左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第505号「創刊500号突破!特別号(終)」


カテゴリー: 2017年11月04日
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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
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 右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして 
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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 第505号(No.505) 2017/11/4
「創刊500号突破!“13年目に向けて”特別号(4)
“レフティやすおの”左利きの世界・その4(最終回)」
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 “レフティやすおの”左利きの世界・その4(最終回)
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 “13年目に向けて”特別号で、

 「マツコの知らない世界/左利きの世界」の
 レフティやすおバージョンをお送りする予定でした。

 でも、プロフィール紹介で終わってしまいました。

 そこでもう一度チャレンジしておこうと思います。

 「もう、飽きた」
 とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、
 もう一回だけお付き合いください。


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 創刊500号突破!“13年目に向けて”特別号(4)

   ◆ “レフティやすおの”左利きの世界・その4(最終回) ◆

  多様性への対応を考える出発点に!

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*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』記事:
2017.9.13 
TBS「マツコの知らない世界」で19日「左利きの世界」放送
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2017/09/tbs19-2c2f.html

2017.09.22 
9月19日TBS「マツコの知らない世界」で「左利きの世界」放送
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2017/09/919tbs-1e0f.html



 ●「利き手」「利き足」「利き目」テスト

先ずは、事前にキャスト・スタッフの皆様全員に
「利き手テスト」をやってもらいます。

そして、利き手の偏りの度合いを確認していただく。

「利き手」のみならず、
「利き足」や「利き目」も確認しておきます。


質問紙による「利き手テスト」は、
よく用いられる「エディンバラ利き手テスト」と、

かつて右手使いを強要されている人が多いとされた
日本人向けにつくられたという
「H.N.きき手テスト」を使用します。

「利き足テスト」には、
「チャップマン利き足テスト」というものもあります。

「利き目」に関してもそれなりのものもあります。

しかしここでは、
「利き足テスト」は、実際にボールを蹴ってもらい、
「利き目テスト」は、スマホやデジカメ等を使ってもらい、
写真に撮ってもらえば、ビジュアル的にもおもしろいでしょう。


【デジカメを使った「利き目テスト」の方法】

1)カメラを腕いっぱいに伸ばして自分に向け、
2)もう一方の指を丸めて筒状にして、
 これを見ながらカメラと自分の中間ぐらいの位置におき、
 穴をレンズに合わせます。
3)シャッターを切ります。

画面をみれば、なんと指でつくった丸のなかに、
どちらかの目が入っています。

入っているほうがあなたの利き目です。



 ●テスト結果と利き手利き側の実態

事前に利き手テスト等で、各自の利き側の傾向を把握してから、
番組を始めます。

こうすれば、
(右手用を左手で使う、あるいは左手用を右手で使う、と)
不便なはずの道具が意外に使えてしまったとしても、
テスト結果と比較することで、
話を展開できるでしょう。


「元々そういう偏りの少ない人だったから、使えたんだ」
とか、
強い偏りがある場合なら、「本当に器用な人だったんだ」
とか、
「利き手テストってやっぱり
その人の利き手の偏りの度合いをしっかり計れるんだ」
とか、
その人の持っている身体的な性質が明確になることでしょう。


ほとんどの作業をどちらか一方のみで行う
「強い右利き」や「強い左利き」以外に、

作業によっては、右手左手を使い分けたり、両方使えたりする
「弱い右利き」「弱い左利き」という傾向を持つ
「中間の人」たちがいて、

さらに、
「手も足も目も、右利き」の人も、
「手も足も目も、左利き」の人もいれば、

「右手利き」であっても、「左足利き」や「左目利き」
「左手利き」であっても、「右足利き」や「右目利き」

という人がいる

――という現実を知ることもできるでしょう。


どちらか一方が得意な、「片手(側)利き」の人もいれば、

作業や動作によって、利き側が異なる
「ミックスド・ハンデッド」、
もしくは「クロスドミナンス」と呼ばれる人もいるのです。


決して世の中は、
「右利き」と「左利き」だけで成り立っている
わけではないのです。

そういう利き手・利き側の不思議な実体を
知ってもらいたいものです。



 ●教科書に左手書字例を!

