年金のフム・フム

年金のフム・フム 年金減額提言について


カテゴリー: 2011年11月25日
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    No.83




 【 目次 】


●  年金減額提言について


●  編集後記
   
   

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★   年金減額提言について


    政府の行政刷新会議は「提言型政策仕分け」で、年金制度に関し、
    本来より高い年金支給の特例水準を、来年度から解消し、減額
    すべきだ、と提言した。
    
    
    財務省は特例により累計7兆円もの「もらいすぎ」が発生した、と指
    摘。それを受け、厚労大臣が来年度から3年間かけて実現する、と記
    者団に表明した。
    
    
    ===========================================================
    
    
    今回は、財務省が指摘した「もらいすぎ」の一因について考えてみ
    ましょう。
    
    
    
    現在年金を受給されている方の年金受給額ですが、一度決定された年
    金額は受給権を失権するまで変わらない、ということはないんですね。
    
        
    なぜなら年金支給額は、物価や賃金の上昇・下落の影響を受ける制度
    設計がされているからです。
    
    
    (※既裁定者について、68歳に達する年度以降は賃金スライドは行われな
    い、といったこと等は考慮していません。)
    
        
    現在はデフレ傾向にあるといわれていますよね。
    これが反対にインフレ基調で、物価も賃金も上昇気配にあるのに、
    1度決定した年金額は変動しませんよ、では生活に与える影響は
    大きいですよね?
    
    特に年金以外に収入がない、と言われる方の場合、年金額に反映しな
    ければ大変なことです。
    
    
    そうですね、もう少しわかりやすく預貯金で考えてみましょう。
    いま、皆さんの口座に100万円の残高があるとします。この預貯金
    通帳を左右、縦横から眺めてみても100万円は100万円です。
    (利息は除きます)
    
    で、例えば今の100円均一ショップがインフレで1千円均一ショップに
    なったと仮定します。
    この時、皆さんの預貯金通帳の残高もそれに合わせ1000万円になって、
    はないですよね。
    
    残念ながら、100万円はどこからどう眺めようがやはり100万円のまま
    です。でも物価は大幅に上昇している。
    
        
    それって困りますよね? 昨日までは1千円で10個買えてたのに、今
    日からは1個しか買えない。ここでの買い物を続ける以上、100万円は
    10倍のスピードで消えゆくことになります。
    (当然、消費税は考慮してません)
    
    
    中国では物価の上昇に賃金の上昇が追いつかず、労働者階層は苦慮し
    ていますが、日本の公的年金制度では、物価や賃金スライド装置がそ
    ういった問題を吸収する役目を果たしているわけです。
    
    
    年金額が上がるのはいいけど、下がるのは嫌だな。
    正直誰だってそうでしょう。しかし、公的年金制度は世代間扶養、
    つまり現在の受給者の年金は、現役世代の保険料がその原資になって
    います。その現役世代の賃金が上がっていない。
    
    賃金スライド制を導入している以上、減額もある得ますよ、という
    ルールの下での運営ですから、年金受給額が下がるのもまたやむを
    得ない、のです。
        
    
    支える側が物価等の影響を受ける以上、それに見合った影響を受給者
    側も受けるのは公平性の観点からも妥当なことでしょう。
    
    
    しかし、現在の年金額は本来ならば物価の下落に伴い減額される
    べきであった平成12年度から14年度までのマイナス1.7%分が据え
    置かれている等のため、財務省の指摘する「もらいすぎ」が発生して
    います。
    
    
    (※マクロ経済スライドによる調整期間開始や従前額補償等について
    は省略します。)
    
    
    何故そうなったのか? この件に関して述べれば、政治でしょうね。
    当時の衆議院総選挙・参議院通常選挙に向けたアピールのなれの果て、
    ということ。ですから、現役就労世帯も、受給者世帯も悪くはないで
    す。
    
    行政にしても、この件については責めようがない、はずです。たぶん。
    時の為政者が、目先の利益を得ようとした結果です。
    もちろん、その話に乗ったのは我々自身であることは事実ですが…
    
    
    
    東北大震災、台風12号・15号による被害、ユーロ危機にTPP問題
    等々。さすがにこのタイミングでかよ、という思いもある一方、累
    計総額が7兆円、と聞かされると…
    
    
    さて、提言はされましたが、衆議院総選挙がそう遠くない時期に控え
    ていると明言されている今、果たしてこの問題提起はどうなるでしょ
    うか?
    
    過去と同じく、選挙での1票のために流されるのか、はたまた逼迫す
    る社会保障費を含めた財政危機を理由に引き下げを断行するのか?
    
    
    据え置き、という甘言に乗ってしまった方もそうでない方も、この件
    は他人事ではなく、自分や孫子の代にも降りかかる問題として考える
    べきでしょう。
    
    
    



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★  編集後記


   TPP問題は、農業にとってその影響が大きい、と叫ばれています。
   しかし、東北大震災から続く放射線漏えい問題から見れば、安ければ
   外国産でも何でもいい、という風潮には流れにくいと思っています。
   
   
   そう考えると、日本の農業も捨てたものではない、と思います。が、
   スケールメリットを強調してくる相手に対し、大多数の兼業農家単位で
   考えると…確かに厳しい…
   
   ここが難しいところでしょうか。でも、顔の見える安心を売りにできる
   のは小さいからこそ、という側面もありますからね。
   
   
   では、農業以外はどうなんだろう。自分の関わる業界・産業では?
   
   
   個人的見解ですが、TPP問題は社労士業にも波及してくる可能性がある、
   と考えています。
   
   
   「全ての項目が対象だ」と言った言わない、とウダウダ騒いでいますが、
   もし仮に全てが対象、となれば我々の業務にも多大な影響が発生する
   はずです。
   
   
   公的医療保険制度はすべて民営化にせよ。なんて、平気で要求してくる
   でしょう。また、雇用保険や労災保険も民営化せよ、と言いだしても不
   思議じゃない。
   
   
   そこまでは言わないだろう? いえいえ、そんなことはありません。
   
   彼らが過去、そして現在でもやっていることは「ショック・ドクトリン」
   (上下巻)に詳しく書かれています。
   
   
   読んでて気分が悪くなる、苛立つ、怒りに震えるような内容の羅列ですが、
   かの国の自己中(ほんの一握りの富裕層だけの利益を目指す)な思惑を知
   るには欠かせない著書だと思っています。
   
   
   興味をもたれた方は是非一読してみてください。
   その上で、本当にTPPが必要なのか考えた方がいいです。
   
   
   そして、「皆さんの就かれている業界に黒船が襲来する」と考えてみて
   ください。きっとTPPに関しての注目度が変わると思います。
   
   
   

  
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