


 後編では、『荘子』由来の故事成語を取り上げています。

 その中で、「外篇」の「秋水篇」発の言葉に、
 非常に興味深いものがありました。

 今回はそのお話を――。


 ●邯鄲の歩み

<邯鄲の歩み(かんたんのあゆみ)>という言葉がそれです。

広辞苑によりますと、


 (趙の邯鄲の人の歩き方が上品なのを見て、
  燕の寿陵から来た者がまねようとしたが、
  熟達しないうちに帰国することになり、
  故国の歩き方をも忘れて這って帰ったという故事)

  みだりに自分の本分を捨てて他をまねれば、
  両方ともだめになることのたとえ。


とあります。

これを読んだとき、思いだしたのが、
「両利かず」の話です。

子供のころに、親や学校の先生から、
左利きを右使いに変えるようにいわれた子が、
努力したけれど右使いに馴染めず、
仕方なく途中から左利きに戻そうとしたけれど、
左も思うように動かせず、
結局、
どちらも思うように動かせない「両利かず」になってしまった、
というお話です。



 ●「両利かず」の例

『手の五〇〇万年史―手と脳と言語はいかに結びついたか』
フランク・ウィルソン 藤野邦夫 古賀祥子 新評論 2005
http://www.amazon.co.jp/dp/4794806671/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22

という本の

 第8章「右手には左手がしたばかりのことがわかる」

では、左利きの老人のエピソードが紹介されています。


厳しい父親から右手使いに「矯正」されるが、
字を書くだけで精一杯で学業不振の劣った子とみなされる。

右手のケガのあと、
左手を使わざるを得なくなり、するとみるみる学力が向上する。

転校後、教師から再度右へ「矯正」され、
再びやる気のない生徒となり学力不振に。

高校で、
学業不振と意欲のなさの原因は左利きの「矯正」にある
と考えた教師により、
再度左手使いに変更する努力を始めたものの、
時期を逸した彼の左手はもとの器用さを取り戻せず、
両手は使えるけれど、不器用な両手使いになった。


まさに

 《自分の本分を捨てて他をまねれば、両方ともだめになる》

<邯鄲の歩み>そのものです。



 ●利き手の変更と「両利き」

私の子供の頃は、もう半世紀以上前の大昔のこととなりました。

その頃は、
左利きの子供はみな、右使いに変えさせられたものでした。


右使いが「正しい作法である」とか、
左使いは「見苦しい」といい、
左利きを右使いに変えることを、
「なおす(直す/治す)」「矯正する」
と呼んで、当然のこととされていました。

今でも、
和食の作法は、「右手箸だ」という作法の先生もいます。
毛筆のみならず字を書くことも、
「きれいな字を書きたければ右手で」という習字の先生もいます。


また、「最強の両利き」などといって、
左利きの子に右使いさせることを正当化しようとする人もいます。

でも、やっぱりそれは違います。

人それぞれ、利き側の偏りの度合いが異なります。


実際に、「両利き」(真の意味での)という人も
何万人かに一人ぐらいはいるそうです。

しかし、
こういう本当に右も左も何事でも同じように使える人は、
極々まれです。

大半は、特定のことだけ同じようにできるか、
もしくは、作業により右と左を使い分けできるだけです。



 ●「両利き」× ⇒「両使い」○

利き手における「両使い」に関して言いますと、

・真の両(手)利き「アンビデクストラス」
・一般に言われる両(手)利き「ミックスト・ハンデッド」
・どちらも不器用な「両利かず」

に分けられます。


第58号(No.58) 2006/12/2
 「<左利きQ&A>(3) 左利きは器用?」


で書いています。

再録しますと、

--
 人は、特別な人を除いて「両(手)利き」にはなれませんが、
 「両(手)使い」にはなれます。


  《「両(手)利き」(アンビデクストラス)というのは、
   あくまでも非常に稀な性質です。

   「あらゆる作業を左右とも同じ器用さでこなせる状態」
   を指します。》

   (デイヴィッド・ウォルマン/著、梶山あゆみ訳
    『「左利き」は天才?』第2章左利きの歴史 p.24 
    日本経済新聞社 2006 より)


 一般にいわれる「両(手)利き」(ミックスト・ハンデッド)
 というものとは異なります。

 一般にいわれる「両(手)利き」は、

 単なる「利き」の混合、混在
 (動作により使う手が右や左に分かれる、
 作業により左右を使い分ける、
 あるいは両方ともある程度使える)
 や
 「両利かず」(どちらも不器用)の状態で、

 正しくは「両(手)使い」がふさわしい呼び名である、
 と私は考えています。
--


当時
イギリス在住の読者さん「偏食の嬢王」さまからいただいた

「利き手と外国語教育は似ている」

というご意見を要約して紹介しましょう。


 ・「アンビデクストラス」⇒二ヶ国語を母国語として操る人

 ・「ミックスト・ハンデッド」⇒バイリンガル
   (母国語以外の言葉もかなり流暢に話せる人)

 ・「両利かず」⇒セミリンガル
   (母国語も外国語も上手く話せない人。
    バイリンガル教育途上の子供に多い)


外国語でも、ペラペラにはなれなくても、
最低限度の日常生活に必要な程度なら、
毎日使っていれば、なんとかなるものです。

それと同じで、
「両利き」になるのは非常に難しいけれど、
限られたことなら、
努力すればある程度までなら「両使い」にはなれます。


「両使いになれる」というと勘違いされると困るのですが、

 特定の簡単な作業なら、
 どちらの手でもちょっとぐらいは使える

という意味です。


私も「強度の左利き」で、
子供の頃は、親がいくら奮闘しても
字も箸も右使いは身に付きませんでした。

しかし、大人になって、
電子機器の下受けの町工場で働くようになり、
ハンダごてと電動ドライバーを使うことは、
右手で習い、身に付けました。
右手でできるようになれば、
自然と左手でもできるようになりました。

右でも左でもできるようにはなりましたが、
スピードや正確さでは、やはり利き手の左手が上回りました。

利き手という性質は、そういうものでしょう。



 ●小さい頃こそ、ありのままの姿で

先の「邯鄲の歩み」のように、
人はそう簡単には変われません。


「小さい頃ならできる」と考える人もいますが、
実際には、表面に現れていないだけで、
内面で苦労しているのです。

日本の子供は特に、まわりの大人の目を気にするそうです。

大人は子供を縛っていないと思っていても、
子供たちはそうは受け止めていないものです。

自分の子供のころを思い出せばわかると思います。


大人になれば、すべて計算ずくで、
どうすればいいか納得しながら自分の意思で決められるのです。

結果として、できないこともありますけれど、
「できること」に限っていえば、
意外に「できる」ようになるものなのです。


どうしても必要なことならば
――本人がそう納得したならば、
大人になってからでも変更できます。

子供の自信とやる気を失わせないために、
子供の頃は、あくまでも

 「♪ありの~ままの~姿……」

で、伸びやかに暮らせるようにしてあげてほしいものです。


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 ◆更新情報◆ (●印:左利き関連記事)
 ~『レフティやすおのお茶でっせ』~
●2018.5.3 
右用と左用の違い(21)楽器編(3)リコーダー
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第516号
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/05/213--hikkii516-.html
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●2018.4.19 
地元アイドルNegiccoのKaedeさんが左投げで新潟知事の代役始球式
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/04/negiccokaede-d9.html
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~『左利きライフ研究家レフティやすおの左組通信ブログ』~
http://lefty-yasuo.blog.jp/

 ~『レフティやすおの作文工房』~
2018.4.30 
古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(21)『荘子』後編
 ―第222号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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