次に、私がどうしても視聴者に伝えたいことは、
小学校の書写の教科書に「左手で字を書く」様子が
イラスト、もしくは写真で示されていない点です。


書写の教科書には、
机に向って鉛筆を持っている児童の姿を示した
イラストや写真が掲載されています。

机に向って椅子に腰かけ、鉛筆を手にしている全身像と、
机にノートを広げ、鉛筆を持って字を書こう
と構えている上半身像との二通りがあります。

6社から出ているすべての教科書で、
この二通りの例がイラストなり写真なりで示されています。


しかしそれらはすべて、「右手に鉛筆を持つもの」ばかりです。


それぞれモデルは、全身像が「男児」なら、上半身像は「女児」。
あるいは、その逆もあります。

どちらにしろ、「男女平等」に扱われています。

また、各教科書は色覚障害者のために、
「カラーユニバーサルデザイン」にも配慮されています。


にもかかわらず、字を書くことに関しては、
まるで
「世の中には左手で字を書く人などいない」
かのように、
右手書字例のみなのです。


この点を、それぞれの教科書の該当ページを示して
強くアピールしたいですね。


左手で字を書く人の存在を、
小学校一年生の時から知っていれば、

その後、
マツコさんのようなLGBT(性的少数者)であったり、
障害者であったり、社会的弱者等の
その他の「多様性を持つ人々への対応」という
心構えも育てられるのではないでしょうか。



 ●物理的な障壁よりも心理的な障壁の解消を!

左利きにとって不便な道具や機械などの
物理的な障壁を示すことも大事ですが、

心理的な障壁を示し、
それを改善してもらえるようにアピールすることのほうが、
もっと重要ではないか、と私は考えています。


個人で使う道具の不便などは、
自分で「マイ○○」を用意することで
解消できる部分も多いでしょう。

もっと大きな機械やシステムそのもの、
あるいは作業動線などは、
個人の力でどうにかするのは難しいものです。


それらを改善する意味でも、
左利きに関する心理的な障壁の改善の必要があります。


日々生きてゆく上で、精神面の健康のためにも
左利きへの差別や偏見をなくす
という直接的な心理的障壁の解消の意味もあります。

もちろん、本来の意義はこちらの方なのですけれど。



 ●テレビ教科書展

心理的障壁への突破口として、
私は小学校書写教科書への「左手書字例」を挙げたいのです。

とにかく「0」の現状から
たとえ1社でも導入するところが出れば、
大きく動き出すものと考えています。


昔と違い、社会的には
「左利きを一方的に否定する」傾向は見られなくなりました。

しかし、
根強く残っているのが、実は「書字」なのです。

これは今まで何度も書いてきましたから、
言わずもがなのことではありますが。


他の教科書では、左利きに配慮したものが出てきています。

たとえば、家庭科や工作などで、です。


「左利きを無視した教科書」と「配慮した教科書」とを並べて
「教科書展」的なものを視聴者の前に明示できれば、
大きな力になるのではないでしょうか。



 ●まとめ

最後にまとめれば、

(1)「利き手テスト」で「利き側の偏りの度合い」を確認する
 ――利き手・利き足・利き目の確認

(2)各自の偏りの度合いによる道具の利便不便を確認する
 ――実際に道具を使って確認

(3)(1)と(2)から、自分の身体の性質を確認する
 ――本当の利き手・利き側の確認

(4)「教科書展」で左利きがどう扱われているかを確認する
 ――教科書の実地検分

(5)(4)の結果から、これからの教育の在り方を考える
 ――左利きを社会の多様性への対応を考える出発点に!

というところでしょうか。


これで一応、左利きの諸問題について
一通り大まかにではありますが、
知ることができるのではないでしょうか。



 ――これで、ながらく続きました、
   「レフティやすおの左利きの世界」は
   終了とさせていただきます。

   まだまだ取りないところもあるかと思いますが、
   また、おいおい考えてゆきたいと思います。

   読者の皆様も、
   ご意見ご感想がありましたなら、
   本誌に返信いただけると幸いです。

   

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 ◆更新情報◆ (●印:左利き関連記事)
 ~『レフティやすおのお茶でっせ』~
●2017.11.1 
右用と左用の違い(15) がまぐち
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第504号
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2017/11/15---hikkii504-.html

●2017.10.30 
吉高由里子がサウスポーで伸びやか始球式 日本シリーズ第2戦
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2017/10/post-e3ad.html

 ~『左利きライフ研究家レフティやすお左組通信』~
http://lefty-yasuo.cocolog-nifty.com/
 ~『レフティやすおの作文工房』~
2017.10.31 
古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(18)『老子』前編
 ―第208号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-12323838836.html
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僕は『絶対倒産する』と言われたOWNDAYSの社長になった。
売上20億,負債14億,赤字2億『絶対倒産する』と言われ、メガネ業界内ではただの質の悪い安売りチェーンと馬鹿にされ続けていたOWNDAYS(オンデーズ)を30歳の時に買収し社長に就任。その後、10年間で奇跡のV字回復を遂げて、売上150億,世界10カ国に進出するまで・・、みたいな巷によくある再生物語。半分ノンフィクション。半分はフィクション。いつまで、どこまで書き続けるかはまだ未定です。 https://www.owndays.com Twitter:https://twitter.com/shuji7771 blog:https://ameblo.jp/shuji7777/
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